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【2025年版】初心者でも簡単!浴衣の着付けはセットが正解!選び方から着方まで完全ガイド

こんにちは!

夏が近づくと、お祭りや花火大会、盆踊りなど、浴衣を着る機会が待ち遠しくなりますよね。

「今年こそは浴衣を着てお出かけしたいな…」

そう思いつつも、

「でも、着付けってすごく難しそう…」

「そもそも、何から揃えればいいのか全然わからない…」

なんて、一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?

わかります、その気持ち。着付けと聞くだけで、なんだかハードルが高く感じてしまいますよね。

でも、安心してください!

実は、そんな浴衣初心者さんのために、魔法のようなアイテムがあるんです。

それが、今回ご紹介する「浴衣着付けセット」。

これは、浴衣を着るのに必要なものが全部、あるいはほとんど揃っているとっても便利なセットなんです。これさえあれば、専門知識がなくても、誰でも簡単におうちで浴衣が着られるようになりますよ。

この記事では、

  • 浴衣着付けセットって、具体的に何が入っているの?
  • 自分にぴったりのセットを見つける、失敗しない選び方
  • 写真や図を見ながら真似できる、世界一簡単な着付けの手順
  • 知っておくと差がつく、着崩れしないコツや立ち居振る舞い

などなど、あなたの「わからない」を「わかった!」に変える情報を、ぎゅっと詰め込みました。

読み終わる頃には、きっと「私にもできそう!」「早く浴衣でお出かけしたい!」とワクワクしているはず。

さあ、一緒に浴衣デビューの準備を始めましょう!



目次

初心者の味方!「浴衣着付けセット」とは?

まず最初のギモン、「そもそも浴衣着付けセットって、一体どんなものなの?」というところからお話ししますね。

これをしっかり理解しておけば、お店や通販サイトで選ぶときにも迷わなくなりますよ。

何が入っているの?基本のセット内容をチェック

「セット」と一言で言っても、実はその内容は商品によって少しずつ違います。

まずは、一般的なセットによく入っている基本のアイテムを見ていきましょう。

「これさえあれば、とりあえず浴衣は着られる!」という、マストアイテムたちです。

アイテム名役割は?初心者向け解説
浴衣主役のお洋服これがないと始まりませんね!お気に入りのデザインを見つけましょう。
浴衣を固定&飾り浴衣の上から巻く、アクセントになる布。初心者は「作り帯」が絶対おすすめ!
下駄浴衣用の履物カランコロンと鳴る音が夏らしいですよね。足が痛くならないかも大事なポイント。
腰紐(こしひも)浴衣を固定する紐浴衣がはだけないように、ウエスト部分で結ぶ紐のこと。2〜3本あると安心です。
伊達締め(だてじめ)おはしょりを整える腰紐の上から巻いて、おはしょり(ウエスト部分の折り返し)を綺麗に押さえるための幅広の帯です。
帯板(おびいた)帯のシワを防ぐ板帯の前部分に差し込む、薄い板のこと。これを入れると帯にシワが寄らず、パリッと綺麗に見えます。

どうでしょうか?「腰紐」や「伊達締め」なんて、初めて聞いた!という方もいるかもしれませんね。

簡単に言うと、浴衣という一枚の布を、自分の体に合わせてお洋服の形にして、それを固定していくための道具たち、というイメージです。

さらに、ちょっとデラックスなセットになると、以下のようなアイテムも含まれていることがあります。

あると便利なアイテム役割は?初心者向け解説
浴衣スリップ(肌着)汗取り&透け防止浴衣の下に着る専用のワンピース型肌着。汗を吸ってくれるので快適さが全然違います!
コーリンベルト衿元の着崩れを防ぐ衿元を綺麗に固定してくれるゴムベルト。これがあると、動いても衿元が乱れにくくなります。
補正用タオル体型を補正するウエストなどに巻いて、体の凹凸をなくすためのタオル。実はこれが着姿を美しく見せる重要アイテム!
巾着(きんちゃく)浴衣用のバッグスマホやお財布を入れる小さなバッグ。浴衣とデザインが揃っていると統一感が出ます。

「え、こんなにたくさん必要なの!?」と驚いたかもしれませんが、大丈夫。

まずは基本のセットがあれば、ちゃんと着られます。

「コーリンベルト」や「浴衣スリップ」は、もしセットに入っていなくても、後から単品で買い足すこともできるので安心してくださいね。

なぜセットが良いの?3つのメリット

「もしかして、一つひとつ自分で選んで買った方がいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。

もちろんそれも一つの方法ですが、特に初心者さんには、圧倒的にセットをおすすめします。

その理由は、大きく分けて3つあります。


メリット①:必要なものが一度に揃うから、買い忘れがない

一番のメリットは、なんといってもこの手軽さです。

先ほどご紹介した「腰紐」や「帯板」など、着付けには意外とたくさんの小物が必要になります。

もしこれらを一つひとつ自分で選んで買うとなると、「あれ、あと何が必要だっけ…?」とお店で途方に暮れてしまうことも。

その点、セットならプロが「これさえあれば大丈夫!」というものをセレクトしてくれているので、何も考えずにカゴに入れるだけでOK。

家に帰って「あ!あれを買い忘れた!」なんて悲劇も起こりません。

メリット②:単品で揃えるより断然お得

価格面でも、セットはとっても優秀です。

もし、浴衣や帯、小物をすべてバラバラに購入すると、安く見積もっても合計で15,000円〜20,000円くらいはかかってしまうことが多いです。

ところが、浴衣着付けセットなら、安いものだと5,000円くらいから、充実した内容のものでも10,000円~15,000円程度で一式揃ってしまうことがほとんど。

楽天市場などの口コミを見ていると、「こんなにたくさん入っててこの値段はすごい!」「単品で買うのが馬鹿らしくなりました(笑)」なんて声もたくさん見かけます。

賢くお得に浴衣デビューできるのは、嬉しいポイントですよね。

メリット③:浴衣と小物のコーディネートに悩まない

浴衣を選んだ後、意外と悩むのが「この浴衣には、何色の帯が合うんだろう?」というコーディネートの問題。

セットなら、あらかじめ浴衣のデザインに合う帯や下駄がコーディネートされているので、センスに自信がない方でも安心です。

プロが選んだ組み合わせなので、まず失敗することはありません。

届いたその日から、完璧なコーディネートで浴衣を楽しめますよ。


【失敗しない】自分に似合う浴衣着付けセットの選び方

セットの魅力がわかったところで、次はいよいよ「自分にぴったりのセット」を見つけるための選び方を見ていきましょう。

たくさんの種類の中から最高のパートナーを見つけるための、4つの大切なポイントをご紹介します。

Point1:浴衣の「デザイン(色・柄)」で選ぶ

やっぱり一番こだわりたいのは、主役である浴衣のデザインですよね!

どんな自分になりたいか、イメージしながら選ぶのがコツですよ。

定番の「古典柄」で、しっとり和風美人に

昔から愛されてきた伝統的な柄は、流行り廃りがなく、誰からも好印象を持たれるのが魅力です。

何年経っても古臭くならず、長く愛用できますよ。

  • 朝顔(あさがお): 夏の代表的な花。涼しげで爽やかな印象に。
  • 撫子(なでしこ): 小さくて可憐な花。「やまとなでしこ」の言葉通り、奥ゆかしく可愛らしい雰囲気に。
  • 椿(つばき): 少しレトロで上品なイメージ。凛とした美しさを演出できます。
  • 金魚(きんぎょ): ゆらゆらと泳ぐ姿が涼しげ。遊び心のある、愛らしい柄です。

おしゃれな「現代柄」で、周りと差をつける

最近では、洋服の感覚で着られるようなモダンなデザインもたくさん登場しています。

「古典柄は少し地味かも…」と感じる方や、個性的な着こなしを楽しみたい方におすすめです。

  • レース、チェック柄: 洋服でも人気の柄。ブーツやハットを合わせるような、洋風ミックスコーデにも挑戦しやすいです。
  • 幾何学模様(きかがくもよう): ストライプやドットなど、シャープで都会的な印象に。
  • 北欧風デザイン: マリメッコのような、大胆でカラフルな花柄。ポップで元気なイメージになります。

ギモン:自分に似合う色がわからない…

そんな時は、「パーソナルカラー」を参考にしてみるのがおすすめです。

すごく簡単に言うと、自分の肌や髪の色から、似合う色のグループを見つける方法のこと。

  • イエローベース(イエベ)さん:
    • 肌が黄みがかったオークル系の方。
    • 似合う色: アイボリー、コーラルピンク、オレンジ、黄色など、温かみのある色がおすすめ。浴衣なら、生成り(きなり)地に暖色系の柄が入ったものなどが得意です。
  • ブルーベース(ブルベ)さん:
    • 肌が青みやピンクみがかった色白の方。
    • 似合う色: 真っ白、ラベンダー、水色、ネイビーなど、涼しげでクリアな色がおすすめ。浴衣なら、真っ白な白地や、キリッとした紺地のものが似合います。

もちろん、これはあくまで参考の一つ。「この柄が好き!」という直感を大切にするのが一番ですよ!


Point2:初心者は断然「作り帯」セットがおすすめ!

浴衣選びと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に大切なのが「帯」の種類です。

着付けセットに入っている帯は、主に2種類あります。

  • 作り帯(つけ帯): 帯の「巻く部分」と「リボン部分」が別々になっていて、リボンはあらかじめ形が作られているタイプ。
  • 兵児帯(へこおび): 長くて柔らかい一枚の布。自分でリボンの形を作って結ぶタイプ。

「どっちがいいの?」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。

「初めてなら、絶対に『作り帯』を選んでください!」と。

なぜなら、とにかく簡単だから。

浴衣の着付けで一番時間がかかり、多くの人が挫折してしまうのが、この帯結びなんです。

でも、作り帯なら、胴に巻いた帯に、完成しているリボンをサッと差し込むだけ。慣れれば本当に3分もかからずに、まるでプロが結んだような綺麗な後ろ姿が完成します。

「兵児帯はふわふわしてて可愛いんだけどな…」と思う方もいるかもしれませんね。

確かに、兵児帯はアレンジが自由で、くしゅっとしたボリューム感が可愛いのが魅力です。

でも、まずは作り帯で「自分で浴衣を着られた!」という成功体験をすることが、浴衣をもっと好きになるための近道だと私は思います。

最近は作り帯でも、すごく凝ったデザインや、兵児帯みたいにふわっと見えるボリュームのあるものも増えていますよ。

Point3:セットの「小物」をチェック

浴衣と帯が決まったら、次に名脇役である「小物」たちにも目を向けてみましょう。

どんな小物がセットになっているかで、着付けのしやすさや、着姿の美しさが変わってきます。

  • 基本セットで十分?
    • 「浴衣・帯・下駄・腰紐2本・帯板」といった最低限のセットは、価格が安いのが魅力。
    • でも、これだけだと、着ているうちに衿元が崩れてきたり、おはしょりがもたついたりしやすいかもしれません。
  • 「これが入っていると嬉しい!」プラスワン小物
    • 伊達締め: 腰紐だけよりも、おはしょりを面でしっかり押さえてくれるので、仕上がりが断然きれいになります。
    • コーリンベルト: これがあるだけで、衿元の着崩れの心配がほぼなくなります。「胸元がはだけたらどうしよう…」という不安から解放される、お守りのようなアイテムです。
    • 浴衣スリップ(肌着): 夏の浴衣は意外と汗をかきます。スリップを着ていないと、汗で浴衣が足にまとわりついて歩きにくくなったり、白っぽい浴衣だと下着が透けてしまったりすることも。快適さとエチケットのために、ぜひ用意してほしい一枚です。

もし気になったセットにこれらの小物が入っていなくても、がっかりしないでくださいね。

Amazonや楽天なら、着付け小物だけのセットが1,500円~3,000円くらいで販売されています。

浴衣セットと合わせて、そういった小物セットも一緒に購入するのが賢い選択かもしれません。

Point4:「下駄」のサイズとデザイン

最後に見るべきは「下駄」です。

せっかく浴衣を綺麗に着られても、足が痛くて歩けなかったら、お祭りも楽しめませんよね。

痛くなりにくい下駄の選び方

下駄で足が痛くなる一番の原因は、親指と人差し指の間で挟む「鼻緒(はなお)」の部分が硬かったり、細すぎたりすること。

レビューをチェックして、「鼻緒が太くて柔らかい」「クッション性がある」といった口コミがあるものを選ぶのがおすすめです。

最近では、底がスニーカーのように柔らかいゴム素材になっている、現代的な下駄も人気ですよ。

粋に見えるサイズの選び方

実は、下駄は自分の足のサイズよりも少し小さめの台を選び、かかとが1〜2cmはみ出すくらいで履くのが「粋(いき)」で格好良いとされています。

「え、小さくて大丈夫なの?」と不安になるかもしれませんが、かかとが出ることで、歩くときに着物の裾を踏んでしまうのを防ぐ効果もあるんですよ。

とはいえ、慣れないうちは歩きにくいと感じるかもしれません。

セットの下駄はフリーサイズ(23.0cm〜24.5cm対応など)が多いので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですが、もし選べるなら「かかとが少し出るくらい」を意識してみてください。


【写真と図で徹底解説】動画を見なくてもOK!一番簡単な浴衣の着付け方

さあ、お気に入りのセットが手元に届いたら、いよいよ着付けにチャレンジです!

ここでは、世界一わかりやすい着付けレッスンを目指して、一つひとつのステップを丁寧に解説していきます。

鏡の前に立って、一緒にやってみましょう!

STEP1:準備編 – きれいな着姿の土台作り

何事も準備が肝心。実は、浴衣を羽織る前のこの工程が、仕上がりの美しさを大きく左右するんです。

1-1. 肌着(浴衣スリップ)を着る

まずは洋服をすべて脱いで、浴衣スリップを着ます。

もしスリップがない場合は、キャミソールとペチコート(またはステテコ)でも代用できます。

このとき、キャミソールは衿ぐりが大きく開いているものを選びましょう。浴衣の衿元から見えてしまわないようにするためです。

1-2.【最重要】タオルでくびれをなくす「補正」をする

「え!?くびれって、なくしちゃっていいの?」

そう思いますよね。洋服の場合は、ウエストがキュッと締まっている方がスタイルが良く見えます。

でも、和装はその逆。

着物は、もともと直線的な布を体に巻き付けて着るものなので、実は凹凸のない「寸胴(ずんどう)」な体型の方が、シワができにくく、美しく着こなせるんです。

やり方は簡単。

フェイスタオルを2〜3枚用意して、ウエストのくびれている部分に巻き付け、上から腰紐を一本使って軽く結んで固定するだけ。

お腹が出ているのが気になる方は、お腹側にもタオルを当ててみてください。

この一手間で、帯が安定し、一日中着ていても着崩れにくくなるので、面倒くさがらずにぜひやってみてくださいね。

STEP2:実践編 – 浴衣を羽織ってみよう

いよいよ浴衣の登場です!焦らず、一つひとつ確認しながら進めていきましょう。

2-1. 浴衣を羽織って、衿(えり)を合わせる

まず、浴衣を両肩に羽織ります。

次に、背中の中心にある縫い目(背中心)を、自分の背骨の真ん中に合わせます。

2-2. 裾(すそ)の長さを決める

両方の衿先(えりさき)を持って、浴衣を一度、床すれすれまで下ろします。

そこから、裾がくるぶしの中心あたりにくるように、ゆっくりと持ち上げていきましょう。この長さが、一番上品で動きやすいとされています。

2-3. 上前(うわまえ)と下前(したまえ)を合わせる

裾の長さを決めたら、まず右手で持っている方(下前)を体に巻き付けます。

次に、左手で持っている方(上前)を、その上から重ねます。

ここで絶対に間違えてはいけないのが、この重ねる順番。

必ず「右が下、左が上」です!

相手から見たときに、衿元がアルファベットの「y」の字に見えるのが正解。

これが逆(左が下、右が上)だと、亡くなった方に着せる「左前(ひだりまえ)」という着方になってしまうので、注意してくださいね。「右手が懐(ふところ)に入る方が正解」と覚えると、忘れませんよ。

2-4. 一本目の腰紐を結ぶ

上前を押さえたまま、一本目の腰紐を取ります。

腰紐をウエストの位置(骨盤の少し上あたり)で、前から後ろに回し、背中で交差させて、また前に持ってきます。

前に持ってきたら、体の中心を少し避けた位置で、キュッと締めて、しっかりと蝶々結びをします。結び目は、帯の中に隠れるのでどんな結び方でも大丈夫です。

2-5. おはしょりを整える

腰紐を結ぶと、その上に布がだぶついている部分ができますよね。これが「おはしょり」です。

このおはしょりを綺麗に整えるのが、着付けの腕の見せどころ!

  1. まず、浴衣の脇にある開いている部分(身八つ口)から、両手を入れます。
  2. 前と後ろのおはしょりを、それぞれ優しく下に引っ張って、シワを伸ばします。
  3. おはしょりの長さが、人差し指一本分(約7〜8cm)くらいになるように、下のラインを整えます。
  4. これで、おはしょりの完成です。

2-6. 衿元と衣紋(えもん)を整える

次はお顔周りの印象を決める、大事な衿元です。

まず、背中心をもう一度、後ろにクイッと軽く引っ張ります。

こうすることで、首の後ろと浴衣の間にこぶし一つ分くらいの隙間ができます。これを「衣紋(えもん)を抜く」と言い、うなじが綺麗に見えて、とても色っぽく、涼しげな印象になります。

次に、胸元を整えます。伊達締め(または2本目の腰紐)を、アンダーバストのあたりで、前から後ろに回し、同じように前で結びます。このとき、コーリンベルトがあれば、伊達締めの代わりに使うと、さらに衿元がしっかりと固定されます。

これで、浴衣本体の着付けは完了です!お疲れ様でした!

STEP3:完成編 – 作り帯で仕上げ

さあ、最後の仕上げです。一番簡単な作り帯の付け方をご紹介します。

3-1. 胴に帯を巻く

作り帯の「巻く部分(胴帯)」を手に取ります。

帯の端に細い紐が付いている方を内側にして、体に二周、時計回りに巻き付けます。

巻き終わったら、紐をキュッと結んで固定します。

3-2. リボン部分を差し込む

次に、リボンのパーツを手に取ります。

リボンの裏側には、ボール紙やプラスチックでできた差し込み部分が付いています。

これを、背中側の、巻いた帯と体の間に、上からグッと差し込みます。

最後に、リボンから出ている紐を、帯の前まで持ってきて、胴帯の内側に隠すように結べば…

はい、完成です!

どうですか?思っていたよりもずっと簡単だったのではないでしょうか?

鏡で全身をチェックして、綺麗な浴衣姿を堪能してくださいね。


浴衣姿がもっと素敵になる!知っておきたい豆知識

せっかく綺麗に着付けができたのですから、立ち居振る舞いや持ち物にも少し気を配って、ワンランク上の浴衣美人を目指しましょう!

あると便利な持ち物リスト【チェックリスト付】

浴衣のときは、大きなバッグは似合いません。巾着や小さめのかごバッグに入る、最低限の持ち物を準備しましょう。

□ ハンカチ、ティッシュ

□ 小さめのお財布(現金も少しあると便利)

□ スマートフォン

□ リップなどの簡単な化粧直し道具

□ 絆創膏(下駄の鼻緒ずれ対策に必須!)

□ 安全ピン(もしもの着崩れ直しに大活躍)

□ 扇子 or うちわ(涼しさと優雅さをプラス)

美しく見える立ち居振る舞い

いつもの洋服のときと同じように動いてしまうと、すぐに着崩れしてしまったり、なんだかガサツに見えてしまったり…。

ちょっとしたポイントを意識するだけで、ぐっと優雅に見えますよ。

  • 歩き方:
    • 歩幅はいつもより小さく、内股を意識して、すり足気味に歩くのが基本です。大股で歩くと、裾が乱れてしまいます。
  • 座り方:
    • 椅子の背もたれには寄りかからず、浅めに腰掛けましょう。
    • 座る前に、お尻の部分の浴衣を少し持ち上げてから座ると、生地が引っ張られず、立ち上がったときもシワになりにくいです。
  • 階段の上り下り:
    • 右手で、浴衣の上前(体の左側)の裾を少しだけ持ち上げると、裾を踏んで転んだり、汚したりするのを防げます。
  • 物の拾い方:
    • 物を落としたときは、腰からガバッと屈むのはNG。
    • まず片膝を地面に近づけるようにしてしゃがみ、もう片方の手で袖口を押さえながら拾うと、とても上品に見えます。
  • トイレの行き方:
    • これは一番の難関かもしれませんね!
    • 浴衣の裾を、一枚ずつ順番にめくり上げて、帯の上までたくし込みます。汚さないように、クリップや洗濯ばさみがあると、帯に挟んで留めておけるので便利ですよ。

もしもの時も安心!着崩れの直し方

どんなに気をつけていても、動いているうちに着崩れてしまうことはあります。

でも、直し方を知っていれば、パニックにならずに済みますよ。

  • 衿元がはだけてきたら?
    • 脇の開いている部分(身八つ口)から左手を入れ、下前(右側の衿)の端を下にクイッと引っ張ります。これだけで、緩んだ衿元が綺麗に元通りになります。
  • おはしょりが崩れたら?
    • トイレの個室など、人目につかない場所で、一度帯の下の部分からおはしょりを引き出し、もう一度綺麗に整え直しましょう。帯の上線に沿って、指でシワを左右に逃がすようにすると、綺麗になります。
  • 帯が下がってきたら?
    • 作り帯の場合は、一度リボンを外し、胴に巻いた帯を締め直してから、もう一度リボンを差し込みましょう。

おすすめの浴衣セットはどこで買う?

「よし、浴衣セットを買うぞ!」と決めたあなたへ。

最後に、どこで買うのが良いのか、それぞれのメリット・デメリットと合わせてご紹介します。

通販サイトで購入する

今、浴衣セットの購入で主流になっているのが、楽天市場やAmazonなどの大手通販サイトです。

  • メリット:
    • とにかく種類が圧倒的に豊富!デザインも価格帯も、選び放題です。
    • 家にいながら、24時間いつでも好きなときに探せる。
    • 購入者のレビューや口コミが豊富なので、着心地や色味などを参考にしやすい。「写真通りの色でした」「この下駄は本当に痛くならなかったです」といった生の声は、とても参考になります。
  • デメリット:
    • 試着ができないので、サイズ感や生地の質感が分かりにくい。
    • 画面で見た色と、実際に届いた商品の色が微妙に違うことがある。

実店舗で購入する

イオンなどの大型スーパーや、しまむら、ユニクロといったファストファッションブランド、昔ながらの呉服屋さんなどでも購入できます。

  • メリット:
    • 実際に商品を手に取って、生地の風合いや色味を直接確認できる。
    • 試着ができるので、自分に似合うかどうか、サイズが合うかどうかを確かめられるのが最大の強み。
    • 呉服屋さんなどでは、店員さんに着付けのコツやコーディネートの相談に乗ってもらえることも。
  • デメリット:
    • 通販サイトに比べると、どうしても品揃えは限られてしまう。
    • セール時期を逃すと、価格は通販より高めになる傾向がある。

どちらにも良い点があるので、あなたのライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

「色や柄は絶対に失敗したくない!」という方は、一度お店で下見をしてから、同じようなデザインを通販で探してみる、というのも賢い方法かもしれません。


まとめ

長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました!

最後に、今日お話しした大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 浴衣初心者は、必要なものが揃った「着付けセット」が断然おすすめ!
  • セットを選ぶときは、「デザイン」「作り帯」「小物」「下駄」の4点をチェック!
  • 着付けは「準備(補正)→実践(着る)→完成(帯)」の3ステップで考えれば簡単!
  • 一番のポイントは、洋服と違って「寸胴体型」を目指すこと。
  • 立ち居振る舞いを少し意識するだけで、着崩れを防ぎ、美しさがアップする。

最初は難しく感じるかもしれませんが、浴衣の着付けは、自転車の乗り方と同じで、一度覚えてしまえば体が忘れません。

2〜3回練習すれば、きっと15分くらいでサッと着られるようになりますよ。

お気に入りの浴衣セットを見つけて、ご自身の手で綺麗に着付けられたときの感動は、本当に格別です。

今年の夏は、ぜひ浴衣を着て、たくさん素敵な思い出を作ってくださいね。

あなたの浴衣デビューが、最高に楽しいものになるよう、心から応援しています!


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