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セブン銀行ATMは単なる現金機ではない!脱系列で国内首位へ〜最新機能と利用メリット

ねぇ、みんな。コンビニのATMって、もちろん「お金を下ろす場所」よね?

急に現金が必要になった時、いつもセブン-イレブンやファミマでサッと済ませちゃう。私たちにとって、とっても身近な存在だと思うわ。

でも、最近このセブン銀行ATMが、単なる「現金機」の役割を大きく超えようとしているって知ってた?

「セブン銀行 ATM」で検索して、この記事にたどり着いたあなたも、もしかしたら「最近、何かできることが増えたらしい」って噂を聞いたのかもしれないわね。

まずは、基本から確認しておきましょう。

ATMとは何の略?進化の歴史をさらっとおさらい

私たちが普段何気なく使っている「ATM」。そもそも何かの略称なの?

そうよ、ATMは「Automatic Teller Machine」の略で、日本語では「現金自動預け払い機」という意味よ。

  • 「Teller」は銀行の窓口係のこと。
  • つまり、「自動の窓口係」というわけね。

日本で初めて現金自動支払機(CD)が導入されたのは1969年。それから50年余り、この機械は時代のニーズに合わせて大きく進化してきたの。昔は現金の「支払い」だけだったけれど、今や「見た目も機能も様変わり」しているんです。

そして今、セブン銀行のATMは、その歴史の中で最も大きな変革期を迎えているのよ。

目次

セブン銀行ATMが国内首位へ躍進する背景と規模

私たちの生活に欠かせないインフラになりつつあるセブン銀行ATMが、この度、国内のATM設置台数で初めて首位に躍り出る見込みなの!

国内最大級のネットワークへ:カギは「脱系列」

セブン銀行のATMは、主にセブン-イレブンに設置されているのは知っているわよね。でも、今回トップに立つ最大の要因は、なんとファミリーマートとの提携なんです。

  • 「え?セブンとファミマが手を組むの?」って驚く人もいるはず。

これは、セブン銀行の「ATMを社会インフラ化したい」という強い意志と、キャッシュレス化が進む中で「ATMをこのままでは維持できない」という業界全体の危機感が一致した結果なのよ。

具体的な台数を見てみましょう。

設置場所設置台数(概算)
セブン-イレブン(既存)2万8000台
ファミリーマート(新規導入)1万6000台(ゆうちょ銀行などからの置き換え)
合計台数4万4000台

これで、現在の国内トップであるゆうちょ銀行の約3万1000台を抜くことになるの。

  • さらに、この4万4000台という数は、国内にたくさんある3メガバンクのATMを合算した数のなんと3倍!
  • 国内のATMシェアも3割ほどに上昇する見込みよ。

セブン銀行の清水健常務執行役員が「ATMを生き残らせるための判断だ」と語っているように、これは系列の垣根を越えた、まさに「勝負手」なのね。

なぜ台数増にこだわるの?

私たち利用者にとっては「どこでも使える」のは便利だけど、セブン銀行にとって台数が増えるメリットは計り知れないのよ。

  • 警備・輸送の効率化: ATMは盗難を防ぐための警備や、現金を定期的に輸送するコストが膨大なの。台数が増えれば、その警備や輸送ルートを効率化できる。
  • コスト増への対抗: 最近のインフレで人件費や警備費用が重荷になっているし、金利上昇でATMに詰める現金の調達コストも無視できないから、規模のメリットで対抗したいの。
  • サービス受託の拡大: 行政や事業会社は「セブン限定」のサービスを嫌がる傾向があったけれど、設置台数が増えれば「社会インフラ」として認められ、サービスを受託できる余地が広がるのよ。

【最重要】「ATM+(プラス)」が提供する驚きの新機能と利用メリット

「ATM+(プラス)」、これこそがセブン銀行が目指す「生活インフラ」としての新しい姿よ。松橋正明社長も「ATMを現金の出し入れだけでなく、銀行や行政の窓口に代わるチャネルに進化させる」と話しているわ。

これまでの「現金を引き出すだけの装置」というイメージはもう捨ててね!

進化したセブン銀行ATMでできること(生活インフラ機能)

これ、本当にATMでできるの?って驚くわよ。

分野具体的な手続き(これらがコンビニで完結!)
銀行関連口座開設、住所変更、口座の解約
行政・公的手続き自治体給付金の受け取り申請(マイナンバーカード連携など)
ビジネス・サービスホテルの事前チェックイン、仕事紹介サイトの会員登録
その他銀行などで発行されたQRコードをATMに読ませて行う各種手続き

私たち利用者にとってのメリットはすごく大きいわよね。

  • タイパ(時間対効果)の向上: かつては銀行の支店やホテルのフロント、人材紹介会社の事務所にわざわざ足を運ばなければならなかった手続きが、すべて身近なコンビニでできちゃうの。
  • 電子マネーの入金(チャージ): もちろん、電子マネーの入金も可能。キャッシュレスと現金の橋渡しもスムーズよ。
  • 外国人対応の利点: 口座開設などの際に在留カードを使った本人確認が必要な外国人の方にとっても、身近なコンビニで手続きが済むのは大きな利点ね。

最新技術が支える「本人確認の進化」

「でも、口座開設や解約なんて、本人確認が必要なのにATMで大丈夫なの?」って疑問に思う人もいるわよね。

大丈夫、最新のATMは見た目も機能もすごく進化しているから。

  • ICカード読み取り: マイナンバーカードを含むICカードの読み取り機能を搭載。
  • 顔認証・書類読み取り: カメラによる顔認証や本人確認書類の読み取り機能も備えているわ。
  • NECとの連携: NECとも連携し、身分証を用いてその場で本人確認ができるシステムを構築しているの。

銀行の窓口に並ばなくても、本人確認がその場で確実にできる。だからこそ、複雑な手続きもATMで代替できるようになったのね。


セブン銀行ATM利用拡大がもたらす社会的・経済的メリット

セブン銀行が目指しているのは、ただ便利になるだけじゃなく、日本全体の大きなコストカットにも貢献することなの。

4兆円市場の獲得と事務負担の軽減

セブン銀行は、銀行や行政、ホテルなどが口座開設や手続きにかかる人件費などの費用を合計で4兆円規模と推計しているんですって。すごい金額よね!

もしセブン銀行が手数料を徴収するATM事業で、これらの手続きを代替できればどうなるでしょう?

それは、国内の様々な分野でボトルネックになっている事務負担の軽減につながるの。

分野従来の負担(例)ATM代替による効果
行政自治体職員が給付金申請の窓口対応や書類確認をする負担。私たちがATMで申請を完結させられるため、人件費と手間が削減。
銀行窓口係(テラー)が口座開設や解約、住所変更手続きにかかる人件費。ATMが「自動の窓口係」として代替することで、人件費を削減。

私たち利用者から見ると「便利になった」だけど、裏側では膨大な人件費と時間が節約されているのね。

地銀・競合への影響と今後の展望

セブン銀行のこの「脱系列」の動きは、他の金融機関にも大きな波紋を広げているわ。

地銀にとっての救世主?

地方銀行(地銀)は今、ATMの維持に大きな悩みを抱えているの。

  • インフラ維持費の上昇: ATMを製造する富士通がこの事業から撤退するなど、ATMの機械そのものの製造・保守コストが上がっている。
  • 現金の輸送費: 人件費や警備費の高騰で、現金の輸送を含めたインフラ維持費が上がり続けている。

そんな中で、セブン銀行は地銀にも提携を呼びかけているわ。実際に、山口県の西京銀行は支店のATMを全てセブン銀の端末に変えることを決めているんです。

セブン銀行にとっては、コンビニだけでなく銀行の分野でもATM運営の「覇権」を握るチャンスだし、地銀にとっては「維持費の悩み」から解放される合理的な判断なのね。

競合他社は体力勝負へ

もちろん、ライバルたちも黙っていないわ。

  • ファミリーマートやスーパーにATMを設置するイーネット
  • ローソンにATMを置くローソン銀行

これらは、一部の事務を共通化するなどして、費用を抑えてきたけれど、セブン銀行が台数で圧倒的に勝る今、その共通化効果が薄れてしまうことが脅威。

これからは、資金力と設置台数で勝るセブン銀行との「体力勝負」になるわね。

今後の展望

キャッシュレスが普及しても、日本はまだ現金への依存度が高い国よ。だからこそ、セブン銀行は「現金を引き出す装置」としてではなく、「生活に欠かせない手続きができるインフラ」として進化し続ける道を選んだの。

ATMが銀行の窓口や行政の窓口を兼ねる未来が、もうすぐそこまで来ているわ。私たちがコンビニに立ち寄る回数が、これからますます増えていきそうね!


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