受験生のみなさん、そして毎日サポートを続けている保護者の方、本当にお疲れ様です。
大学受験という大きな山場、その最初の関門である「大学入学共通テスト」。
「仕組みが複雑でよくわからない」
「記述式はどうなったの?」
「失敗したらどうしよう」
そんな不安を抱えていませんか?
私も受験生の頃は、制度の変更や手続きの複雑さに、勉強以外の部分で頭を抱えた記憶があります。
でも、大丈夫です。
この記事では、2026年(令和8年)1月の試験を目指すあなたのために、必要な情報をすべて整理しました。難しい言葉はなるべく使わず、隣でお茶を飲みながらお話しするような気持ちで、分かりやすく解説していきますね。
制度の仕組みから、当日慌てないための準備、そして試験後の心の持ちようまで。
この記事を読めば、共通テストの全体像がクリアになり、明日からの勉強に迷いがなくなるはずです。
それでは、一緒に確認していきましょう。
はじめに:大学入学共通テストとは?
まずは、敵を知ることから始めましょう。「共通テスト」って結局なんなの?という基本のキからお話ししますね。
センター試験と何が違うの?
お父さんやお母さんの世代では「センター試験」と呼ばれていましたよね。それが2021年から「大学入学共通テスト」に変わりました。
一番大きな違いは、求められる力です。
- センター試験: どれだけ知識を覚えているか(知識・技能)
- 共通テスト: 覚えた知識を使って、どう考えるか(思考力・判断力・表現力)
以前は「年号や単語を丸暗記」すれば点数が取れる問題も多かったのですが、共通テストでは、複数の資料を読み解いたり、会話文から状況を判断したりする問題が増えています。つまり、「知っていること」を前提に、「どう使うか」が問われているんです。
誰が受けるの?
「私は私立志望だから関係ないかな?」と思っている方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
現在、国公立大学を目指す人は原則として必須ですが、私立大学でも共通テストの成績を入試に利用する大学が非常に増えています。
1回の試験で複数の私立大学に出願できる「共通テスト利用入試」は、受験料の節約にもなりますし、移動の負担も減らせる賢い方法です。なので、基本的には「大学受験をするほとんどの人が受ける試験」と思っておいて間違いありません。
記述式問題はどうなった?
ニュースで「記述式問題が導入されるかも?」という話題を聞いたことがあるかもしれませんね。
結論から言うと、記述式問題の導入は見送られています。
理由は大きく分けて3つあります。
- 50万人規模の採点を短期間で行うため、採点ミスのリスクをゼロにできないこと。
- 受験生が自分の点数を予想する「自己採点」と、実際の採点結果にズレが生じやすいこと。(約3割の人に不一致が起きると言われています)
- 質の高い採点体制を確保するのが難しいこと。
ですので、現在はすべて「マークシート方式」です。ただし、マーク式だからといって単なる暗記ではありません。選択肢の中に巧妙な引っかけがあったり、正しい思考プロセスを踏まないと選べないようになっていたりと、中身は記述式に近い思考力を求められるものになっています。
【最新】2026年度(令和8年)試験日程と出願手続き

ここからは、2026年(令和8年)1月に実施される試験の具体的なスケジュールについてお話しします。手帳やカレンダーアプリの準備はいいですか?
試験実施日とスケジュール
2026年度の共通テスト本試験は、以下の日程で行われます。
- 本試験日: 2026年1月17日(土)・18日(日)
毎年1月中旬の土日に行われます。雪が降ることも多い季節ですので、天気予報も気になるところですね。
ちなみに、病気や事故など、やむを得ない事情で本試験を受けられなかった人のための「追試験」も用意されています。また、平均点などの最終発表は、例年通りであれば2月5日頃に行われる予定です。
【重要】出願方法が変わります!Web出願へ
ここが一番の注意点です!
これまで学校で紙の願書を書いて提出していたのが、Web出願へと大きく変わります。
「スマホでピピッとできるなら楽勝!」と思うかもしれませんが、事前の準備が必要です。特に保護者の方と一緒に確認してほしいのが「マイページ」の作成です。
手続きの流れイメージ
- マイページ作成(7月1日から開始):夏のうちに、大学入試センターのサイトで自分のアカウントを作ります。これは早めにやっておきましょう。
- 出願期間(9月16日〜10月3日):この期間内にWeb上で出願情報の登録を行います。学校経由で申し込む場合も、まずはWeb登録が必要です。
- 検定料の支払い:登録が終わったら、検定料を支払います。クレジットカードやコンビニ払いが可能です。
- 3教科以上受ける場合:18,000円
- 2教科以下の場合:12,000円
これまでは「願書を書き損じて修正テープだらけに…」なんて悲劇がありましたが、Web入力ならその心配はありません。ただ、ネット環境やパスワードの管理など、新しい注意点も出てきますので、余裕を持って進めてくださいね。
ここが変わった!近年の重要変更点まとめ

今の高校生は「新課程」と呼ばれる新しいカリキュラムで学んでいます。それに合わせて、共通テストの中身もアップデートされています。「過去問を解いていたら、見たことない科目があった!」とならないように、変更点を整理しておきましょう。
1. 新設科目「情報Ⅰ」が必須化
これが最大のトピックです。プログラミングやデータの活用などを学ぶ「情報Ⅰ」が、国立大学を受験する際には原則として必須になりました。
「パソコンは苦手…」という人もいるかもしれませんが、国立大学ではこれまで主流だった「5教科7科目」に加えて、「6教科7科目」がスタンダードになります。配点は大学によって異なりますが、対策をゼロにするわけにはいきません。
2. 試験時間が長くなりました
「時間が足りない!」という受験生の悲鳴が聞こえてきそうですが、問題文の量が増えたことに伴い、試験時間が延長された科目があります。
- 国語: 80分 → 90分
- 数学Ⅱ・B・C: 60分 → 70分
「10分増えたら余裕じゃない?」と思うかもしれませんが、その分、読ませる文章量や図表の数が増えています。集中力を90分間維持するスタミナが必要です。普段の勉強から、長時間の集中に慣れておく必要がありますね。
3. 英語の配点と内容の変化
英語も大きく様変わりしています。
- リーディング(読む):100点
- リスニング(聞く):100点
以前は筆記200点・リスニング50点でしたが、今は1:1の比率です(大学によって換算比率は異なります)。
さらに、昔のセンター試験にあった「発音・アクセント問題」や「文法語法問題」は単独では出題されなくなりました。その代わり、読解問題の量が圧倒的に増えています。
「文法問題集をひたすら解く」だけでは点数が伸びにくいのが現状です。
得点アップのための教科別対策・学習法
「じゃあ、具体的にどう勉強すればいいの?」
そんな声にお応えして、効果的な対策法を教科別にピックアップしました。
全体戦略:丸暗記から「理解」へ
どの科目にも共通して言えるのは、「なぜそうなるか?」を大切にすることです。
例えば数学なら公式を覚えるだけでなく、「どういう場面でこの公式を使うのか」を理解する。
社会なら出来事の年号だけでなく、「その出来事が起きた背景と結果」をストーリーで理解する。
共通テストでは、教科書に載っていない初見の資料やグラフが出されることがよくあります。でも、焦らないで。必要な情報は問題文の中に隠されています。「知識」と「目の前の情報」を結びつける練習を繰り返しましょう。
英語(リーディング・リスニング)
英語はとにかく「量」と「スピード」です。
- 早期完成: 単語と文法は、高3の夏休み前までには完璧にしておきたいところです。ここがグラついていると、長文は読めません。
- 精読から多読へ: まずは一文一文を正確に訳せる「精読力(英文解釈力)」を身につけます。それができたら、制限時間を設けて大量の英文を読む「多読」トレーニングへ移行しましょう。
- リスニング: 毎日10分でもいいので英語を聞く耳を作りましょう。移動中のスキマ時間が勝負です。
国語(現代文・古文・漢文)
- 現代文: 「センス」ではありません。「論理」です。接続詞(しかし、つまり、など)に注目し、筆者の主張と具体例を区別して読む練習をしましょう。
- 古文・漢文: ここは努力が裏切らない分野です。単語と文法(句形)を固めれば、安定した得点源になります。現代文が水物になりやすい分、古典でしっかり稼ぐのが賢い戦略です。
理系生の社会科目選択戦略
理系のみなさん、社会科目の選択で迷っていませんか?
| 科目 | 特徴 | おすすめタイプ |
| 地理 | 暗記量は少なめだが、高得点は取りにくい | 思考力に自信がある人、8割程度を狙う人 |
| 歴史(日本史/世界史) | 暗記量は多いが、点数が安定しやすい | コツコツ覚えるのが苦じゃない人、満点狙い |
| 倫理・政経 | 概念の理解が必要だが、ハマれば早い | 読解力がある人、コスパ重視の人 |
| 公共 | 新科目。現代社会に近い内容 | (志望校が対応していれば)狙い目 |
志望校の配点比率も考慮して選びましょう。「社会に時間をかけすぎて数学が疎かになった」なんてことにならないよう、バランスが大切です。
試験当日のシミュレーションとトラブル対応
勉強の準備はバッチリでも、当日のトラブルで実力を出せなかったら悔やんでも悔やみきれません。ここでは、試験当日の流れと「もしも」の時の対応をお伝えします。
当日のタイムスケジュール(時間割例)
文系・理系や選択科目によって異なりますが、一般的な流れは以下のようになります。
1日目:文系科目
- 午前:地理歴史・公民(2科目受験の人は朝が早いです!)
- 午後:国語、外国語(リーディング・リスニング)
- 終了:18時過ぎ。冬なので真っ暗です。
2日目:理系科目
- 午前:理科基礎(文系の人など)
- 午後:数学①、数学②、理科(専門)、情報
- 終了:フルで受けると18時頃までかかります。
まさに体力勝負の2日間。前日はしっかり睡眠をとることが、何よりの受験対策です。
必須の持ち物・チェックリスト
前日の夜に必ずチェックしてくださいね。
- [ ] 受験票・写真票(これがないと始まりません!)
- [ ] 黒鉛筆(H, F, HBに限ります。マークシートはシャーペンだと読み取られないリスクがあります)
- [ ] プラスチック製消しゴム(よく消えるものを複数個)
- [ ] 鉛筆削り(小さいものを一つ)
- [ ] 時計(計算機能や通信機能がないもの。会場に時計がないこともあります)
- [ ] マスク・ハンカチ・ティッシュ
- [ ] 昼食・飲み物(会場近くのコンビニは売り切れ必至です。持参しましょう)
- [ ] 上履き・スリッパ(会場によりますが、足元が冷えるので防寒対策にも)
- [ ] 参考書・ノート(直前の見直し用。心の安定剤です)
もしもの時のトラブル対応マニュアル
「電車が止まった!」「熱が出た!」そんな時は、パニックにならずに落ち着いて行動しましょう。
- 遅刻・交通機関の遅延
- 試験開始20分以内なら、そのまま入室して受験できる場合があります(リスニングを除く)。
- 電車が止まった場合は、必ず駅で「遅延証明書」をもらってください。試験場に連絡し、指示を仰ぎましょう。大規模な遅延なら、試験時間の繰り下げ措置が取られることもあります。
- 病気・負傷
- インフルエンザや怪我などで受験できない場合は、「追試験」の申請ができます。医師の診断書が必要になるので、無理して行かず、まずは医師に相談し、学校の先生や試験場へ連絡しましょう。
- 痴漢・トラブル対策
- 残念なことですが、受験生を狙った痴漢などのトラブルも報告されています。「#withyellow」などの活動も広がっていますが、自分の身を守るために、混雑する車両を避けたり、女性専用車両を利用したりしましょう。もし被害に遭って試験に遅れそうな場合も、警察や駅員を通じて試験場へ連絡すれば、救済措置(追試験など)の対象になる可能性があります。「試験があるから我慢しなきゃ」と思いつめる必要はありません。
試験終了後:自己採点から出願校決定まで

長い2日間が終わりました。お疲れ様でした!
でも、実はここからが本当の勝負です。
自己採点と「共通テストリサーチ」
試験が終わった翌日、新聞やネットで解答が発表されます。問題用紙にメモしてきた自分の答えと照らし合わせて、自己採点を行います。この点数が、出願校を決める命綱になります。
そして、予備校各社が行う「共通テストリサーチ(データリサーチ)」に自分の点数を登録しましょう。
これに参加すると、「A大学ならB判定」「志望者の中で何位」といった具体的なデータが返ってきます。
- 2025年度の平均点(参考):
- 国語:126.67点(200点満点)
- 数学Ⅰ・A:53.51点(100点満点)
- 英語リーディング:57.69点(100点満点)
平均点は年によって変動します。点数そのものより、リサーチによる「判定」や「順位」を信頼しましょう。
思ったより点が取れなかった時は…
「E判定だった…」「目標点に届かなかった…」
ショックで目の前が真っ暗になるかもしれません。でも、深呼吸してください。選択肢は一つではありません。
- そのまま第一志望に突撃(二次逆転狙い)二次試験(個別試験)の配点が高い大学なら、共通テストのビハインドをひっくり返せる可能性があります。過去問との相性が良ければ、諦めるのはまだ早いです。
- 他の国立大学を探す科目ごとの配点は大学によって千差万別です。「英語の配点が低い大学」「理科1科目でいい大学」などを探せば、A判定やB判定が出る大学が見つかることもよくあります。
- 私立大学・併願への切り替え私立大学の共通テスト利用入試や、一般入試に切り替えるのも立派な戦略です。
- 来年を見据えるどうしても行きたい大学があるなら、浪人して再チャレンジする道もあります。また、とりあえず大学に入ってから「編入試験」を目指すルートもあります。
大切なのは、「現状を冷静に分析して、納得できる選択をすること」です。一人で抱え込まず、学校の先生や家族、友人に相談してくださいね。話すだけでも、気持ちが整理されますよ。
ここでホット一息
さて、ここまで「攻め」の対策をお話ししてきましたが、最後に一つだけ、「守り」の秘策を教えちゃいますね。
毎日、スマホや参考書とにらめっこして、眉間にシワが寄っていませんか? 目の疲れは、集中力を奪うだけじゃなく、顔の印象まで暗くしてしまう「女子力」の大敵です。
そこで、私がすべての受験生(とお母様!)におすすめしたいのが、この**「とろけるような温熱ケア」**。
「休息も、合格への戦略。」 「明日の私が一番輝くための、おやすみの魔法。」
そんな気持ちで、夜寝る前の20分だけ、このホットアイマスクを使ってみてください。 じんわり温まる蒸気に包まれると、張り詰めていた神経がふわっとほどけて、驚くほど深く眠れるようになります。
翌朝、鏡の中でパッチリ澄んだ瞳の自分に出会えたら、「よし、今日もいける!」って自信が湧いてきませんか? 本番前夜、緊張で眠れない時のお守りとしても、机の引き出しにストックしておくのが正解です。
まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
共通テストのイメージ、だいぶ具体的になったでしょうか?
共通テストは、確かに大きな壁に見えます。でも、それはあなたの人生を決定づける全てではありません。あくまで、夢に向かう通過点の一つです。
「思考力」や「判断力」なんて難しい言葉が並んでいますが、結局問われているのは、あなたがこれまで積み重ねてきた努力の結晶です。
日々の授業、宿題、模試の復習。そうした地道な一歩一歩が、必ず本番での力になります。
まずは体調管理を第一に。そして、自分を信じて。
春には満開の桜が咲くことを、心から応援しています。








