【第102回箱根駅伝】エントリー発表青学大「輝け大作戦」の全貌！V3への秘策と注目選手を徹底解説【原監督の狙いとは？】

第102回箱根駅伝、青山学院大学の「輝け大作戦」の全貌を徹底解説！
出雲・全日本の敗北は「距離」が原因？箱根なら勝てるこれだけの理由。
原監督の秘策、注目の1年生、優勝確率まで、お正月の観戦が10倍楽しくなる情報をお届けします。

いよいよ今年も残すところあとわずか。お正月といえば、やっぱり箱根駅伝ですよね！

毎年数々のドラマが生まれるこの大会、私もみかん片手にテレビの前で応援するのが毎年の恒例行事になっています。

さて、今回で第102回を迎える箱根駅伝。

前回王者の青山学院大学ですが、今年は出雲駅伝、全日本大学駅伝と苦しい戦いが続き、ファンの皆さんも「今年は大丈夫かな？」と心配しているかもしれません。

そんな中、12月10日に原晋監督から発表された今年のチームスローガン、それが「輝け大作戦」です。

一見シンプルに見えるこの言葉、実は今の青学にとってこれ以上ないほど深い意味と、「箱根だからこそ勝てる」という自信が隠されているんです。

今回は、この「輝け大作戦」の本当の意味や、私が独自のデータから導き出した「青学が箱根で強い理由」、そしてキーマンとなる選手たちについて、女性目線で分かりやすく紐解いていきます。

これを読めば、お正月の箱根駅伝がもっともっと面白くなること間違いなしですよ！

2026年箱根駅伝、青学のテーマは「輝け大作戦」

毎年ユニークなネーミングで話題になる原監督の作戦名。

「ワクワク大作戦」や「サンキュー大作戦」など、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか？

そして今年、2026年の第102回大会に向けて発表されたのが「輝け大作戦」です。

このネーミング、ただの思いつきではありません。

今のチーム状況を冷静に分析した上で、勝つために必要な要素がギュッと詰まっているんです。

具体的には、大きく分けて3つのメッセージが込められています。

1. 個の覚醒（Breakout）

昨年のチームは「誰が走っても強い」という完成された強さがありました。でも今年は、頼れる先輩たちが卒業し、戦力ダウンは否めません。

だからこそ、これまでの実力の足し算だけではライバルに勝てないんです。

選手一人ひとりが、自己ベストを大幅に更新するような走りを見せ、文字通り「輝く」ことが勝利の絶対条件。「組織力」よりも「個人の爆発力」に期待するという、原監督の勝負師としての宣言なんです。

2. 暗雲を晴らす（Clear the Clouds）

実は今年の青学、10月の出雲駅伝で7位という悔しい結果に終わりました。

チーム全体に漂っていた「自信なさげな曇り空」を、強烈な光で突き破りたい。

敗北のショックを引きずらず、「お前たちは本来もっと輝けるんだ！」という自信を植え付けるための言葉でもあります。

3. 原石の研磨（Polishing the Rough Stones）

今年のエントリーメンバーには、まだ実績の少ない1年生などの若手が抜擢されています。

彼らは高校時代から超一流だった選手ばかりではないかもしれません。でも、青学のメソッドで磨くことで、箱根という大舞台でダイヤモンドのように輝けるはず。

そんな「育成の青学」としてのプライドと自信が込められているんですね。

なぜ今年は「ピンチ」と言われるの？

「青学っていつも強いんじゃないの？」と思っている方もいるかもしれません。

でも実は、今シーズンはかなりの苦戦を強いられているんです。

衝撃の出雲駅伝7位

10月に行われた出雲駅伝。距離が短く「スピード駅伝」と呼ばれるこの大会で、青学はまさかの7位に沈みました。

優勝した國學院大學の背中は遠く、表彰台すら逃してしまったのです。

原因は、夏合宿での走り込み（スタミナ強化）からスピード練習への切り替えが遅れたこと。そして1区での出遅れが響き、リカバリーできないまま終わってしまいました。

全日本大学駅伝での完敗

続く11月の全日本大学駅伝では3位まで順位を上げました。

しかし、優勝した駒澤大学には2分以上の大差をつけられてしまいました。

ライバルたちの背中はまだ遠い……というのが正直な現状なんです。

ここがポイント！「箱根だけは別物」と言える理由

「じゃあ、今年の箱根もダメなの？」

そう思ったあなた、ちょっと待ってください！ここからが今日一番お伝えしたいポイントです。

実は、出雲・全日本と箱根駅伝には、決定的な違いがあるんです。

それが「1区間あたりの距離」です。

「スピードの出雲」と「スタミナの箱根」

出雲駅伝は1区間が短く、全速力で走るような「スピード」が求められます。青学が苦戦したのは、まさにこのスピード勝負の部分でした。

でも、箱根駅伝は違います。1区間が20km以上もあり、これはハーフマラソンとほぼ同じ距離。

ここではスピード以上に、長く走り続ける「スタミナ」と「底力」がモノを言うんです。

データが証明する「長距離適性」

実は、3位だった全日本大学駅伝でも、距離の長い後半の7区・8区では、青学の選手たちは非常に安定した走りを見せていました。

さらに、エントリー発表直後に行われたハーフマラソン（約21km）では、宇田川瞬矢選手が見事に優勝しています。

これが何を意味するか分かりますか？

そう、青学の選手たちは「箱根駅伝の距離（20km）を走るための体」は完璧に仕上がっているということなんです！

短い距離ではライバルに遅れをとっても、タフな箱根の山や長いロードになれば、鍛え抜かれた青学のスタミナが最大の武器になります。

原監督は最初から、この「箱根」に照準を合わせて調整していたのかもしれませんね。

優勝へのカギを握る！「輝く」べきキーマンたち

そんな「箱根仕様」に仕上がったチームの中で、特に輝きを放つべきキーマンたちを紹介します。

絶対的エース：黒田朝日選手（3年）

まずは何と言っても黒田選手。昨年卒業した太田蒼生選手が抜けた穴を埋める、チームの大黒柱です。

彼の役割は、花の2区でライバル校のエースたちに食らいつくこと。

特に駒澤大学の佐藤圭汰選手といった強力なランナーに対して、1分以上の差をつけられずにタスキをつなぐことが至上命題です。

山の神候補：若林宏樹選手（4年）

「5区のスペシャリスト」として知られる若林選手にとって、これが最後の箱根駅伝です。

箱根の山登りは特殊なコースで、平地での1分や2分の遅れを一気にひっくり返す力があります。

彼が万全の状態で山に挑めるかどうかが、往路優勝の最大のカギ。山を駆け上がる彼の姿に注目してください。

輝く原石：期待の1年生たち

そして原監督が「原石」と呼ぶ1年生たちにも注目です。

特に前川竜之将選手は、重要区間である1区の候補に挙がっています。ルーキーを1区に使うのは勇気がいりますが、彼がトップ集団で滑り出せれば、チームに「いけるぞ！」という勢いが生まれます。

原監督の描く「勝利の方程式」をシミュレーション

では、具体的にどうすれば青学は勝てるのでしょうか？

データに基づいた「勝利の方程式」をシミュレーションしてみました。

往路：山登りまでに「45秒差」

まず往路（1月2日）の目標は、5区の山登りが終わった時点でトップに立つこと。

もしトップでなくても、先頭と「45秒以内の差」で若林選手がゴールすることが絶対条件です。

これ以上離されてしまうと、復路での逆転が難しくなってしまいます。

復路：厚い選手層で逃げ切る

復路（1月3日）は、青学伝統の「層の厚さ」が武器になります。

先ほど紹介したハーフマラソン王者の宇田川選手や、キャプテン格の白石光星選手（4年）など、長い距離に強い安定した選手が控えています。

彼らがミスなくタスキをつなげば、往路で作ったリードを守り切れるはずです。

ズバリ予想！青学の優勝確率は？

ここまで分析してきましたが、気になる優勝確率はどれくらいなのでしょうか？

各大学の戦力を客観的に分析した結果をお伝えします。

データ上の勝率は「35〜40％」

正直にお伝えすると、現時点での戦力分析では、駒澤大学が頭一つ抜けています。

駒澤大の優勝確率が45〜50％とされる中、青学大は「35〜40％」といったところです。

「えっ、低くない？」と思われるかもしれませんが、これはあくまで今のデータで見た場合の話です。

「原マジック」で確率は跳ね上がる！

ここからが箱根駅伝の面白いところ。

原監督には、本番に向けてチームをピークに持っていく「調整力」と、選手の心を動かす「人心掌握術」があります。

「輝け大作戦」という言葉が選手たちの心に火をつけ、得意の長距離区間で力を発揮できれば、この確率は50％、60％へと一気に跳ね上がります。

計算通りにいかないのがスポーツ。計算外の「輝き」が生まれた時、青学の逆転優勝が見えてくるんです。

歴代の「〇〇大作戦」と結果まとめ

最後に、これまでのユニークな作戦名を振り返ってみましょう。

作戦名とその年の結果を並べてみると、原監督の意図が見えてきて面白いですよ。

年度	作戦名	結果
2015年	ワクワク大作戦	初優勝！
2017年	サンキュー大作戦	3連覇＆3冠達成！
2022年	パワフル大作戦	大会新記録で優勝
2024年	負けてたまるか大作戦	前評判を覆して優勝
2025年	あいたいね大作戦	完全優勝
2026年	輝け大作戦	？？？