皆さん、こんにちは。
年末やお正月が近づくと、スーパーの鮮魚コーナーが華やかになりますよね。でも、今年の年末、いくらの値段を見て思わず「えっ、ゼロがひとつ多くない?」と二度見してしまいませんでしたか?
「家族みんな、いくら丼が大好きなのに…」
「おせちに彩りが欲しいけれど、この値段じゃ手が出ない」
そんなため息が聞こえてきそうです。実は私もその一人。先日、スーパーで小さなパックを手にとって、そっと棚に戻してしまいました。
でも、ただ「高い」と嘆いているだけではもったいないですよね。
どうしてこんなに値上がりしてしまったのか、その「理由」を知れば少し納得できるかもしれません。そして何より、高騰している今だからこそ知っておきたい「安く美味しく楽しむための裏ワザ」があるんです。
この記事では、主婦目線で徹底的に調べた「いくら高騰の謎」と、家計を救う「賢い買い方」をシェアします。
専門的な難しい話は抜きにして、友とお茶をしているような気分で読んでみてくださいね。読み終わる頃には、今年のお正月の食卓のヒントが見つかるはずです。
止まらない「いくら高騰」…2024年から2025年の値段の変化
まず最初に、私たちの肌感覚が間違っていないことを数字で確認してみましょう。
「なんとなく高くなった気がする」ではなく、実は歴史的な高値になっているんです。
100グラムあたりの価格、どう変わった?
スーパーや鮮魚店で売られている「いくら醤油漬け」。数年前までは、特売日なら100グラムあたり800円〜900円くらいで見かけることもありましたよね。それがここ数年で、ぐんぐん右肩上がりになっています。
分かりやすく表にまとめてみました。(※一般的なスーパーでの平均的な価格イメージです)
| 時期 | 100gあたりの価格(目安) | 状況 |
| 2021年頃 | 900円 〜 1,100円 | まだ「ご馳走」として手が出せる範囲 |
| 2023年頃 | 1,300円 〜 1,500円 | 「ちょっと高いな」と感じ始める |
| 2025年末 | 1,800円 〜 2,500円 | 高級ランチ並みの価格に! |
いかがでしょうか。
以前なら3,000円あれば家族4人でそこそこのいくら丼が楽しめましたが、2025年の今、同じ量を買おうとすると5,000円〜6,000円近くかかってしまう計算です。これでは「今日は奮発しよう!」というレベルを超えてしまっていますよね。
飲食店でも「いくらこぼれ盛り」が消えた?
外食先でも変化を感じませんか?
回転寿司では、以前は1皿に2貫のっていたいくらが、1貫になっていたり、きゅうりの面積が増えていたり…。居酒屋さんの名物だった「こぼれいくら」のようなメニューも、時価になったり姿を消したりしています。
これはお店が意地悪をしているわけではなく、仕入れ値が上がりすぎて、以前の価格ではどうしても提供できなくなっているからなんです。
なぜ高い?いくら高騰の3つの「原因」と「理由」
「どうしてこんなに高いの?」
その疑問にお答えするために、主な原因を3つに整理しました。自然環境の変化から世界情勢まで、いろいろな要因が複雑に絡み合っているんです。

1. 北海道を襲った「赤潮」と海水温の上昇
一番大きな理由は、いくらの親である「鮭(サケ)」が日本で獲れなくなっていることです。
特に深刻なのが、北海道で発生している「赤潮(あかしお)」の影響です。
ニュースで聞いたことがある方もいるかもしれませんが、数年前に北海道の太平洋側で大規模な赤潮が発生しました。これはプランクトンが異常発生して海の色が変わる現象ですが、この赤潮が原因で、海で育っていたたくさんの鮭やウニが死んでしまったのです。
さらに、海全体の温度(海水温)が上がっていることも見逃せません。
鮭は冷たい水を好む魚です。日本の周りの海が温かくなりすぎているため、鮭が寄り付かなくなったり、生き残る数が減ったりしています。
- 昔: 秋になれば川にたくさんの鮭が戻ってきた
- 今: 戻ってくる鮭が激減し、漁師さんも網を上げられない状態
「獲れないから高い」。これが一番シンプル、かつ深刻な理由なんです。
2. 国際情勢の影響で輸入が難しい
「日本のがダメなら、外国産を買えばいいじゃない?」
そう思いますよね。以前はスーパーに並ぶ安い魚卵といえば、ロシア産などが主流でした。
しかし、皆さんもご存知の通り、ロシア・ウクライナ情勢の影響が続いています。
これにより、以下のような問題が起きています。
- 輸入の制限: 制裁や現地の混乱で、スムーズに輸入ができなくなっています。
- 空路の迂回: ノルウェーサーモンなども含め、ヨーロッパ方面からの飛行機がロシアの上空を飛べないため、遠回りをする必要があり、その分輸送費がかさんでいます。
「入ってくる量が減っている」うえに、「運ぶのにお金がかかる」というダブルパンチ状態なんですね。
3. 円安とコストの高騰(燃料・資材)
3つ目は、私たちの生活全般に関わる「円安」と「物価高」です。
海外からいくらを買う場合、円安だとどうしても支払う金額が増えてしまいます。1ドル100円だった頃と、150円近くになった今とでは、同じものを買うにも1.5倍のお金が必要です。
さらに、漁船を動かすためのガソリン代(燃料費)、いくらを詰めるプラスチックのパック代、配送するためのトラックの運賃、加工工場の人件費…。
これら全てが値上がりしています。
つまり、「いくらそのものの値段」+「運ぶ・包むコスト」の両方が膨れ上がっているため、店頭価格が高騰しているのです。
いくらだけじゃない!「うに」も高騰で海鮮丼がピンチ
少しだけ視点を広げてみましょう。
いくらと並んで海鮮丼のスターといえば「うに」ですが、実はこちらも状況は同じ、あるいはもっと深刻かもしれません。
「うにいくら丼」なんて、今や夢のようなメニューになりつつありますよね。
先ほどお話しした「赤潮」は、海底に住むウニにも壊滅的な被害を与えました。ウニは育つのに何年もかかる生き物なので、一度大量に死んでしまうと、数が回復するのにとても長い時間がかかります。
- いくら: 歴史的不漁
- うに: 赤潮被害からの回復待ち
- ホタテ: 海外への輸出問題などで揺れているが、高値安定
このように、海産物全体が「獲れない・高い」状況にあるため、海鮮丼全体の価格が押し上げられているのが2025年の現状なんです。
それでも食べたい!高騰時の対策と安く買うコツ
暗い話ばかりしてごめんなさい!
ここからは、そんな厳しい状況でも「やっぱりいくらが食べたい!」という私たちのための、具体的な解決策をお話しします。
「鮭のいくら」にこだわらなければ、実はまだ美味しく、安く楽しむ方法があるんですよ。
救世主は「鱒(ます)いくら」!鮭いくらとの違いは?
今、スーパーや通販で「おっ、安い!」と思って手に取ると、パッケージに小さな文字で「鱒いくら(ますいくら)」と書いてあることがありませんか?
これこそが、高騰時代の救世主です。
「鮭いくら」と「鱒いくら」、何が違うのかを簡単に比較してみました。
| 特徴 | 鮭いくら(シロサケ) | 鱒いくら(カラフトマス等) |
| 粒の大きさ | 大きい。宝石のような存在感 | 少し小粒。可愛らしい印象 |
| 味わい | プチッとはじけて、コクがある | 皮が薄く、濃厚な甘みがある |
| 価格 | 非常に高い | 鮭いくらの7〜8割程度 |
そうなんです。鱒いくらは粒こそ小さいものの、味はとっても濃厚。「むしろ皮が口に残らなくて、鱒いくらの方が好き!」というファンも多いんです。
ご飯にかければ、味の違いはほとんど気になりません。今年の年末は、思い切って「鱒いくら」を選んでみるのが一番の節約術です。
「訳あり品」をネット通販で狙い撃ち
次にオススメなのが、楽天市場やAmazonなどのネット通販で「訳あり」を探すこと。
贈答用(ギフト用)のいくらは、粒の大きさや色が完璧に揃っていないといけません。でも、製造過程でどうしても出てしまう「ハネ出し品」があります。
- 皮がほんの少し硬い
- 粒の大きさがバラバラ
- 製造過程で少し潰れてしまった
こういった「訳あり品」は、味は正規品と全く同じなのに、驚くほど安く売られていることがあります。「訳あり 500g」などで検索すると、スーパーで買うより断然お得な商品が見つかりますよ。自宅で家族と食べるなら、粒が揃っていなくたって十分美味しいですよね。

「ふるさと納税」を最大限活用する
まだ今年の「ふるさと納税」の枠が残っている方、チャンスです!
ふるさと納税なら、実質2,000円の負担で、各地の美味しいいくらを受け取ることができます。
特に北海道の自治体(白糠町や紋別市など)は、いくらの返礼品にとても力を入れています。
手出しのお金を抑えつつ、高級食材を手に入れるには、ふるさと納税が最強の自衛策と言えるでしょう。年末は申し込みが殺到するので、早めのチェックが必須です。
番外編:話題の「人工いくら」ってどうなの?
最近、密かに話題になっている「人工いくら(コピー食品)」をご存知ですか?
海藻由来の成分とサラダ油などで作られたもので、見た目はいくらそのもの。
「さすがに味は違うでしょ?」と思うかもしれませんが、プチッとした食感はかなり再現されています。
もちろん、本物の魚卵の濃厚な旨味とは少し違いますが、サラダのトッピングや、ちらし寿司の彩りとして使うなら、驚くほど安上がりです。
「とにかく見た目を華やかにしたい!」という時には、選択肢のひとつとして面白いかもしれません。
まとめ:2025年のお正月は「賢い選択」でいくらを楽しもう

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
2025年のいくら高騰、その背景には自然環境の変化や世界情勢など、私たちの力ではどうにもできない大きな理由がありました。
- 値段の高さには理由がある(赤潮や円安など)
- 「鮭いくら」だけが正解じゃない(鱒いくらも美味しい!)
- 買う場所や選び方を変えてみる(通販の訳あり、ふるさと納税)
「高いから今年はナシ!」と諦める前に、ぜひ「鱒いくら」や「訳あり品」を試してみてください。
工夫して手に入れたいくらが乗った丼を囲めば、きっと家族の会話も弾むはず。「これ、実は賢く買ったんだよ」なんて自慢話もいい調味料になりますよね。
厳しい値上げの波ですが、賢い主婦の知恵で乗り切って、笑顔で美味しいお正月を迎えましょう!
宮城県気仙沼市のふるさと納税返礼品(訳あり鱒いくら500g)ですね!
先ほどの記事の「ふるさと納税」や「鱒いくら」のセクション、あるいはまとめの直前などに差し込むと効果的な、女子力高めで思わずポチりたくなる導入文を作成しました。
いくらに含まれる「アスタキサンチン」などの美容要素にも触れ、ただの食品としてではなく「美と癒やしの自分へのご褒美」として提案します。
「今年一年、頑張った私にこそ、キラキラのご褒美を。」
ここで、私が今一番狙っている「とっておきの逸品」をこっそりシェアしちゃいますね。
実はいくらって、美味しいだけじゃなくて「海の宝石」と呼ばれるくらい、女性に嬉しい成分がいっぱいなんです。特にあの鮮やかな赤色は「アスタキサンチン」といって、エイジングケア※には欠かせない美容の味方。
「美味しいものを食べている時の笑顔が、一番の化粧水」
これ、私の魔法の言葉です。
そんな私たちが選ぶべきは、賢くお得に手に入る気仙沼市の「訳あり鱒いくら」。
「訳あり」といっても味は本格派。しかも500g(250g×2パック)というたっぷりサイズなので、大晦日は家族みんなで手巻き寿司にして、お正月明けには自分ひとりで「贅沢こぼれいくら丼」…なんて夢のような使い分けもできちゃいます。
毎日忙しいけれど、食卓にキラキラ輝くいくらがあるだけで、不思議と心まで潤う気がしませんか?
「ふるさと納税」を使えば、実質の負担は2,000円。賢くキレイになりたい欲張りな私たちにピッタリの選択です。
在庫がなくなる前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
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