MENU

LIXILの「布製浴槽」は買いか?価格・評判・デメリットまで徹底解説

お風呂の時間って、一日の疲れをリセットするとても大切なひとときですよね。私も長風呂が大好きで、ついついスマホを持ち込んで1時間…なんてことも(笑)。

そんなバスタイムを、もっと最高のものに変えてくれるかもしれない、すごい製品がLIXILから登場したのをご存知ですか?

その名も、布製浴槽「Sofit(ソフィット)」。

「え、布の浴槽?濡れちゃうじゃん!」「お手入れはどうするの?」

そんな風に思いますよね。私も最初はそうでした。でも、知れば知るほど、これは今までのバスタイムの常識を覆す、革新的なアイテムかもしれない…と感じ始めたんです。

この記事では、そんな謎に包まれたLIXILの布製浴槽「ソフィット」について、開発の背景から気になる価格、リアルな評判、そして購入前に知っておきたいデメリットまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。

新しいものが大好きなあなた、リフォームや新築を考えているあなたに、きっと役立つ情報が満載ですよ。ぜひ最後までお付き合いくださいね。


目次

話題の新感覚「布製浴槽」とは?

まずは「布製浴槽って一体何なの?」という基本的なところから、一緒に見ていきましょう。

「ソファに浸かる」ような新しい入浴体験

「ソフィット」のコンセプトは、ずばり「Bathing + Sofa」。つまり、お風呂(Bathing)とソファ(Sofa)を融合させた、まったく新しい入浴体験の提案なんです。

今までの浴槽って、素材はFRP(繊維強化プラスチック)や人工大理石が主流でしたよね。もちろん機能的ではあるんですが、どうしても「硬い」「冷たい」というイメージがありました。

でも「ソフィット」は違います。肌が直接触れる部分が、なんと布地(ファブリック)でできているんです。

浴槽に入った瞬間、ひんやりするあの感じがなくて、まるで柔らかなソファに身を預けるような、今までにない安心感と心地よさに包まれる…。

ただ体の汚れを落とす場所ではなく、心まで解き放たれるリラクゼーション空間へ。それが、LIXILが提案する新しいバスルームの形なんです。

開発の背景:LIXILの100周年記念プロジェクトから誕生

実はこの「ソフィット」、LIXILの100周年記念事業の一環として開発された、とっても特別な製品なんです。

「これからの100年、暮らしをどう良くしていけるか?」という大きなテーマのもと、「ユーザーの潜在的なニーズ」を探ることからプロジェクトは始まりました。

約200人ものモニター調査を行う中で、「もっとリラックスできる、新しい入iac体験がしたい」という声が多く聞かれたそうです。そこから、常識にとらわれない自由な発想で、この「布製浴槽」というアイデアが生まれました。

単なる思いつきではなく、たくさんの人の「もっとこうだったらいいな」という願いが形になった製品だと思うと、なんだかワクワクしますよね。

デザイン性の高さ(iFデザイン賞など受賞歴)

「ソフィット」は、その心地よさだけでなく、デザイン性も世界的に高く評価されています。

  • iFデザイン賞(ドイツ)
  • レッド・ドット・デザイン賞(ドイツ)

これらは世界的に最も権威のあるデザイン賞として知られていて、両方を受賞するというのは、本当にすごいことなんです。

機能性はもちろん、見た目の美しさも妥協しない。そんなLIXILのこだわりが感じられますね。これなら、おしゃれなホテルのようなバスルームも夢じゃないかもしれません。

【徹底解説】LIXIL布製浴槽「ソフィット」の5つの特徴

では、ここからは「ソフィット」の具体的な魅力を、5つのポイントに分けて詳しくご紹介しますね。

特徴1:今までにない心地よさ

なんといっても一番の魅力は、その心地よさです。

  • 肌触りの良いファブリック素材まるで高級なソファやラウンジチェアのような、きめ細やかで上質な肌触りです。硬い浴槽に直接肌が当たるのとは、まったく違う感覚なんですよ。
  • 体をやさしく包み込むクッション性浴槽の底や背もたれ部分には、特殊なクッション材が入っています。これにより、お湯の浮力とクッションの柔らかさが相まって、体がじんわりと優しく支えられるような感覚に。腰痛持ちの方や、ご高齢の方からも「これなら楽に入っていられる」と好評だそうです。

特徴2:高い保温性

「布だと、お湯がすぐに冷めちゃうんじゃない?」

これも気になるところですよね。でも、心配はご無用です。

「ソフィット」は、布地と浴槽本体の間に断熱材を挟んだ「二重断熱構造」になっています。

これは、例えるなら高機能な魔法瓶のようなもの。お湯の熱が外に逃げにくく、従来の浴槽よりも温かさが長持ちするんです。

LIXILの実験データによると、一般的な浴槽に比べてお湯の温度低下が緩やかだという結果も出ています。追い焚きの回数が減らせるので、光熱費の節約にもつながるかもしれません。長風呂派には、とっても嬉しいポイントですよね。

特徴3:考え抜かれた機能性

デザインや心地よさだけでなく、日本のバスルーム事情に合わせた使いやすさも、しっかり考えられています。

  • コンパクトで洗い場を広く使えるサイズは「1216サイズ(内寸が1200mm×1600mmの浴室)」が基本。これは日本の一般的なマンションや戸建てでよく採用されるサイズです。浴槽自体がスリムな形状なので、同じサイズの浴室でも洗い場を広く確保できるのが特長です。
  • またぎやすい高さで入浴をサポート浴槽のフチの高さが、一般的な浴槽より少し低めに設計されています。この数センチの違いが、お年寄りやお子様、怪我をしているときなど、足の上げ下げが大変な時に、すごく助かるんですよね。

特徴4:日々の手入れの手軽さ

いよいよ、皆さんが一番気にしているであろう「お手入れ」についてです。

「布なんて、絶対にカビが生えるし、掃除が大変そう…」

そう思いますよね。私も最初はそうでした。でも、LIXILもそこは徹底的に対策しています。

  • 表面には撥水・防汚加工布地の表面には、汚れがつきにくく、水滴が玉のように弾かれるコーティングが施されています。だから、普段のお手入れは、お風呂上がりにシャワーでサッと流すだけでOK。
  • 布地部分は手洗い可能もし気になる汚れがついてしまった場合でも、布地部分は取り外して、中性洗剤で手洗いすることができるんです。浴槽自体をごしごし洗うというよりは、「お洋服のお手入れをする」ような感覚に近いかもしれませんね。

特徴5:選べるカラーとデザイン

バスルームも、リビングや寝室と同じように、自分らしい空間にしたいですよね。

「ソフィット」は、そんな願いを叶えてくれるカラーバリエーションも魅力です。

  • ベージュ
  • ブルー
  • レッド
  • ブラック
  • ホワイト

落ち着いたベーシックカラーから、空間のアクセントになるような鮮やかなカラーまで、全5色がラインナップされています。

これなら、ホテルのようなモダンな空間にも、ナチュラルで温かみのあるお部屋にも、きっとぴったりの色が見つかりますよ。

購入前に知っておきたい注意点とデメリット

ここまで良いところをたくさんお伝えしてきましたが、どんな製品にも注意点はあります。購入してから「こんなはずじゃなかった…」とならないように、デメリットもしっかりチェックしておきましょう。

お手入れ:「楽」だけど「一手間」は必要

「シャワーで流すだけでOK」とは言っても、それはあくまでも「一般的な浴槽に比べて、特別大変なわけではない」という意味合いです。

  • 普段のお手入れ:入浴後、シャワーで全体を洗い流し、換気扇をしっかり回す。
  • 気になる汚れ:柔らかいスポンジに浴室用中性洗剤をつけて、優しくこする。
  • 念入りなお手入れ:布地を取り外して手洗いする。(頻繁に行う必要はありません)

従来の浴槽のように、硬いブラシでゴシゴシこすることはできません。また、カビ防止のために、換気を徹底することは必須です。この「ひと手間」を面倒だと感じるか、許容範囲だと感じるかが、一つの分かれ道になりそうですね。

耐久性:鋭利なものには要注意!

ソファと同じように、布地なので鋭利なものには弱いです。

例えば、

  • カミソリの刃を直接落としてしまう
  • ハサミなど、先の尖ったものを落とす
  • お子様が硬いおもちゃでガリガリとこする

こういったことには、注意が必要です。万が一、布が破れてしまうと、そこから水が染み込んでしまう可能性も。ペット(特に猫ちゃんなど爪のある子)を浴室で洗う習慣のあるご家庭も、少し慎重になった方が良いかもしれません。

従来の浴槽との比較

ここで一度、従来の浴槽と何が違うのか、表で整理してみましょう。

項目布製浴槽(ソフィット)人工大理石浴槽FRP浴槽
肌触り◎(非常に柔らかい)〇(滑らか)△(硬い)
保温性◎(二重断熱で温かい)〇(比較的温かい)△(冷めやすい)
デザイン性◎(カラー豊富、先進的)〇(高級感がある)△(一般的)
お手入れ△(優しく洗う必要あり)〇(比較的楽)〇(楽)
耐久性△(傷つきやすい)〇(比較的強い)◎(非常に強い)
価格△(高価)〇(中~高価)◎(安価)

こうして見ると、「ソフィット」は心地よさやデザイン性、保温性といった「感性価値」に非常に優れている一方で、お手入れの気軽さや価格といった「実用性・経済性」の面では、従来の浴槽に軍配が上がる部分もある、と言えそうですね。

SNSでの評判

実際に検討している人や、使っている人の声も気になりますよね。SNSでのリアルな評判をいくつか集めてみました。

ポジティブな意見

「LIXILの布製浴槽、ショールームで見てきた!座った瞬間、声が出た…。腰痛持ちだから、この柔らかさは本当にありがたい。次のリフォームの最有力候補!」

「お風呂の概念が変わるって、こういうことか。毎日、湯船に浸かるのが楽しみで仕方ない。値段は張るけど、QOL(生活の質)が爆上がりしたから後悔なし。」

懸念・ネガティブな意見

「布の浴槽、気持ちよさそうだけど、やっぱり掃除が大変そう…。ズボラな私には無理かも。」

「デザインは最高!でも、子供が小さいから、おもちゃで傷つけられそうで怖いなぁ。」

「素敵だけど、やっぱり価格がネック。浴槽だけでこの値段は、なかなか勇気がいる…。」

やはり、「心地よさ」への感動の声が多い一方で、「お手入れ」と「価格」、「耐久性」に懸念を持つ方が多いようです。これは、先ほどの比較表の結果とも一致しますね。


価格と製品ラインナップ

さて、いよいよ一番気になるお金の話です。一体いくらくらいするのでしょうか。

3つのモデルの違いと価格

「ソフィット」には、機能やデザインによって3つのモデルが用意されています。

モデル特徴本体価格(税抜)
Eタイプ基本性能を備えたシンプルモデル99万円~
Sタイプ機能性を高めたスタンダードモデル121万円~
Gタイプ素材やデザインにこだわった最上位モデル200万円~

(※2025年7月現在の情報です。最新の価格は公式サイト等でご確認ください)

見ての通り、かなり高価です。一般的なFRPのユニットバスが50万円前後からあることを考えると、その価格差は大きいですね。

そして、とても大事なことですが、これはあくまで「浴槽本体の価格」です。実際には、これに加えて設置工事費や、場合によっては壁・床などの内装工事費も必要になります。総額がいくらになるかは、必ずリフォーム会社や工務店に見積もりを取って確認してくださいね。

サイズ展開

現在のところ、「ソフィット」が対応しているのは「1216サイズ(内寸1.2m×1.6m)」のユニットバスです。

これは、マンションや戸建てで比較的多く採用されている標準的なサイズなので、多くのご家庭で導入の検討は可能かと思います。ただ、これより小さい、または大きい特殊なサイズの浴室への設置は難しい場合があるので、事前に自宅の浴室サイズを確認しておきましょう。

保証期間について

「もし布が破れたら?」「防水性能は大丈夫?」など、保証についても気になりますよね。

LIXILの一般的なユニットバスの保証は、「本体2年間、防水性能5年間」などが基本となっています。

「ソフィット」もこれに準じる可能性が高いですが、布地部分の経年劣化や傷などがどこまで保証対象になるかは、非常にデリケートな部分です。

これは特殊な製品だからこそ、購入前に販売店やLIXILのショールームで、「こういう場合は保証されるの?」という具体的な例を挙げて、しっかりと確認しておくことを強くおすすめします。

どこで見て、購入できる?

「話は分かったけど、やっぱり実物を見てみないと!」と思いますよね。

体験できる場所

「ソフィット」の心地よさは、写真や言葉だけでは絶対に伝わりません。ぜひ、お近くのLIXILのショールームに足を運んで、実際にその肌触りや座り心地を体感してみてください。

ショールームに行く際は、事前にWEBサイトなどから予約をしていくのがおすすめです。予約をすれば、専門のコーディネーターさんがついて、あなたの疑問や悩みにじっくり答えてくれますよ。

購入方法

「ソフィット」は、家電のように「お店で買ってきて自分で設置」というわけにはいきません。

  • LIXILのショールーム
  • お近くのリフォーム会社や工務店
  • LIXILオンラインショップ(※工事は別途手配)

これらの窓口で、浴室空間全体のプランニングを含めて相談しながら購入を進めるのが一般的です。まずは信頼できるリフォーム会社さんなどに相談して、「ソフィットを入れたいんだけど…」と伝えてみるのがスムーズですよ。

【結論】布製浴槽はどんな人におすすめ?

さて、ここまで様々な角度から「ソフィット」を見てきました。

最後に、ここまでの情報を踏まえて、「結局、どんな人におすすめなの?」という結論をまとめてみたいと思います。

おすすめな人

  • バスタイムをとにかく大事にしている、長風呂が好きな人
  • 浴槽の硬さや冷たさが苦手で、心からリラックスしたい人
  • 腰痛持ちの方や、体に負担なく入浴したいご高齢の方
  • 他の家にはない、個性的でデザイン性の高い空間を求めている人
  • 価格が高くても、それに見合う「体験価値」を重視する人

慎重に検討した方が良い人

  • 浴室掃除は、とにかく楽なのが一番!という人
  • 小さなお子様がいて、おもちゃなどで浴槽を傷つける可能性がある人
  • 予算を最優先でリフォームを考えている人
  • マメなお手入れや、モノを丁寧に扱うのが少し苦手な人

「ソフィット」は、すべての人にとっての正解、というわけではありません。ライフスタイルや価値観によって、評価が大きく分かれる製品だと言えます。

まとめ

今回は、LIXILの布製浴槽「ソフィット」について、徹底的に深掘りしてみました。

「ソファに浸かる」という、今までの常識を覆す新しいコンセプト。

世界が認めたデザイン性と、体を優しく包み込む究極の心地よさ。

その一方で、お手入れへの配慮が必要な点や、高価であるという側面も持っています。

これは単なる「浴槽」というモノではなく、「極上のリラックスタイム」という体験を提案してくれる製品です。

もしあなたが、日々のバスタイムを「体を洗う作業」から「心を癒す時間」へと変えたいと願うなら、「ソフィット」は、あなたの暮らしを何倍にも豊かにしてくれる、最高のパートナーになるかもしれません。

まずはぜひ一度、ショールームでその新感覚を体験してみてくださいね。

あなたのバスタイムが、今よりもっと豊かで特別な時間になることを願っています。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次