・建国記念の日が「2月11日」になった理由は、明治時代の緻密な暦計算にあった
・「建国記念日」ではなく「建国記念の日」と呼ぶのは、日本らしい歴史への配慮
・45歳から再出発した神武天皇の物語は、今の私たちの人生にも重なる
みなさん、こんにちは。
2月に入ると、なんだか少しずつ春の気配を感じますよね。
そして、嬉しいのが祝日!
2月11日は「建国記念の日」です。
カレンダーが赤くなっていると、「やった、お休みだ!」って素直に嬉しくなっちゃいます。
でも、ふとコーヒーを飲みながら思ったんです。
「あれ? そもそもなんで2月11日なんだろう?」
「建国って、誰がどうやって決めたの?」
学校で習ったような気もするけれど、意外と大人になると忘れていることも多いですよね。
実はこの日、調べてみるとただの休日にするにはもったいないくらい、ドラマチックな物語が隠されていたんです。
今日は、そんな「日本の始まり」にまつわる不思議な話や、大人の今の私たちだからこそ共感できるストーリーを、ゆるりと紐解いてみたいと思います。
難しい教科書のような話ではなく、友達とお茶しているような気分で読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、ちょっと不思議な歴史の旅へ出かけましょう。

実は不思議がいっぱい?「2月11日」が決まった理由
まずは、日付の謎から。
なんでまた、2月11日という半端な日付なんでしょうか。
1月1日とか、4月1日とかきりのいい日じゃなくて。
これには、明治時代の「暦(こよみ)の計算」が大きく関わっているんです。

なぜこの日付なの?
昔の日本は、月の満ち欠けを基準にした「太陰太陽暦(旧暦)」を使っていました。
でも、明治時代になって、世界基準の「グレゴリオ暦(新暦)」、つまり今私たちが使っているカレンダーに切り替えることになったんです。
そこで、日本の歴史書である『日本書紀』に書かれている「初代天皇が即位した日」を、新しいカレンダーで計算し直してみることにしました。
『日本書紀』には、初代である神武(じんむ)天皇が即位したのは「辛酉(かのとのとり)の年の春正月、庚辰(かのえたつ)の日」と書かれています。
これを今の暦に換算すると…?
なんと、「紀元前660年の2月11日」という計算結果が出たんです。
「えっ、紀元前!?」って驚きますよね。
今から2600年以上も前の話です。
明治の学者さんたちが一生懸命計算して、「この日が日本の誕生日だ!」と定めたのが、今の2月11日のルーツなんです。
紀元前660年って本当?
ここで、「本当にそんな昔から?」って疑問に思う方もいるかもしれません。
正直なところ、紀元前660年というのは神話の世界のお話も含まれているので、考古学的な「事実」として証明されているわけではありません。
でも、ここで大切なのは「正確なデータ」よりも「ロマン」なんじゃないかな、と私は思うんです。
はるか昔、神代の時代からこの国が続いているという物語。
それを明治の人たちが大切に想い、計算して日付を定めたという熱意。
そう考えると、2月11日が単なる数字ではなく、過去と現在をつなぐ不思議なパスワードのように思えてきませんか?
「の」が入るのには訳がある!「建国記念の日」の豆知識
さて、ここでちょっとした言葉のミステリーです。
カレンダーをよく見てみてください。
「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」と書いてありませんか?
この小さな「の」。
実はこれが入っているのには、ものすごく深い理由があるんです。
「建国記念日」と言わないのはなぜ?
昭和の時代、この祝日を決めるときに国会で大きな議論がありました。
「歴史的な証拠がはっきりしない神話の日付を、建国の日としていいのか?」
「アメリカの独立記念日みたいに、はっきりした建国の日付が日本にはないじゃないか」
そんな意見がたくさん出たそうです。
そこで生まれたのが、「の」を入れるというアイデアでした。
言葉のニュアンスを知ると面白い
この「の」には、こんな意味が込められています。
「2月11日という特定の日に国ができたことを記念する」のではなく、
「日本という国ができたこと、その事自体をお祝いしましょう」
つまり、「建国された日」そのものを指すのではなく、「建国を祝う日」という意味なんですね。
史実としての日付にこだわるのではなく、
「日本という国が続いてきたこと、そして今ここに私たちが暮らしていること」
それをみんなで素直に喜ぼう、という、とても平和で奥ゆかしい配慮が、この一文字には隠されているんです。
なんだか、白黒ハッキリつけすぎない、日本らしい優しさを感じませんか?

45歳からの再出発!?神武天皇の「東征」ストーリーが熱い
さて、ここからは物語の主人公、神武天皇(じんむてんのう)についてお話しします。
「天皇」と聞くと、雲の上の存在で遠く感じてしまうかもしれません。
でも、神話に描かれている彼の姿は、意外なほど人間味にあふれていて、今の私たちにも通じる悩みや葛藤があるんです。
特に注目したいのが、彼の年齢です。
神話の主人公は「遅咲きのチャレンジャー」
神武天皇(即位前のお名前はカムヤマトイワレビコと言います)が、生まれ故郷である九州の日向(今の宮崎県)を出発したのは、なんと45歳のとき。
当時としては、かなりのおじさん…いえ、ベテランの年齢ですよね。
「このままここで平和に暮らすのもいいけれど、もっと良い国を作るために東へ行こう」
そう決意して、兄や仲間たちと旅に出るんです。
45歳での一大決心。
今の私たちで言えば、定年が見えてきた頃に脱サラして起業する、みたいな感じでしょうか?
あるいは、子育てが落ち着いてから「もう一度自分の人生を生きよう」と新しい勉強を始めるような。
そんな「大人の再出発」の物語だと思うと、急に親近感が湧いてきませんか?
挫折と迂回、そして成功へ
しかも、この旅は順風満帆ではありませんでした。
大阪のあたり(生駒山)で地元の豪族と戦うのですが、なんとボロ負けしてしまうんです。
しかも、その戦いで大切なお兄さんを失ってしまいます。
どん底の挫折です。
でも、彼はここで諦めませんでした。
「なぜ負けたんだろう?」と冷静に分析します。
そして気づくんです。
「自分たちは太陽の神の子孫なのに、太陽に向かって(東に向かって)戦ったのが良くなかったんだ」
「太陽を背にして戦えるように、回り道をしよう」
そう言って、わざわざ紀伊半島をぐるっと大きく迂回するルートを選びます。
真正面からぶつかってダメなら、引いてみる。
ルートを変えてみる。
この柔軟な考え方、仕事や人間関係で悩む私たちにもすごく参考になりますよね。
無理に突き進むだけが正解じゃない。
時には遠回りすることが、成功への近道になることもあるんです。
あのアニメとも関係が?

苦難の旅を続ける彼を助けたのが、不思議な生き物たちです。
道に迷った熊野の山奥で、道案内をしてくれたのが「八咫烏(やたがらす)」。
足が3本ある大きなカラスです。
これ、どこかで見たことありませんか?
そう、サッカー日本代表のエンブレムです!
ボールをゴールへ導くように、神武天皇を勝利へ導いたシンボルなんですね。
さらに、最後の決戦で彼の弓の先に止まり、金色のまばゆい光を放って敵の目をくらませたのが「金鵄(きんし)」というトビ(鳥)。
この「光り輝く鳥」や「道案内のカラス」。
最近の大ヒットアニメ『鬼滅の刃』に出てくる「鎹鴉(かすがいガラス)」の元ネタとも言われています。
神話の世界が、現代のサッカーやアニメと繋がっているなんて、なんだかワクワクしますよね。
今度の休みに行ってみる?ゆかりのパワースポット巡り
そんなドラマチックな神武天皇にゆかりのある場所が、日本にはいくつかあります。
これからの季節、お散歩がてら訪れてみるのも素敵ですよ。

【奈良】橿原神宮(かしはらじんぐう)
まずは、旅のゴール地点であり、初代天皇として即位した場所。
奈良県にある橿原神宮です。
- どんなところ?
- 広大な敷地に、凛とした空気が流れています。
- 本殿の背後には、美しい畝傍山(うねびやま)が見えます。
2月11日には「紀元祭」というお祭りが行われ、たくさんの人で賑わいます。
でも、普段はとても静かで、心が洗われるような場所。
「新しいことを始めたい」「決意を固めたい」という時に訪れると、背中を押してもらえるような気がします。
【宮崎】宮崎神宮(みやざきじんぐう)
次は、物語のスタート地点。
宮崎県にある宮崎神宮です。
- どんなところ?
- 地元では「神武さま」と呼ばれて親しまれています。
- 深い森に囲まれた、厳かな雰囲気の社殿です。
宮崎は気候も暖かくて、食べ物も美味しいのが魅力!
神宮にお参りした後は、近くのお店でチキン南蛮を食べたり、のんびり観光したり。
「ここから全てが始まったんだなぁ」と思いながら歩くと、いつもの風景が違って見えてくるかもしれません。
【福岡・埼玉】意外な聖地とモダンな神社
実は他にも、意外な場所にゆかりの地があります。
- 福岡県:岡田宮(おかだぐう)
- 東征の途中で、神武天皇が1年間滞在したと言われる場所。
- 『鬼滅の刃』のファンの間でも聖地として注目されています。
- 埼玉県:武蔵野坐令和神社(むさしのれいわじんじゃ)
- ところざわサクラタウンの中にある、すごくモダンな神社。
- ここにも、神武天皇を導いた天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
- 建築家・隈研吾さんがデザインしたスタイリッシュな空間で、現代的な「和」を感じられます。
ちょっと誰かに話したくなる!世界と日本の「建国」トリビア
最後に、明日誰かに話したくなるような小さなトリビアを2つご紹介します。
日本は世界有数の「長寿国家」?
神話をベースにしているので正確な年数はわかりませんが、同じ王家(皇室)が続いている国として、日本は世界で最も古い国の一つと言われています。
ギネスブックにも認定されたことがあるとか。
2000年以上も国のかたちが続いているって、世界史的に見てもものすごい奇跡なんです。
奇妙な一致?イランとの意外な関係
これは本当に偶然なのですが。
実は、中東の国イランの「革命記念日」も、同じ2月11日なんです。
1979年にイラン革命が成功した日。
遠く離れた国で、同じ日に国の重要なお祝いがあるなんて、不思議なご縁を感じますよね。
世界地図を眺めながら、「今日はお祝いの日なんだな」って想像するのも楽しいかもしれません。
Q&A:読者の「ここが気になる!」にお答えします
ここで、記事を読んでいて「ちょっと気になるな」と思ったかもしれない疑問にお答えしますね。
Q. 建国記念の日には、特別なものを食べるの?
A. 実は、お正月のおせちや、節分の恵方巻のような「決まった行事食」はありません。
でも、お祝いの日なので、お赤飯を炊いたり、ちょっといいお魚を食べたりして、自分なりにお祝いするのも素敵ですよね。私はケーキを買ってきて、個人的にお祝いしちゃおうかなと計画中です(笑)。
Q. 神武天皇って実在したの?
A. これはずっと議論されている難しい問題です。
「実在した」という説もあれば、「神話上の架空の人物」という説もあります。
ただ、考古学の発掘調査で、神話の時代に近い遺跡が見つかったりすることもあり、「モデルになった人物はいたのかも?」と想像が膨らみます。
「いるかいないか」よりも、その物語が人々の心にどう生きてきたかが大切なのかもしれませんね。
Q. 神社に行くときの作法は?
A. 基本的な「二礼二拍手一礼(2回お辞儀、2回手を叩く、1回お辞儀)」ができれば大丈夫です!
でも一番大切なのは、「お邪魔します」「ありがとうございます」という感謝の気持ち。
形式にとらわれすぎて緊張するより、リラックスして手を合わせる時間を楽しんでくださいね。
まとめ:歴史を知ると、休日がもっと味わい深くなる
いかがでしたか?
「ただの休み」だと思っていた2月11日。
実は、明治時代の人たちの熱意や、神話の壮大なストーリー、そして「国があること」への感謝が詰まった一日だったんですね。
- 2月11日は、初代天皇の即位日を今の暦で計算した日。
- 「の」が入るのは、史実への配慮とお祝いする心から。
- 神武天皇は、45歳で再出発した努力の人。
こんなふうに背景を知ると、街で見かける国旗や、カレンダーの赤い数字が、少しだけ特別に見えてきませんか?
遠くの神社に行かなくても大丈夫。
おうちで「日本、誕生日おめでとう!」と心の中でつぶやいてみるだけでも、きっと素敵な建国記念の日になるはずです。
みなさんの休日が、温かくて穏やかな一日になりますように。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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