こんにちは!
夏のにぎわいが落ち着くと、なんだか無性に旅に出たくなりませんか?特に、空気が澄んで景色が鮮やかに色づく秋は、最高の旅行シーズンですよね。
秋旅の行き先として、毎年人気なのが「北海道」と「京都」。
壮大な自然が黄金色に染まる北海道も、歴史あるお寺を紅葉が彩る京都も、どちらも魅力的で「今年の秋はどっちに行こう…」なんて、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
わかります、その気持ち!私も毎年、秋が近づくとこの究極の選択に頭を抱えています(笑)。
そこでこの記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、北海道と京都の紅葉の魅力を、見頃の時期から費用、モデルコースまで、あらゆる角度から徹底的に比較してみました。
この記事を読み終わる頃には、「私にはこっちが合ってるかも!」と、次の旅先がクリアになっているはず。さあ、一緒に最高の秋旅を計画しましょう!
【結論から】あなたに合うのはどっち?京都 vs 北海道 紅葉旅行比較表

細かい話の前に、まずは結論から。「結局、私にはどっちが合ってるの?」という疑問にズバリお答えしますね。下の比較表で、ご自身の希望や旅のスタイルに合うのはどちらか、チェックしてみてください。
比較項目 | 雄大な自然の北海道 | 風情あふれる古都・京都 |
見頃の時期 | 9月上旬~10月下旬(日本で一番早い!) | 11月中旬~12月上旬 |
景色の特徴 | 山々や大地が燃えるようなダイナミックな紅葉 | 寺社仏閣と紅葉が織りなす計算され尽くした美 |
おすすめの人 | ・ドライブやアウトドアが好き ・広い景色を見て癒されたい ・人混みを避けてのんびりしたい | ・歴史的な街並み散策が好き ・幻想的なライトアップが見たい ・グルメやカフェ巡りも楽しみたい |
必要な日数 | 3泊4日~(移動範囲が広いため) | 1泊2日~(見どころがコンパクト) |
旅の予算 | 少し高め(航空券代がメイン) | 比較的リーズナブル |
気候・服装 | 本格的な冬の寒さ!ダウンジャケット必須 | 朝晩の寒暖差に対応できる重ね着が必須 |
どうでしょう?ざっくりとしたイメージは掴めたでしょうか。
広大な自然の中でリフレッシュしたいなら北海道、美しい日本の秋をしっとりと味わいたいなら京都、といった感じですね。
では、ここからはそれぞれの魅力を、もっと深掘りしていきます!
【9月・10月が見頃】大自然に感動!北海道のおすすめ紅葉名所5選
日本で一番早く紅葉シーズンが始まる北海道。9月に入ると山の上から色づき始め、10月にかけて平野部へと降りてきます。そのスケールの大きさは、まさに圧巻の一言です。

1. 大雪山国立公園(層雲峡・旭岳)
「日本で一番早い紅葉」として有名なのが、ここ大雪山国立公園。ロープウェイでぐんぐん高度を上げていくと、眼下には赤、黄、緑の葉が織りなす、まるで絨毯のような絶景が広がります。
> 口コミ風コメント💬
> 「旭岳のロープウェイを降りて、散策路を歩いた時の感動は忘れられません!360度どこを見ても絶景で、空気も澄んでいて最高のリフレッシュになりました。まさに『神々の遊ぶ庭』という言葉がぴったりです。」
- 特徴:日本一早い紅葉、ロープウェイからの大パノラマ
- 見頃:9月上旬~9月下旬
- アクセス:旭川空港から車で約1時間(旭岳ロープウェイ山麓駅)
2. 知床五湖
世界自然遺産にも登録されている知床。原生林に囲まれた幻想的な湖と、鮮やかな紅葉のコントラストは、息をのむほどの美しさです。運が良ければ、エゾシカやキタキツネに出会えるかもしれません。
- 特徴:世界自然遺産と紅葉の貴重なコラボレーション
- 見頃:9月下旬~10月上旬
- アクセス:女満別空港から車で約2時間
3. 定山渓
「札幌の奥座敷」とも呼ばれる温泉地、定山渓。札幌市内から車で1時間ほどとアクセスも良く、気軽に紅葉狩りが楽しめます。豊平川の渓谷をカヌーで下りながら紅葉を眺めるアクティビティも人気ですよ。
- 特徴:札幌からのアクセス抜群、温泉街と渓谷美
- 見頃:10月上旬~10月中旬
- アクセス:札幌駅からバスで約75分
4. 登別地獄谷
モクモクと立ち上る湯気と、硫黄の香り。そんな温泉地ならではの風景と紅葉が融合した、ダイナミックな景色が見られるのが登別です。遊歩道を散策しながら、間近で迫力ある紅葉を楽しめます。
> 口コミ風コメント💬
> 「地獄谷の荒々しい岩肌と、赤や黄色の紅葉のコントラストがすごかったです!夜は『鬼火の路』っていうライトアップもあって、昼間とは違う幻想的な雰囲気でした。温泉とセットで楽しむのが絶対おすすめ!」
- 特徴:温泉の湯気と紅葉が織りなすユニークな風景
- 見頃:10月中旬
- アクセス:新千歳空港から高速バスで約65分
5. 函館・大沼国定公園
秀峰・駒ヶ岳を背景に、大小さまざまな沼や島々が点在する大沼国定公園。湖面に映る「逆さ紅葉」は、まるで絵画のような美しさです。サイクリングや遊覧船など、アクティビティを楽しみながら紅葉を満喫できるのも魅力ですね。
- 特徴:湖面に映る美しい「逆さ紅葉」、アクティビティも充実
- 見頃:10月中旬~10月下旬
- アクセス:函館駅からJRで約30分
【11月・12月が見頃】古都の秋景色にうっとり。京都のおすすめ紅葉名所5選
北海道の紅葉シーズンが終わる頃、バトンタッチするように見頃を迎えるのが京都です。丁寧に手入れされた庭園や、歴史ある建造物と紅葉が一体となった風景は、日本の秋の美しさを改めて感じさせてくれます。

1. 嵐山
京都の紅葉といえば、まず嵐山を思い浮かべる方も多いはず。渡月橋ごしに色づく山々を眺めたり、保津川下りや嵯峨野トロッコ列車から渓谷の紅葉を楽しんだりと、様々な角度から秋の絶景を満喫できます。
> 口コミ風コメント💬
> 「やっぱり嵐山の紅葉は別格!特に、常寂光寺の多宝塔と紅葉の組み合わせは、ポストカードみたいで感動しました。人は多いけど、早朝に竹林の道を散歩したら、人も少なくて澄んだ空気の中、ゆっくり景色を楽しめましたよ。」
- 特徴:渡月橋、トロッコ列車など見どころ満載の定番スポット
- 見頃:11月中旬~12月上旬
- アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」または阪急「嵐山駅」下車すぐ
2. 東福寺
「通天橋」から見下ろす、渓谷を埋め尽くすような紅葉の海は、まさに圧巻の一言。京都屈指の紅葉名所として知られ、その美しさは訪れる人を魅了し続けています。あまりの絶景に、橋の上でなかなか足が進まなくなってしまうほどです。
- 特徴:「通天橋」から見下ろす紅葉の海は必見
- 見頃:11月中旬~11月下旬
- アクセス:JR・京阪「東福寺駅」から徒歩約10分
3. 清水寺
「清水の舞台」としてあまりにも有名な清水寺。断崖にせり出すように建てられた舞台と、その下を彩る紅葉のコントラストは、京都を象徴する風景の一つです。秋の夜間特別拝観では、暗闇に浮かび上がる幻想的な紅葉が楽しめます。
- 特徴:「清水の舞台」と紅葉のコラボ、夜のライトアップも人気
- 見頃:11月下旬~12月上旬
- アクセス:市バス「五条坂」または「清水道」から徒歩約10分
4. 永観堂(禅林寺)

古くから「もみじの永観堂」と呼ばれ、親しまれている名所です。約3,000本ものモミジが境内を彩り、特に池泉回遊式庭園や、最も高い場所にある多宝塔からの眺めは格別。夜のライトアップでは、水面に映る紅葉が幻想的な世界へと誘います。
> 口コミ風コメント💬
> 「永観堂のライトアップは、今まで見た紅葉の中で一番感動しました!池に映る紅葉が本当に綺麗で、ずっと見ていられます。拝観料は少し高めだけど、その価値は絶対にあります。平日でも混むので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。」
- 特徴:「もみじの永観堂」の呼び名にふさわしい圧倒的な美しさ
- 見頃:11月中旬~11月下旬
- アクセス:市バス「南禅寺・永観堂道」から徒歩約3分
5. 貴船神社
京都市街地よりも少し山手にあるため、一足早く紅葉が見頃を迎えます。特に、参道に並ぶ朱色の春日灯篭と紅葉のコントラストは、とてもフォトジェニック。夕暮れ時から灯りがともる「貴船もみじ灯篭」の期間は、幻想的な雰囲気に包まれます。
- 特徴:市街地より早い見頃、朱色の灯篭と紅葉が美しい
- 見頃:11月上旬~11月下旬
- アクセス:叡山電車「貴船口駅」からバスで約5分
【旅の計画】後悔しないために!準備・費用・モデルコース
さあ、行きたい場所のイメージが固まってきたら、次は具体的な旅の計画です。「しまった!」なんてことにならないように、準備のポイントをしっかり押さえておきましょう。
予算はどれくらい?(航空券・宿泊費の目安)
旅の計画で一番気になるのが、やっぱりお金のことですよね。シーズンや予約時期によって変動しますが、平均的な費用を調べてみました。(※東京発、1人あたりの料金目安です)
北海道旅行(3泊4日)の場合
移動に時間がかかる北海道は、少し長めのお休みを取って行くのがおすすめ。
- 航空券(往復): 30,000円~50,000円
- 宿泊費(3泊): 24,000円~45,000円(1泊8,000円~15,000円)
- レンタカー代(4日間): 20,000円~30,000円(2名利用で1人10,000円~)
- 食費・観光費など: 30,000円~
- 合計目安:約94,000円~155,000円
京都旅行(2泊3日)の場合
見どころが比較的コンパクトにまとまっているので、週末+1日でも十分楽しめます。
- 新幹線(往復): 約28,000円
- 宿泊費(2泊): 20,000円~40,000円(1泊10,000円~20,000円)
- 交通費(バス一日券など): 約2,000円
- 食費・観光費など: 25,000円~
- 合計目安:約75,000円~95,000円
やはり、航空券やレンタカーが必要な分、北海道の方が少し費用は高めになる傾向がありますね。
予約はいつから?航空券・ホテルをお得に予約するコツ
紅葉シーズンの北海道・京都は、1年で最も混雑する時期と言っても過言ではありません。「まだ先だから大丈夫」なんて思っていると、あっという間に予約が埋まってしまいます。
- 予約開始の目安は3ヶ月前!
- 特に週末や連休は争奪戦です。旅の日程が決まったら、すぐに航空券と宿を押さえるのが鉄則!
- 航空券は「ダイナミックパッケージ」を狙う
- 航空券とホテルをセットで予約すると、別々に取るよりかなりお得になることが多いです。旅行会社のサイトなどをチェックしてみましょう。
- 平日の出発・帰着を検討する
- もし可能なら、金土日ではなく、日月火といった日程にすると、航空券も宿泊費も安くなる傾向があります。
服装と持ち物リスト
「現地で着る服がない!」なんてことにならないように、気候に合わせた服装の準備はとても大切です。

北海道(10月)の服装
- ポイント:「東京の真冬」をイメージして!
- 10月の札幌の平均気温は11℃前後。最高気温も16℃くらいなので、日中でも肌寒く感じます。
- 必須アイテム
- ・厚手のコートやダウンジャケット
- ・ニットやフリース
- ・ヒートテックなどの機能性インナー
- ・ストール、手袋、カイロ(特に朝晩や山間部に行く場合)
京都(11月)の服装
- ポイント:寒暖差に対応できる「重ね着」が鍵!
- 11月の京都の平均気温は12℃前後。日中は日差しがあると暖かく感じますが、朝晩や日陰、特に夜のライトアップはグッと冷え込みます。
- 必須アイテム
- ・トレンチコートやウールのコート
- ・カーディガンやパーカーなど、着脱しやすい羽織りもの
- ・ブラウスや薄手のニット
- ・ストールやマフラー(温度調節に大活躍!)
共通の持ち物
- 歩きやすい靴: スニーカーやフラットシューズが絶対におすすめ。たくさん歩くので、おしゃれより歩きやすさを優先しましょう。
- モバイルバッテリー: 地図を見たり写真を撮ったり、スマホの充電はすぐに減ってしまいます。
- カメラ: せっかくの絶景ですから、スマホだけでなくカメラでもぜひ。
- エコバッグ: お土産などで荷物が増えた時に便利です。
- 保湿グッズ: ホテルの部屋は乾燥しがち。ミニ加湿器やフェイスマスクがあると快適です。
【プラン例】目的別モデルコース
「行きたい場所は決まったけど、どう回ればいいの?」という方のために、簡単なモデルコースを考えてみました。
北海道 大自然満喫3泊4日ドライブコース
広大な北海道を効率よく巡るなら、やっぱりレンタカーが便利!
- 1日目: 新千歳空港に到着 → レンタカーを借りて支笏湖へ → 湖畔の紅葉を楽しみ、登別温泉へ(泊)
- 2日目: 午前中は登別地獄谷を散策 → 洞爺湖へ移動、有珠山ロープウェイで絶景を堪能 → 洞爺湖温泉(泊)
- 3日目: 札幌へ移動 → 定山渓で紅葉狩り&足湯 → 札幌市内観光(時計台、大通公園など) → 札幌(泊)
- 4日目: 札幌市内でスープカレーのランチ&お土産購入 → 新千歳空港へ
京都 王道&ライトアップ満喫2泊3日コース
公共交通機関が発達しているので、バスや電車を上手に使って巡りましょう。
- 1日目: 京都駅に到着 → JRで嵐山へ → 渡月橋、天龍寺、竹林の道を散策 → 嵐電で市内へ戻る → 京都河原町周辺(泊)
- 2日目: バスで東福寺へ、通天橋からの絶景を堪能 → 清水寺周辺へ移動、二年坂・三年坂を散策しながらランチ → 夕方から高台寺のライトアップへ → 祇園で夜ごはん → 祇園周辺(泊)
- 3日目: 永観堂で「もみじの永観堂」をじっくり鑑賞 → 哲学の道を散歩 → 京都駅でお土産探し
まとめ
さて、ここまで京都と北海道の紅葉について、じっくり比較してきましたが、いかがでしたか?
最後に、この記事のポイントをもう一度おさらいしますね。
- ダイナミックな自然と日本一早い紅葉を楽しみたい、ドライブが好きなら「北海道」
- 歴史的な街並みと紅葉のコントラスト、グルメやライトアップも楽しみたいなら「京都」
どちらを選んでも、きっと忘れられない素晴らしい秋の思い出が作れるはずです。
「百聞は一見にしかず」と言います。ぜひ、ご自身の目で、その季節にしか出会えない日本の美しい秋景色を確かめに行ってみてくださいね。
あなたの秋旅が、最高に素敵なものになりますように!