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ノジマが日立の家電を買収!?私たちの洗濯機や冷蔵庫はどうなる?

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家電量販店で冷蔵庫を眺める女性

📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ

  • ノジマが日立の白物家電事業(日立GLS)を1000億円超で買収する方向で調整中
  • 「作る」から「売る」まで一体化する垂直統合モデルで、高付加価値な家電戦略へ
  • 日立ブランドはしばらく継続見込み。家電市場は安価なアジア勢と高付加価値品の二極化が加速しそう

「日立の冷蔵庫、使ってる」「ノジマで家電を買ったことがある」という方には、ちょっと気になるニュースが入ってきました。

家電量販大手のノジマが、日立の白物家電事業を1000億円以上で買収する方向で動いているというのです。

え、量販店がメーカーを買うの?という驚きとともに、私たちの日常への影響も気になりますよね。洗濯機や冷蔵庫といった毎日使う家電のことだから、他人事じゃないな、と感じた方も多いはず。

今回は、このニュースの背景と、私たちの暮らしにどんな変化が起きそうかを、できるだけわかりやすくまとめてみます。

ノジマが日立の家電を買収!?私たちの洗濯機や冷蔵庫はどうなる? インフォグラフ

目次

そもそも何が起きたの?今回のニュースをざっくり解説

量販店がメーカーを買う「垂直統合」って何?

今回のポイントは、家電を「売る側」のノジマが、家電を「作る側」の日立GLSを買うという点です。

ふつうは、メーカーが商品を作って、量販店がそれを売る、という流れですよね。でも今回はその垂直の流れを、ノジマが一社で丸ごと抱えようとしている。

これを「垂直統合」といいます。難しく聞こえますが、要は「作るところから売るところまで全部自分でやる」という戦略です。

ファッション業界でいうと、ユニクロのように自社で企画・製造・販売をぜんぶやるスタイルに近いイメージです。

日立GLSってどんな会社?

「日立GLS」というのは、日立グローバルライフソリューションズの略称です。日立製作所の子会社で、日本の白物家電——洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど——を手がけてきた会社です。

売上高は年間3600億円超。日立ブランドの洗濯機や冷蔵庫を長年にわたって支えてきた、かなりの規模の事業体です。

なぜ日立は家電事業を手放すのか

日立製作所は近年、「社会インフラのデジタル化」に経営の軸を絞る方針を進めています。

わかりやすくいうと、電力や鉄道・水道など社会の基盤を支えるシステムのデジタル化に集中する、ということです。

その方針のもと、物流や化学、海外の白物家電など、「軸からズレる事業」を次々と売却してきました。今回の国内白物家電部門も、その流れの一環です。


なぜノジマが選ばれたの?他にも手を挙げた会社がいたって本当?

サムスン・LG・KKRも名乗りを上げていた

実は今回、ノジマだけでなく複数の会社が日立GLSへの関心を示していました。

韓国のサムスン電子、同じく韓国のLG電子、そして米国の大手投資ファンドKKRといった名前も報じられています。いずれも世界的に知られた大きなプレーヤーばかり。

そこからノジマが選ばれたのには、それなりの理由がありそうです。

ノジマの強みはどこにある?

ノジマは大手家電量販の中でも、ちょっと変わったスタイルで知られています。

メーカーから派遣された販売員を置かず、自社スタッフだけで店舗を運営しているのです。これにより、特定のメーカーに肩入れしない中立な提案ができる、という強みがあります。

また、安売り競争からも一定の距離を置いてきました。値段で勝負するのではなく、提案力や付加価値で選ばれようとしてきた会社です。

日立としては、ブランドの価値を守ってくれる相手として評価した部分もあるのかもしれません。

VAIOも傘下に入れていた、という布石

実はノジマ、2025年にパソコンメーカーのVAIOも買収しています。

VAIOといえば、ソニーが手がけていた高品質PCブランドで、「かっこいいパソコン」の代名詞として記憶している方も多いはず。ノジマはすでに「ブランド価値のある家電事業を育てる」という方向性を見せていました。

今回の日立買収は、その延長線上にある動きといえます。


日本の家電メーカーはどうなってきたの?歴史をおさらい

ハイアール、美的集団、ホンハイ……次々と渡った日本ブランド

2010年代以降、日本の家電ブランドは次々と海外資本の傘下に入っています。

中国の海爾集団(ハイアール)は2012年に旧・三洋電機の白物家電事業を取得。2016年には、経営難に陥った東芝の白物家電を中国・美的集団が、シャープを台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が買収しました。

直近では、ソニーがテレビ事業の過半数の株式を中国のTCLグループに譲渡することを発表するなど、再編の流れは今も続いています。

「安さ」で勝負できなくなった日本勢

家電の世界では、アジアメーカーが低価格の製品で市場を席巻しています。

大量生産によるコスト削減力では、なかなか太刀打ちできないのが実情です。日本のメーカーが「安さ」で勝負しようとすると、どこかで品質や開発への投資を削らざるを得なくなる。

その結果、「高付加価値でないと生き残れない」という方向性が日本メーカーの共通課題になってきました。

また、電気代や物価の上昇が家計を直撃している昨今、家電の選び方も変わってきています。長く使える品質の高い家電に関心が向くのは自然な流れかもしれません。

電気代との関係が気になる方はこちらも参考にどうぞ。 → 電気代が高い今、やってはいけない節約と本当に効果がある対策

パナソニックや三菱電機は今どうしてる?

パナソニックや三菱電機は現在も国内で白物家電事業を続けています。

特にパナソニックは、小売価格をメーカーが設定し、売れ残った在庫の返品にも応じる「指定価格制度」を導入しました。過度な値崩れを防ぎ、利益を確保する仕組みです。

値下げ合戦に巻き込まれず、ブランドの価値を守る——これは、今後の日本の家電業界全体に求められる姿勢かもしれません。


私たちの暮らしへの影響は?家電が「高付加価値」になるとどうなる

安い家電と高い家電、二極化が進む?

今回の買収が実現すると、家電市場はさらに二極化していく可能性があります。

一方には、アジア系メーカーによる低価格品。もう一方に、ノジマ傘下の日立などが担う高付加価値品。この二つがはっきり分かれていく構図です。

「とにかく安いものを買いたい」という層と、「長く使えるものにお金をかけたい」という層で、選ぶ家電のメーカーや買い場も変わってくるかもしれません。

日立ブランドはこれからも続く?

気になるのは「日立の冷蔵庫、今後も日立ブランドで売られるの?」という点ですよね。

現時点では、日立製作所も引き続き一部の株式を保持する形と報じられています。完全に切り離されるわけではなく、ブランドはしばらく続くとみられます。

とはいえ、経営主体がノジマに移ることで、商品のラインアップや開発の方向性には変化が出てくる可能性もあります。どんな新製品が生まれてくるか、注目したいところです。

ノジマで家電を買うメリットは変わる?

これまでノジマといえば、「自社スタッフによる中立な提案」が強みでした。

今後は「自社メーカーの製品を持つ量販店」という立ち位置になります。提案の中に日立製品が増える可能性はありますが、それが私たちにとっていいことかどうかは、製品の品質次第ですよね。

ただ、開発から販売まで一体化することで、価格や機能の面でユニークな製品が生まれることへの期待もあります。

電気代の見通しが気になる方は、こちらも読んでみてください。電力コストを意識した家電選びの参考になるかもしれません。 → 電気代はいつまで高い?2026年以降も高値が続く理由と今後の見通し

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家電選びの新常識——これからどう買うのが賢い?

「安さ」だけで選ばない時代へ

物価や光熱費が上がっている今、家電選びの基準が少しずつ変わってきています。

「安いから買う」という選択は、一時的に出費を抑えてくれるかもしれません。でも、壊れやすかったり、電力消費が多かったりすると、長い目で見たときのコストが高くなることもあります。

初期費用よりも「10年使えるか」「電気代に影響しないか」という視点が、これからの家電選びにはより大切になりそうです。

長く使える家電選びのポイント

家電を長く使うために意識したいポイントをざっくりまとめると、こんな感じです。

  • 省エネ性能(年間電気代の目安を確認する)
  • メーカーの修理対応年数(部品の保有期間)
  • 使いやすさ(余計な機能より、必要な機能が使いやすいか)
  • アフターサービスの充実度

日立のように長年の実績があるブランドは、修理や部品の対応においても一定の信頼があります。今後のノジマ体制のもとでもその点が引き継がれることを期待したいところです。

家電量販店との賢い付き合い方

量販店で家電を買う際、ポイントになるのは「誰が説明してくれるか」です。

メーカーの派遣スタッフが多い店舗では、自社製品を推しやすい事情があります。一方でノジマのように自社スタッフで運営している店舗は、比較提案がしやすいという面があります。

「自分の生活スタイルに合うか」を軸に、スタッフに相談しながら選ぶのが一番。押し売り感のある接客は上手に流しつつ、本当に必要なものを見極めていきましょう。

ちなみに、ホルムズ海峡の緊張や円安が長引けば、家電の価格にも影響が出てくる可能性があります。原油・物価・家電の関係が気になった方はこちらも。 → ホルムズ海峡が機雷で封鎖中!日本のガソリン代・物価への影響はどうなる?


よくある質問

Q. 日立の冷蔵庫や洗濯機はこれからも「日立ブランド」で売られますか? A. 現時点ではブランドが消えるという情報はありません。日立製作所も一部株式を保持し続けるとみられています。ただし、経営主体がノジマに移ることで、ラインアップや開発方針に変化が生じる可能性はあります。

Q. ノジマはなぜサムスンやLGではなく選ばれたのですか? A. ノジマが日立ブランドの価値を守ろうとしている点、またVAIOなどの買収でブランド事業への姿勢を示してきた点が評価されたとみられています。海外メーカーへの売却ではなく、国内での継続という判断があった可能性があります。

Q. 今後、家電の価格は上がりますか? A. 高付加価値路線にシフトする動きが強まれば、フラッグシップモデルは価格が上がる可能性があります。一方で、アジア系メーカーの低価格品も引き続き選択肢として残るため、二極化が進む見通しです。

Q. 家電を買うなら今と後どちらがいいですか? A. 買収の影響が商品に反映されるには一定の時間がかかります。急ぎでなければ、新体制のもとで出てくる新製品を待つのも一つの手です。今すぐ必要な場合は、省エネ性能と修理対応年数を重視して選ぶのがおすすめです。


まとめ

ノジマが日立の白物家電事業を1000億円超で買収するという今回の動き。家電の世界が大きく動いていることを実感するニュースでした。

日本の家電ブランドが次々と海外企業の傘下に入っていくなか、今回はあくまで国内での再編という形になったことには、少し安心した気持ちもあります。

「作る」と「売る」を一体化することで、どんな家電が生まれてくるのか。省エネ性能が高く、長く使えて、生活をちょっと豊かにしてくれるような製品に期待したいですね。

家電選びは、暮らしの質に直結する大切な選択。これからも「安さ」だけでなく「長く使えるか」「電気代に優しいか」という目線を持ちながら、自分にとって本当にいい一台を選んでいきましょう。


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