📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- カルビーがポテチなど主力14商品のパッケージを白黒に切り替えると発表。中東情勢悪化に伴うカラーインク不足が原因。
- ナフサ(原油由来)が不足しインクの溶剤・樹脂が入手困難に。伊藤ハム米久HDなど他社も同様の対応を検討中。
- 食品の見た目が変わっても中身は同じ。ただし包装コスト増による値上げラッシュへの波及も懸念されている。

スーパーのお菓子コーナーで、あのカラフルなパッケージが消えるかもしれない。
そんなニュースが飛び込んできて、思わず「えっ、本当に?」と二度見してしまいました。
カルビーが、ポテトチップスをはじめとする主力商品のパッケージを白黒に切り替えると発表したんです。
理由は「インク不足」。でも、なぜお菓子の袋のインクが足りなくなるの?と思いますよね。
実はこれ、遠い中東の出来事が、じわじわと私たちの日常に迫ってきているサインでもあります。
今日はこの「パッケージ白黒化」の話を糸口に、その背景と私たちの生活への影響を一緒に整理してみましょう。
PIC1 | alt: スーパーのお菓子売り場でカラフルなスナック菓子のパッケージを手に取る女性のイラスト
カルビーが主力14商品のパッケージを白黒化へ

対象商品はポテチだけじゃなかった
今回白黒パッケージへの切り替えが予定されているのは、カルビーの主力商品14品です。
代表格はやっぱりポテトチップス。うすしお味やコンソメパンチ、コンソメダブルパンチ、のり塩といった定番フレーバーが対象に含まれています。
それだけじゃなくて、「かっぱえびせん」や「堅あげポテト」、さらにシリアルの「フルグラ」まで。スーパーで毎週のようにカゴに入れているあの商品が、ある日突然モノクロになって棚に並ぶかもしれないんです。
5月25日出荷分から順次切り替わる予定とのこと。つまり、気づいたら変わっていた、という状況が近づいています。
カルビーが語った「苦渋の決断」
カルビーは今回の決定について「中東情勢の緊迫化で一部原材料が不安定になっている。今後の情勢がどうなるかわからない中、安定供給を最優先に、機動的かつ柔軟に対応していく」と説明しています。
「安定供給を最優先に」という言葉が、この決断の重さを物語っています。
パッケージのデザインはブランドの顔とも言えるもの。それを一時的に手放してでも、商品を届け続けることを選んだわけです。
消費者の立場からすると「あれ、別の商品かな?」と思ってしまいそうですが、中身は変わらない。それだけは安心してほしいですね。
なぜインクが足りなくなっているの?

中東→原油→ナフサ→インク、という連鎖
「インクが足りない」と言われても、最初はピンとこないかもしれません。でも、順を追って見ていくと、なるほどと納得できます。
2026年2月、米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃を開始しました。これをきっかけに、中東の主要な原油・エネルギー輸送ルートであるホルムズ海峡の通行に深刻な支障が出ています。
日本は原油の約9割超を中東に依存しています。そして原油から精製される「ナフサ」という石油製品が、今回の問題の核心です。
ナフサは、私たちの生活のあらゆるところに使われているプラスチックや化学繊維の原料。そしてインクの溶剤や樹脂の材料にもなっています。
ホルムズ海峡が機能しなくなると、ナフサの供給が一気に細る。するとインクの原料が手に入らなくなる。その結果、食品パッケージに使うカラーインクが不足してしまう——という流れです。
中東情勢がどれほど私たちの暮らしに直結しているか、改めてリアルに感じさせられますね。
→ ホルムズ海峡の封鎖がなぜ日本の家計に直結するのか、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。 → ホルムズ海峡が機雷で封鎖中!日本のガソリン代・物価への影響はどうなる?
カラーインクが特に深刻な理由
ナフサ不足はインク全般に影響していますが、なかでも「カラーインク」の入手がとりわけ難しくなっています。
カラーインクは複数の顔料や溶剤を精密に配合して作られています。どれか一つの原料が手に入らなくなるだけで、製造できなくなってしまうんです。
モノクロ(白黒)に切り替えるというのは、使用するインクの種類を最小限に抑えることで、何とか包装を維持しようという合理的な判断とも言えます。
「カラーじゃなければ印刷できる」——それがギリギリの妥協点なんですね。
「カルビーだけ」で終わらない業界全体の動き

伊藤ハム米久HDも同様の動きを検討
実は、白黒パッケージへの切り替えを検討しているのはカルビーだけではありません。
伊藤ハム米久ホールディングスの社長も、「今後、カラフルなパッケージは難しくなる。白黒などシンプルな包装になる可能性がある」と公の場で語っています。
ハムやソーセージなど食肉製品のパッケージも、同じような変化が起きるかもしれないんです。
業界関係者への調査では、食品メーカーの44%がすでにナフサ不足の影響が出ていると回答。さらに31%が「3ヶ月以内に影響が出る」と答えているというデータもあります。合計すると約75%の食品メーカーが、近い将来に影響を受けると見込んでいることになります。
スナックや飲料、中食まで広がる可能性
影響はスナック菓子や食肉にとどまりません。
飲料、乾麺、惣菜、デザートなど、カラーパッケージで商品イメージを訴求している食品全般に波及する可能性があります。
乾麺メーカーの中には、すでに6月出荷分から無地の資材に切り替える動きも出ているとか。コンビニやスーパーで見慣れた商品が、ある日を境に地味なパッケージで並ぶ——そんな光景が夏以降に一気に広がるかもしれません。
私たちの「お買い物」はどう変わる?

「見た目で選ぶ」が難しくなる
日常のお買い物で、パッケージのデザインや色を手がかりにして商品を選んでいる人は多いと思います。
特に同じブランドのフレーバー違い商品は、色で区別していることも多いですよね。うすしお味は青系、コンソメは黄色・赤系…という感じで。
それが白黒になると、パッと見ただけでは「どれがどれ?」となりやすい。棚の前で立ち止まって、細かい文字を読む必要が出てきます。
目が疲れている夕方のお買い物に、ちょっとひと手間かかるようになるかもしれませんね。
→ 物価高で家計が圧迫されている今だからこそ、使える給付金や支援制度を確認しておきましょう。 → 【2026年最新】物価高対策の給付金まとめ|10万円給付・光熱費支援・住宅補助金を完全解説
ブランドイメージへの影響は?
パッケージデザインは、食品メーカーにとってブランドを伝える大切な手段です。
「カルビーのポテチといえばあの赤と黄色」「フルグラといえばあの鮮やかな実りのイメージ」——そういう視覚的なブランドの刷り込みが、しばらくの間リセットされることになります。
消費者の立場では「あ、これカルビーか」とすぐに分かりにくくなる可能性もあります。
ただ、一方で「こんなときでも工夫して届けてくれる」という誠実さに好感を持つ消費者も出てくるかもしれません。危機対応の姿勢が、ブランドの信頼につながることもあるんですよね。
知っておきたいニッチな背景知識

日本のナフサ依存はどれほど深刻か
日本のナフサ調達先は、中東からの直接輸入が約4割、国内精製分が約4割、その他地域からの輸入が約2割です。
ただし、国内精製に使う原油も中東に9割依存しているため、実質的な中東依存度は約8割に上ると言われています。
これほど中東に頼り切っている構造がある以上、今回のような有事には一気に影響が出てしまうのは避けられません。
政府は米国・南米などからの代替調達を急いでいますが、長年かけて構築してきたサプライチェーンを短期間で切り替えるのは、思うようにはいかないのが現実です。
家計への波及はパッケージだけではない
野村総合研究所の試算では、ナフサ由来製品の値上がりが続いた場合、4人家族の年間家計負担は2万2500〜3万5100円増えるとされています。
パッケージが白黒になるのはあくまで「目に見える変化」のひとつ。目に見えないところでは、包装資材のコスト増が商品価格に転嫁されることで、食品全体の値上がりが加速する可能性もあります。
帝国データバンクの調査では、値上げ要因として「包装資材」が7割と最も高く、これは集計開始以来最多のペースだとか。秋以降には食品値上げラッシュが再来する可能性も指摘されています。
家計防衛の観点からも、この流れは今後も注目していく必要がありそうです。
→ ガソリン代や電気代の値上がりとも深く関係している今の物価高について、わかりやすく解説しています。 → 【速報解説】ホルムズ海峡封鎖でガソリン値上げはいつから?価格反映の時期と家計への影響・備蓄の真実
Q&A:気になる疑問に答えます

Q. カルビーのポテチはいつから白黒パッケージになりますか?
A. 2026年5月25日出荷分から順次、白黒2色のみのパッケージへ切り替わる予定です。店頭に並ぶ時期は流通のタイムラグにより多少前後する可能性があります。
Q. 白黒になっても中身(味・内容量)は変わりませんか?
A. はい、変わりません。パッケージのデザインのみの変更で、商品の内容や品質には影響はありません。
Q. なぜ白黒に切り替えるとコストが節約できるのですか?
A. カラーインクは複数の顔料・溶剤を必要とし、原料も多品種になります。白と黒の2色だけに絞ることで、不足しているインク原料の使用量を大幅に削減できます。
Q. インク不足の原因はなんですか?
A. 中東情勢の緊迫化でホルムズ海峡の通行が困難になり、原油の精製から得られるナフサが不足。ナフサを原料とするインクの溶剤や樹脂も品薄となっています。
Q. カルビー以外の食品メーカーも白黒パッケージにするのですか?
A. 伊藤ハム米久HDなど複数のメーカーが同様の対応を検討中です。スナック・食肉・飲料など幅広い食品カテゴリに広がる可能性があります。
まとめ
カルビーが主力14商品のパッケージを白黒に切り替えると発表したことで、インク不足という問題が一気に注目を集めています。
背景には中東情勢の緊迫化→ホルムズ海峡の機能不全→ナフサ不足→カラーインク原料の品薄、という連鎖があります。
影響はカルビーだけにとどまらず、伊藤ハム米久HDをはじめとする食品業界全体に広がりつつあります。スーパーの棚の様子が、夏以降に大きく変わるかもしれません。
見た目が変わっても中身は同じ。そこだけは安心してほしいところです。ただ、パッケージコストの増加が価格に転嫁される形での値上げラッシュも懸念されており、家計への影響は引き続き注目が必要です。
こういう時代だからこそ、ちょっとした日常の変化に「なんでだろう?」と立ち止まれると、世の中の動きが少し読みやすくなりますね。
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