📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 2027年(令和9年度)共通テストの本試験は1月16日(土)・17日(日)に実施される
- 出願は原則Web化されており、現役生も自分でマイページを作成・手続きする必要がある
- 現役生・浪人生・保護者それぞれに今すぐやるべきことが違うので、この記事でまるごと確認しよう
「2027年の共通テスト、もう要項って出てるの?」と気になっている人は多いはず。
高2のお子さんを持つ保護者の方も、浪人を決めたばかりの方も、早めに情報を押さえておくと安心できますよね。
大学入試センターや文部科学省からは、すでにいくつかの重要な情報が公式発表されています。一方で、詳細な時間割や出願の正確な日程など、まだ確認できていない部分も残っています。
この記事では、発表済みの確定情報と、今後確認すべき未確定情報をきちんと分けながら、2027年共通テストの全体像をわかりやすくまとめます。現役生・浪人生それぞれの対策ポイントと、保護者向けの注意点もあわせてお届けします。

2027年共通テストの要項・最新情報はどこまで出ている?

令和9年度共通テストの本試験日は2027年1月16日・17日
まず確定していることから確認しましょう。
2027年(令和9年度)大学入学共通テストの**本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)**に実施されることが、大学入試センターより正式に公表されています。
共通テストの実施日は「1月13日以降の最初の土曜日とその翌日の日曜日」というルールで決まります。令和9年度はこの計算で1月16日・17日となります。
病気や災害などやむを得ない事情があった受験生のための**追試験・再試験は1月23日(土)・24日(日)**が予定されています。
大学入試センター・文部科学省で発表済みの内容
試験日のほかにも、いくつかの重要な内容がすでに発表されています。
出題教科・科目の構成については、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報の6教科21科目という枠組みがそのまま継続されます。2025年度から始まった新課程入試の骨格が、2027年度も変わらず踏襲されます。
出願手続きの原則Web化も正式に発表済みです。これは2026年度入試から段階的に移行が進んでいたものが、2027年度には完全定着した形で運用されます。
受験上の配慮における「状況報告書」の必須化も、2027年度から新たに導入されることが公式サイトで通達されています。障害や疾病のある受験生が時間延長や別室受験などを申請する際、これまでより詳しい書類提出が求められるようになります。
今後発表される受験案内で確認すべきこと
大枠は決まっていても、まだ発表されていない情報もあります。
例年、試験の前年6月頃に「受験案内」が公表されます。2027年度であれば2026年6月頃に発表される予定で、その中で以下の内容が明らかになります。
- 試験当日の詳細な時間割(何時から何の科目か)
- 出願期間の正確な日付(例年は9月中旬〜10月初旬)
- 検定料の正確な金額
- インターネット環境がない場合の代替措置の詳細
「受験案内の発表を待ってから本格的に動く」という考え方はリスクがあります。出願のスケジュールは早めに把握しておくに越したことはないので、2026年6月にはすぐ確認できる準備を今から整えておくのがベターです。
2027年共通テストの出題教科・科目一覧

国語・数学・英語・理科・地歴公民・情報のポイント
2027年共通テストは、以下の6教科21科目で構成されます。
| 教科 | 科目・選択方法 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 『国語』(近代文・古文・漢文) | 90分 | 200点 |
| 地理歴史・公民 | 6科目から最大2科目を選択 | 1科目60分/2科目130分 | 1科目100点/2科目200点 |
| 数学① | 『数学I・数学A』または『数学I』 | 70分 | 100点 |
| 数学② | 『数学II・数学B・数学C』(4項目中3項目選択) | 70分 | 100点 |
| 理科 | 5科目から最大2科目を選択 | 1科目60分/2科目130分 | 1科目100点/2科目200点 |
| 外国語 | 英語(R・L)またはその他言語から1科目 | R80分・L60分 | 英語R・L各100点 |
| 情報 | 『情報I』 | 60分 | 100点 |
国語は近代以降の文章(110点)と古文・漢文(各45点)の構成です。複数の文章を読み比べる問題が多く、単純な暗記だけでは対応できません。
英語はリーディングとリスニングの両方が原則必須です。リスニングへの配点比率が高いため、日頃から音声に慣れておくことが大切です。
情報Iは新課程から必須化された科目で、プログラミングや情報の仕組みを問う問題が出題されます。配点は100点。軽視すると大きな痛手になります。
情報Iと数学・地歴公民の科目選択に注意
複雑な選択ルールがあるのが数学②と地歴公民です。
数学②は「数列」「統計的な推測」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」の4項目から3項目を選んで解答します。自分の高校でどの単元を履修しているかを早めに確認しておかないと、本番で選べない項目が出てきてしまう可能性があります。
地歴公民は6科目の中から最大2科目を選べますが、「公共、倫理」と「公共、政治・経済」の組み合わせは不可など、選べない組み合わせが決まっています。難関国立大を志望する場合は、高2段階での科目選択にも直結するため、志望大学の要件と照らし合わせて早めに確認してください。
2027年共通テストで注意したい変更点

出願は原則Web化
2026年度から段階的に移行が進んでいた出願手続きの完全Web化が、2027年度には完全に定着します。
以前は高校が窓口となって一括して願書を取りまとめていましたが、その仕組みはもうありません。受験生一人ひとりが自分でインターネット上の専用サイトにアクセスして手続きを行う形になっています。
現役生の場合「学校が何かやってくれるだろう」という受け身の姿勢は禁物です。手続きを忘れると受験できなくなるため、スケジュール管理は自分自身でしっかり行う必要があります。
マイページ作成・顔写真登録・検定料支払いが必要
Web出願では、以下の手続きをすべて自分でこなす必要があります。
- マイページの作成:メールアドレスを使ってアカウントを登録する(例年7月頃から開始)
- 顔写真データのアップロード:規定の要件を満たした写真を用意する
- 科目の選択・登録:志望大学に合わせて受験科目を選んで登録する
- 検定料の支払い:Pay-easy(ペイジー)・クレジットカード・コンビニ払いなどのキャッシュレス決済が主流
高校生はクレジットカードを持っていないことが多いので、保護者と事前に支払い方法を確認しておくことが大切です。支払い期限を過ぎると出願が完了しないため、早めに準備を進めましょう。
受験上の配慮では状況報告書が必要に
2027年度から、障害や疾病のある受験生が受験上の配慮(時間延長・別室受験など)を申請する際に、「状況報告書」の提出が新たに必須になります。
これは日常的な学習環境や障害の程度をより正確に把握し、個々の状況に合った配慮を提供するための変更です。
書類の準備には医師の診断書なども必要になることがあるため、数週間から数ヶ月の余裕を持った準備が必要です。該当する可能性がある場合は、2026年の夏休み前には大学入試センターの公式サイトで情報収集を始めておきましょう。
現役生はいつから共通テスト対策を始めるべき?

高2〜高3前半は英語・数学の基礎固め
現役生にとって最大の強みは「学校のカリキュラムを活かせること」、そして最大のリスクは「時間が足りなくなること」です。
英語と数学は積み上げ型の科目で、高3の秋から急ごしらえで点数を伸ばすのは非常に難しい。だからこそ、高2の秋〜冬のうちに基礎を固めておくことが合格への最短ルートになります。
情報Iについては、高2段階の学校の授業でプログラミングの基礎ロジックをきちんと理解しておき、高3の夏休みに共通テスト形式の予想問題を短期集中で解く流れが効率的です。
理科・地歴公民は高3の春から夏にかけてインプットを本格化させます。この時期を逃すと、演習が不足したまま本番を迎えることになるので注意が必要です。
学校の授業・定期テストを共通テスト対策に活かす
「学校の授業は受験に関係ない」と考えて内職をする現役生もいますが、それは現代の共通テストにおいては大きなリスクです。
共通テストはあくまで学習指導要領の範囲から出題されます。しかも探究的な授業活動をベースにした問題が多く、教科書の内容を深く理解している人ほど有利になります。
定期テストの勉強を「共通テストの基礎知識インプット期間」として位置づけるだけで、効率がぐっと上がります。教科書の太字だけでなく、欄外のコラムや実験の考察プロセスにも目を向けてみてください。
本格的に共通テスト対策にシフトするのは、高3の11月下旬〜12月が目安。この時期に過去問・予想問題をしっかり解き込むことで、形式への対応力と時間配分の感覚を仕上げます。
浪人生は2027年共通テストにどう備えるべき?

まずは前年の失敗原因を分析する
浪人生活の成否は、4月の段階でいかに前年の結果を冷静に分析できるかにかかっています。
「点数が低かった」という事実だけを見るのではなく、科目ごとに原因を細かく分けることが大切です。
- 純粋な知識不足だったのか
- 問題文の意図を読み違えたのか
- 時間が足りなくて後半が焦ったのか
- 計算ミスなどのケアレスミスが多かったのか
この分析をもとに、苦手なポイントをピンポイントで補強する年間計画を立てることが合格への近道です。「全教科まんべんなく」という方針は、時間を無駄にする原因になりがちです。
浪人生はアウトプット不足と生活リズムの乱れに注意
浪人生が陥りやすい失敗の代表が、「授業を聞くだけで勉強した気になってしまう」ことです。
インプット(授業・映像学習)とアウトプット(問題演習・過去問)の比率は、春は「5:5」、夏は「4:6」、秋以降は「3:7」と、徐々にアウトプットの比重を上げていくのが理想的です。
また、生活リズムの乱れも大敵です。共通テストは午前中から実施されるため、毎朝同じ時間に起きて午前中から勉強を開始するリズムを確立することが、本番のパフォーマンスにも直結します。
秋になると成績が伸び悩み、不安やプレッシャーで追い詰められる浪人生も多いです。週に半日は完全にリフレッシュする時間を設けるなど、メンタルの安定も戦略の一部として意識してみてください。
保護者が確認しておきたいポイント

Web出願と検定料支払いのサポート
保護者にとって最も重要な変化のひとつが、出願システムの変化です。
「高校が一括して願書を取りまとめてくれる」という時代は終わりました。受験生本人がマイページを作成し、すべての手続きをオンラインで完結させる必要があります。
高校生はクレジットカードを持っていないことがほとんどなので、検定料の支払い手段(クレジットカード・コンビニ払いなど)を事前に準備しておくサポートが必要です。支払い期限(例年10月初旬)を見落とさないよう、子どもと一緒にスケジュールを共有しておきましょう。
志望大学ごとの科目・配点確認
同じ学部・学科でも、大学によって共通テストの利用科目や配点のウェイトは大きく異なります。
特に「情報I」の扱いは大学によって差が大きく、配点を他教科と同等に扱う大学もあれば、圧縮している大学もあります。「勉強したのに出願要件を満たしていなかった」という事態を防ぐために、志望校の募集要項を早めに確認するダブルチェッカーの役割を担いましょう。
声かけは管理よりも環境づくりを意識
「もっと勉強しなくて大丈夫?」「模試の判定が下がってるじゃない」という管理型の声かけは、受験生の不安を増幅させることが多く逆効果です。
保護者に求められるのは、心理的な安全基地を作ることです。
夜食の準備や試験当日の交通手配、出願手続きの事務サポートなど、子どもが受験に集中できる環境づくりに徹することが、最高のサポートになります。
2027年共通テスト対策で今すぐやること

志望校の共通テスト利用科目を確認する
まず最初にやるべきことは、志望大学・学部が共通テストで何の科目を使うかを確認することです。
科目を決めずに漠然と全教科の勉強を進めると、限られた時間を分散させてしまいます。志望大学の公式サイトやパンフレットで、共通テスト利用入試の科目・配点を早めに把握しておきましょう。
高2生は今すぐ確認しておくことで、3年生になってからの科目選択を後悔しなくて済みます。
情報I・数学・理社の学習計画を立てる
科目が確認できたら、次は学習計画を立てるステップです。
情報Iは高校の授業で土台を作りながら、高3で仕上げるイメージ。数学②の選択項目や理科・社会の発展科目の履修状況も合わせて確認しておきましょう。
「何をいつまでに終わらせるか」という大まかなロードマップがあるだけで、焦りを減らしながら受験勉強を進められます。
公式情報を定期的に確認する
2026年6月頃に発表される「受験案内」では、詳細な時間割や出願期間など重要な情報が一気に公開されます。
大学入試センターの公式サイト(https://www.dnc.ac.jp)をブックマークしておいて、定期的に情報をチェックする習慣をつけておきましょう。情報は早めにキャッチするほど、スケジュールにゆとりが生まれます。
2027年共通テストに関するお役立ち情報
▶対策の全体像をつかんだら、本試験の日付・出願時期・今後の発表予定を整理したこちらの記事も合わせてチェックしておきましょう。 → 2027年共通テストはいつ?令和9年度の日程・出願時期・今後の発表予定まとめ
▶情報I・数学②・地歴公民の具体的な選択ルールや落とし穴については、こちらの記事で詳しくまとめています。 → 2027年共通テストの科目一覧|情報I・数学・地歴公民の選び方と注意点
▶出願戦略を組み立てるのと同時に、手続きの準備も早めに進めておくと余裕が生まれます。Web出願の仕組みや検定料の支払い方法を確認しておきたい方はこちらをどうぞ。 → 2027年共通テストのWeb出願とは?マイページ作成・写真登録・検定料支払いの注意点
Q&A

Q. 2027年(令和9年度)の共通テストはいつですか? A. 本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)、追試験・再試験は1月23日(土)・24日(日)の予定です。
Q. 現役生でも自分で出願しなければいけないの? A. はい。2026年度から出願は原則Web化されており、現役生であっても個人でマイページを作成し、顔写真の登録・科目選択・検定料支払いをすべて自分で行う必要があります。
Q. 検定料はどうやって払う? A. Pay-easy(ペイジー)・クレジットカード・コンビニ決済などのキャッシュレス決済が主流です。現金書留や窓口での紙の振込は原則廃止となっています。
Q. 受験上の配慮の申請で変わった点は? A. 2027年度から、障害等のある受験生が時間延長などの配慮を申請する際、「状況報告書」の提出が新たに必須となります。医師の診断書なども必要になるため、早めの準備が重要です。
Q. 2027年の共通テストは科目が変わる? A. 新課程入試の枠組み(情報Iの必須化・地歴公民や数学の再編)はそのまま継続されます。当日の詳細な時間割は2026年6月頃の受験案内で確認できます。
Q. 現役生はいつから対策を始めればいい? A. 英語・数学の基礎固めは高2の秋〜冬から。共通テスト形式への特化対策は高3の11月以降が目安です。ただし理科・社会のインプットは高3の春から始めないと間に合わなくなります。
Q. 浪人生が一番気をつけることは? A. 「前年の失敗原因の分析」と「共通テスト特有の形式対策を怠らないこと」です。学力が上がると記述対策ばかりに偏りがちですが、マーク形式の情報処理能力は継続的に磨かないと鈍ってしまいます。
Q. 保護者はどこまで関わればいい? A. 学習内容への干渉より、Web出願のスケジュール管理・検定料の支払いサポート・生活環境の整備に徹するのがおすすめです。志望校ごとの利用科目と配点確認も、一緒にチェックする価値があります。
Q. 情報Iの配点ってどのくらい? A. 共通テストでの配点は100点です。大学によって二次換算時の扱いは異なりますが、共通テスト本試験での100点は他教科と同等の重みがあります。
Q. 受験案内はいつ確認できる? A. 例年、前年の6月頃に大学入試センターの公式サイトで公表されます。2027年度の場合は2026年6月頃が目安です。
まとめ
2027年(令和9年度)共通テストについて、現時点でわかっていることをまとめます。
確定情報
- 本試験日:2027年1月16日(土)・17日(日)
- 追試験・再試験:2027年1月23日(土)・24日(日)
- 出題は6教科21科目(新課程継続)
- 出願は原則Web化(マイページ作成・キャッシュレス決済)
- 受験上の配慮申請に「状況報告書」が新たに必須
今後確認が必要なこと
- 試験当日の詳細な時間割(2026年6月頃の受験案内で公表)
- 出願期間の正確な日付・検定料の金額
現役生は高2のうちに英語・数学の基礎を固め、浪人生は前年の失敗原因を冷静に分析してから動き出すことが大切です。
保護者の方は、Web出願の仕組みと検定料の支払い方法を今から把握しておくと、子どもを後方からしっかり支えられます。
「正しい情報を早めに確認して、逆算してスケジュールを組む」——これが2027年共通テストを乗り越える最大のコツです。
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