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【徹底レビュー】コストコ カークランドシグネチャー ナパ・ヴァレー・レッド・ブレンド(赤ワイン)は「買い」?

コストコに行くと、入り口からずらりと並んだワインコーナーに心躍りますよね。

ずらりと並んだワインの中で、どれを選べばいいか迷ってしまう…という方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたにぜひ試してみてほしいのが、コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」のナパ・ヴァレー・レッド・ブレンド

「ナパ・ヴァレー」と聞くと、「高級そう」「手が出しにくい」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも実は、このワイン、びっくりするほどお手頃価格で、ワイン通の間でも「信じられないコスパ!」と話題になっているんです。

「本当に安くて美味しいの?」

「そもそも、どんなワインなの?」

そんな疑問に、ワインエキスパートの私が本音でお答えしますね。

この記事を読めば、このワインがあなたの「お気に入りリスト」に加わること間違いなしですよ!


目次

このワインの基本情報:知っておきたい5つのポイント

まずは、このワインがどんなワインなのか、基本情報を一緒に見ていきましょう。

価格と驚きのコスパ:なぜこんなに安いの?

このワインの最大の魅力は、なんといってもその価格です。

だいたい2,000円台後半で購入できることが多いです。

「え、ナパのワインなのにその価格は安すぎない?」

そう思った方も多いのではないでしょうか。

カリフォルニア州ナパ・ヴァレー産のワインは、その品質の高さから世界的にも高評価を得ており、通常、この価格帯で見つけるのはほぼ不可能です。

例えば、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンは、安くても5,000円〜1万円以上、高級なものだと数万円〜数十万円することもあります。

なぜカークランドはこんなにも安く提供できるのでしょうか?

それは、「中間マージンを徹底的に排除しているから」です。

通常、ワインはワイナリー→輸入業者→卸売業者→小売店というように、様々な業者の手を経て消費者の元に届きます。

その度にコストが上乗せされるため、どうしても価格は高くなってしまいます。

しかし、カークランドシグネチャーのワインは、コストコが直接ワイナリーから大量に買い付けているため、こうした中間マージンがほとんどかかりません。

その結果、高品質なナパのワインが、びっくりするような価格で手に入るというわけです。

まさに「コストコの企業努力の結晶」と言えるでしょう。

生産者はあの有名ワイナリー「ジョセフ・フェルプス」

「カークランドのワインって、誰が造ってるの?」

「安かろう悪かろうじゃないの?」

そんな疑問を抱く方もいるかもしれません。

このナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドの生産者は、なんとカリフォルニアを代表する老舗ワイナリー「ジョセフ・フェルプス(Joseph Phelps Vineyards)」です。

ジョセフ・フェルプスといえば、「インシグニア(Insignia)」という超有名ワインを造っていることで知られています。

インシグニアは、パーカーポイント(世界的に権威のあるワイン評価)で100点を獲得したこともある、カリフォルニアのアイコン的存在。

そのインシグニアを造っている名門ワイナリーが、このカークランドのワインを手掛けているのです。

ただし、注意してほしいのは「ジョセフ・フェルプスがインシグニアと同じ品質のワインをカークランドに提供しているわけではない」ということです。

コストコ向けに、よりコストを抑えたワインを造っていると考えられます。

それでも、一流ワイナリーが関わっているという事実は、このワインの品質の高さを示していると言えるでしょう。

ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたブレンド

このワインは「レッド・ブレンド」という名前の通り、複数のブドウ品種をブレンドして造られています。

主なブドウ品種は以下の通りです。

  • カベルネ・ソーヴィニヨン
  • メルロー
  • カベルネ・フラン
  • プティ・ヴェルド

特に、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体となっています。

カベルネ・ソーヴィニヨンは、濃厚で力強い味わいが特徴のブドウ品種。

ナパ・ヴァレーの太陽をたっぷり浴びて育つと、凝縮された果実味としっかりとしたタンニン(渋み)を持つ、骨格のしっかりしたワインになります。

そこにメルローなどをブレンドすることで、カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さを保ちつつ、まろやかさや複雑さ、滑らかな口当たりが加わります。

味わいの特徴:専門家も唸るテイスティングノート

では、実際にどんな味わいなのか、テイスティングノート(ワインの香りと味わいを表現したメモ)を見ていきましょう。

色は、縁がほんの少しだけオレンジ色を帯びた、深みのある濃いガーネット色。

グラスに注ぐと、まず熟したブラックベリーやカシスといった黒系果実の凝縮した香りがふわっと広がります。

さらに、バニラやチョコレート、焙煎したコーヒー豆のような、樽由来の複雑な香りが重なり合います。

口に含むと、最初に感じるのは豊かな果実味。

その後、舌の上にじわじわと広がる滑らかなタンニンと、心地よい酸味が全体のバランスをとってくれます。

「渋すぎるのが苦手…」という方もいるかもしれませんが、このワインはタンニンが非常に滑らかで、舌にざらつくような不快感はありません。

むしろ、上質なワイン特有のシルキーな舌触りを感じられるでしょう。

全体的に、力強いのにエレガントで、余韻も長く、この価格帯とは思えないほどの満足感があります。

ヴィンテージ情報:2017年から続く高評価の歴史

コストコのワインはヴィンテージ(ブドウが収穫された年)ごとに味が変わることがあります。

このナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドは、ヴィンテージによって微妙な違いはあるものの、2017年から一貫して高い評価を得ています

特に有名なのが2017年ヴィンテージです。

この年のワインは、ワイン評論家から「価格からは考えられないほど素晴らしい」「まるで高級ワインのようだ」と絶賛され、一気に火がつきました。

その後も、2018年、2019年と続き、それぞれのヴィンテージごとに個性を持ちながらも、安定して高い品質を保っています。

ただし、ヴィンテージは早い者勝ちなので、もし気に入ったヴィンテージを見つけたら、いくつかまとめ買いしておくのも良いかもしれませんね。

読者が気になる「評価・口コミ」まとめ

「本当にみんなそんなに絶賛してるの?」

「実際のところ、どうなの?」

次に、SNSやブログ、ワイン専門家の口コミを徹底的に調べてみました。

SNS・ブログのリアルな口コミ

InstagramやTwitter、個人のブログなど、実際にこのワインを飲んだ人たちの生の声を集めてみました。

多かった意見をまとめてみると、以下のようなものが目立ちました。

  • 「ナパのワインがこの値段で買えるなんて信じられない!」
  • 「フルボディなのに飲みやすくて美味しい。これはリピ確定!」
  • 「コストコのプルコギと合わせたら最高だった」
  • 「お客さんが来た時に出したら、とても喜んでもらえた」
  • 「普段は3,000円以上のワインは買わないけど、これなら納得の値段と味」

このように、ポジティブな意見が圧倒的に多いのが特徴です。

中には、「少し甘みが強い」「渋みが思ったより強い」といった意見もありましたが、全体としては「コスパが良い」「美味しい」という声が多数を占めています。

専門家や海外メディアの評価

個人の感想だけでなく、ワイン専門家や海外の有名メディアはどのように評価しているのでしょうか?

アメリカのワイン専門誌やブログでは、このワインがしばしば取り上げられています。

ある有名なワイン評論家は、「20ドル(約2,800円)以下のナパワインで、これほど高品質なものは他にない」と評価しました。

また、ワイン評価サイト「Vivino」では、平均評価が4.0点以上(5点満点)と、非常に高い評価を得ています。

4.0点以上というのは、一般的に「とても良い」ワインと評価されるレベルです。

これらの評価からも、このワインが単に「安いから人気」なのではなく、「安くて美味しいから人気」であることが証明されていると言えるでしょう。

ナパワイン愛好家の評価

普段からナパワインを飲み慣れている愛好家は、このワインをどのように評価しているのでしょうか?

彼らの意見をまとめると、

  • 「さすがに数万円する高級ナパワインとは違うけど、この価格帯では圧倒的なクオリティ」
  • 「デイリーワインとしては申し分ない。むしろ、普段使いにはもったいないくらい」
  • 「ジョセフ・フェルプスの良さが垣間見える」

といった声が多く聞かれました。

つまり、高級ワインと比較して「劣っている」わけではなく、「価格帯を考えれば、驚くほど素晴らしい」という評価です。

「ナパ・ヴァレーの入門ワイン」としても最適と言えるでしょう。

デメリット・注意点:価格帯以上の期待は禁物

ここまで良いことばかりを書いてきましたが、このワインにも注意点がないわけではありません。

それは、「価格帯以上の期待をしすぎないこと」です。

「ジョセフ・フェルプスが造っているんだから、数万円するインシグニアと同じ味がするはず!」と期待してしまうと、がっかりしてしまうかもしれません。

あくまでも、2,000円台のワインとして圧倒的なクオリティだということを理解して楽しんでくださいね。

購入と楽しみ方:最大限に味わうためのヒント

せっかく見つけたお気に入りのワイン。どうせなら、一番美味しい飲み方で楽しみたいですよね。

ここでは、購入から飲み方、ペアリングまで、最大限に楽しむためのヒントをご紹介します。

購入方法と時期:コストコでの販売状況

このワインは、基本的にコストコの店舗でのみ購入できます。

オンラインストアでは、取り扱いがないことが多いので注意が必要です。

「いつも売ってるの?」という疑問ですが、結論から言うと「常時販売されているわけではない」です。

人気が高く、生産量に限りがあるため、入荷してもすぐに売り切れてしまうことがあります。

特に、新しいヴィンテージが入荷したタイミングや、週末は早めに売り切れることが多いです。

もしコストコで見かけたら、迷わずカートに入れることをおすすめします

次に行った時にはもうない…なんてことも、珍しくありません。

なおコストコ会員でなくても楽天市場で購入が可能です→こちら


最適な飲み方:デキャンタージュは必要?

このワインは、飲む前に少し手間をかけるだけで、さらに美味しくなります。

デキャンタージュ

デキャンタージュとは、ワインをデキャンタ(ガラスの容器)に移し替えることで、ワインを空気に触れさせ、香りを広げ、味わいをまろやかにすることです。

このワインは、開けたてでも十分に美味しいですが、デキャンタに移し替えたり、大きめのグラスで時間を置いたりすると、より香りが開いてまろやかになります。

目安としては、飲む30分〜1時間前にボトルを開けておくのがおすすめです。

温度

ワインの味が一番引き立つのは、少しだけ冷やした16〜18℃くらい。

冷蔵庫に30分〜1時間ほど入れておくと、ちょうど良い温度になります。

温度が高すぎるとアルコール感が目立ってしまい、低すぎると香りが閉じてしまうので、少しだけ気にかけてみてくださいね。

おすすめのペアリング料理

このワインは、力強い味わいなので、お肉料理との相性が抜群です。

特に、コストコで買える食材と合わせるのがおすすめです。

ペアリング料理なぜ相性がいいの?
コストコのプルコギ甘辛いタレと、ワインの濃厚な果実味がマッチ。お互いの良さを引き立て合う。
ステーキ(リブアイ、サーロインなど)脂身の旨みと、ワインのタンニンが絶妙に調和。口の中をさっぱりさせてくれる。
ローストビーフ旨みが凝縮された赤身肉と、ワインの豊かな香りが最高の組み合わせ。
BBQポークリブスモーキーな香りと、ワインの樽香が重なり、より複雑な味わいに。
ミートソースパスタトマトの酸味と、ワインのフルーティーさがうまく調和する。

その他にも、チーズの盛り合わせや、チョコレートなどとも相性が良いので、食後のデザートワインとしても楽しめますよ。

保存方法:飲み残した場合の最適な保存方法

「ボトル一本は飲みきれない…」という方も安心してください。

飲み残したワインは、酸化を防ぐことが重要です。

ワインの保存には、以下の方法がおすすめです。

  1. ボトルを立てて保存する: 立てて保存することで、ワインが空気に触れる面積を最小限に抑えられます。
  2. 冷蔵庫で保存する: 低温の方がワインの劣化を遅らせることができます。
  3. 専用の保存器具を使う: ワイン用のストッパーやバキュバン(空気を抜く器具)を使うと、より長く美味しさを保てます。

これらの方法で保存すれば、開栓後も2〜3日程度は美味しく楽しめます。

【比較】コストコで買うべきはどれ?類似ワインとの徹底比較

コストコには、この他にもたくさんのワインがありますよね。

「このワイン以外に、他に買うべきワインはある?」

「他のカークランドワインと比べてどうなの?」

そんな疑問に答えるべく、類似のワインと比較してみました。

カークランドシグネチャーの他銘柄との比較

カークランドのワインは、様々な産地やブドウ品種のものがあります。

ボルドー・ワイン

フランス・ボルドー産のワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどが使われており、ナパのワインと似た品種構成です。

ボルドーは、ナパと比べてタンニンや酸味がしっかりしていて、よりクラシックでエレガントな味わいが特徴です。

一方、ナパのレッド・ブレンドは、果実味が豊かで、まろやかで飲みやすい味わいです。

どちらが好きかは好みが分かれるところなので、ぜひ両方試して飲み比べてみてください。

シャンパン

カークランドのシャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で造られた、高品質なシャンパンです。

「特別な日にはシャンパン、普段はナパのレッド・ブレンド」と、シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。

同じ価格帯(2,000円台〜)の他メーカーのワインとの比較

スーパーや酒屋で売られている2,000円台のワインと、このナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドを比較してみましょう。

ワインの種類特徴ナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドとの違い
チリ産カベルネ果実味が豊かで飲みやすい。渋みが少なく初心者向け。チリ産は非常にコスパが良いが、ナパ産はより複雑な香りと滑らかな口当たりが特徴。
スペイン産赤ワインスパイスやハーブの香りが特徴的。肉料理との相性が良い。スペインワインはテロワール(産地の特徴)を強く感じやすい。ナパワインはより洗練された印象。
オーストラリア産シラーズスパイシーでパワフルな味わい。濃厚なソースの肉料理に合う。シラーズは個性的な香りと力強さが魅力。ナパのワインはよりバランスが取れている。

比較してみると、ナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドは、この価格帯の他のワインと比べても、香りの複雑さや味わいの滑らかさにおいて群を抜いていることがわかります。

「コストコでなくても良いのでは?」という疑問に対する答えは、「同じ価格帯でナパのワインを手に入れることはほぼ不可能だから、コストコで買うべき!」となります。

まとめ:結局、このワインは「買い」なのか?

最後に、この記事の結論をまとめたいと思います。

コストコ カークランドシグネチャー ナパ・ヴァレー・レッド・ブレンドは、間違いなく「買い」です!

このワインをおすすめする人、しない人をまとめてみました。

このワインをおすすめする人

  • 2,000円台で、本格的なナパワインを楽しみたい人
  • 普段使いできる、リッチで美味しい赤ワインを探している人
  • 大切な人への手土産を探している人
  • ワイン初心者だけど、ちょっと良いワインに挑戦してみたい人
  • 肉料理に合うワインを探している人

このワインをおすすめしない人

  • 渋みが全くない、軽めのワインが好きな人
  • フルーツジュースのような甘いワインが好きな人

このワインは、「価格を超えた感動」を与えてくれる、コストコにしかない特別な一本です。

もしコストコで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

きっと、あなたのワインライフがもっと豊かになるはずですよ。


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