箱根駅伝2026往路で、青山学院大学が3分24秒差を大逆転。
「新・山の神」黒田朝日の衝撃的な走りと、原晋監督の5区エース投入戦略を徹底解説。
データと心理学から読み解く勝因と、復路の見どころまでわかりやすくまとめました
みなさん、こんにちは。今年のお正月、いかがお過ごしですか?
私はもちろん、テレビの前で箱根駅伝に釘付けになっていました。
第102回大会となった今年の箱根駅伝、往路からとんでもないドラマが待っていましたよね。特に5区の山登り。あんな展開、誰が予想できたでしょうか?
小田原中継所の時点で、トップの中央大学と青山学院大学の差は「3分24秒」。
正直なところ、「さすがの青学でも、このタイム差は厳しいかも…」と諦めかけた方も多かったのではないでしょうか。駅伝の常識で言えば、往路で3分以上の差というのは、もはや背中が見えない、絶望的な距離なんです。
でも、そこからの大逆転劇。鳥肌が立ちましたよね。
なぜ、青学はここまでの強さを発揮できたのか?
なぜ、エースを「花の2区」ではなく「5区」に置いたのか?
今日は、感動の余韻に浸りながら、その裏側に隠された「緻密な戦略」と「選手の凄み」について、女性目線でわかりやすく掘り下げてみたいと思います。専門的な話もなるべく噛み砕いてお話ししますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
3分24秒差を逆転!5区・黒田朝日の衝撃的な走り
今回の往路優勝の立役者は、間違いなく5区を走った黒田朝日選手です。彼の走りは、これまでの「山の神」の概念を覆すような衝撃的なものでした。
常識を覆した「1時間6分07秒」のタイム
まず、彼が叩き出したタイムに注目してみましょう。
1時間6分07秒。
これは、第99回大会で青学の先輩である近藤幸太郎選手が出した記録(1時間6分24秒)を大幅に更新する、とてつもない記録です。
わかりやすく表にまとめてみました。
| 選手名 | 大学 | タイム | 結果 |
| 黒田朝日 | 青山学院大学 | 1時間06分07秒 | 区間賞・大学記録更新 |
| 近藤幸太郎 | 青山学院大学(OB) | 1時間06分24秒 | 旧大学記録 |
| 一般的な好記録 | — | 1時間10分前後 | 区間上位レベル |
普通の選手であれば1時間10分を切れば「速い!」と賞賛される区間です。それを4分近く上回るスピードで駆け抜けたことになります。
しかも、今回の凄さはタイムだけではありません。
単独でトップを走るのではなく、前を走る4校(早稲田、國學院、駒澤、中央)を次々と追い抜いていく「ごぼう抜き」での記録だという点です。前のランナーが見えるたびに、ギアを一段階上げるような力強さがありました。
なぜ「新・山の神」と呼ばれるのか?
これまで「山の神」と呼ばれた選手たちは、小柄でピッチ走法(歩幅を狭く回転数を上げる走り方)を得意とする「登りのスペシャリスト」が多かったんです。
でも、黒田選手は少しタイプが違います。彼は学生ながらマラソンで「2時間6分5秒」という日本学生記録を持つ、超一級のステイヤー(長距離ランナー)なんです。
彼の走りの秘密は、ここにあります。
- エンジンの大きさが違う標高差800m以上を駆け上がるには、酸素をたくさん取り込む能力(心肺機能)が必要です。マラソンで鍛え上げた彼の心臓は、他の選手よりも圧倒的に「エンジン」が大きいんです。だから、苦しい坂道でも出力が落ちないんですね。
- 下り坂でも加速するスタミナ5区は登り切った後、最後に芦ノ湖へ向かう下り坂があります。多くの選手は登りで足を使い果たしてしまい、ここでペースが落ちがちです。ところが黒田選手は、この下り坂でもさらに加速していました。
結果として、トップを走っていた中央大学に対し、この区間だけで4分以上の差をつけることになりました。3分24秒の借金を返すどころか、お釣りがくるほどの快走。これが「新・山の神」と呼ばれる理由なんですね。
原晋監督の采配ズバリ!エースを山に投入した「2つの戦略」
黒田選手の頑張りはもちろんですが、彼をこの5区に配置した原晋監督の采配も見事としか言いようがありません。
「なぜエースを平地の2区で使わなかったの?」と疑問に思った方もいるはず。ここには、ビジネスにも通じるような鋭い投資戦略があったんです。
あえて「花の2区」ではなく「5区」を選んだ理由
駅伝において、各校のエースが集まるのは「花の2区」というのがセオリーです。しかし、原監督はあえてそのセオリーを外しました。その理由は「リスクとリターン」の考え方にあります。
- 2区の場合(ハイレベルな混戦)エースを投入しても、他校のエースも強いため、稼げるタイム差は数十秒程度に限られます。
- 5区の場合(差がつきやすい)山登りは特殊なコースなので、適性のない選手や調子の悪い選手が走ると、平気で2分、3分と遅れてしまう「大ブレーキ」のリスクがあります。
原監督は、「最もタイム差がつきやすく、失敗のリスクが高い5区」に、あえて「チームで一番信頼できる黒田選手」を投入しました。
これは、「不確実な要素(山)」を「確実な資産(黒田選手)」で埋めることで、リスクをコントロールしつつ、最大のリターン(タイム差)を狙った戦略だったと言えます。
さらに、当日まで黒田選手を補欠登録にして隠していたのもポイントです。
「黒田くんは2区に来るのか?5区なのか?」と他校に迷わせることで、相手の戦略を揺さぶる情報戦も仕掛けていたんですね。
チームを鼓舞したスローガン「輝け大作戦」の効果

もう一つ、青学の強さを支えているのがメンタル面です。
原監督は毎年ユニークな作戦名を発表しますが、今年は「輝け大作戦」でした。
一見、楽しげなネーミングですが、ここには深い意図があります。
- 「結束」から「個」へこれまでは「チームの絆」を強調してきましたが、今年は一歩進んで「一人ひとりが輝くこと」、つまり「個人の能力を最大限発揮すること」を求めました。
- プレッシャーを「楽しむ」力「失敗してはいけない」と縮こまるのではなく、「自分が主役だ、輝く場所だ」と捉え直す(リフレーミングする)ことで、選手たちは過度な緊張から解放されます。
実際、黒田選手もレース後に「記録は狙っていなかった」と淡々と語りつつ、チームの強さを誇っていました。ビハインドの状況でも焦らず、自分の走りに集中できたのは、この「楽しむメンタリティ」が浸透していたからこそでしょう。
輝け大作戦についてはこちらの記事で紹介していますぜひご覧ください
▶【第102回箱根駅伝】エントリー発表 青学大「輝け大作戦」の全貌!
往路優勝までの道のり~1区から4区の我慢~
もちろん、5区だけで勝てたわけではありません。1区から4区までの選手たちが、必死に食らいつき、タスキを繋いだ「我慢」があったからこその逆転劇でした。
高速化した1区と國學院大學の先行
レースの始まりである1区は、近年まれに見る高速レースとなりました。
ここで飛び出したのが、國學院大學の青木瑠郁選手です。彼は区間新記録を樹立する素晴らしい走りで、レースの主導権を握りました。
青学大としては、いきなり先頭から離される苦しい展開。でも、ここで大きく崩れなかったのが良かったんです。「先頭は見えないけれど、自分のペースを守る」。そんな冷静な判断が、後々の逆転への布石となっていました。
中央大学の躍進と青学の耐える時間
そしてレースが動いたのが3区です。
中央大学の本間颯選手が、歴代3位となる素晴らしいタイムで区間賞を獲得し、トップに立ちました。中央大学の勢いは凄まじく、4区を終えた時点でのタイム差は以下のようになっていました。
| 順位 | 大学 | 状況 |
| 1位 | 中央大学 | 独走態勢 |
| … | … | … |
| 5位 | 青山学院大学 | トップと3分24秒差 |
この「3分24秒」という数字。距離にすると1km以上離れています。
普通のチームなら心が折れてしまう差です。でも、青学の選手たちは諦めていませんでした。
「5区には黒田さんがいる」「自分たちは最小限の遅れで繋げばいい」
そんな共通認識が、チーム全体にあったのだと思います。4区までの選手が「致命的な遅れ」にしなかったこと、これが陰の勝因と言えるでしょう。
往路で優勝すると、寄せ木細工のトロフィーをもらえるそうです。こちらで詳細お知らせしています。
今回の箱根駅伝が示した「新しい常識」
第102回大会を見て感じたのは、箱根駅伝の戦い方がまた一つ進化したな、ということです。
山登りは「特殊区間」ではなく「エース区間」へ
これまでは「山登りには、山専門の職人を育てる」というのが一般的でした。
しかし、今回の青学の勝利は「平地で圧倒的に速い選手は、山でも速い」ということを証明しました。
今の厚底シューズの進化やトレーニング技術の向上により、もはや「山への適性」だけでは勝てなくなっています。絶対的な走力(エンジンの大きさ)を持ったエースを山に投入する。これからは、5区が「最大のエース区間」になっていくかもしれません。

復路に向けて~青学の優位性は続くか~
さて、往路を制した青山学院大学。
この勝利は、単なるタイム差以上の意味を持ちます。
- 精神的な余裕「3分負けていても逆転できた」という自信は、復路の選手たちにとっても大きな勇気になります。
- 選手層の厚さ青学の強みは、復路にも区間賞を狙える選手が控えている「層の厚さ」です。
原監督は「後悔のない投資をした」と語りましたが、その投資のリターンを持って、復路ではどのような横綱相撲を見せてくれるのか。あるいは、他校が意地を見せるのか。まだまだ目は離せません。
青山学院大学をはじめとした各校の熱戦が繰り広げられた2026年大会。一方で、箱根駅伝は環境配慮型イベントとしての側面も進化しています。トヨタと水素技術によるサステナビリティ施策はこちらから確認できます。
Q&A:ここが知りたい!箱根駅伝の疑問
ここで、今回のレースを見ていて皆さんが疑問に思いそうなポイントをQ&A形式でまとめてみました。
Q1:なぜ中央大学は3分以上リードしていたのに逆転されたのですか?
A1:中央大学の選手が遅かったわけではありません。中央大の5区走者も健闘しましたが、青学の黒田選手の実力が「規格外」すぎました。また、5区はコースの特性上、実力差がタイムに直結しやすい(平地の倍以上タイム差がつく)ため、3分のリードでもセーフティではなかったと言えます。
Q2:レース中によく聞く「VO2max」って何ですか?
A2:簡単に言うと「持久力のエンジンの大きさ」を示す数値です。「最大酸素摂取量」とも呼ばれ、1分間に体重1kgあたりどれだけの酸素を取り込めるかを表します。この数値が高いほど、全身に酸素を送り届ける力が強く、坂道のような苦しい場面でもバテずに走り続けることができます。黒田選手はこの数値がトップレベルに高いと推測されます。
Q3:当日のエントリー変更って、どういうルールなんですか?
A3:12月29日に一度区間エントリーが発表されますが、レース当日の朝にメンバーを変更することができます(往路・復路合わせて最大6名まで)。これは体調不良への対応だけでなく、今回のように「エースをどこに配置するか」を相手に悟らせないための「作戦」としても使われるんですよ。
まとめ
第102回箱根駅伝の往路は、青山学院大学の「戦略的勝利」であり、黒田朝日という「個の才能」が爆発した歴史的なレースでした。

- リスクを恐れず、最大の勝負所(5区)にエースを投入した決断
- その期待に応え、3分24秒差をひっくり返した黒田選手の異次元の走り
- ビハインドでも焦らず、自分たちの力を信じ抜いたチームの精神力
これらが全て噛み合って生まれた、奇跡のような逆転劇。
スポーツには「絶対」がないからこそ面白いし、私たちはこんなにも感動するんですよね。
復路でも、きっとまた新しいドラマが待っています。選手たちが笑顔で大手町に帰ってくるのを、最後まで応援しましょう!
お正月の特等席には、やっぱりこれがなくちゃ始まりません!
箱根駅伝の楽しみ方といえば、選手たちの熱い走りを見るのはもちろんですが、お正月ならではの「ゆったりとした時間」そのものを楽しむことでもありますよね。
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