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金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

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金は星のカケラ。地球に降り注いだ隕石からもたらされたもの
金は地球の中で生まれた元素ではなく、宇宙の“極限現象”で生まれた可能性が高い金属です。 有力説は「中性子星の衝突(キロノバ)」——2017年の観測で、重元素生成の証拠が強まりました。 さらに地球の金は、形成後に降り注いだ隕石(レイトベニア等)で“後から届いた”という見方も。指輪を見る目が変わる物語を、やさしく解説します。

ふと、手元の指輪やネックレスを眺めてみたとき。

その変わらない輝きに、心を奪われることってありませんか?

プラチナやシルバーも素敵だけれど、やっぱり「ゴールド」の温かみのある輝きは特別ですよね。

錆びることなく、いつまでも美しいまま。

古代から人々を魅了し、時には国さえも動かしてきた金。

でも、ちょっと不思議に思ったことはありませんか?

「どうして金はこんなに高いんだろう?」

「そもそも、金ってどうやってできているの?」

実は、この金という物質。

地球の力だけでは、どうしても作ることができないんです。

火山が噴火しても、地震が起きても、どれだけ地球が頑張っても金は生まれません。

じゃあ、どこから来たの?

そう聞かれたら、私はこう答えるようにしています。

「それはね、宇宙からの贈り物なんだよ」と。

なんだかおとぎ話みたいに聞こえるかもしれませんね。

でもこれ、最新の科学が解き明かした紛れもない事実なんです。

あなたが今、肌に触れているそのジュエリー。

それは、はるか遠い宇宙で起きた、壮大なドラマの結晶かもしれません。

今日は、そんな金の不思議な生い立ちについて。

少しだけ夜空を見上げるような気持ちで、お話しさせてください。

専門的な難しい言葉は抜きにして、物語のように紐解いていきましょう。

読み終わる頃には、きっとお気に入りのジュエリーが、もっと愛おしくなっているはずです。

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説
目次

なぜ地球で金は作れないの?星のメカニズム

まずは、ちょっと意外な事実からお話ししますね。

私たちの住む地球は、鉄や銅、酸素など、たくさんの元素でできています。

でも、金だけは特別なんです。

地球はおろか、あの燃え盛る太陽でさえも、金を作ることはできません。

どうしてだと思いますか?

それは、金を作るために必要なエネルギーが、桁違いに大きいからなんです。

太陽でも超えられない「鉄の壁」

星というのは、巨大な工場のようだと想像してみてください。

星の中心では、常に「核融合」という反応が起きています。

水素をヘリウムに、ヘリウムを炭素に……といった具合に、軽いものから順番に、新しい元素を作り出しているんですね。

この時、星はまぶしい光と熱を出して輝きます。

私たちが太陽の光を浴びて温かいと感じるのは、まさに太陽が頑張って元素を作っている証拠なんです。

ところが、この工場には限界があります。

それが「鉄」という名の、分厚い壁です。

星の中で元素を作り続けていくと、最後に「鉄」ができあがります。

実は、鉄という物質はとっても安定していて、頑丈なんです。

これ以上新しいものを作ろうとすると、エネルギーを生み出すどころか、逆にエネルギーを吸い取ってしまいます。

つまり、星の工場は、鉄を作った時点で「あ、もう無理です。これ以上は作れません」とストップしてしまうんですね。

これを、科学者たちは「鉄のピーク」なんて呼んだりします。

金を作るには「星の死」が必要?

金は、その鉄よりもずっとずっと重たい元素です。

原子番号で言うと、鉄は26番ですが、金は79番。

鉄よりも3倍以上も重いんです。

普通の星の活動では、鉄を作るのが精一杯。

それよりもはるかに重い金を作るなんて、到底エネルギーが足りません。

では、どうすれば金が生まれるのでしょうか?

答えは、星が一生を終える瞬間にあります。

それも、ただの星ではありません。

太陽よりもずっと巨大な星が燃え尽きて、大爆発を起こすとき。

あるいは、星が死んだ後に残る「芯」のようなものがぶつかり合うとき。

そんな、宇宙でもめったに起きないような「破滅的なイベント」が必要なんです。

金は、穏やかな環境では決して生まれない、激動の申し子なんですね。

本当の生みの親は「中性子星」の衝突

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

さて、ここからがいよいよ本題です。

金を作り出す本当の錬金術師。

それは「中性子星」と呼ばれる、宇宙でもとびきり変わった星です。

「中性子星」なんて、初めて聞く方もいるかもしれませんね。

これは、巨大な星が超新星爆発を起こした後に残る、燃えカスの中心核のことです。

でも、ただの燃えカスではありません。

ものすごい密度でギュウギュウに押しつぶされているんです。

どれくらい凄いかというと、スプーン一杯すくっただけで、なんと重さが10億トン!

エベレスト山くらいの重さが、スプーンに乗っているようなものです。

想像できますか?

このとてつもなく重くて小さな星が、金の生みの親なんです。

宇宙の花火大会「キロノバ」

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

宇宙のどこかで、この中性子星が2つ、お互いの周りをグルグルと回り合っていることがあります。

そして長い時間をかけて近づいていき、最後にはドカン!と衝突して合体します。

この衝突現象を「キロノバ」と呼びます。

名前からして、なんだか凄そうですよね。

この衝突の瞬間、想像を絶するエネルギーが発生します。

ものすごい量の中性子(物質の元になる粒)が、シャワーのように周囲に撒き散らされるんです。

その環境は、まさに灼熱の地獄。

でも、この極限状態こそが、金を作るための唯一のチャンスなんです。

大量の中性子が、鉄などの原子核に無理やり押し込まれていきます。

これを「rプロセス」なんて呼びますが、簡単に言えば「超高速のわんこそば」みたいなものです。

原子核が「もうお腹いっぱい!」と言う暇もなく、次から次へと中性子が放り込まれていく。

そうやって、あっという間に太らされた原子核が、金やプラチナといった重たい元素に生まれ変わるのです。

この間、なんと1秒もかかりません。

たった一瞬の衝突で、地球数千個分、あるいは1万個分もの金が、宇宙空間にばら撒かれるんです。

証拠は見つかったの?

「そんなの、誰が見たの?」

そう思いますよね。

実はこれ、最近になってようやく証拠が見つかったんです。

2017年のことでした。

重力波望遠鏡という最新の装置が、宇宙の彼方で起きた中性子星の衝突をキャッチしました。

世界中の天文学者が一斉にその方向を望遠鏡で観察したところ、そこには「赤い光」が輝いていました。

この赤い光こそが、大量の金やプラチナが作られた時に出る、特有の輝きだったんです。

「あそこで今、金が生まれた!」

人類が初めて、宇宙の錬金術を目撃した瞬間でした。

私たちが持っている金はすべて、こうして宇宙のどこかで起きた衝突によって生まれ、宇宙を旅してきたものなんです。

宇宙から地球へ:金はどうやって私たちの手元に届いた?

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

中性子星の衝突で、宇宙空間にばら撒かれた金。

塵(ちり)のようになって宇宙を漂っていた金は、やがて集まって、新しい星を作る材料になります。

私たちの太陽系も、そうやって生まれました。

約46億年前のことです。

でも、ここで一つ問題があります。

地球が生まれたばかりの頃、地球はドロドロに溶けたマグマの塊でした。

金は鉄と仲良しで、しかもとっても重たい性質を持っています。

なので、地球がドロドロだった時、金はすべて鉄と一緒に地球の中心(コア)へと沈んでしまったはずなんです。

水に入れた小石が沈むように、金も地球の奥深く、私たちが絶対に手の届かない場所へ沈んでいきました。

理論上、地表には金なんて残っていないはずなんです。

空から降ってきた「金のコーティング」

「え? でも私たちは金を掘り出しているよね?」

そうなんです。ここがミステリーですよね。

今、私たちが鉱山から掘り出している金は、実は「後付け」されたものだと言われています。

地球が冷えて固まったあと、今から約40億年ほど前。

「後期重爆撃期」と呼ばれる時期がありました。

この時、宇宙から大量の隕石が、雨あられのように地球に降り注いだんです。

実はこの隕石の中に、金が含まれていました。

すでに地球の表面は固まっていたので、この時降ってきた金は、中心まで沈むことなく、地表近くに留まりました。

まるで、チョコレートケーキの最後に金粉をまぶすように。

隕石が、地球の表面を金でコーティングしてくれたのです。

つまり、私たちが今手にしている金は、地球ができた時のものではなく、後から宇宙から降ってきた「隕石のお土産」なんですね。

南アフリカなどの大きな金山で見つかる金は、まさにこの時の隕石の名残だと言われています。

こう考えると、金山で金を掘るということは、過去に落ちてきた星のかけらを探しているのと同じことなんですね。

現代の科学で「人工の金」は作れる?

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

ここまで、金は宇宙で作られたというお話をしてきました。

でも、科学技術が進歩した今なら、人間にも金が作れるんじゃない?

そう思う方もいるかもしれません。

昔の錬金術師たちが夢見たように、鉛を金に変えることはできるのでしょうか。

結論から言うと、物理学的には「可能」です。

実際に、過去には水銀やビスマスという金属に放射線を当てて、金を作り出すことに成功した例もあります。

日本の物理学者、長岡半太郎博士も1924年に水銀から金を作ったという報告をしていますし、1980年にはアメリカの研究所でもビスマスから金が作られました。

「なんだ、作れるならどんどん作ればいいのに!」

そう思いますよね。

でも、これには大きな落とし穴があるんです。

作れば作るほど大赤字?

問題は、コストです。

金を作るためには、巨大な加速器という装置を使って、原子核をものすごいスピードでぶつける必要があります。

これには、とんでもない電気代と設備費がかかります。

ある試算によると、わずか1グラムの金を作るのに、何億円、何兆円というお金がかかるそうです。

今の金の価格は、1グラムあたり1万円〜2万円くらいですよね。(相場によって変わりますが)

1万円で売れるものを作るのに、1億円かけていたら商売になりませんよね。

しかも、こうして作った人工の金は、放射能を持っていて不安定な場合が多く、すぐに消えてしまったり、危険だったりします。

安全な金を、採算が合うように作る方法は、今のところ見つかっていないんです。

「星の爆発」と同じエネルギーを地上で再現するのは、やはり人間には荷が重すぎるのかもしれません。

結局のところ、地球が長い時間をかけて貯め込んでくれた「天然の金」を掘り出すのが、一番効率が良いということになります。

疑問スッキリ!金のミステリーQ&A

エコーステーションおなじみのQ&A画像です。

ここでは、金についてよく聞かれる素朴な疑問に、Q&A形式でお答えしていきます。

知っておくと、ちょっと誰かに話したくなる豆知識です。

Q1. 海の水にも金が含まれているって本当?

A. はい、本当です!でも……

実は、海水には金が溶け込んでいます。

その総量は、なんと数億トンとも言われています。

今のままだと人類が掘り尽くしてしまうと言われている埋蔵量よりも、はるかに多い量です。

「じゃあ海から採れば大金持ち!」と思いますよね。

でも、海水中の金は濃度がものすごく薄いんです。

25メートルプールに、耳かき一杯分の金が溶けているかどうか、というレベル。

これを集めるためのコストが、採れる金の価値を大きく上回ってしまうため、現在の技術では実用化されていません。

海は宝の山ですが、その鍵を開けるのは難しいようです。

Q2. 地球上の金は増えないの?

A. 基本的には増えません。

先ほどお話しした通り、人工的に作るのは現実的ではありません。

また、新しい隕石が大量に降ってくることも(幸いなことに)ありません。

つまり、地球上にある金の量は決まっています。

有史以来、人類が掘り出した金の総量は、国際的な競技用プール(50mプール)でいうと、約4杯分程度だと言われています。

たったそれだけ? と驚きますよね。

今、地球に残っている埋蔵量も、プール1杯分あるかどうかと言われています。

金が「資産」として価値を持ち続けるのは、この「絶対に増えない」という希少性があるからこそなんです。

Q3. プラチナも同じようにできたの?

A. その通りです。

プラチナ(白金)やウランなどの重たい元素も、金と同じく中性子星の合体(キロノバ)などの激しい現象で生まれました。

プラチナは金よりもさらに希少性が高いと言われますが、それもそのはず。

宇宙での生成確率や、地球への降り注ぎ方の違いで、金よりもさらにレアな存在になっているんです。

金もプラチナも、兄弟のようにして宇宙からやってきた旅人なんですね。

おわりに:あなたが身につけているのは「星のかけら」

金はどこから来た?なぜ高い?宇宙で生まれた「星のかけら」をやさしく解説

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

金が、地球生まれではなく、宇宙生まれだというお話、いかがでしたか?

太陽よりもずっと大きな星が一生を終え、その最期に残した中性子星。

それらが広い宇宙で巡り会い、衝突した瞬間に生まれた輝き。

それが長い長い時を経て、隕石に乗って地球にやってきて、今、あなたの指先や胸元で輝いているんです。

そう考えると、小さな指輪ひとつにも、130億年という途方もない歴史が詰まっているように感じませんか?

金が錆びないのは、その生まれがあまりにも劇的で、物質として完成されているからなのかもしれません。

もし、辛いことがあったり、自信をなくしそうになったりした時は。

ご自身のジュエリーをそっと眺めてみてください。

そこには、星の爆発にも耐え抜き、宇宙を旅してきた「強さ」が秘められています。

「私の指輪は、星のかけらでできている」

そう思うだけで、なんだか少しだけ、背筋が伸びるような気がしませんか?

これからも、その星のかけらを大切にしてあげてくださいね。

あなたの人生に、星のような輝きが寄り添い続けますように。

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この記事は、私自身の学びや過去のデータに基づいて、現在の投資に対する考え方をお伝えしたものです。投資は未来を予測するものではなく、常に価格変動のリスクが伴います。





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最終的な投資の判断、商品の選択、金額の決定については、必ずご自身の判断と責任において行ってくださいね。





投資は、あくまでも自己責任で。





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