こんにちは!突然だけど、投資を始めたばかりの友達からよく聞かれる質問があるんだよね。
「ねえねえ、積立投資ってさ、『毎日』積み立てるのと『毎月』積み立てるの、どっちがお得なの?」
これ、すごく基本的な疑問だけど、誰もが一度は立ち止まって考えちゃうポイントだよね。だって、せっかく始めるなら少しでも良い方法を選びたい!って思うのは当然のことだから。
でも、結論から言うとね、実はどっちでもほとんど変わらないんだよ!
えーっ、そうなの!?って思ったかな?(笑)
もちろん、これにはちゃんと理由があるし、すごく大切な「前提」を忘れたらダメなの。今日はその理由をデータでしっかり確認して、みんながこの悩みに時間を取られなくて済むように、スッキリ解決していこう!
疑問氷解!「毎日積立」と「毎月積立」は本当に大差ないの?
投資を始めるとき、「毎日コツコツ」「いや、キリよく毎月一回で」って、積み立てる頻度で悩む人って本当に多いんだよね。でも、この悩みはもう卒業しちゃって大丈夫!
データで確認!積立頻度の差はほとんど無視できるレベル
まずは、具体的なデータを見てみましょう。とある証券会社さんの記事を参考に、15年間という長期で積み立てた場合の比較データを見てみるとね、その差にびっくりするはずだよ。
【検証条件】
| 項目 | 内容 |
| 投資額 | 毎日500円(月換算で約10,000円) |
| 投資対象 | 「8資産バランス」または「全世界株式」 |
| 投資期間 | 15年間 |
| 比較対象 | 「毎日積立」 vs 「毎月1万円積立」 |
※「毎日」積立と言っても、株式市場が開いていない土日祝日や年末年始は除かれます。
積立投資のグラフ(チャート)を並べて比較してみると、もう、ほとんど同じ形をしているんだ。どこが違うの?って探すのが難しいくらい。
そして、最終的な成績を比較しても、その差は驚くほど小さいの。
| 投資対象 | 毎日積立と毎月積立の最終リターンの差 |
| 8資産バランス | わずか0.23%の差 |
| 全世界株式 | わずか0.08%の差 |
どうかな?この「0.23%」とか「0.08%」の差って、もう誤差の範囲だと思わない?一生懸命悩んで時間をかけるほどの大きな差ではないってことが、データからもハッキリわかるよね。
そもそも、なんで差が出ないんだろう?
ここで、「え、でも積み立てるタイミングが違うんだから、もっと差が出るんじゃないの?」って思う人もいるかもしれないね。
たしかに、株価が急に下がった日に積立できたか、高かった日に積立ちゃったか、というタイミングの差は存在するよ。これが、いわゆるドルコスト平均法の恩恵だよね。価格が高い時も安い時も、一定額ずつ機械的に買い付けることで、平均購入単価を下げられる効果のこと。
でもね、そのタイミングの差が、長期投資になると薄れていくのがポイントなの。
長期投資の偉大な効果:「均一化」

投資期間が1年とか2年といった短い期間だと、積立のタイミングがリターンに与える影響は大きいかもしれない。たとえば、たった1ヶ月の間で、
- 2000年1月の1ヶ月間だけ、毎日積立した場合
- 2000年1月の1ヶ月で、一括投資した場合
この2つを比較したら、翌月の時点では成績に差がある可能性は高いよね。
でも、これが15年、20年といった長期になるとどうだろう?
最初の数ヶ月や数年のタイミングのズレが、その後の長い期間の成長(複利の効果)によって、どんどん均一化されていくんだ。最終的なリターンを決めるのは、「毎日か毎月か」という積立の小さなタイミングの差じゃなくて、「市場全体の成長」と「投資を続けた期間の長さ」になるから。
だから、長期投資を前提にするなら、
- 毎日積立
- 毎週積立
- 毎月積立
どの頻度を選んでも、結論は同じ!大差はないってことなんだよ。
結論:悩む時間は「投資額を増やす力」に使おう!
私たちにとって一番大切なのは、投資の「リターン」だよね。そのリターンに大差がないことに、貴重な時間を悩むのはもったいない!
このデータから学べる教訓はこれだよ。
意味のないことに悩むのはやめて、とっとと設定して、投資額を増やせるように「稼ぐ力」や「貯める力」を鍛える方が、遥かにリターンに貢献してくれる!
積立の頻度は、自分の生活スタイルや管理のしやすさで決めてしまってOK。管理しやすい「毎月」で設定している人が一番多いんじゃないかな。ストレスなく続けられる方法を選んでね。
【オマケの比較】「積立頻度」ではなく「投資時期」で差が出る!?

積立の頻度(毎日か毎月か)では差が出ないことがわかったけど、実はもう一つ、比較しておきたい大事なパターンがあるんだ。
それが、「年初一括投資」と「毎月積立」の比較。
これは、投資のタイミングを「いつから始めるか(=お金をいつ市場に投入するか)」という視点での比較になるよ。
「毎日か毎月か」の比較では差がなかったのに、「一括か積立か」の比較だと、少しだけ差がつく可能性があるんだ。
ニッセイ基礎研究所のデータを見てみよう
この比較は、プロの目線からも分析されているよ。ニッセイ基礎研究所の記事に載っているデータを参考に見てみよう。
【検証条件】
- 投資対象:TOPIX(日本株)、S&P500(米国株)、オルカン(全世界株)の各指数
- 投資期間:2000年1月~2023年11月までの約23年間
- 年間投資額:12万円(月1万円相当)
- 比較パターン:
- 年初一括投資(1月に12万円をまとめて投資)
- 毎月積立投資(毎月1万円ずつ投資)
- 評価:23年11月末時点の資産額を比較
グラフを見るとね、ほとんどの指数で青いグラフ(一括投資)で投資した場合の方が、最終的な資産額が大きくなっているんだ。
なんと、この過去20数年間のデータで見ると、8割から9割の確率で、年初にドーン!と一括で投資した方が「毎月積立」に勝ったという結果が出ているんだよ。
なぜ「一括投資」が積立投資に勝ちやすいの?
これは「一括投資の方が優れている!」と断言するわけじゃないんだけど、過去のデータでそういう結果が多いのには、明確な理由があるんだ。
理由をシンプルに言うと、ほとんどの期間で世界の経済は「右肩上がり」だったから。
1. 複利の効果を最大限に活用できる
投資の世界では、利益が利益を生む「複利」の効果がとっても大切なんだ。
- 一括投資の場合:年明けすぐに全額(12万円)が市場で働き始める。最初から大きな元本が市場の成長の恩恵を受けられる。
- 積立投資の場合:最初に市場で働き始めるのは1万円だけ。残りの11万円は、その後の11ヶ月間、銀行の口座などで待機している。
右肩上がりの相場では、時間が経てば経つほど価値が上がるから、「早く」「多く」市場に入れた方が、複利が働く期間が長くなるんだよ。だから、年初に一括で投入した方が、リターンは大きくなりやすいんだね。
2. 過去のデータが教えてくれること
経済学者の研究でも、株式市場は長期的に見ると上昇している期間の方が圧倒的に長いため、「時間分散」の効果よりも「時間集中」の効果(=すぐに投資する)の方が優位になる、という結果が多いんだ。
ポイント: 過去20年を振り返ると、投資資金があった場合、「いますぐ投資を始めた人」の方が、「ちょっとずつ始める人」よりも有利だった可能性が高い!
投資の「リスク」もセットで考えよう

ただし、これはあくまで「右肩上がり」の相場が前提のお話だよ。
もし、お金をドーンと入れた直後に、リーマンショックのような「右肩下がり」の相場が来てしまったらどうなるだろう?
- 一括投資の場合:市場が下落する前に全額を投入してしまっているので、お金が大きく減る。精神的にもかなりキツくなるはず。
- 積立投資の場合:市場が下落した後も、毎月一定額を買い続けることになる。結果的に、安い価格で多くの口数を買い集めることができ、その後の回復期に備えられる。
だから、「年初一括投資」はリターンを大きくする可能性がある反面、「暴落リスク」も大きく抱え込むことになるんだ。
あなたに合った方法を見つけよう
この「一括」と「積立」の比較で、どちらを選ぶかは、完全に「あなたのリスク許容度」にかかっているよ。
| 比較項目 | 年初一括投資 | 毎月積立投資 |
| リターンの可能性 | 高い(過去のデータ上) | 安定しやすい |
| 暴落時のリスク | 大きい(精神的な負担も大きい) | 小さい(下落後に安く買える) |
| 向いている人 | 投資資金があり、リスク許容度が高い人。暴落しても売らずに持てる人。 | 投資資金がまだ貯まっていない人。精神的な安定を重視したい人。 |
もし、投資資金に余裕があって、「暴落が来ても、長期で持てる自信がある!」という方は、早めに一括で投資を始めることも検討して良いデータだと言えるね。
でも、多くの投資初心者さんにとっては、「毎月積立」でコツコツと時間をかけて資産を育てていく方が、精神的な負担も少なく、安心して続けられる方法だと思うよ。
読者さんの疑問をさらに解消!よくある質問Q&A
ここまで読んで、「なるほど!」と納得してもらえたら嬉しいな。最後に、このテーマに関連して読者さんが抱きがちな、残りの疑問も解消しておこう!
Q1. 毎日積立って、設定が面倒じゃないの?
A. ほとんどの証券会社で、とっても簡単ですよ!
昔は手間がかかったかもしれませんが、今はネット証券でNISAやiDeCoなどの積立設定をするときに、「毎日」「毎月」のボタンを選んで金額を入れるだけで設定が完了するようになっています。
管理の手間という意味でも、一度設定してしまえば、あとは放ったらかし(ほったらかし)で大丈夫。手間は「毎月積立」とほとんど変わりません。
むしろ、多くの人が慣れている「毎月給料日に合わせて」という管理のしやすさから、「毎月積立」を選ぶ人が多い、というのが実情ですよ。
Q2. 毎日積立のほうが、ドルコスト平均法の効果が高そうだけど?
A. 確かにそうですが、長期では大差ありません。
理論的には、毎日積立の方が、より細かく株価の変動をならす(平準化する)ことができるので、ドルコスト平均法の効果は高まると言えます。
ただ、先ほどデータで見た通り、この「頻度の差」による効果の差は、長期(15年~20年)になると、リターン全体のほんのわずかな部分しか占めません。
株価が大きく動くのは「日々の小さな変動」よりも、「年に数回あるような大きな経済ニュース」や「景気の大きな波」によるもの。この大きな波を前に、積立が「毎日か毎月か」という小さな違いは、結果として目立たなくなるんです。
Q3. 積立の「開始日」は月初がいいの?月末がいいの?
A. いつでもOKですが、給与日直後がオススメです。
毎月積立を設定するとき、「月初(1日)が良いか」「月末(25日など)が良いか」で迷う人もいるよね。
これもね、データで比較しても、リターンに大きな差が出たという明確な結果はありません。
それよりも大切なのは、「自動で引き落とされ、絶対に積立が失敗しない日」を選ぶこと。
多くの方にとって、給与が振り込まれた直後(例えば給与日が25日なら26日や27日)に設定するのが、残高不足になる心配もなく、管理しやすいので一番オススメですよ。
まとめ:もう積立頻度で悩まない!

今日の学びを、最後にスッキリまとめて終わりにしましょう!
| 比較パターン | 結論 | 理由とアドバイス |
| 毎日 vs 毎月 | 大差なし | 長期投資では、積立タイミングの差が均一化されるため。悩むのは時間の無駄!管理しやすい方を選びましょう。 |
| 年初一括 vs 毎月積立 | 一括が有利なことが多い | 過去の右肩上がり相場では、複利の効果を早期から最大化できるため。 |
もしあなたが投資初心者さんで、まだリスクを取ることに抵抗があるなら、一番安定していて、精神的にも負担が少ない、「毎月積立」を選びましょう。
そして、積立頻度で悩む時間を、ぜひ「どうやったら毎月の投資額を少しでも増やせるか」、「どうやったら投資を長く続けられるか」というポジティブなことに使ってね!
ここまで読んでくれてありがとう!あなたの投資生活が、不安なく、実りの多いものになるよう応援しているよ!









