共通テスト後、何をすべきか分からず不安になっていませんか? 本記事では、2026年度入試に対応した「共通テスト後の動き方」を軸に、E判定から逆転合格を狙うための二次試験対策・出願戦略を徹底解説します。 国立・私立併願、情報Iの配点、記述対策まで、今すぐやるべきことがすべて分かります。
みなさん、まずは共通テスト、本当にお疲れ様でした。これまで積み重ねてきた努力を、あの2日間にぶつけてきたことと思います。まずは温かい飲み物でも飲んで、張り詰めていた糸を少しだけ緩めてあげてくださいね。
でも、ここでお伝えしたい大切なことがあります。それは、「ここからの1ヶ月こそが、合否を分ける本当の勝負」だということです。共通テストが終わった瞬間、「終わった…」と燃え尽きてしまう人もいれば、すぐに気持ちを切り替えて次のステージへ走り出す人もいます。この初動の差が、春に咲く桜の色を変えてしまうんです。
特に2026年度入試は、新課程への対応や「情報I」の導入など、例年以上に複雑な要素が絡み合っています。「どう動けばいいの?」と不安になっている方も多いかもしれません。
この記事では、そんな皆さんが迷わずに合格への道を歩めるよう、共通テスト直後の動き方から、国立・私立の出願戦略、そして二次試験に向けた頭の切り替え方まで、丁寧に解説していきます。まるで隣でガイドしているような気持ちで書きましたので、ぜひ最後まで付き合ってくださいね。
第1章 【初動72時間】共通テスト直後にやるべき「3つの鉄則」

共通テストが終わった1月18日から、予備校のリサーチ結果が出る1月21日までの約3日間。この期間を私は「空白の3日間」と呼んでいます。ここで何もしないで結果を待つだけなのか、それとも次の一手を打ち始めるのか。最初の分岐点はここにあります。
自己採点は「感情抜き」で確定させる

試験が終わってホッとしているところに、「自己採点」という現実を突きつけられるのは辛いですよね。でも、ここがすべてのスタートラインです。
ここで一番大切なのは、「一番厳しい条件で点数を出す」ことです。
「あれ?ここマークしたっけな…多分合ってるはず」という曖昧な記憶、ありますよね。そういう時は、心を鬼にして「不正解」としてカウントしてください。また、マークが薄かったかもしれない、消しゴムで消しきれていなかったかもしれない、といったリスクも考慮に入れます。
なぜそこまでするの?と思うかもしれません。でも、出願校を決める時に「実は思っていたより点が低かった」となるのが一番怖いシナリオだからです。逆に、厳しく見積もっておいて、実際の点数がそれより高ければ、それは嬉しい誤算としてプラスに働きます。自分の現在地を正確に、いや、少し慎重すぎるくらいに見極めることが、戦略の第一歩なんです。
共通テストリサーチへの参加は「必須」です
自己採点が終わったら、必ず予備校の「共通テストリサーチ」に参加しましょう。「自分は独学だから」とか「個人受験だから」といって遠慮する必要は全くありません。
共通テストリサーチとは、全国の受験生の自己採点データを集めて、「あなたの点数は全国でどのくらいの位置にいるか」を分析してくれるシステムです。これがないと、真っ暗闇の中でゴールを探すようなもの。
2026年の主なリサーチ公開スケジュールは以下のようになっています。
- バンザイシステム(河合塾):1月21日(水)午後3時公開予定
- データネット(駿台・ベネッセ):1月21日(水)午後4時公開予定
この日時は手帳に書き込んでおいてくださいね。スマホのアラームをセットしてもいいくらいです。このデータが出た瞬間から、本当の出願検討が始まります。
私立大学「共通テスト利用」の出願期限を確認する
ここで一つ、落とし穴があります。それは「リサーチ結果が出る前に出願を締め切る大学がある」ということです。
判定を見てから出願しようとのんびり構えていると、気づいたら締め切りを過ぎていた…なんてことになりかねません。例えば、早稲田大学や上智大学の一部学部などでは、共通テスト試験日の直後や、リサーチ結果が出る前後に締め切りを設定していることがあります。
「判定が出ていないのに出願するのは怖い」という気持ち、よく分かります。でも、ここはお金よりもチャンスを優先する場面。「迷ったら出願しておく」のが鉄則です。後で「出しておけばよかった」と後悔しても、時間は巻き戻せませんから。受験料は安くはありませんが、将来への投資と考えて、可能性の扉は開けておきましょう。
第2章 判定をどう読む?「E判定」の正体と逆転の可能性

リサーチ結果が返ってくると、どうしても目が行くのが「A」とか「E」といったアルファベットの判定ですよね。でも、このアルファベットだけで一喜一憂するのは、ちょっと待ってください。データの中には、もっと大切な情報が隠されているんです。
判定結果(A〜E)の正しい見方
まずお伝えしたいのは、「A判定でも落ちるし、E判定でも受かる」という現実です。これは慰めでも何でもなく、毎年の入試で見られる光景です。
判定はあくまで「その時点での統計的な確率」にすぎません。A判定は合格可能性80%以上と言われますが、裏を返せば20%は不合格になるリスクがあるということ。逆にE判定は20%以下ですが、0%ではないんです。
ここで見るべきなのは、アルファベットではなく「度数分布表(ヒストグラム)」です。
これは、志望校の志願者の中で、どの点数帯に何人の受験生がいるかを示したグラフのこと。
- 自分より上の点数の人が何人いるか?
- 第一志望の定員は何人か?
- その差は何人分か?
これを数えてみてください。もし定員100人の学科で、自分が120番目にいたとします。これだけ見ると定員オーバーですが、二次試験の配点比率が高ければ、20人をごぼう抜きすることは十分に可能です。判定という「ラベル」ではなく、実際の「人数」と「距離」を把握しましょう。
「傾斜配点」で再計算すれば評価は変わる
共通テストの素点(そのままの点数)だけで落ち込んでいませんか?実は、大学によって科目の重み付けが全く違うんです。これを「傾斜配点」と呼びます。
例えば、ある工学部では「英語と数学の配点を2倍にする」けれど「国語は半分にする」というケースがあります。もしあなたが「国語で大失敗して英語と数学で稼いだ」タイプなら、素点での順位よりも、大学ごとの配点で計算した順位の方がぐっと上がることがあります。
ここで魔法の計算式をご紹介します。
逆転必要点 = (合格者最低点の予測値) - (自分の共通テスト持ち点 + 二次試験の目標点)
ちょっと計算が面倒かもしれませんが、これを計算して「マイナス」にならなければ、あるいは「プラスの幅が現実的な範囲」であれば、逆転は可能です。
「二次試験で7割取れば届く!」と具体的に数字が出れば、漠然とした不安は「やるべき目標」に変わりますよね。
【2026年重要】「情報I」の配点が合否を揺るがす
そして今年、2026年度入試で避けて通れないのが「情報I」です。
この新しい科目の扱いが、大学によって本当にバラバラなんです。
- 北海道大学など: 共通テストの点数としてしっかり配点化される。
- 東北大学など: 比較的配点が小さい、あるいは圧縮される。
- 東大・京大など: 非常に配点が圧縮される、あるいは参考程度。
もし「情報I」で思うような点が取れなかったとしても、諦めるのは早いです。配点の低い大学や、圧縮率の高い大学を選べば、そのダメージを最小限に抑えることができます。逆に「情報I」が得意だった人は、配点の高い大学を選ぶことで強力な武器になります。
自分の得意・不得意と、大学の配点システム。このパズルをうまく組み合わせるのが、賢い出願戦略なんですよ。
第3章 国立・私立併願の出願戦略(スケジューリング)

受験は団体戦と言われますが、出願戦略は完全に「個人戦」であり「情報戦」です。国立と私立の日程をパズルのように組み合わせて、リスクを分散させながら本命に向かうロードマップを作りましょう。
国立大学:足切り(第一段階選抜)の予測と回避
国公立大学、特に医学部や難関大学を目指す人が一番恐れているのが「足切り(第一段階選抜)」ですよね。せっかく二次試験の対策をしてきたのに、その土俵にすら立てないというのは一番避けたい事態です。
ここで大切なのは、出願期間中の「倍率速報の監視」です。
予備校のリサーチデータでは「足切りライン」の予測が出ますが、実際の出願状況は日々刻々と変化します。もし自分の点数がボーダーラインギリギリの場合は、出願締め切りの直前まで倍率の推移を見守ってください。
時には、勇気ある撤退(志望校の変更)も立派な戦略です。これを「ピボット」と呼びましょうか。感情的には第一志望に出したいけれど、確実に二次試験を受けるために、似た傾向の他大学へ切り替える。この柔軟性が、最終的な「大学生になる」というゴールを手繰り寄せます。
私立大学:「事前出願」と「事後出願」の使い分け
私立大学の出願には、大きく分けて2つのタイミングがあります。これを使い分ける「ハイブリッド戦略」がおすすめです。
- 事前出願(攻めの出願):共通テストの結果がわかる前や、リサーチ結果が出る前に出願するパターンです。早稲田、上智、明治(前期)などがこれに当たります。「手応えがあったから、ここは勝負に出る!」という強気の出願です。
- 事後出願(守りの出願):共通テスト利用入試の後期や、一般入試の後期日程など、結果を見てから出願できる大学です。法政(後期)や中央(後期)などが代表的です。「思ったより点が伸びなかった…」という場合の安全ネットとして機能します。
この2つを組み合わせることで、「もしも」の時のリスクヘッジが可能になります。
一般入試との兼ね合い
2月に入ると、私立大学の一般入試が本格化します。ここで気をつけたいのが「連戦による疲労」です。
「チャンスを増やしたいから」といって、3日も4日も連続で試験を入れるのは危険です。入試は想像以上に体力と精神力を消耗します。特に、第一志望の試験日の前日は、絶対に休息日にできるようスケジュールを調整してください。
受験日程表を作るときは、試験日だけでなく「移動日」や「予備日」もしっかり書き込んで、無理のないプランを立ててあげてくださいね。
第4章 学習の切り替え「マーク脳」から「記述脳」へ

共通テストが終わったら、頭の中のOSを入れ替える作業が必要です。これまで使っていた「マーク脳」から、二次試験用の「記述脳」へのアップデートです。
科目別・意識改革のポイント
共通テストは「与えられた選択肢から正解を選ぶ」試験でした。でも二次試験は「白紙の答案用紙に、自分の考えを論理的に表現する」試験です。求められる能力がガラリと変わります。
- 数学・理科(プロセス主義):これまでは答えの数値さえ合えばOKでしたが、これからは「なぜその式になるのか」「条件設定は適切か」というプロセスが厳しく見られます。途中式を飛ばさず、論理の飛躍がないように丁寧に書く練習をしましょう。単位のつけ忘れや、有効数字の扱い(例えば、問題文が2桁なら答えも合わせるなど)も減点対象になります。
- 英語・国語(表現力):選択肢の消去法テクニックは、もう通用しません。特に英作文では、難しい単語を使って墓穴を掘るよりも、「中学校レベルの確実な単語と文法」を使って、ミスなく意図を伝える方が高得点につながります。「減点されない答案」を作る意識を持ちましょう。
「記述」への恐怖心を捨てる
マーク模試ばかりやっていると、「自分の言葉で書く」ことに恐怖を感じることがあります。「間違ったことを書いたらどうしよう」とペンが止まってしまうんです。
でも、記述式はマーク式よりも「温かい」試験だと思ってください。マーク式は0か100かですが、記述式は、答えが間違っていても考え方が合っていれば「部分点」をもらえる可能性があります。
採点官は、あなたを落とそうとしているのではなく、「あなたがどれだけ理解しているか」を知ろうとしています。だから、分かるところまででもいいので、自分の思考の痕跡を紙に残してください。それが点数という評価になって返ってきます。
第5章 過去問演習(赤本)の「黄金ルール」

いよいよ赤本(過去問)の出番です。でも、ただ漫然と解いて丸付けして終わり…ではもったいない!合格者たちが実践している「使い倒し方」をお伝えします。
「第一志望10年、第二志望5年」の法則
よく「何年分解けばいいですか?」と聞かれますが、一つの目安として「第一志望は10年分、第二志望は5年分」をおすすめしています。
大学の出題傾向は、数年単位で微妙に変化したり、あるいは10年周期で似た問題が出たりします。10年分を解くことで、その大学が求めている人材像や、「どうしてもこれだけは理解しておいてほしい」というメッセージ(頻出分野)が見えてくるんです。
解く順序ですが、直近の最新1年分は「直前のリハーサル用」として取っておき、古い年度から順に新しい方へ向かって解き進めるのが良いでしょう。時代の変化とともに傾向がどう変わってきたかを肌で感じられます。
やりっぱなし厳禁!「復習」で実力を伸ばす
過去問を解く意義は、「今の点数を知ること」ではなく「弱点を見つけて埋めること」にあります。
解き終わって解説を読んだら、そこで終わりにせず、「翌日にもう一度、白紙の状態から解き直す」ことをルールにしてみてください。解説を読んで「わかったつもり」になっているのと、実際に「自力で解ける」のには大きな差があります。
また、自己採点をする時は、自分に厳しく「採点官目線」を持ちましょう。「この字は汚くて読めないから減点」「論理が飛んでいるからマイナス2点」といった具合です。この厳しいチェックが、本番でのケアレスミスを防ぐ盾になります。
第6章 直前期のメンタルと生活リズムの調整

最後は、心と体のメンテナンスについて。どんなに勉強しても、当日体調を崩してしまっては元も子もありません。
不安をエネルギーに変える技術
直前期になると、「落ちたらどうしよう」という不安が波のように押し寄せてくることがあります。これは誰にでも起きることです。
そんな時は、その不安を紙に書き出してみてください。これを「ジャーナリング」と言います。
「計算ミスが怖い」「英語の長文が読めなかったらどうしよう」…どんな些細なことでも構いません。頭の中でぐるぐる回っている不安を文字にして「外に出す」だけで、脳のメモリが解放されて、不思議と心が落ち着いてきます。
そして、「24時間ルール」を設けましょう。模試の結果が悪かったり、過去問で全然点が取れなかったりしても、落ち込むのは24時間以内にする。その後は「じゃあ、どうすれば受かるか?」という解決策を考えることに集中するんです。
本番に合わせた「朝型生活」へ
入試本番は朝から始まります。夜型の生活になっている人は、今すぐ朝型にシフトチェンジしましょう。
人間の脳が覚醒してフル回転するまでには、起床から3時間程度かかると言われています。試験開始が9時なら、6時には起きている必要があります。このリズムを体が覚えるまでには数週間かかりますから、直前になって慌てて変えるのではなく、今から少しずつ調整していきましょう。
朝の光を浴びて、しっかり朝食を摂る。当たり前のことですが、これが最強の受験対策です。
Q&A:読者の疑問に答えます

ここで、よく寄せられる質問にお答えしていきますね。きっと皆さんも同じような疑問を持っているはずです。
Q1:リサーチ結果がD判定でした。志望校を下げるべきでしょうか?
A1: すぐに諦める必要はありません!まずは先ほどお話しした「度数分布表」を見て、合格圏内までの人数差を確認してください。そして、二次試験の配点比率が高い(例えば共通テスト:二次 = 4:6 や 3:7 など)なら、逆転のチャンスは十分にあります。ただし、二次試験の配点が低い場合は、リスクが高いので慎重な判断が必要です。
Q2:私立の過去問はいつからやり始めればいいですか?
A2: 今すぐ始めましょう!特に第一志望の私立があるなら、国立の対策と並行して進める必要があります。「国立の勉強をしていれば私立も解ける」というのは誤解です。私立特有のマーク形式や時間の短さに慣れておく必要があります。週に2〜3日は私立の過去問を解く日を作ると良いですね。
Q3:「情報I」が全然できませんでした…。もう国公立は無理でしょうか?
A3: 全くそんなことはありません。「情報I」の配点を低く設定している大学や、そもそも合否判定に使わない大学も存在します。例えば、旧帝大クラスでも配点を圧縮する大学は多いです。自分の志望校の募集要項を詳しくチェックして、情報の配点が低い大学を探してみましょう。道は必ずありますよ。
まとめ

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
共通テスト後のこの1ヶ月は、受験生にとって一番苦しい時期かもしれません。でも同時に、一番成長できる「黄金の時間」でもあります。
現役生は、入試の前日まで成績が伸びると言われています。今の判定がどうであれ、これからのあなたの行動次第で、未来はいくらでも書き換えることができます。
- 自己採点は厳しく、でもリサーチ結果は冷静に分析する。
- 出願はデータと戦略に基づいて、リスクを管理する。
- 記述対策で「伝える力」を磨き上げる。
これらのことを一つひとつ丁寧にこなしていけば、必ず道は開けます。
春、笑顔でキャンパスを歩く自分の姿をイメージして、最後の最後までペンを動かし続けてください。あなたの努力が、美しい桜となって咲き誇ることを心から応援しています。
本戦略を実行する前に、2026年共通テストの概要や出題形式、押さえておきたい対策ポイントを確認しておくことが成功の鍵です。共通テスト自体の詳しいガイドはこちらからご覧ください。
ここでホット一息
さて、ここまで「攻め」の対策をお話ししてきましたが、最後に一つだけ、「守り」の秘策を教えちゃいますね。
毎日、スマホや参考書とにらめっこして、眉間にシワが寄っていませんか? 目の疲れは、集中力を奪うだけじゃなく、顔の印象まで暗くしてしまう「女子力」の大敵です。
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