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2027年共通テスト国語の対策|現代文・古文・漢文で点を落とさない勉強法

窓辺の受験生の机の上に参考書とハーブティーがのっている。受験生をイメージしたイラスト

📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ

  • 2027年共通テスト国語は90分・200点。現代文110点・古文45点・漢文45点の構成で、複数テキストの読み比べ問題が定着している。
  • 現代文は「設問先読み」、古文は主語の追い方と消去法、漢文は句法15パターンの完全習得が得点アップの鍵。
  • 高2から基礎語彙を積み上げ、高3夏から過去問演習、直前期に時間配分を固める3段階スケジュールが合格への近道。

「国語って、なんとなくできる気がする」

そう思って後回しにしてしまう科目、ナンバーワンといえば国語じゃないでしょうか。

でも共通テストの国語は、試験時間90分・200点満点。全教科の中でも最大級の配点を誇ります。

しかも2025年度から始まった新課程入試では、複数のテキストを読み比べる問題や、実用文・図表が絡む設問が定着しています。「なんとなくの読解力」だけでは、時間内に処理しきれない試験になっているんです。

2027年(令和9年度)の共通テストに向けて、現代文・古文・漢文それぞれの傾向と、点数を取りきるための具体的な勉強法をまとめました。

目次

2027年共通テスト国語の出題構成と配点

共通テスト国語の問題冊子を見て内容を確認している女性のイラスト

まずは試験の全体像を把握しておきましょう。

「どこで何点取るか」の設計図があるだけで、勉強の優先順位がぐっと見えやすくなります。

近代以降の文章(現代文)は110点・3問構成

現代文は大問1〜3の3問で構成され、配点は110点。全体の半分以上を占めます。

出題されるテキストのタイプは、論説文・文学的文章・実用文(図表や資料を含むもの)の3種類。

特に注目したいのが、複数のテキストを読み比べる設問です。

2025年度以降、「AとBの文章を読んで、共通する主張を選べ」「この図表はどの文章の内容を補足しているか」といった問題が定着しています。

1つの文章を深く読む力だけでなく、複数の情報を横断して整理する力が問われるようになっています。

古文は45点・1問

古文は大問1問で、配点は45点。

出典の多くは中古〜近世の物語・日記・随筆で、複数の文章や注釈が組み合わさった形式が続いています。

設問の軸になるのは、登場人物の心情や行動の理由を問う問題。文法の知識はあくまで読解の道具であって、「覚えた文法を当てはめるだけ」では解けない設問が中心です。

漢文は45点・1問

漢文も大問1問・45点。古文と合わせると古典全体で90点になります。

書き下し文・返り点の処理や句法の理解が問われ、比較的問題文が短いのが特徴。

ただし設問数はそれなりにあるので、「漢文は短いから楽」と油断していると時間が思ったより取られます。

「国語は全体で何点必要か?」を志望大学の配点と照らし合わせながら、3分野の目標点を決めておくと作戦が立てやすいですよ。

2027年共通テスト全体の日程・科目構成については、こちらの記事でまとめています。 → 2027年共通テストの要項はもう出た?日程・科目・現役生と浪人生の対策をわかりやすく解説

現代文対策|複数資料の読み方と時間配分のコツ

複数の文章資料を並べて比較しながら読解する女子高生のイラス

現代文で点を落としやすいのは、「全部ちゃんと読もうとして時間が足りなくなる」パターン。

新課程の共通テストは、とにかく読む量が多い。まずは読み方の戦略を変えることが第一歩です。

「設問先読み」で読む目的を決める

現代文を解くとき、最初から本文を全部読もうとしていませんか?

実は、それが一番時間をロスする読み方なんです。

おすすめの手順は「設問を先に読んでから、本文に入る」こと。

設問を読むことで「何を探しながら読めばいいか」が明確になり、無駄なく本文を処理できます。

たとえば「第3段落の筆者の主張として正しいものを選べ」という設問があれば、第3段落を読むときに自然と「主張の部分はどこだろう」という目線で読めるようになります。

最初は少し慣れが必要ですが、過去問演習を通じてトレーニングしていくと、ぐっと読む速度が安定してきます。

実用文・図表の読解に慣れる

新課程から増えたのが、実用的なテキスト(案内文・レポート・ポスターなど)と図表が組み合わさった問題です。

「文学的な読解力」とは少し違う、情報処理の力が問われます。

対策としては、日常の中で「情報を整理する文章」に慣れることが効果的。

新聞のコラムや、読んだ本の要約を自分でまとめてみるだけでも練習になります。

また、図や表は本文と「何が対応しているか」を素早く照合する力が必要。グラフのタイトル・凡例・単位を最初に確認する習慣をつけておきましょう。

文学的文章は「誰の視点か」を意識する

文学的文章で迷いやすいのが、「誰の気持ちを問われているのか」です。

登場人物が複数いる場合、視点がころころ変わることがあります。

読みながら「今この文章は誰が語っているのか」を随時確認する癖をつけると、設問の混乱がぐっと減ります。

また、情景描写と心情は対応しているケースが多い。「曇り空」「静かな部屋」のような場面描写が出てきたら、それが誰かの心の状態を反映している可能性が高いと意識してみてください。

古文対策|単語・文法・文脈をつなぐ3ステップ

 古文の単語帳を開いて暗記している女子高生のイラスト

古文が苦手な人の多くは、「単語も文法もある程度やった気がするのに、読めない」という状態に陥っています。

原因は、知識がバラバラのまま文章に向き合っているから。

単語・文法・文脈の3つをつなげて使う練習が、古文の壁を越えるカギです。

まず古文単語300語を固める

古文の読解は、単語力が土台です。

目安は頻出300語をしっかり定着させること。すべての単語を完璧に覚えようとすると負担が大きいので、まずは「よく出る意味の違いに注意が必要な単語」を優先しましょう。

たとえば「をかし」は現代語の「おかしい」とは意味が違い、「趣がある・すばらしい」という意味。こういった現代語と意味がズレる単語は、特に意識して覚えることが必要です。

文法は、助動詞の活用・接続・意味の対応表と、基本的な助詞の用法を押さえれば、共通テストレベルは対応できます。

「誰が誰に」を整理する読み方

古文で最も多い失点パターンが、主語の取り違えです。

古文は主語が省略されることが多く、「また、〜と仰せけり」の主語が誰なのか、文脈から判断しなければなりません。

そこで役立つのが敬語の方向を追うこと。

尊敬語が使われていれば主語は身分の高い人物、謙譲語なら身分の低い人物が動作を行っていると読めます。

登場人物の関係性を問題文のリード文と最初の数行で把握し、「誰が誰に対して話しているか」を追いかける読み方を意識してみてください。

設問は「文意把握問題」で差がつく

古文の設問でよく出るのが、「この和歌の解釈として最も適当なものを選べ」「この場面での○○の気持ちを答えよ」という、文意全体の把握を問う問題です。

こうした問題は消去法が有効。4つの選択肢のうち、明らかに本文に書いていない内容や、言いすぎ・言い足りない選択肢から除いていくと、自然と正解に近づきます。

完全に理解できていなくても、「これは違う」を見極める力を鍛えることで、正解率をグッと上げることができます。

漢文対策|最短ルートで点を取りきる方法

漢文の句法ノートを作りながら勉強している高校生の女性のイラスト

3分野の中で、実は最も短期間で得点を伸ばしやすいのが漢文です。

出題パターンが比較的安定していて、覚えるべき句法もある程度絞れるからです。

効率よく点を取りきる方法を押さえておきましょう。

句法12〜15パターンの完全習得が最優先

漢文の設問は、句法の理解が問われるものが中心です。

使役・受身・反語・疑問・比較・抑揚・限定・仮定・願望など、頻出句法は12〜15パターンに絞られます。

これを徹底的に覚えることが、漢文対策の第一歩。参考書の例文をただ読むのではなく、「この形が出たら〇〇という意味」と反射的に対応できるレベルまで仕上げることを目標にしましょう。

句法を覚えたら、短い文章でその句法を実際に使ってみる練習を積むと、知識が定着しやすいです。

書き下し文は音読で体で覚える

書き下し文のルール(レ点・一二点・上下点など)は、理屈で覚えるより音読で体に染み込ませる方が早い人が多いです。

まず返り点のルールを一通り理解したら、例文をそのルール通りに読み上げる練習を繰り返す。

「あ、ここはレ点だからひとつ戻る」と意識せずとも体が動くレベルになると、読解スピードが格段に上がります。

短い漢文の文章を毎日5〜10分音読するだけでも、直前期に向けた準備になりますよ。

問題文のリード文を必ず読む

漢文の問題冊子には、本文の前に作者・時代・状況を説明するリード文が置かれています。

このリード文を読み飛ばしてしまう人が意外と多いのですが、これはとてももったいない。

漢文は文章が短い分、背景知識がないと誰が誰に何をしているのかわかりにくいことがあります。

リード文には「〇〇は皇帝に仕える臣下で、この場面は…」といった情報が書かれていることが多く、これを読むだけで本文の理解度が格段に上がります。

試験当日も、リード文を丁寧に読む30秒を惜しまないようにしてください。

時期別・国語の勉強スケジュール

手帳に勉強スケジュールを書き込んでいる高校生の女性のイラスト

国語は「いつから本格的に始めるか」の判断が、実は合否に大きく影響します。

現役生も浪人生も参考にできる、時期別のロードマップを整理しました。

高2〜高3春:基礎語彙と文法の土台づくり

この時期は「覚える」フェーズです。

古文単語と漢文句法の基礎を地道に積み上げること、そして現代文では「論説文の構造(主張・根拠・例示)を意識して読む習慣」をつけることが目標です。

難しい参考書に手を出す必要はありません。まず薄い単語帳・句法集を1冊やりきることの方が重要です。

定期テストの勉強を「共通テストの基礎インプット」として活用する意識が持てると、効率が上がりますよ。

高3夏〜秋:過去問・予想問題で形式に慣れる

夏休みから秋にかけては「慣れる」フェーズです。

共通テストの過去問(2025年度・2026年度分)や予備校の予想問題集を使って、実際の形式で解く練習を始めます。

このフェーズで最も大切なのは、毎回の演習後に「なぜ間違えたか」を分析すること

単語を知らなかったのか、文脈を読み違えたのか、時間が足りなかったのか。原因によって対策が変わります。

間違えた問題をそのままにせず、必ず解き直しと振り返りをセットで行いましょう。

2026年の共通テストでは国語でも平均点が下がる年がありました。難化への心構えとして参考にしてみてください。 → 【2026共通テスト】平均点・ボーダー変動まとめ|物理47点・情報I難化と出願戦略

高3直前期:時間配分の最終調整とメンタル管理

12月以降の直前期は「仕上げる」フェーズです。

過去問や予想問題を通し演習し、90分の中で現代文→古文→漢文の解く順番と時間配分を自分の中で固めていきます。

目安は現代文50〜55分・古文20〜22分・漢文15〜18分程度ですが、得意・苦手に合わせて自分なりのペース配分を見つけてください。

直前期は新しい参考書を始めるより、これまでやった問題集の苦手な設問を繰り返す方が効果的。

焦らず、今まで積み上げた力を信じて本番に臨みましょう。

現役生向けの全科目スケジュールはこちらも参考にしてみてください。 → 2027年共通テスト対策はいつから?現役生向け高2・高3の勉強スケジュール

Q&A

手帳に勉強スケジュールを書き込んでいる高校生の女性のイラスト

Q. 現代文の設問は、本文のどこを見れば解けますか?

A. 設問文の「傍線部の内容として正しいものを選べ」という指示を手がかりに、傍線部の前後の段落を重点的に読みましょう。答えのヒントは傍線部から遠い場所にあることは少なく、近くの文章の言い換えや補足になっていることがほとんどです。

Q. 古文の主語が全然わかりません。どうしたらいいですか?

A. まず敬語の方向を確認するのが一番の近道です。誰が誰に対して敬語を使っているかを整理すると、省略された主語が見えてきます。登場人物をリード文で把握してから読み始めるのも効果的です。

Q. 漢文の句法をなかなか覚えられません。コツはありますか?

A. 句法は「形と意味のセット」で覚えるのが基本です。「不A不B(AなくんばBせず)」のように、例文ごと音読で繰り返すと体に染み込みやすいです。暗記帳に書いて毎日見直すだけでも、繰り返しの回数を増やすことが定着の近道になります。

Q. 90分で全部解き終わらないときはどうすればいいですか?

A. 解く順番を変えてみましょう。多くの受験生は現代文→古文→漢文の順で解きますが、得意な分野から解く方が時間を有効に使えることもあります。また、選択肢が多い設問は後回しにして、確実に取れる設問から先に解くのも有効です。

Q. 古文は単語と文法、どちらを先に覚えるべきですか?

A. 単語を先に進めることをおすすめします。文法は単語の意味がある程度わかった状態の方が理解しやすく、並行して少しずつ進めるのが理想的なバランスです。

Q. 国語の勉強は毎日やらないとダメですか?

A. 現代文の読解力は毎日少しずつ触れることで維持されます。古文・漢文は単語・句法の暗記があるので、こちらも短時間でも毎日触れた方が記憶が定着しやすいです。週1〜2回のまとめ勉強より、毎日15〜20分コツコツ続ける方が長期的には効果が高いです。

まとめ

2027年共通テストの国語は、200点という大きな配点を持つ科目です。

なんとなくの読解力だけでは対応しきれない、複数テキストの読み比べや実用文・図表の処理が必要な試験になっています。

ポイントをまとめるとこうなります。

  • 現代文は「設問先読み」で読む目的を明確にしてから本文を読む
  • 古文は単語→文法→文脈をつなぐ3ステップで、主語の把握を丁寧に
  • 漢文は句法12〜15パターンを完璧に仕上げ、リード文を読む習慣を

3分野それぞれに合った対策を積み上げていけば、国語は確実に点数が伸びる科目です。

高2のうちから少しずつ、焦らず続けていきましょう。

*この記事は一般的な対策の考え方をまとめたものです。個人の得意・苦手に合わせて適宜調整してくださいね。


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