📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 2027年共通テストの本試験は1月16日・17日。英語・数学は高2の秋から始めるのが合格への近道。
- 高3の春〜夏は理科・社会のインプットに本腰を入れ、11月〜12月に共通テスト形式の演習に全振りする。
- Web出願は自分でマイページを作成する必要があり、手続きのスケジュール自己管理が必須。
「共通テストの対策って、いつから始めればいいんだろう?」
そんな疑問、受験生なら一度は頭をよぎりますよね。
早すぎると途中で燃え尽きてしまうし、遅すぎると間に合わない。
でも実は、共通テストで点数を伸ばす人の多くが「高2の秋から動いていた」という事実があります。
2027年(令和9年度)の共通テストは、新課程入試として3年目を迎えます。情報Iの必須化や、複数の資料を読み解く思考力重視の出題傾向が続くなかで、「いつ・何から・どう対策するか」を正しく知っておくことが、現役合格への近道です。
この記事では、高2・高3の現役生に向けて、時期ごとの勉強スケジュールと科目別の優先順位を、具体的にお伝えします。

2027年共通テストの試験日とざっくりスケジュール

本試験は2027年1月16日・17日
2027年(令和9年度)の大学入学共通テストは、**2027年1月16日(土)・17日(日)**に実施されます。
追試験・再試験は翌週の1月23日(土)・24日(日)が予定されています。
今が2026年6月なら、本番まであと約7か月。
「まだ時間あるかな」と思うかもしれませんが、受験勉強は仕込みに時間がかかるもの。今からの動き方が、本番の点数に直結します。
2027年共通テストの全体像については、こちらの親記事でも詳しくまとめています。
→ 2027年(令和9年度)大学入学共通テスト徹底解説:日程・出題科目・現役生と浪人生の対策ガイド
出願はいつ?高2・高3のスケジュール全体像
受験勉強のスケジュールと並行して、出願手続きの準備も必要です。
大まかな流れはこんな感じです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2026年6月頃 | 受験案内・出願案内の公表(詳細な時間割もここで判明) |
| 2026年7月頃〜 | マイページ作成開始 |
| 2026年9月中旬〜10月初旬 | 出願・検定料支払い |
| 2027年1月16日・17日 | 本試験 |
出願のタイミングは意外と早いので、「夏休みが終わったら手続きしよう」くらいのつもりで頭に入れておいてください。
Web出願に変わった!自分でマイページを作る時代
2026年度入試から、共通テストの出願は原則Web化されています。
以前のように高校が窓口になってまとめて申し込んでくれる形は、基本的になくなりました。
受験生ひとりひとりが、専用サイトでマイページを作成し、顔写真の登録・科目の選択・検定料のオンライン決済まで自分で完結させる必要があります。
「学校が教えてくれるだろう」と思っていると、うっかり期限を過ぎてしまうことも。
受験勉強と並行して、手続きのスケジュールも自己管理する意識が大切です。
高2のうちにやっておくべきこと

英語と数学は「高2の秋」が勝負の分かれ目
共通テストの対策は、高3になってから一気にやるもの、というイメージを持っている人が多いかもしれません。
でも、英語と数学だけは別です。
この2科目は「積み上げ型」なので、高3の秋に急いで基礎から始めようとしても、時間が足りません。
高2の秋〜冬の間に、英語の語彙・文法・長文の基礎と、数学の公式理解・典型問題のパターン把握を終わらせておくことが、現役合格の大前提です。
部活が忙しい時期でも、1日30分〜1時間だけでいいので、英語と数学は毎日触れるクセをつけておきましょう。
学校の授業・定期テストを共通テスト対策に変える方法
「授業は受験に関係ない」と思って内職している人もいるかもしれませんが、それはもったいないです。
共通テストは学習指導要領の範囲から出題されます。つまり、学校の授業が実はそのまま対策になっています。
定期テストの勉強を「教科書の太字だけ覚える」で終わらせず、欄外のコラム・実験の考察プロセス・グラフの読み方まで深く読み込む習慣をつけると、探究型問題にも自然と対応できるようになります。
定期テストを共通テストの「ミニ演習」として活用する意識を持つだけで、勉強の質がぐっと変わります。
情報Iは高2の授業でしっかり基礎を固める
2025年度から新課程で導入された「情報I」は、共通テストの必須科目です。
試験時間は60分・100点満点と、他の科目と同等の重みがあります。
プログラミングの基礎的な考え方、データの活用、情報セキュリティといった内容が出題されます。
高2の授業でしっかり基礎を押さえておき、高3の夏休みに共通テスト形式の予想問題を集中してこなすのが、最も効率的な対策です。
「情報は直前に詰め込める」と軽く見ていると、意外とやることが多くてパニックになるので注意してください。
高3春〜夏:国語・理科・社会に本腰を入れる時期

高3の4月〜7月にやるべき優先順位
高3になったら、英数の演習レベルを上げながら、国語・理科・社会の本格的なインプットを始めます。
優先順位の目安はこんな感じです。
- 4月〜5月:理科・社会のインプット開始(授業進度に合わせて)
- 6月〜7月:国語の読解テクニックを習得・英語の長文演習を本格化
- 夏休み前まで:全科目のインプットをひと通り終わらせる意識
理科と社会は暗記量が多く、仕上げに時間がかかります。
高3の秋以降に「理科が全然終わってない」という状況になると、一気に追い詰められます。
春のうちから少しずつ積み上げていくことが、夏休みを有効に使うための準備になります。
模試の使い方〜ペースメーカーとして活かす
高3の前半は、記述式の模試を軸にしながら、共通テスト模試は「時間配分と形式への慣れを確認する場」として使います。
判定結果に一喜一憂するのはもったいないです。
大切なのは、どの科目のどの分野で失点したかを毎回丁寧に分析すること。
模試は受けて終わりではなく、復習してこそ意味があります。
共通テスト後の出願戦略については、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 【2026共通テスト】バンザイシステムはいつから?1月21日午後公開|自己採点→判定の見方まで手順まとめ
英数の「演習レベルアップ」も忘れずに
インプットばかりに気を取られて、英語と数学の演習が止まってしまうのはNGです。
高3の春〜夏は、英語は難度の高い長文に挑戦し、数学は「初見の問題を自力で解く」練習を積む時期です。
インプット(理科・社会)とアウトプット(英数の演習)をバランスよく回していくことが、夏以降の伸びにつながります。
高3の秋〜直前期:共通テスト対策に全振りする

11月〜12月が「共通テスト特化」のベストタイミング
学校のカリキュラムが終わる高3の11月後半〜12月は、いよいよ共通テスト対策に集中する時期です。
この時期からは、各予備校の予想問題集や過去問を使った演習を毎日続けます。
ポイントは、本番の時間制限より少し短い時間で解く練習をすること。
たとえば90分の試験なら75分で解き切るペースを目指します。
本番は緊張で頭が回りにくくなるので、「少し余裕を持って終われる」感覚を身につけておくことが大切です。
時間制限を短くして解く本番シミュレーション
共通テストは「問題を解ける力」と「時間内に処理する力」の両方が必要な試験です。
特に国語と英語は、複数の資料を読み比べる問題が多く、読む量が多い。
秋からは毎週1〜2回、本番に近い環境で通し演習をして、解く順番・時間配分の感覚を体に覚え込ませましょう。
2026年の共通テストでは難化による平均点の大幅な下落がありました。出題の難しさへの心構えとして、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 【共通テスト2026】平均点は”20〜35点下げ”の見込み|数学IA・物理が難化、得点調整は?ボーダーの考え方
やりがちな失敗3選と回避策
現役生がやってしまいがちな失敗を、あらかじめ知っておくと対策が立てやすいです。
① 理科・社会の着手が遅れる 英数国に時間を取られすぎて、高3の秋になってもインプットが終わらないケース。春から少しずつ進めることで防げます。
② 共通テスト形式の演習を後回しにする 記述対策に夢中になるあまり、マーク形式の感覚が鈍ってしまいます。秋以降は週に一度はマーク演習を入れるようにしましょう。
③ 出願手続きを学校任せにする Web出願になってからは、自分でマイページを作成・管理する必要があります。手続きのスケジュールは自分でカレンダーに入れておくのが安心です。
科目別・共通テスト対策のポイント

国語・英語:複数資料の読解力を鍛える
2027年の共通テストでも、「複数のテキストを読み比べて情報を統合する」問題が引き続き出題されます。
国語では、文章・図・グラフが組み合わさった設問。英語では、メール・記事・ポスターなど複数の素材を横断する読解問題。
対策のポイントは、「全部を読んでから答える」のをやめること。
設問を先に読んで「何を探しながら読むか」を決めてから本文に入る癖をつけると、時間内に処理できるようになります。
数学:公式の「使い方」を理解する
数学②では「数列・統計・ベクトル・複素数平面」の4項目から3項目を選んで解答します。
高校の授業でどこまで学んだかを早めに把握し、選択する3項目を固めておくことが重要です。
共通テストの数学は、日常の具体的な場面(購買データ・乗り物の動き等)をモデル化する問題が多い。
「この問題はどの公式を使うべきか」を判断する力が問われるので、公式の丸暗記ではなく「なぜそう使うのか」まで理解する勉強が効果的です。
理科・社会:着手タイミングを間違えない
理科・社会は範囲が広く、暗記と演習の両方に時間がかかります。
高3の夏休みが終わる段階で「全範囲のインプットが終わっている状態」を目指すのが理想。
逆算すると、高3の4月から授業に合わせてコツコツ進めていく必要があります。
また、地理歴史・公民の選択科目は、「公共・倫理」と「公共・政治・経済」の組み合わせが不可など、複雑なルールがあります。
志望大学の指定科目と照らし合わせながら、早めに選択を固めておきましょう。
難化した年の得点戦略については、こちらの記事も参考になります。
→ 【2026共通テスト】平均点・ボーダー変動まとめ|物理47点・情報I難化と出願戦略
Q&A

Q. 共通テスト対策は高3からでも間に合いますか? A. 英語・数学は高2のうちに基礎を固めておくのが理想です。高3からのスタートが遅いわけではありませんが、英数はできるだけ早めに取り組むことをおすすめします。理科・社会・情報は高3からでも間に合います。
Q. 定期テストと共通テスト対策はどう両立しますか? A. 定期テストに向けた学習を「共通テストの基礎インプット」と位置づけると両立しやすいです。教科書を深く読み込む習慣がそのまま本番対策になります。
Q. 情報Iはいつから始めればいいですか? A. 高2の授業で基礎概念・プログラミングの考え方を理解しておき、高3の夏休みに共通テスト形式の問題を短期集中でこなすスタイルが効率的です。
Q. 過去問はいつから使い始めればいいですか? A. 本格的な過去問演習は高3の11月〜12月からが目安です。それ以前は模試や予想問題で形式に慣れる練習をするのがよいでしょう。
Q. 模試の判定が悪くても大丈夫ですか? A. 高3前半の判定はあまり気にしなくて大丈夫です。大切なのは「どの分野で失点したか」の分析。秋以降に一気に伸びる現役生も多いので、判定より分析と対策を優先しましょう。
Q. Web出願の手続きはいつ頃やればいいですか? A. マイページ作成は2026年7月頃から開始できます。出願と検定料支払いは9月中旬〜10月初旬が予定されています。受験案内が公表される6月頃に詳細を確認しておきましょう。
まとめ
2027年共通テストに向けた現役生の勉強スケジュールを整理すると、こんな流れになります。
- 高2の秋〜冬:英語・数学の基礎固め・情報Iの概念理解
- 高3の春〜夏:理科・社会のインプット開始・国語の読解力強化・英数演習レベルアップ
- 高3の秋〜直前:共通テスト形式に特化した演習・時間配分の訓練
現役生の最大の強みは「学校のカリキュラムをそのまま活かせること」です。
授業・定期テスト・模試をうまく組み合わせながら、無理のないペースで積み上げていきましょう。
出願手続きのWeb化という変化にも早めに対応し、勉強以外のところで足をすくわれないよう準備しておくことも大切です。
あなたの2027年1月が、いい朝になりますように。
*なおこの記事は一般的な考え方を書いたものなので個人の特性に合わせて適宜調整してくださいね。
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