📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 「マイナ保険証がないと8月から10割負担になる」は誤解。資格確認書があれば今まで通り1〜3割負担で受診できる
- 変わるのは、期限切れの古い健康保険証を例外的に使えていた措置が2026年7月31日で終了すること
- マイナ保険証を持たない人には保険者から資格確認書が申請不要で自動的に届く

「8月からマイナ保険証がないと病院で10割負担になる」——そんな投稿がSNSで急に流れてきて、私も一瞬「え、うちの実家、大丈夫?」って血の気が引いたの。正直に言うと、最初の数分は結構パニックだった。慌てて厚生労働省のページや複数のニュースを確認して、ようやく落ち着いたんだけど、結論から先に言わせてほしい。マイナ保険証を持っていなくても、「資格確認書」さえあれば、これまで通り1〜3割負担で病院にかかれる。 10割負担になるのは、資格確認書もマイナ保険証も何も持たずに窓口に行った、ごく限られたケースだけなの。この記事では、私が実際に調べてわかったことを、同じように不安になった人に向けてやさしく整理していくね。
なぜ今「マイナ保険証」がこんなに検索されているの?

SNSで見た「10割負担」の噂、私も最初信じかけた
私がこの話を知ったきっかけは、友達からの「これマジ!?」というLINEだった。リンクを開くと「8月からマイナ保険証がないと医療費全額負担」という趣旨の投稿。数字だけ見ると本当に怖い。でも元をたどると、これは2026年7月31日で「期限切れの古い保険証でも例外的に使えていた措置」が終わる、という行政上の話が、伝言ゲームの途中で歪んで広まったものだった。
厚生労働省が2026年7月1日に出した通知が発端
厚生労働省は2026年7月1日付で、医療機関向けに「期限切れ保険証の暫定的な受け入れ措置を7月31日で終了する」という事務連絡を出している。これ自体は前から決まっていた予定通りの話。ただ、その数日後からニュースサイトでこの話題を取り上げる記事が一気に増え、SNSのタイムラインでも見かける頻度がぐっと上がった実感がある。
私が実際に確認した「本当のところ」
Q. 10割負担になるのは資格確認書を持たずに受診した場合だけ
私も最初「資格確認書」って聞いてもピンと来なかったんだけど、要は「マイナ保険証を持たない人向けに、保険者(健康保険組合や市区町村)から自動で送られてくる、紙の保険証の代わりになる書類」のこと。これさえ提示できれば、窓口の負担割合は今までと何も変わらない。
2026年8月1日から何が変わる?古い保険証はどうなる?
期限切れの保険証は本当に使えなくなる
従来の紙の健康保険証は、実はもうとっくに有効期限が切れている。2024年12月2日に新規発行が止まり、遅くとも2025年12月1日までにはすべてのカードの有効期限が来ているの。それでも今まで使えていたのは、医療機関が「特別に大目に見てくれていた」から。その特例が2026年7月31日で終わる、というのが今回の変更の中身。
8月1日以降に病院で求められるもの
8月1日からは、窓口で「マイナ保険証」か「資格確認書」のどちらかを提示するのが基本になる。期限切れの紙の保険証だけを持って行っても、システム上は「保険証を忘れた人」と同じ扱いになってしまう。
私が実際に試算してみた「もし何も持たずに受診したら」
正直、「一時的に10割負担」と言われてもピンとこなかったので、実際にありそうな受診パターンで自分で計算してみた。
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内科の通常受診: 通常1,440円 → 資格証明なしだと4,800円全額 → 差額3,360円が後日返金
皮膚科の通常受診: 通常960円 → 資格証明なしだと3,200円全額 → 差額2,240円が後日返金
整形外科(リハビリ通院): 通常1,300円 → 資格証明なしだと6,500円全額 → 差額5,200円が後日返金
高齢者の定期受診(後期高齢者1割): 通常500円 → 資格証明なしだと5,000円全額 → 差額4,500円が後日返金
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4パターン合計で、一時的な立て替え差額は15,300円。私はこの数字を見て「意外と大きい」と感じた。もちろん申請すれば後日返ってくるお金だけど、その場での持ち出しはそれなりの負担になる。だからこそ、資格確認書の有無を今のうちに確認しておくのが大事なんだと実感した。
してみた:資格確認書があるかどうかで結果はこんなに変わる
上の試算はあくまで「何も持たずに行った場合」。資格確認書さえ持っていれば、最初から1〜3割の負担で済む。つまり、私たちがやるべきことは実はシンプルで、「資格確認書が手元にあるか」を確認するだけなの。
資格確認書ってそもそも何?「お知らせ」との違いに注意

マイナ保険証を持たない人には自動で届く
資格確認書は、マイナンバーカードを健康保険証として登録していない人(そもそもカードを作っていない人も含む)に対して、加入している保険者から申請なしで自動的に郵送されてくる書類。これがあれば、これまで通り病院の窓口に提示するだけでOK。
「資格情報のお知らせ」だけでは受診できない
ここが一番の落とし穴。「資格情報のお知らせ」という似た名前の書類が別にあるんだけど、これはマイナンバーカードとセットで使う補助書類であって、これ単体を窓口に出しても受診はできない。私も最初この2つを混同していて、届いた封筒を見て「これでOKなんだ」って安心してたけど、よく見たら「お知らせ」の方だった…という人、結構いると思う。
見分け方はシンプルで、「その紙一枚だけで病院に出せるかどうか」で考えるといい。資格確認書はそれ一枚でOK、資格情報のお知らせはカードとセットじゃないとダメ、これだけ覚えておけば混同しない。
この話って、給付金の通知でも似たような混乱があったのを思い出した。制度が新しくなるとき、似た名前の書類が複数出てきて紛らわしいのはあるあるだよね。
→ 一律給付は見送り?2026年、私たちの家計に今すぐ関係する給付金の話
病院でマイナ保険証がエラーになったら?慌てないための対処法

電子証明書の期限切れは3ヶ月の猶予がある
マイナンバーカード本体の有効期限(10年)と、健康保険証として使うための「電子証明書」の有効期限(発行から5年)は別物。電子証明書が切れても、期限が来た月の末日から3ヶ月間は、猶予期間としてそのまま使える。私はこれを知らなくて「切れたら即アウト」だと思い込んでいたので、意外と余裕があるんだなとホッとした。
暗証番号を忘れた・顔認証がうまくいかない場合
窓口のスタッフに申し出れば「目視確認モード」に切り替えてもらえる。マイナンバーカードの写真と本人の顔を直接見比べて確認してもらう方法で、暗証番号なしでも受付は完了する。
転職・退職直後にエラーが出たら「被保険者資格申立書」
転職や退職のタイミングは、保険資格のデータ反映に数日〜数週間(場合によっては1ヶ月以上)のタイムラグが出ることがある。そのときは窓口にある「被保険者資格申立書」に記入すれば、10割負担を回避できる。私も転職経験があるけど、この書類の存在を知らなかったら、きっと慌てて全額払っていたと思う。
高齢の親や子どものマイナ保険証、どうすればいい?

85歳以上は自動で資格確認書が届く
2026年8月1日の年次更新から、85歳以上の後期高齢者にはマイナ保険証の有無にかかわらず、全員に資格確認書が自動的に交付される(自治体・保険者による運用のため、詳細は加入先に要確認)。暗証番号の管理が難しい年代への配慮として、この仕組みは素直にありがたいなと思った。
75〜84歳はマイナ保険証の有無で対応が分かれる
この年齢層は、マイナ保険証を持っていれば「資格情報のお知らせ」、持っていなければ「資格確認書」が届く。実家の親がどちらに該当するか、私はこのタイミングで一度確認の電話を入れておこうと思っている。
子どもは資格確認書+医療証の併用でOK
子どものマイナンバーカード作成は任意。作っていなければ保護者宛てに資格確認書が届くので、それを使えば大丈夫。子ども医療費助成の受給者証(マル乳・マル子など)は引き続き紙のまま併用する自治体が多いので、そちらも今まで通り持参してね。修学旅行など子どもだけで受診する可能性がある場面では、マイナポータルの資格情報画面をPDFで印刷しておくか、「資格情報のお知らせ」のコピーを持たせる方法が認められている。
万が一10割負担になったら?お金は戻ってくる
償還払いという後日の申請手続き
窓口で一時的に全額を支払うことになっても、後日、加入している保険者(健康保険組合や市区町村)に療養費の支給申請(償還払い)をすれば、本来保険が負担するはずだった7〜9割分は返ってくる。私が試算した通り、1回の受診で数千円の差額が発生することもあるので、レシートと領収書は念のため保管しておくのがおすすめ。
申請しないと戻ってこないので注意
生活支援系の給付金でも「申請しないともらえない」というパターンは多いから、この償還払いも「自動で戻ってくるわけじゃない」というのは覚えておきたいポイント。
→ 生活支援給付金はいくらもらえる?3万円と1万円の違いと対象者を解説
厚労省を名乗る電話・SMSには要注意
電話やSMSで暗証番号を聞かれたら詐欺確定
このタイミングを狙って、「マイナ保険証の手続きのため」と称する詐欺電話やSMSが増えている。厚生労働省や自治体が電話・SMSで暗証番号や口座番号を聞き出すことは絶対にない。資格確認書の交付や更新に手数料もかからない。
不審な連絡を受けたときの相談先
もし不審な連絡を受けたら、すぐに電話を切って、警察相談専用電話(#9110)やマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に相談してほしい。給付金詐欺と同じ手口の構図だなと感じたので、心当たりがある人はこちらも参考にしてみて。
→ 【注意】スマホの「給付金5万円」通知は詐欺?本物と偽物を一瞬で見抜く方法
スマホマイナ保険証や救急時の対応も知っておくと安心

iPhoneでもAndroidでも使えるようになってきた
マイナンバーカードの機能をスマホに搭載する「スマホマイナ保険証」も広がってきていて、Androidは2023年5月から、iPhoneもiOS 18.5以降でApple Wallet経由で2025年6月から対応が始まった。私はまだ試したことがないんだけど、物理カードを持ち歩かなくていいのはかなり魅力的だなと思う。ただし対応している医療機関はまだ限られていて、意識不明の状態や端末のバッテリー切れのときは使えないという弱点もあるので、当面は物理カードや資格確認書も一緒に持ち歩くのが安心そう。
救急搬送でも受診拒否は絶対にない
意識がない状態で運ばれた場合や、カードを何も持っていない場合でも、命に関わる救急の場面で医療の提供が拒否されることは絶対にない。保険資格の確認は、意識が戻ってから、あるいは家族が到着してから事後的に行われる仕組みになっている。この点は知っておくだけでも、いざというときの不安がかなり減ると思う。
私が今日からやろうと思ったこと
この記事を書くために調べていく中で、私が実際に今日中にやろうと決めたのは次の3つ。①マイナポータルアプリで自分の登録状況を確認する、②実家の親に資格確認書の有無を電話で聞く、③もし届いていなければすぐ市区町村や健保組合に問い合わせる。難しく考えずに、まずはこの3つだけ押さえておけば十分だと感じている。
おすすめアイテム
マイナ保険証も資格確認書も、結局は「外に持ち出すもの」。だからこそ、大事な書類やカードをきれいに保管できるアイテムがあると安心。普段使いにもぴったりなビサイユのアイテムを紹介するね。
暗証番号が不安な人には「顔認証マイナンバーカード」もある
暗証番号の設定自体を不要にできる
「暗証番号を忘れそうで不安」という声、私の周りでもよく聞く。実はそういう人向けに、暗証番号の設定を一切不要にして、本人確認を医療機関での顔認証か窓口スタッフの目視確認だけに限定した「顔認証マイナンバーカード」への切り替えができる。特に高齢の家族がいる場合は、この選択肢を知っておくと安心材料になると思う。
施設に入っている家族がいる場合
介護施設に入所している場合、施設側が利用者全員分のマイナンバーカードを預かって管理するのは、紛失時のリスクを考えると現場の負担がかなり大きい。そういうケースでは、家族や施設が代理で資格確認書の交付を申請し、カードの代わりに資格確認書を施設で預かって受診に使う運用が案内されている。うちも今後必要になりそうなので、この方法は覚えておこうと思った。
まとめ
「マイナ保険証がないと病院に行けない」も「8月から10割負担になる」も、どちらも正確ではない。資格確認書があれば、これまで通り1〜3割負担で受診できる。今のうちにやっておきたいのは、①自分と家族の登録状況の確認、②手元にある書類が「資格確認書」なのか「資格情報のお知らせ」なのかの見分け、この2つだけ。私も今日、実家に電話して確認してみようと思う。
修学旅行や旅行先で受診が必要になったときは
子どもだけで持ち歩くならカードよりコピー
子どもが修学旅行や部活動の遠征に行っている間に体調を崩したらどうしよう、という不安も私自身よくある。マイナンバーカード本体を子どもに持たせるのは紛失のリスクが高いから、保護者があらかじめマイナポータルからダウンロードした「医療保険の資格情報」画面のPDF、または「資格情報のお知らせ」のコピーを持たせておけば、引率の教員がそれを医療機関に提示することで受診が認められる。
大人の旅行先でも考え方は同じ
大人の旅行先でも同じ考え方で、資格確認書や資格情報の控えを一枚持ち歩いておくと安心感が全然違う。私も次の旅行からは、財布の中に資格確認書のコピーを一枚入れておこうと決めた。かさばるものでもないし、これだけで「もしも」のときの慌てる時間をかなり減らせると思う。
よくある質問
Q. マイナ保険証がなくても病院に行けますか?
行けます。マイナ保険証を持っていない場合は、保険者から自動的に届く「資格確認書」を窓口で提示すれば、これまで通り受診できます。
Q. 8月から本当に10割負担になるんですか?
いいえ、誤解です。10割負担になるのは、資格確認書もマイナ保険証も何も持たずに受診した場合の一時的な措置だけです。資格確認書があれば1〜3割負担のままです。
Q. 資格確認書が届いたらどうすればいいですか?
そのまま病院の窓口に提示するだけでOKです。申請などの手続きは基本的に不要です。
Q. 「資格情報のお知らせ」が届きましたが、これで受診できますか?
単体では受診できません。マイナンバーカード本体とセットで提示する必要がある補助書類です。
Q. 資格確認書が届かない場合はどうすればいいですか?
加入している健康保険組合や、国民健康保険なら市区町村の窓口に問い合わせてください。再発行の手続きを案内してもらえます。
Q. 病院でマイナ保険証がエラーになったらどうすればいいですか?
スマートフォンでマイナポータルの資格情報画面を見せるか、窓口で「被保険者資格申立書」を記入すれば、通常の自己負担割合で受診できます。
Q. 電子証明書の期限が切れていても使えますか?
期限切れ後3ヶ月間は猶予期間として利用できます。ただし早めに市区町村の窓口で更新手続きをしておくのが安心です。
Q. 転職・退職直後で保険が切り替わるときはどうすればいいですか?
データの反映に数日〜数週間かかることがあります。エラーが出た場合は窓口で「被保険者資格申立書」を記入すれば10割負担を回避できます。
Q. 高齢の親や子どもの対応はどうすればいいですか?
85歳以上には資格確認書が自動で届きます。子どもはカードがなければ資格確認書が届き、医療証は引き続き紙で併用します。
Q. 万が一10割負担を払ってしまったら、お金は戻ってきますか?
戻ってきます。加入している保険者に療養費の支給申請(償還払い)をすれば、後日7〜9割分が返金されます。
参考・出典
- 厚生労働省「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45470.html - 厚生労働省「資格確認方法について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50657.html - 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08277.html - 川口市「資格情報のお知らせ・資格確認書の年次更新について」
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01090/030/oshirase/46575.html
※本記事の情報は執筆時点のものです。内容は予告なく変更されることがあります。資格確認書の交付状況や運用の詳細は自治体・保険者によって異なるため、必ず加入先の公式発表をご確認ください。