📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 緊急地震速報の「怖い音」は、難聴の方にも届くよう福祉工学の専門家が緻密に計算して設計した音。怖く感じるのは正常な反応!
- 「鳴ったのに揺れない」は予測誤差か誤報、「揺れたのに鳴らない」は直下型地震か設定ミスが原因のことが多い。
- スマホの緊急速報設定をオンにして、子どもには「忍者ごっこ」で避難訓練。今日からできる備えを始めよう!
緊急地震速報の音、あれが怖くないって人、なかなかいないんじゃないかな。
夜中にあの音が鳴ったとき、一瞬心臓が止まりそうになった経験、私にもある。でも最近、あの音の「開発秘話」を知って、怖さの正体がちょっとわかった気がするんだよね。
今日はそんな「緊急地震速報の音の秘密」と、もしもの時に体が動くための知識を、一緒に整理していこうと思って。

「怖い」と感じるのはあなたのせいじゃない。あの音は意図的に設計されているんだって

あの音が怖いのは、あなたが臆病なんじゃないよ。福祉工学の専門家が「怖いと感じるように」緻密に計算して設計した音なの。
NHKのチャイム音は「難聴の方でも気づける」設計だった
NHKのあのチャイム音を作ったのは、福祉工学の研究者・伊福部達さん。難聴の方でも気づけるよう、音が短い時間で急激に上昇する和音を採用したんだって。ちなみに伊福部さんは、映画「ゴジラ」のテーマを作った伊福部昭さんの甥っこなの。
実は開発段階で「ゴジラのテーマを使う」という案もあったらしいんだけど、「恐怖心を煽りすぎる」として却下されたらしい。それでも今のチャイムで十分怖いって思うよね(笑)。
ドコモのブザー音は「日常にない音」として作られた
NTTドコモの「ギュイー」という音を作ったのは、環境音楽家の小久保隆さん。「日常では絶対に聞かない非音楽的な音にする」ことで、条件反射的に注意を引けるよう設計したんだって。
つまり、あの音が怖いのは、脳に直接「危険だ!」と伝えるための計算された設計。怖くなって当然で、怖いと感じる自分の神経系はちゃんと正常に機能しているということ。
緊急地震速報ってどうやって鳴るの?仕組みをざっくり解説
怖い音の正体がわかったところで、「そもそもなぜ揺れる前にわかるの?」という疑問も整理しておこうよ。

2種類の地震波のスピード差を使っている
地震が起きると、まず速い「P波(初期微動)」が約7km/秒で伝わる。このP波はほとんど揺れを感じないレベル。続いて「S波(主要動)」が約4km/秒で伝わってきて、これが建物を揺らす本命の揺れなの。
震源から遠い場所ほど、P波とS波の到着に時間差が生まれる。その差(数秒から数十秒)のうちに警報を出しているのが緊急地震速報の仕組み。
逆に、真下で起きる「直下型地震」は速報が揺れに間に合わないことも。これはシステムの欠陥じゃなく、物理的な限界なんだって。
2023年に「長周期地震動」の基準が追加されたよ
2023年2月から、新しい発表基準が加わったの。それが「長周期地震動」。遠くの大きな地震から伝わるゆっくりした揺れで、高層ビルやタワマンは「共振」という現象で、地上の震度が低くても高層階ではキャスター付き家具が動くほど大きく長く揺れ続けることがある。
高層階に住んでいる場合は、震度が小さくても油断は禁物だよ。
「鳴ったのに揺れない」「揺れたのに鳴らない」その理由
速報が鳴ったのに何も起きなかったり、逆に揺れたのに速報が来なかったり……これ、すごく多い疑問だよね。

「鳴ったのに揺れなかった」は誤差か誤認が原因
速報は、観測データが少ない最初の数秒で計算を始めるから、±1程度の震度誤差は避けられないの。「震度5弱以上」と計算されて警報が出たけど、実際は震度3にとどまった、というケースはよくある話。
2013年に奈良県で大規模な誤報が発生したことがあったけど、あれは海底地震計の電気ノイズを地震と誤認したのが原因。「システムが欠陥なの?」ではなく、「初期データの限界内で最善の計算をした結果」として受け取るのが正解。
誤報が鳴ったときは「外れてよかった、避難訓練ができた」と前向きに捉えてみてね。
防災意識についてはこちらも参考になるよ。
「レベル4で全員避難」警報疲れで逃げ遅れる人が続出する本当の理由
「揺れたのに鳴らなかった」は震源が近すぎるせいかも
震源が近い直下型地震では、速報の処理時間よりも早くS波が来ることがある。また、最大震度が5弱未満と予測された場合は、そもそも一般向けの警報は出ない。
スマホについていえば、通知設定がオフだったり、機内モード中だったり、基地局の対象エリア外の電波を拾っていた場合も鳴らないことがある。設定の確認は定期的にしておくと安心だよ。
速報が鳴った瞬間、状況別の正しい行動は?
「数秒しかない中で何かできるの?」という疑問、よくわかる。でも、この数秒で頭を守れるかどうかが大事なの。考えるより先に体が動くよう、シチュエーション別に整理しておこうよ。

自宅にいる場合
リビングなら、クッションやバッグで頭を守りながらテレビや棚から離れた場所に移動。寝ているときは、慌てて起き上がらず、布団や枕で頭を守ったままその場にいるのが正解。
料理中は火を消したくなるけど、揺れる中で熱湯や油を扱うのは危険。現代のガスメーターは震度5相当で自動停止するから、まず自分の身を守ることを優先して。
お風呂やトイレにいるときは、鏡の破片に注意しながらドアを開けてから頭を守る。慌てて裸で外に出ないことも大事だよ。
外出中・運転中の場合
商業施設や駅では、出口に殺到しないこと。バッグで頭を守りながら、ショーウィンドウや陳列棚から離れた場所でじっとする。
車を運転中は絶対に急ブレーキをかけないで。後続車との追突が怖い。ハザードランプを点けながらゆっくり左側に寄せて停車し、キーはつけたままにしておくのを忘れずに。
家族みんなで備えよう!スマホ設定と子ども・高齢者への伝え方

スマホの受信設定を今すぐ確認して
iPhoneなら「設定」→「通知」→「緊急速報」がオンになっているか確認してね。Androidはキャリアや機種によって場所が違うけど、「設定」→「サウンドと通知」あたりに項目がある。
格安SIMでも大手キャリアのネットワークを使っているなら、基本的に受信できるよ。「特務機関NERV防災」や「Yahoo!防災速報」などのアプリを追加しておくと、震度のしきい値を自分でカスタマイズできてさらに安心。
南海トラフ地震の備えについても、あわせて確認しておきたいな。
南海トラフ巨大地震、2026年は節目の年!今すぐ確認したい備えのポイント
子どもには「忍者ごっこ」で練習させよう
あの音を怖がって泣いてしまうお子さんも多いよね。「これは地震から守ってくれる大事な合図だよ」と伝えて、音が鳴ったら机の下に隠れる練習を「忍者ごっこ」としてゲーム感覚でやってみて。怖いものじゃなく「自分を守る合図」として刷り込んでいくのが大事。
高齢の家族・聴覚に不安がある方への対策
耳が遠いご両親はスマホの音に気づきにくいことも。スマートウォッチの強い振動通知や、光で知らせる屋内信号装置の活用がおすすめ。
地震後にまず何をすべきかも確認しておくといいよ。
震度5弱の夜、私がまず確認した5つのこと。そして翌朝10時の大切な話
よくある質問

Q. 緊急地震速報の音をオフにしても大丈夫ですか?
A. 命に関わる重要な警報のため、オンのままにしておくことを強くおすすめします。会議中など音が出せない場面では、Androidの一部端末でマナーモード中でも鳴動する設定があります。確認してみてください。
Q. 同じ部屋にいるのに、私のスマホだけ鳴らなかったのはなぜ?
A. 端末の通知設定がオフになっていた、機内モード中だった、またはキャリア基地局の境界にいて対象エリア外の電波を拾っていた可能性があります。設定を確認してみましょう。
Q. 鳴ったのに揺れなかったのは誤報ですか?
A. 必ずしも誤報ではありません。最初の限られた観測データから計算するため±1程度の誤差が生じます。予測時点では警報基準を満たしていたケースがほとんどです。
Q. 直下型地震では速報が間に合わないと聞きましたが本当ですか?
A. 本当です。震源が非常に近い場合、P波の検知から配信までの処理時間よりも早くS波が到達することがあります。日頃の備えで補うしかない部分です。
Q. 格安SIMを使っていても受信できますか?
A. 大手キャリアのネットワークを利用していれば受信できます。一部の海外製端末では非対応の場合があるので「Yahoo!防災速報」などのアプリで補うと安心です。
Q. 長周期地震動の警報が鳴ったらどうすればいいですか?
A. キャスター付き家具が動いたり立っていられないほどの揺れが数分続くことがあります。すぐに家具や窓ガラスから離れ、姿勢を低くして頭を守ってください。
Q. 子どもがあの音を怖がって泣いてしまいます。どうすれば?
A. 「怖い音」ではなく「守ってくれる合図」として伝えましょう。机の下に隠れる練習を「忍者ごっこ」としてゲーム感覚で繰り返すと、恐怖感が薄れていきます。
Q. 運転中に速報が鳴ったとき、急ブレーキを踏むべきですか?
A. 急ブレーキは後続車との追突事故を招くため危険です。ハザードランプを点けながらゆっくり減速し、道路の左側に停車してください。
Q. テレビでは速報が出たのに、スマホが鳴りませんでした。なぜですか?
A. テレビは広域配信、スマホは基地局単位の細かいエリア配信のため、受信エリアの判定に差が出ることがあります。どちらも正常に機能している可能性が高いです。
Q. 緊急地震速報とJアラートは別物ですか?
A. 別物です。緊急地震速報は気象庁が発表する地震の警報・予報です。Jアラートはミサイル情報などを含む国民保護情報で、配信システム上は緊急地震速報が優先されます。
まとめ
あの音が怖いのは、あなたの感覚が正しいから。脳が「危険だ!」と正しく反応している証拠だよ。
大事なのは、怖いまま終わらせないこと。仕組みを知って、行動を決めておけば、数秒の猶予で自分と家族を守れる。スマホの設定を確認して、子どもと一緒に忍者ごっこの練習をして、高層階に住んでいる場合は長周期地震動のことも知っておく。今日できることから、ひとつずつやってみてね。
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③防災ポーチで、「お守りみたいに、そばに置いておきたい」備えを
備えは大がかりじゃなくてもいい。毎日持ち歩けるコンパクトな防災ポーチがあれば、外出先で地震に遭っても少し安心できる。絆創膏・ホイッスル・小さな懐中電灯など、ちょっとした防災グッズをまとめておくのがおすすめ。
