この記事の3行まとめ
- AIが増やす「あまり開かないデータ」の保管先として、磁気テープが見直されています。
- 最新のLTO-10には1巻40TB(非圧縮)の製品があり、薄くて強いフィルムなど素材技術が支えています。
- テープは万能ではなく、SSD・HDDと役割を分けて使うのがポイントです。
「AIの時代に、なぜ今さら磁気テープ?」
私も最初にこの話を知ったとき、昔のカセットテープが頭に浮かんで、思わず二度見してしまいました。ところが今、データセンターではAI時代のデータの置き場所として磁気テープが改めて注目されています。最新のLTO-10には、1巻で40TBを記録できる製品も登場しました。その大容量化を支えているのが、日本企業が磨いてきた精密な素材技術です。
AI時代になぜ磁気テープが復活しているのか?

AIの学習データは保存する量も膨大
生成AIは、文章や画像、動画、音声といった大量のデータから学習します。学習に使ったデータは、あとで間違いを確かめたり、モデルを作り直したりするために、しばらく手元に残しておく必要があります。AIが賢くなるほど、保存しておくデータの山も大きくなっていくわけです。
すると、「全部を一番速い記憶装置に置いておくのは、さすがにお金も電気ももったいない」という悩みが出てきます。ここで、安く大量に長く置いておける磁気テープの出番が見直されている、というのがこの記事の出発点です。
SSDで保管するデータと磁気テープで保管するデータは違う
データは、使われる頻度で「温度」にたとえられます。身近な例で考えると、イメージしやすくなります。
- ホットデータ:毎日開くデータです。スマホで今日撮った写真や、AIが今まさに読み込んでいる学習データがこれにあたります。SSDのような高速な装置に置きます。
- ウォームデータ:たまに見返すデータです。去年の旅行写真のように、必要なときにすぐ取り出したいものです。HDDが得意な領域です。
- コールドデータ:ほとんど開かないけれど、捨てられないデータです。何年も前の元データ、監査のための記録、万一に備えたバックアップなどです。ここが磁気テープの定位置です。
押し入れの奥にしまった思い出のアルバムをイメージしてください。毎日使う机の上には置かないけれど、捨てるわけにはいかない。磁気テープは、そういう「押し入れ」の役割を担っています。
なお、AI企業のデータのうち何割がコールドデータなのかという数字を、私は公式の資料では確認できませんでした。そのため、この記事では割合を断定せず、「アクセスの少ないデータが多く含まれると考えられる」という書き方にとどめます。
2026年の出荷統計から見える磁気テープ需要
数字でも需要の高まりは見えています。IT専門メディアのStorageReviewは、LTOプログラム(HPE、IBM、Quantumが関わる規格団体)の年次出荷レポートをもとに、2024年のテープ出荷容量が176.5EB(エクサバイト)で過去最高になったと伝えました。前の年より15.4%の増加です。さらに2026年第1四半期は、前年の同じ時期より57%増えたとされています。出典:StorageReview
ここで気をつけたい点が2つあります。57%増は「第1四半期だけの前年同期比」であって、年間の伸び率ではありません。そして、この統計は出荷された容量を示すだけで、「AIが原因でどれだけ増えたか」までは分けて示していません。AI向けのデータ保管が追い風になっている可能性は高いものの、あくまで推測です。なお、私は元のレポート本体までは確認できておらず、報道を通じた数字である点をお伝えしておきます。
磁気テープとSSD・HDDは何が違う?
保存容量・費用・速度を比較
まず、性格の違いを表にまとめます。
| 比較項目 | SSD | HDD | 磁気テープ |
|---|---|---|---|
| データアクセス | 高速 | 比較的高速 | 読み出し開始に時間がかかる |
| 大量データの保存費 | 高め | 中程度 | 大規模な長期保管に有利 |
| 保存中の電力 | 構成による | 稼働状態による | オフライン媒体は不要 |
| 主な用途 | AI処理・頻繁なアクセス | 通常の大量保存 | 長期アーカイブ |
LTO-10の転送速度は、仕様では1秒あたり400MB(圧縮なしの場合)とされています。ここから私が概算してみると、40TBをまるごと書き込むには約28時間かかります(40,000,000MB÷400MB/秒÷3,600秒)。読み出しが始まるまでにも、ロボットがカートリッジを運んで頭出しする時間が必要です。速さを競う使い方には向いていません。
磁気テープが安い理由
磁気テープが安く済む大きな理由は、記録するテープ本体(カートリッジ)が単純で安く、置いておくだけなら電気を使わないからです。HDDは回り続け、SSDも通電して管理されますが、棚に置かれたカートリッジは眠っているだけです。
ただし、「全部がタダになる」わけではありません。読み書きにはドライブが必要ですし、カートリッジを自動で出し入れするライブラリ装置、保管する部屋の温度と湿度の管理にも費用と電力がかかります。この点は、後で出てくるコストの話でも大切になります。
磁気テープが不得意なこと
磁気テープは、テープを頭から順に読む仕組みです。そのため、欲しいデータだけをパッと取り出す「ランダムアクセス」は苦手です。AIが学習中に何度も読みに行くようなデータを置くと、待ち時間ばかりが増えてしまいます。
さらに、後ほど触れる世代交代の問題もあります。「安くて長持ち」だけで選ぶと、数年後に困る場面もあるので、得意と不得意をセットで知っておくことが大切です。
1PBを10年間保存すると費用はいくら違う?

そもそも1PBとはどれくらい?
1PB(ペタバイト)は1,000TBのことです。DVD(4.7GB)に換算すると、約21万枚分になります(1,000,000GB÷4.7GB)。個人のスマホではまず見ない規模ですが、動画や画像を大量に扱う企業やAI開発の現場では、珍しくない単位になってきました。
磁気テープとHDDの10年間の費用比較
ここで紹介する金額は、実際の見積もりではなく、専門家の資料などで紹介されている「条件を置いた試算モデル」です。資料では、1TBあたり1年のコストがテープで約7〜15ドル、HDDで約60〜150ドルという範囲が示されています。前提とされる対象年、冗長化の条件、電力単価、装置費、データ移行費の詳細は、私が確認できた範囲では原典まで追えていません。ですので、「このくらいの差が出る例がある」という目安として読んでください。
1PB・10年のコストを自分で計算してみた
試算モデルの真ん中あたり、テープ年間10ドル/TB、HDD年間100ドル/TBで、私が1PB(1,000TB)・10年を計算してみました。
- テープ:10ドル×1,000TB×10年=10万ドル
- HDD:100ドル×1,000TB×10年=100万ドル
- 差額:90万ドル(1ドル=150円なら約1億3,500万円)
範囲の両端でも見てみます。テープは7万〜15万ドル、HDDは60万〜150万ドルで、1ドル150円なら、テープが約1,050万〜2,250万円、HDDが約9,000万〜2億2,500万円です。「10分の1」という言い方は、あくまで条件がそろったときの目安で、すべての企業に当てはまるわけではありません。
初期費用を考えると必ずしも安くないケースも
ここまでの試算は、1TBあたりの年間コストで均した話です。実際には、最初にドライブやライブラリを買う費用が先に発生します。たとえばカートリッジだけなら、1本を約400ドル(資料の仮定)として25本で1万ドル、約150万円です。そこにドライブ1台を仮に100万円で足すと、最初の段階で250万円ほどになります。
保存するデータが数十TBと少ない場合は、この初期費用の重みが大きく、テープの優位は見えにくくなります。逆に数百TB〜PB以上で長く置くほど、差が開きやすくなる、というのが私の理解です。
最新LTO-10は1巻40TB!磁気テープはここまで進化した

LTOとは何か?
LTO(Linear Tape-Open)は、複数の企業が共同で決めているデータ用磁気テープの共通規格です。カートリッジの大きさは世代が変わってもほぼ同じで、中身のテープと記録技術が進化してきました。
富士フイルムの発表によると、LTO Ultrium 10(40TB)は2026年1月から発売されました。非圧縮で40TB、圧縮すると最大100TBとされています。出典:富士フイルム公式ニュース
30TBから40TBへ容量を増やせた理由
注目したいのは、30TB版と同じLTO-10のドライブで使える点です。容量が増えたのは、ドライブを作り替えたからではなく、カートリッジの中のテープを変えたからです。
具体的には、テープをより薄くして、同じ大きさのカートリッジに長く巻けるようにしました。容量は30TBから40TBで、約33%(10÷30)の増加です。これは、テープの長さが前世代より約30%長くなったことにほぼ見合っています。
テープの厚さ4.0μm、長さ1,337mの技術
仕様表によると、40TB版のテープは厚さ4.0μm、長さ1,337mです。髪の毛の太さを目安に約0.08mmと考えると、その20分の1ほどの薄さです。しかも、手のひらサイズのカートリッジの中に、1km超のテープが巻かれています。
薄いテープは、高速で走らせると伸びたり、よじれたりしがちです。そこで、薄くても強いアラミドフィルムが使われていると富士フイルムは説明しています。
最後に、長期保存での大事な注意点です。LTO-10は旧世代のテープとの下位互換性が制限されていると報じられています。つまり、古いテープをそのまま新しいドライブで読めないことがあります。テープ自体は長持ちしても、ドライブの世代交代に合わせて、数年ごとにデータを新しい世代へ移す作業が必要になるかもしれません。購入前には、必ず最新の規格仕様を確かめてください。
なぜ日本企業は磁気テープに強い?4社の技術を解説

ここでは、4社それぞれについて「直接確認できた事実」と「一般的な材料技術の話」を分けて紹介します。
富士フイルム|写真フィルムで磨いた超精密塗布技術
富士フイルムは、磁気テープの磁性層を薄く均一に塗る技術「NANO CUBIC(ナノキュービック)」を持っています。微細な粒子を、ナノ(10億分の1)メートルの世界でそろえて分散し、塗る技術の組み合わせだと同社は説明しています。写真フィルムで培った精密塗布のノウハウと、つながりが深い分野です。
磁性体の粒には、現在の主流であるバリウムフェライトに加え、次世代のストロンチウムフェライト(SrFe)が登場しています。粒を小さくしても記録が安定しやすいのが、特徴です。富士フイルムは世界シェアが高いと言われますが、「60〜70%以上」といった数字は、公式の資料では確認できませんでした。
ソニー|高密度磁気記録技術の蓄積
ソニーは、LTOカートリッジなどを手がけるメーカーとして知られ、高密度記録の研究開発でも名前が出てきます。IEEEの論文では、IBMの研究グループとともに、スパッタ法(真空の中で磁性体を膜のようにつける方法)でテープに高い記録密度を達成した報告があります。
ただし、この研究成果と、現在売られているテープの量産方式は別の話です。研究室で実証された技術を、そのまま市販品の仕組みとして紹介するのは避けたいところです。
東レ|極薄のアラミドフィルム「ミクトロン」
東レのパラ系アラミドフィルム「ミクトロン」について、東レは「磁気テープ用途で初めて商業利用されたアラミドフィルム」であり、高密度メモリテープなどの次世代磁気メディア部品で需要が高まっていると説明しています。出典:東レフィルム公式ページ
一方で、「富士フイルムのLTO-10 40TBに東レのフィルムが使われている」と言い切れる一次資料は、私は見つけられませんでした。富士フイルムは「アラミドフィルム」を採用したと説明していますが、メーカー名までは書いていません。ですので、ここは「薄くて強いアラミドの技術を持つ日本企業が東レである」という事実と、「採用は未確認」という状況を分けて受け取ってください。
帝人|PENフィルム「テオネックス」の技術
帝人のテオネックスは、PEN(ポリエチレンナフタレート)という素材のフィルムです。一般にPETより寸法が変わりにくく、熱にも強い性質があり、精密な電子材料や記録媒体向けの素材として知られています。
こちらも、特定のテープ製品に使われているという直接の供給実績は、私が確認できた範囲では出てきませんでした。素材の特性と、記録媒体で求められる性質が重なる、という一般的な説明にとどめます。
実はナノメートルの世界!磁気テープを進化させる技術

磁石の粒を小さくすると容量が増える
テープの記録は、小さな磁石の粒が並んだ向きで「0」と「1」を表しています。粒を小さくして細かく並べるほど、同じ面積にたくさん記録できます。机の上のご飯粒より、砂粒のほうが細かい絵を描けるのと同じです。
ただし、小さくしすぎると、熱の影響で磁石の向きが勝手に変わってしまうことがあります。そこで、小さくても向きを保ちやすいストロンチウムフェライトのような素材が研究されてきました。
テープ表面を滑らかにする必要がある理由
磁気ヘッドとテープの間に、ごく小さな隙間があるだけで、読み取れる信号は急に弱くなります。これが「ウォレスのスペーシング損失」と呼ばれる考え方です。難しい式は抜きにして、イメージを書くと次のとおりです。
- 隙間が広いほど、信号は急に弱くなる
- だからテープ表面は、凹凸がほとんどない状態にしたい
- ホコリ1粒でも、ナノの世界では巨大な岩のように邪魔になる
つまり、テープの表面を鏡のように滑らかに仕上げることが、大容量化の前提になっています。ここに、塗布と仕上げの精密な技術が生きています。
動くテープの位置を精密に読み取る仕組み
データの通り道(トラック)は、髪の毛よりずっと細い線です。高速で走るテープは、湿度や温度でわずかに伸び縮みし、横にもゆれます。
そこで、テープにはあらかじめ「位置を教える目印(サーボ信号)」が書き込まれています。ドライブは、その目印を読みながらヘッドの位置をリアルタイムに補正し、極細の線を高速で走るテープの上で外さないように読み書きしています。針の穴を通すような制御が、棚の奥で毎日静かに行われているわけです。
磁気テープはランサムウェア対策にも役立つ
ネットワークから切り離す「エアギャップ」
ランサムウェアは、ネットワークでつながったデータを暗号化して、身代金を要求する攻撃です。対策のひとつが「エアギャップ」、つまり物理的にネットワークから切り離しておく方法です。ドライブから取り出して棚に置いたテープには、ネット経由で触れません。
オンラインバックアップとの違い
オンラインのバックアップは、便利な反面、攻撃者が侵入すればバックアップごと消される恐れがあります。テープは、取り出して保管している間は、遠隔の攻撃が届きません。この違いが、再評価の理由のひとつです。
磁気テープでもデータが失われるリスクはある
ただし、万能ではありません。盗難や火災、湿気などによるテープの劣化、暗号鍵の紛失は、実際に起こり得ます。また、感染した状態のデータをバックアップしてしまえば、テープに入っているのも「感染済みのデータ」です。
だからこそ、定期的に「ちゃんと復元できるか」を試すことが欠かせません。保管するだけで安心せず、取り出してみて初めてバックアップだと言えます。これは、個人のデータ管理にも通じる話だと、私は思います。
磁気テープはAIデータセンターの電力問題を救う?
保存中のテープは電気を消費しない
棚にしまったカートリッジは、通電しなくてもデータが保たれます。HDDのように回り続ける必要がないので、保存しているだけの電力が小さく済みます。
製造・空調・読み書きの電力は必要
とはいえ、システム全体の電力がゼロになるわけではありません。テープの製造にもエネルギーは使われますし、ドライブとライブラリの稼働、保管室の空調にも電気が必要です。「ゼロワット」というのは、あくまで棚に置かれたカートリッジ単体の話です。
CO2削減効果はどこまで期待できる?
富士フイルムのサイトでは、米国のBrad Johns Consultingの報告をもとに、100PBのデータを10年間保管した場合、HDDに比べてテープでは最大95%のCO2排出量を減らせるとしています。約2,400トンの削減にあたるという説明です。出典:富士フイルム
私が割り算してみると、1PBあたり約24トン(2,400トン÷100PB)です。ただし、この数字は特定の条件での比較で、メーカーのサイトに載っている資料である点は意識しておきたいところです。HDDメーカー側も別の環境レポートを出しているので、鵜呑みにせず、条件をそろえて見ることが大切です。
磁気テープはこれから何TBまで進化する?
富士フイルムとIBMの580TB研究成果
2020年12月、富士フイルムはIBM Researchと共同で、ストロンチウムフェライト磁性体を使い、面記録密度317Gbpsiを実証したと発表しました。この技術で、1巻580TBのデータカートリッジが実現可能とされています。LTO-8(12TB)の約50倍にあたる、という説明です。出典:富士フイルム プレスリリース
現在購入できる製品との違い
ここは間違えやすいところなので、はっきり書きます。580TBは研究上の実証結果であり、市販のLTO製品ではありません。同社のリリースも、実用化に向けた研究開発を進めている段階だと書いています。今買えるオープン規格のLTOテープは、40TB(非圧縮)が最大です。
将来の大容量化に必要な素材技術
業界のロードマップでは、将来の世代でさらに大きな容量が描かれていますが、これは確定した発売計画ではなく、技術目標です。580TBは現在の40TBの14.5倍(580÷40)で、そこへ近づくには、もっと小さな磁性体の粒、もっと薄くて強いフィルム、もっと精密な位置制御が欠かせません。つまり、未来の容量も素材技術にかかっています。
まとめ|最先端AIを支えるのは日本の素材技術
AIの時代に、古い技術がそのまま復活したわけではありません。磁気テープそのものが、ナノレベルの素材技術によって進化し続けているのです。
- SSDはAI処理のような「今すぐ使うデータ」に、HDDは日常的な大量保存に、磁気テープは長く置く「しまっておくデータ」にと、役割が違います。
- テープは安く長く置けますが、アクセスが遅く、ドライブの世代交代や復元テストという手間もかかります。
- 塗布技術のNANO CUBICや、薄くて強いアラミドフィルムのような日本企業の素材技術が、容量の進化を支えています。
SSD、HDD、磁気テープのどれかが勝つ話ではなく、それぞれの強みを組み合わせる時代になっています。次にクラウドへ写真を預けるときは、その奥で眠っているかもしれない1本のテープのことを、少し思い浮かべてみてください。
よくある質問

Q. 磁気テープはなぜ今も使われるの?
大量のデータを安く、電気を使わずに長く置いておけるからです。AIの学習データのようにアクセスが少ないデータの保管に向いています。
Q. 磁気テープとHDDはどちらが安い?
大規模で長期の保管なら、磁気テープが安くなる試算例があります。ただしドライブなどの初期費用があり、少量では差が小さいこともあります。
Q. 最新のLTOテープは何TBまで保存できる?
LTO-10の最新版は、1巻で非圧縮40TB、圧縮時に最大100TBです。2026年1月から富士フイルムが発売しています。
Q. 磁気テープは何年間保存できる?
メーカーは適切な環境で30年程度を目安にしています。ただし読み出すドライブの世代交代があるため、定期的な移行や確認が必要です。
Q. 磁気テープは個人でも使える?
ドライブ対応の機器を用意すれば使えますが、ドライブが高額です。個人の写真保存なら、まずはHDDやクラウドで十分なことが多いです。
Q. 磁気テープはSSDより速いの?
連続して書き込む速度なら高速ですが、読み出し開始までの時間はSSDよりずっと長いです。頻繁にアクセスするデータには向きません。
Q. AI企業はどんなデータをテープに保存する?
使い終わった学習データ、バックアップ、監査用の記録などが考えられます。具体的な社名や割合は、公開された情報では確認できませんでした。
Q. 磁気テープ関連で日本企業の強みは何?
ナノレベルで磁性体を塗る技術や、薄くて強いフィルムなどの素材技術です。ただし、どの企業の素材がどの製品に使われているかは、個別に確認が必要です。
Q. 580TBのテープはいつ買えますか?
580TBは研究上の実証で、発売時期は決まっていません。今買える最大容量は、LTO-10の40TB(非圧縮)です。
Q. LTO-10は古いテープも読めますか?
下位互換性が制限されていると報じられています。古いテープを使う予定があるなら、購入前に最新の規格仕様を必ず確かめてください。
おすすめアイテム
ビサイユのトートバッグ
データを守る話を書いていたら、持ち歩くものの守りも気になってきたよ。軽くて撥水、スキミング防止ポケットまで付いたビサイユのトートバッグは、仕事の日もお休みの日も合わせやすいはず。
軽量ショルダーBCS-140
荷物は少なめ派なら、肩にかけてもラクなこのショルダーはどうかな。BCS-140は撥水とスキミング防止に収納の多さまでそろっていて、身軽に出かけたい日に頼れるよ。
参考・出典
- StorageReview「LTO Tape Shipments Up 57% in Q1 2026 as AI and Archive」
https://www.storagereview.com/news/lto-tape-shipments-up-57-in-q1-2026-as-ai-and-archive - 富士フイルム「LTO Ultrium 10 (40TB) データカートリッジ」ニュースリリース
https://www.fujifilm.com/jp/en/news/hq/13191 - 富士フイルム「データ保管における環境課題に関するグローバル意識調査の結果」
https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/data-management/datastorage/ltotape/column/trend002 - 富士フイルム「ストロンチウムフェライト(SrFe)磁性体を新たに採用 世界最大容量580TB」プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000013110.html - 東レフィルム「mictron(ミクトロン)」技術情報
https://www.films.toray/en/technical/mictron/ - JEITA「テープストレージ ロードマップ 2026」
https://home.jeita.or.jp/standardization/committee/pdf/Roadmap_2026_05.pdf
※本記事の情報は執筆時点のものです。価格や仕様は予告なく変更されることがあります。導入やデータ保管の判断は、メーカーや専門家にご相談ください。
