📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- W杯2026の担当副審に選ばれた三原純さんは、松江市役所スポーツ振興課に勤める現役の地方公務員
- サッカー経験ほぼゼロの元野球少年。ルールブックを買って審判の道へ進んだ異色すぎる経歴の持ち主
- 44歳・カタール落選から4年後の「最後のチャンス」。荒木友輔主審とともに世界の舞台に挑む
ちょっと待って、今回のW杯の日本人審判、ただの「すごい人」じゃないんです。
松江市役所に勤めながら、世界最高峰の舞台に立つ副審——そんな信じられないような話が、本当にあります。
三原純(みはらじゅん)さん。サッカーのプレー経験はほぼゼロ。元野球少年。そして現役の地方公務員。
そんな三原さんが、2026年のFIFAワールドカップ担当副審に選ばれました。
いったいどんな人物なのか、何がそんなに特別なのか。今日はそのストーリーを、じっくり紐解いていきますね。

三原純さんとは?W杯2026副審に選ばれた「あの人」のプロフィール

基本プロフィール(年齢・出身・職業)
まず基本情報をまとめておきますね。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 氏名 | 三原 純(みはら じゅん) |
| 生年月日 | 1981年6月16日 |
| 年齢 | 44歳(大会期間中に45歳を迎える) |
| 出身・居住地 | 島根県・松江市在住 |
| 現在の職業 | 松江市役所 スポーツ振興課 職員(地方公務員) |
| 審判資格 | 1級審判員(2011年登録)、国際審判員(2017年登録) |
| 主な受賞歴 | 2025年 Jリーグアウォーズ 最優秀副審賞 |
| W杯2026での役割 | 副審(Assistant Referee) |
大会が始まる2026年6月16日は、実は三原さん自身の45歳の誕生日でもあります。
そんな特別な日に、世界最高峰のピッチに立つかもしれない——それだけでも、なんだか胸が熱くなりますよね。
サッカー経験はほぼゼロ?元野球少年が審判になった理由
ここが最大の驚きポイントです。
三原さん、実は中学時代まで野球少年でした。サッカーとの出会いは遅く、本格的にボールを蹴った経験はほぼありません。
大学のサークルでサッカーに挑戦してみたものの、「ボールが全然違う方向に飛んでストレスがたまる一方」だったとのこと。
プレーヤーとしては、早々に限界を感じたわけです。
ところが、そこで諦めなかった。
「ルールを知りたい」と書店でサッカーの競技規則を購入し、試合をさばく審判という立場からこのスポーツに深く関わる道を見つけたのです。
この「視点を変える」という選択が、すべての始まりでした。
1998年フランスW杯との出会いとルールブックの衝撃
三原さんがサッカーに目覚めたきっかけは、1998年のフランスW杯でした。
日本代表が初めてワールドカップに出場した、あの大会です。テレビで観戦した三原さんは、そのときの熱気に強く惹きつけられたといいます。
高校生のころにサッカーの魅力を知り、大学でプレーを試みて挫折し、そしてルールブックを手に取る——。
この一連の流れが、世界一の審判員への道の第一歩だったんですね。
「競技経験がなくても、ルールを極めれば世界に行ける」という事実は、多くの人に勇気を与えると思います。
「平日は市役所、週末は世界へ」究極の二刀流生活

スポーツ振興課の職員として働く日常
三原さんの平日は、島根県松江市役所のスポーツ振興課で始まります。
地域のスポーツ施設の管理や、市民のスポーツ活動を支援する行政業務。
「審判」のイメージとはかけ離れた、ごく普通の公務員の仕事です。
上定(うえさだ)市長は、三原さんの選出を聞いて「変な感じですね」とコメントしたそうです。
毎日顔を合わせている市役所の職員が、W杯のピッチに立つ——それは確かに、身近にいる人ほど驚く話ですよね。
国際試合への出張・トレーニングとの両立はどうやって?
平日は行政業務、週末や有給休暇を使って国内外を飛び回る。
2025年には過去最多となる年間20試合もの国際試合で副審を務めました。
AFCチャンピオンズリーグやアジア予選など、プレッシャーのかかる試合を次々とこなすためには、想像を絶するタイムマネジメントが必要です。
フィジカルトレーニング、映像分析、試合のための長時間移動——それらすべてを、仕事と両立させながらこなしてきた。
「どうやって時間を作っているの?」と聞きたくなりますよね。
でも、三原さんは「環境やチャンスを与えてくれた周囲のサポートに感謝したい」と語っています。
この言葉の裏には、職場の理解があってこそ成り立つ生活があることが伝わってきます。
W杯2026の視聴方法や観戦準備については、こちらの記事も参考にしてみてください。 → 【2026年W杯】ワールドカップ放送はどうなる?無料テレビ・DAZN配信・時差とスマホ対策まとめ
上定市長への報告と、周囲からの驚きの声
2026年5月、三原さんは松江市役所で上定市長へ選出の報告を行いました。
身近な職員のW杯選出という快挙に、市長も含めた周囲から驚きと称賛の声が寄せられています。
地元・島根から世界へ——その距離感のギャップが、この話をより一層ドラマチックにしていますよね。
「普通の公務員でも世界を目指せる」というメッセージが、リアルに伝わってくる場面です。
44歳でつかんだ「最後のチャンス」への覚悟

カタール大会落選の悔しさと、そこからの4年間
三原さんには、大きな挫折があります。
前回の2022年カタール大会の審判員選考——候補として有力視されながらも、惜しくも選出を逃しました。
41歳での落選。そこからモチベーションを保ち続けることは、並大抵のことではありません。
でも三原さんはそこで諦めなかった。
「次こそは」という強い思いを胸に、日常業務と審判活動を両立しながら、黙々と実力を磨き続けたのです。
2025年・過去最多20試合と最優秀副審賞の受賞
その努力が結実したのが、2025年です。
過去最多となる年間20試合の国際試合を担当し、卓越したパフォーマンスを発揮。
2025年のJリーグアウォーズでは「最優秀副審賞」を受賞し、日本審判界のトップに立つことを証明しました。
カタール落選からの4年間で、三原さんは確実に進化していたのです。
この受賞が、W杯選出への最後の後押しになったことは想像に難くありません。
「次はない」と語る三原さんの決意と荒木主審との絆
三原さんは会見で「年齢的に次のW杯はほぼチャンスがない」と語っています。
大会中の2026年6月16日に45歳を迎える。サッカーの審判員として、肉体的な限界が近づく年齢です。
だからこそ、この舞台への覚悟が際立ちます。
今回、日本からはもう一人、荒木友輔主審(40歳)が選ばれています。三原さんは荒木主審について「言葉で的確に伝えて支える副審として一緒にピッチに立つ」と話しています。
長年、Jリーグや国際試合で培ってきた阿吽の呼吸。その信頼関係が、W杯という最高の舞台で発揮される瞬間がきっと来ます。
VAR・AIが進化しても「人間の副審」が欠かせない理由

2026年大会の最新テクノロジー(SAOT・AIカメラ)とは?
2026年大会では、審判を支援する最先端技術が導入されています。
特に注目なのが「半自動オフサイド判定技術(SAOT)」です。
これは選手が10cm以上オフサイドポジションにいた場合、副審にリアルタイムで音声アラートを送るシステム。判定の迅速化と精度向上を目的としたものです。
さらに、AI搭載のボディカメラシステムも新たに導入され、審判の目線からの映像が世界中の視聴者に届けられる予定です。
テクノロジーがどんどん進化する中で、審判員の役割はどう変わるのでしょうか。
ルールの「解釈」はAIにはできない
ここが、人間の審判員が不可欠な理由です。
SAOTが「攻撃側の選手が10cmオフサイドラインを越えていた」という事実をアラートで伝えたとしても——それだけでは判定は完結しません。
「その選手は相手ゴールキーパーの視線を遮っていたか」 「ボールにプレーしようとする明確な意図があったか」
こうした主観的な状況判断、つまりルールの「解釈」は、人間にしかできない領域なのです。
三原さん自身が「解釈の分かれる事象に対し、何が最適解だろうと追求し続けてきた」と語るように、深いルール理解と瞬時の決断力こそが、機械には代替できない副審の真骨頂です。
副審の仕事・タッチラインを走り続ける過酷な役割
副審の仕事は、タッチラインの片側をひたすら走り続けることです。
時速35km超で裏のスペースへ飛び出すフォワードに完全に追いつき、ボールが蹴られた瞬間のミリ単位のポジショニングを動体視力で捉える。
これは人間の視覚情報処理の限界に挑む、過酷な身体的・認知的タスクです。
また、国際試合ではJリーグとは異なる「プレーの強度」への対応も求められます。荒木主審が指摘するように、ボールの動くスピードや激しいフィジカルチャレンジへのアジャストが、W杯では特に重要になります。
テクノロジーを味方にしながら、経験と判断力で最高の試合を支える——それが、三原さんに求められる役割です。
W杯2026では選手だけでなく、審判にとっても過酷な暑さが課題になりそうです。 → W杯2026、選手が直面する「猛暑との戦い」——知られていない気候リスクの実態
三原さんのW杯2026担当試合はいつ?

大会概要(48チーム・104試合・3カ国開催)
2026年のFIFAワールドカップは、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共同開催です。
開催期間は2026年6月11日から7月19日。出場チームが前回の32チームから48チームに拡大され、全部で104試合という史上最大規模の大会となります。
世界6大陸の50加盟協会から、主審52人・副審88人・ビデオマッチオフィシャル30人が「FIFAチームワン」として選定されました。
その狭き門を突破した日本人は、荒木友輔主審と三原純副審のわずか2名です。
担当試合は「未発表」——FIFAの審判割り当てルール
「三原さんはどの試合を担当するの?」と気になっている方も多いと思いますが、2026年6月時点では担当試合は未発表です。
FIFAの運用規定では、審判の割り当ては大会の進行状況・各チームの対戦カード・グループリーグの成績などを総合的に考慮して、大会期間中に随時決定されます。
開幕前に「○○戦を担当する」と確定しているわけではないのです。
試合が進むにつれて、どの試合に三原さんのフラッグが翻るのかが明らかになっていきます。
三原さんが体現する「普通の人でも世界は目指せる」メッセージ
三原さんは会見で、こんな言葉を残しています。
「自分を見てスポーツや審判をやってみたい、挑戦してみたいという人が1人でも2人でも出てきてくれたらやりがいがある」
プロ選手の経歴も、専属の審判契約もない。それでも世界の頂点に立てる——その事実は、私たちが日々の仕事や生活の中で諦めかけていることに、もう一度向き合うきっかけを与えてくれます。
才能がなくても、アプローチを変えれば、普通の会社員でも世界を目指せる。
三原さんのストーリーは、そんな可能性を体現しています。
スマホでW杯をしっかり楽しむための準備も、早めにしておきたいですね。 → NHK ONEでワールドカップを見る!スマホへのダウンロードから視聴開始まで完全ガイド【2026年版】
Q&A

Q. 三原純さんの普段の仕事は何ですか?
A. 島根県松江市役所のスポーツ振興課で勤務する、現役の地方公務員です。平日は市民のためのスポーツ行政業務をこなし、週末や有給休暇を活用して国内外の審判活動を行うという二刀流の生活を送っています。
Q. 三原さんはもともとサッカー選手だったのですか?
A. いいえ、サッカーのプレー経験はほぼありません。中学時代まで野球に専念していた元野球少年で、大学のサークルで少しボールを蹴った程度です。プレーに挫折したことをきっかけにルールブックを手に取り、審判の道へ進んだという異色の経歴の持ち主です。
Q. W杯2026で三原さんが担当する試合はいつですか?
A. 2026年6月時点では、担当試合は未発表です。FIFAの運用規定により、審判の割り当ては大会の進行状況などを考慮して大会期間中に随時決定されます。どの試合に三原さんが登場するかは、大会が進む中で明らかになっていきます。
Q. 日本からW杯2026の審判に選ばれたのは何人ですか?
A. 荒木友輔さん(主審・40歳)と三原純さん(副審・44歳)の2名のみです。世界中の優秀な審判員の中から選ばれるため、日本人が選出されること自体が極めて難しい快挙です。
Q. VARやAI技術があるのに、副審は必要なのですか?
A. 必要です。半自動オフサイド技術(SAOT)は選手の位置データをリアルタイムで分析できますが、「その選手がプレーに干渉していたか」「相手を妨害する意図があったか」という解釈は、人間の経験と判断力が不可欠です。ルールの「解釈」という部分が、AIには代替できない副審の領域です。
Q. 三原さんのW杯挑戦は何回目ですか?
A. 今回の2026年北中米大会が初めてのワールドカップ担当となります。前回の2022年カタール大会では惜しくも落選しており、本人も「年齢的に次はない、最後のチャンス」と語る、集大成の舞台です。
まとめ
三原純さんのストーリーを振り返ると、改めてその凄さが伝わってきます。
中学時代は野球少年で、サッカーのプレーには挫折した。それでも審判という道を見つけ、地方公務員として働きながら世界を目指した。
カタール大会での落選を乗り越え、44歳で掴んだW杯の舞台。
「才能がないならルールを極める」「普通の会社員でも世界を目指せる」——そんな言葉を、三原さんは生き方で証明しています。
大会中に45歳の誕生日を迎える、この「最後にして最大のチャンス」に、思いっきり注目しましょう。
荒木友輔主審とともに世界のピッチに立つ日本人審判コンビを、精一杯応援したいですね。
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