この記事の3行まとめ
- 楽天から1億100万件が漏洩した事実は、2026年10月6日時点で確認されていません。販売を主張する投稿が出ているだけです。
- 楽天公式は「漏洩の事実は確認されていない」と回答し、サンプルに該当するアカウントも確認できなかったとしています。
- 楽天Driveの不正アクセス(1万5,382アカウント)は公式発表済みの別事案。便乗フィッシングには、メールのリンクからログインしないよう注意。
「楽天会員1億100万件のデータが売られている」というニュースを見て、びっくりした人は多いと思います。私も最初に見出しを見たときは、「えっ、自分の情報も?」と一瞬手が止まりました。1億人と言われたら、不安になるのは当然です。
先に結論です。2026年10月6日時点でわかっているのは、次の6点です。
- 2026年10月4日、海外のサイバー犯罪フォーラムに「Rakuten Japan 101M」として約1億100万件のデータ販売を主張する投稿が出た
- 楽天グループは「そのような情報漏えいが発生したという事実は確認されていない」と回答している
- 掲載されたサンプルについても、楽天側は該当するアカウント等を確認できなかったとしている
- つまり「楽天会員1億100万件が楽天から流出した」と確定した事実はない
- 現時点で、楽天カードを止めたり楽天市場を退会したりする必要があるとは確認されていない
- ただし、このニュースに便乗したフィッシングメール・SMSには注意したい
この記事では、この6点を一つずつ、できるだけ噛み砕いて整理します。ニュースは動いているので、新しい公式発表が出たら更新していきますね。
結論|楽天から1億100万件が漏洩した事実は確認されていない

まず、いちばん大事なところから整理します。今回のニュースは「データを売ると主張する人がいる」という話で、「楽天が漏洩を認めた」という話ではありません。ここを取り違えると、必要以上に怖くなってしまいます。
サイバー犯罪フォーラムで何が投稿された?
報じられている内容によると、2026年10月4日、海外のサイバー犯罪フォーラム(犯罪者向けの闇の掲示板のような場所)に「SELLING Rakuten Japan 101M」という趣旨の投稿が現れました。投稿者は、約1億100万件のデータを700ドルで販売すると主張しています。
サンプルとして18件ほどが掲載されたとされ、氏名、フリガナ、性別、生年月日、メールアドレス、電話番号、住所、会員ランク、ポイント残高、楽天カードの保有フラグ、楽天モバイルの利用フラグなどの項目があったと報告されています。ただし、これは「投稿者が主張している内容」で、本物の楽天のデータだと確認されたわけではありません。
楽天グループはどう回答した?
報道機関の取材に対し、楽天グループ広報は「お問い合わせいただきましたような情報漏えいが発生したという事実は確認されておりません」という趣旨の回答をしています。週刊アスキーなどが伝えています。
さらに、フォーラムに載ったサンプルについても、楽天側が確認した結果「該当するアカウント等は確認されておりません」としています。楽天側は、今回の投稿を理由にしたパスワードの一斉変更や、楽天カードの停止・再発行、楽天市場の利用停止なども求めていません。
現時点で確認されていること・いないこと
ややこしいので、表にしておきます(2026年10月6日時点)。
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 1億100万件が楽天から流出 | 確認されていない |
| フォーラムへの販売投稿 | 確認報告あり(投稿者の主張) |
| 楽天公式の漏洩確認 | なし(「事実は確認されていない」と回答) |
| サンプルに該当するアカウント | 楽天は確認できなかったと回答 |
| サンプルにパスワード | 確認されていない |
| サンプルにカード番号 | 確認されていない |
| 楽天Driveの不正アクセス | 公式発表済みの別事案 |
楽天会員の自分は対象?確認する方法はある?

「私も楽天会員だけど、結局対象なの?」というのが、いちばん気になるところですよね。
現時点で「対象者」を確認する公式ツールはない
はっきり言うと、「1億100万件の対象者リストに自分が入っているか」を調べられる楽天の公式ツールは、今のところありません。楽天側が大規模な情報漏洩そのものを確認しておらず、サンプルとして示されたアカウントも確認できていないためです。
つまり、現時点では「対象者」と呼べる人が公式には存在しない状態です。個別の連絡が来ていないのも、そのためだと考えられます。
心配なら楽天IDのログイン履歴を確認
それでも不安なときに、自分でできる確認方法があります。それが楽天IDのログイン履歴を見ることです。楽天市場のヘルプには「ログイン履歴の見方について」というページがあり、そこから確認方法をたどれます。画面の名前や操作は変わることがあるので、実際の手順は必ず最新のヘルプで確かめてください。
見るポイントは、次のようなところです。
- 自分が使っていない日時のログイン
- 覚えのない端末やアクセス元
- 不自然に見えるログイン成功の記録
何も見つからなければ、ひとまず安心して大丈夫です。気になる記録があったときだけ、パスワードの変更や楽天のヘルプへの問い合わせを検討しましょう。
ほかの情報漏洩ニュースでも「自分は対象?」の考え方は近いので、あわせて読んでみてください。
→ 佐川急便の情報漏洩、自分は対象?荷物が届いた人も注意|約100日間と今やること
パスワードや楽天カード情報は漏れた?

次に気になるのが、パスワードとクレジットカードですよね。
サンプルではパスワードは確認されていない
報告されているサンプルの範囲では、ログインパスワードも、パスワードを変換したハッシュ値も、確認されていません。パスワードがなければ、第三者が簡単にあなたのアカウントへログインすることはできません。
私も正直、「パスワードがなければ大丈夫」と言い切りたくなりました。でも、「だから絶対に安全」とまでは言えません。あくまで「公開されたとされるサンプルでは確認されていません」という意味です。
クレジットカード番号も確認されていない
カード番号、有効期限、セキュリティコードも、サンプルの範囲では確認されていません。楽天カードのカード番号自体が漏れたという事実も、今のところ出ていません。
楽天カードは今すぐ止めなくていい?
今回の販売疑惑だけを理由に、いますぐ楽天カードを停止したり再発行したりする必要があるとは、確認されていません。楽天側もそうした対応を求めていません。
そのうえで、私が普段からやっておくと安心だと思っているのが、利用明細のチェックです。身に覚えのない利用があれば、すぐ楽天カードの窓口に問い合わせましょう。カードの不正利用対策や補償の条件は、楽天カードのセキュリティ案内で確認できます。
カード情報の確認に不安があるときの考え方は、こちらの記事も参考になります。
→ タイムズカー情報漏洩で何をすればいい?免許証・クレカ・補償を解説
楽天Driveの不正アクセスとは別の事件

今回の混乱を大きくした原因のひとつが、同じ10月6日に「楽天Drive(楽天ドライブ)の不正アクセス」が報じられたことです。名前が似ているので、ごちゃ混ぜになりやすいんですよね。この2つは別の話として扱います。
楽天Driveで実際に起きたこと
楽天シンフォニーの発表として、ITmediaなどが報じた内容は次のとおりです。
- 2026年1月29日から9月17日にかけて、1万5,382アカウントの保存データ(写真や文書など)が取得・閲覧された
- 一部のアカウントで、暗号化されたパスワード313件についても閲覧等が確認された
- 原因は、第三者が管理用アカウントの認証情報を不正に取得したこととされる
- 対象のユーザーには、メールなどで個別に通知される
- 現時点で、二次被害は確認されていないとされる
詳しくはITmediaの記事で確認できます。件数や表現は更新されることがあるので、最新の公式発表も見てくださいね。
1億100万件の販売投稿との違いを表で比較
| 比較 | 1億100万件販売疑惑 | 楽天Drive |
|---|---|---|
| 情報源 | サイバー犯罪フォーラム上の投稿 | 楽天側が公式発表 |
| 規模 | 約1億100万件と投稿者が主張 | 1万5,382アカウント |
| 漏洩確認 | 楽天は確認していない | 保存データの閲覧・取得を確認 |
| 原因 | 確認されていない | 管理用アカウントの認証情報が不正取得されたとされる |
| 両者の関連 | 確認されていない | 同左 |
報道によると、楽天側は今回の販売投稿と楽天Driveの件との関連は確認されていないとしています。「楽天Driveから1億件が漏れた」という話ではありません。
1億100万件と1万5,382件を比較してみた
私は数字を並べると落ち着くタイプなので、投稿の数字を電卓で整理してみました。計算は次のとおりです。
- 700ドル ÷ 1億100万件 = 1件あたり約0.0000069ドル(100万件あたり約6.9ドル)
- 1万5,382件 ÷ 1億100万件 = 約0.015%(1万件あたり約1.5件)
1億件規模のデータとしては、700ドルはかなり安い価格です。データの質や真正性を疑う材料のひとつにはなります。ただ、価格だけで本物か偽物かを判断することはできません。
もうひとつ、楽天Driveの1万5,382件は、1億100万件と比べると桁がまったく違います。「1億人」と「1万5千アカウント」を同じ事件として受け取ると、怖さが何倍にも膨らんでしまうので、分けて考えるのが大事です。
不安な人が今確認しておきたい3つのこと
「緊急で絶対にやらなきゃ」というわけではありません。不安なら、ここだけ確認しておけば十分です。
楽天IDのログイン履歴
ひとつめは、先ほど紹介したログイン履歴です。最近の記録に、覚えのない日時やアクセスがないかを見てください。見つけたときだけ、次の対応に進めば大丈夫です。
パスワードの使い回し
ふたつめは、楽天と他のサービスで同じパスワードを使っていないかの確認です。楽天から今回の件を理由にした一斉変更は求められていません。ただ、使い回しをしている人は、この機会に変えるのをおすすめします。
理由は、「リスト型攻撃(クレデンシャルスタッフィング)」があるからです。簡単にいえば、別のサイトから漏れたパスワードを楽天でも試される攻撃です。IDとパスワードの組み合わせが一致してしまうと、ログインされるおそれがあります。楽天だけの長めで推測されにくいパスワードにしておくと、この攻撃を受けにくくなります。
カードとポイントの利用履歴
みっつめは、楽天カードの利用明細と、楽天ポイントの利用履歴です。月に1回、さっと眺めるだけでも十分です。身に覚えのない利用があれば、公式の窓口へ連絡しましょう。
私も、普段はこの3つくらいしか見ていません。難しいことをたくさんやるより、続けやすい確認を習慣にしたほうが長続きします。
今後は楽天を装うフィッシングメールに注意

ここからは、これから気をつけたい二次被害の話です。2026年10月6日時点で、今回のニュースに便乗した詐欺が実際に起きていると確認できたわけではありません。ただ、「楽天で1億人の情報が漏れた」という話題は、悪用されやすいテーマです。今後の便乗型フィッシングには、注意しておきましょう。
こんなSMS・メールには注意
たとえば、次のような言葉で不安をあおって、偽サイトへ誘導するメールやSMSです。
- 「情報漏洩のためアカウントを停止しました」
- 「本人確認が必要です」
- 「パスワードを変更してください」
- 「楽天ポイントが失効します」
- 「カードの利用を確認してください」
本物そっくりに見えることもあるので、文面だけで判断するのは危険です。
メールのリンクではなく公式アプリから確認
鉄則はひとつだけです。メールやSMSの中のURLからはログインしないこと。気になったときは、楽天の公式アプリや、いつも使っているブックマーク、公式サイトから直接アクセスして確認しましょう。楽天IDの不正利用への対策は、楽天IDのヘルプにもまとまっています。
楽天まわりの詐欺の手口は、こちらの記事でも整理しています。
→ 【2026年最新】楽天で何が起きてる?アカウント乗っ取りと詐欺の全手口と今すぐできる防衛策
まとめ|「1億人漏洩」と決めつけず公式情報を確認しよう
最後に、いちばん大事なことをもう一度まとめます。
- 「楽天から1億100万件が漏洩した」と確定した事実はない(2026年10月6日時点)
- 楽天は情報漏洩の事実もサンプルの該当アカウントも確認できていないと回答している
- サンプルの範囲では、パスワードもカード番号も確認されていない
- 楽天Driveの不正アクセスは、公式発表済みの別事案
- 不安なら、ログイン履歴・パスワードの使い回し・カードとポイントの履歴の3つだけ確認する
- 今後は便乗フィッシングに注意し、メールのリンクからはログインしない
不安な気持ちは、とても自然なものです。でも、わからないことを「わからない」と整理するだけでも、かなり落ち着けます。続報があれば追記していくので、また見に来てくださいね。
よくある質問

Q. 楽天から1億100万件の個人情報が漏れたのですか?
現時点では、漏洩したと確定した事実はありません。海外のサイバー犯罪フォーラムに販売を主張する投稿が出ているだけで、楽天グループは「情報漏えいが発生したという事実は確認されていない」と回答しています(2026年10月6日時点)。
Q. 私も楽天会員ですが対象ですか?
楽天が漏洩の事実を確認していないため、公式に「対象者」とされる人は今のところいません。不安な場合は、楽天IDのログイン履歴を確認して、不審なアクセスがないかを見てみましょう。
Q. 自分の情報が漏れたか確認できますか?
今回の件で、対象かどうかを調べる楽天の公式ツールはありません。自分でできる確認としては、ログイン履歴のチェックや、カード・ポイントの利用履歴の確認が役に立ちます。
Q. 楽天カード番号は漏れましたか?
公開されたとされるサンプルの範囲では、カード番号、有効期限、セキュリティコードは確認されていません。ただし、断定はできないため、利用明細を定期的に見ておくと安心です。
Q. パスワードを変更した方がいいですか?
楽天から今回の件を理由にした一斉変更の要請は出ていません。ただ、他のサービスと同じパスワードを使い回している場合は、変更をおすすめします。別サイトから漏れたパスワードを試される攻撃を避けるためです。
Q. 楽天カードを止めた方がいいですか?
今回の販売疑惑だけを理由に、カードを止めたり再発行したりする必要があるとは確認されていません。身に覚えのない利用があった場合だけ、すぐに楽天カードの窓口へ連絡しましょう。
Q. 楽天Driveの不正アクセスと同じ事件ですか?
別の事案です。楽天Driveは楽天側が公式に発表したもので、1万5,382アカウントの保存データ等が対象です。1億100万件の販売投稿との関連は、確認されていません。
Q. 楽天ポイントは大丈夫ですか?
ログインにはパスワードが必要で、サンプルの範囲ではパスワードは確認されていません。ただ、念のため、ポイントの利用履歴に身に覚えのない動きがないかを、ときどき見ておきましょう。
Q. 楽天モバイルや楽天銀行、楽天証券も危険ですか?
今回の件で、これらのサービスへの不正アクセスが確認されたという公式発表は、2026年10月6日時点で見つかっていません。金融系のサービスは、二段階認証などの設定が使える場合は有効にしておくと、より安心です。
Q. 楽天から不審なメールが来たらどうすればいいですか?
メールやSMSの中のリンクは開かず、情報も入力しないでください。気になるときは、楽天の公式アプリやブックマークから直接アクセスして確かめましょう。
おすすめアイテム
ビサイユのトートバッグ
ニュースを追いかけて気持ちがざわついた日は、持ち物を整えるだけでも少し落ち着くもの。ビサイユのトートバッグは撥水で軽く、スキミング防止ポケットも付いているので、通勤にも週末の外出にも合わせやすいよ。
軽量ショルダーBCS-140
カードやスマホなど、財布まわりの持ち物が多い人には、小さくまとめて持ち歩ける軽量ショルダーBCS-140が便利です。撥水・スキミング防止・多収納で、街歩きや旅行にも使いやすい一品だよ。
参考・出典
- 週刊アスキー「楽天会員1億件超のデータ販売との投稿 楽天「情報漏えいの事実は確認されず」」
https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/440/4440532/ - ITmedia NEWS「「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ」
https://www.itmedia.co.jp/news/article/2610/06/2000002046/ - ケータイ Watch「「楽天ドライブ」で不正アクセス、保存データ1万5382件が閲覧・取得」
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2146088.html - セキュリティ対策Lab「ハッカーが楽天会員1億100万件の個人情報 販売を主張―漏洩元・真正性は未確認」
https://rocket-boys.co.jp/security-measures-lab/rakuten-101m-data-sale-unverified-20261004/ - 楽天市場ヘルプ「ログイン履歴の見方について」
https://ichiba-smp.faq.rakuten.net/detail/000002801 - 楽天IDヘルプ「不正利用に関する対策と被害があった場合の対応について」
https://corp.faq.rakuten.net/rakutenid/s/detail/000008239 - 楽天カード「セキュリティ」
https://www.rakuten-card.co.jp/security/ - フィッシング対策協議会「フィッシング対策協議会(注意喚起・報告)」
https://www.antiphishing.jp/ - IPA(情報処理推進機構)「情報セキュリティ関連情報」
https://www.ipa.go.jp/
※本記事の情報は2026年10月6日時点のものです。楽天からの追加発表により内容が変わることがあります。個人情報やお金に関する不安がある場合は、楽天の公式窓口や消費生活センターなど専門の相談先にご相談ください。
