📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- ワンストップ特例は、確定申告なしでふるさと納税の控除が受けられる制度。確定申告不要な人で寄付先が5自治体以下の場合に使える。
- 申請の締め切りは翌年1月10日必着。特例申請書と本人確認書類を寄付先の自治体に郵送(またはオンライン申請)する。
- 医療費控除などで確定申告をすると特例は無効になるため、その場合は確定申告で改めて寄付金控除を申告すること。
ふるさと納税をやってみたはいいけれど、「そういえば、あとから何か手続きが必要だったっけ?」と気になっていませんか?
寄付をしたあとに控除を受けるためには、ちゃんと手続きをしなければなりません。でも、その方法は2種類あって、自分に合ったほうを選ぶことができます。
今回は、そのうちの1つ「ワンストップ特例制度」について、わかりやすく解説していきますね。

そもそも「ワンストップ特例」って何のこと?
確定申告なしで寄付金控除が受けられるしくみ
ふるさと納税では、自己負担2,000円を超えた金額を税金から控除してもらうことができます。
この「控除を受けるための手続き」として使えるのが、ワンストップ特例制度です。
確定申告をしなくても控除が受けられる、という点が最大の特徴。手続きの手軽さから、給与所得者を中心に多くの人が利用しています。
住民税が翌年度に軽減される流れ
ワンストップ特例を使うと、翌年度の住民税が軽減される仕組みになっています。
「控除」というと難しく聞こえますが、要するに「来年の住民税が安くなる」というイメージでOKです。
住民税の通知が届いたとき、「あ、ちゃんと反映されてる」と確認できる瞬間はちょっと気持ちいいですよ。
確定申告ルートとの違いは?
もう1つの手続き方法である確定申告を選ぶと、所得税と住民税の両方が軽減されます。
一方、ワンストップ特例では住民税のみの軽減です。でも、トータルで軽減される金額は原則どちらも同じになるように設計されています。
どちらの方法を選んでも損はしない、ということですね。
使えるのはどんな人?条件を確認しよう

給与所得者・年金生活者の目安
ワンストップ特例を利用できるのは「確定申告をする必要がない人」です。
たとえば、給与所得者で年収2,000万円未満の方。または、公的年金の受取額が年間400万円以下の年金生活者。こうした方は基本的に確定申告の義務がないため、ワンストップ特例の対象になります。
「自分は当てはまるかな?」と迷ったときは、勤め先の源泉徴収票や年金の受取額を確認してみてください。
「5自治体以下」の数え方
もう1つの条件は、1年間の寄付先が5自治体以下であること。
ここで気をつけたいのが、「自治体の数」で数えるという点です。同じ自治体に2回・3回と寄付をしても、カウントは1自治体。寄付の回数ではなく、寄付した先の自治体の数を数えます。
6カ所以上に寄付した場合は、ワンストップ特例は使えません。その場合は確定申告で対応します。
ほかに控除がある人は要注意
「ワンストップ特例を使えばOK」と安心していても、他に申告する控除があると話が変わります。
医療費控除や生命保険料控除など、他の控除のために確定申告をすることになった場合、ワンストップ特例は無効になってしまいます。
「今年は医療費が多かったな」「住宅ローン控除の初年度だ」という方は、最初から確定申告ルートで進めるほうがスムーズです。
ふるさと納税をお得に活用するためには、まず自分の年間の控除状況を把握しておくことが大切。
ふるさと納税の基本的な仕組みについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。 → 【2026年最新版】ふるさと納税の仕組みをやさしく解説|損しない人が最初にやっていること

申請のしかた・必要書類をチェック
特例申請書はどこで入手する?
ワンストップ特例の申請には、「特例申請書」が必要です。
寄付をするときに「申請書を送ってください」と希望すれば、自治体から郵送してもらえます。申し込み時にうっかり忘れてしまった場合でも、ふるさと納税のポータルサイト(ふるさとチョイス・楽天ふるさと納税など)からダウンロードすることも可能です。
印刷して記入するだけなので、難しくはありません。
マイナンバーカードがある場合・ない場合
申請書と一緒に本人確認書類も必要になります。
マイナンバーカードを持っている場合は、カードの表面と裏面、両方のコピーを用意するだけでOK。
持っていない場合は、2種類の書類を組み合わせます。
- マイナンバーが分かるもの:通知カード、または個人番号が記載された住民票
- 身元確認ができるもの:運転免許証、パスポートなど
持っているものに合わせて準備してみてください。
郵送・オンライン申請それぞれの手順
準備できたら、記入済みの申請書と本人確認書類を寄付先の自治体に郵送します。
最近はオンライン申請に対応している自治体も増えています。マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、郵送なしで手続きが完了するのは便利ですよね。
自治体のサイトや寄付完了メールに「オンライン申請はこちら」などのリンクが案内されている場合があるので、確認してみると良いでしょう。
締め切りと確認方法——これを知らないと損する

翌年1月10日必着という締め切りの意味
ワンストップ特例の申請は、寄付をした翌年の1月10日までに手続きを完了させる必要があります。
郵送の場合は「1月10日必着」。消印ではなく到着日が基準になるので注意が必要です。
12月にふるさと納税をした場合、年末年始をはさんでわずか10日ほどしか余裕がありません。寄付が完了したら、なるべく早めに手続きを済ませておくのがおすすめです。
住民税決定通知書で控除を確認する方法
申請が完了したあと、実際に控除が反映されたかどうかは「住民税決定通知書」で確認できます。
毎年5月から6月ごろに届く(または職場経由で受け取る)この通知書に、寄付金控除の金額が記載されています。
「きちんと反映されているかな?」と気になる方は、ぜひ確認してみてください。想定していた金額と大きくずれているようなら、申請書の記載ミスや提出先の間違いが考えられます。
間に合わなかったときはどうする?
申請期限に間に合わなかった、6自治体以上に寄付してしまった——そんなときでも、確定申告をすれば控除は受けられます。
確定申告の受付期間は、毎年原則として2月16日〜3月15日。この期間に確定申告書を提出し、ふるさと納税の寄付金控除を申告すればOKです。
「ワンストップ特例に間に合わなかった=控除はもう受けられない」ではないので、焦らず確定申告で対応しましょう。
ワンストップ特例が無効になるケースとは
医療費控除などで確定申告をするとどうなる?
ワンストップ特例の申請を済ませていても、その後に確定申告をすると、特例は自動的に無効になります。
よくあるのが「医療費控除を申請しようと思ったら、ふるさと納税の分を忘れていた」というケース。確定申告書の中でふるさと納税の寄付金控除を申告し直さないと、せっかくの節税効果が消えてしまいます。
無効になったときの対処法
もしワンストップ特例が無効になった場合は、確定申告で改めてふるさと納税の寄付金控除を申告します。
そのために必要なのが「寄付金受領証明書」。寄付をしたあとに自治体から送られてくる書類で、控除の申告に使います。捨てずに保管しておきましょう。
複数の自治体に寄付している場合は、それぞれの証明書が必要になります。

うっかりミスを防ぐためのチェックリスト
混乱を防ぐために、年末になったら以下を確認しておくと安心です。
- 今年の寄付先は5自治体以内か?
- 今年、医療費控除などで確定申告をする予定はあるか?
- 申請書と本人確認書類は揃っているか?
- 1月10日の締め切りに余裕をもって間に合いそうか?
この4点を押さえておくだけで、うっかりミスがぐっと減りますよ。
楽天を使ったふるさと納税のお得な活用法については、こちらもあわせてどうぞ。 → ふるさと納税 楽天市場:最大限お得にする完全ガイド
Q&A

Q. ワンストップ特例の申請書を出し忘れてしまいました。どうすればいいですか?
A. 翌年の確定申告期間(原則2月16日〜3月15日)に確定申告をすれば、寄付金控除を受けることができます。自治体から届いた「寄付金受領証明書」を準備して申告してください。
Q. 同じ自治体に3回寄付した場合、5自治体のカウントはどうなりますか?
A. 同じ自治体への複数回の寄付は「1自治体」としてカウントします。5自治体以内という条件は、寄付の回数ではなく「寄付した先の自治体の数」で判断されます。
Q. 今年は医療費が多かったので確定申告をする予定です。ワンストップ特例の申請はしなくていいですか?
A. そのとおりです。確定申告をする場合はワンストップ特例の申請は不要です(申請してしまっていた場合も無効になります)。確定申告書の中で、ふるさと納税の寄付金控除もあわせて申告するようにしてください。
Q. オンライン申請に対応しているかどうか、どこで確認できますか?
A. 寄付完了後に届くメールや、各ふるさと納税ポータルサイトのマイページで案内されていることが多いです。また、寄付先の自治体の公式サイトでも確認できます。
まとめ
ふるさと納税のワンストップ特例は、確定申告なしで寄付金控除を受けられる便利な制度です。
ただし「確定申告が不要な人で、1年間の寄付先が5自治体以下」という条件と、「翌年1月10日必着」という締め切りをきちんと守ることが大前提。
また、他の控除で確定申告をすることになった場合は特例が無効になるため、年末が近づいたら自分の控除状況を一度整理しておくのがおすすめです。
「今年こそちゃんと手続きしよう」と思っている方は、ぜひ早めに動き出してみてくださいね。
2026年分のふるさと納税をどのサイトで始めるか迷っている方は、こちらも参考にどうぞ。 → 【2026年】ふるさと納税ポイント廃止の衝撃!改悪後でも一番お得な寄付方法











