📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 「5,000万円以上」の条件がかかるのは大和ハウスの自由設計だけ。規格住宅・分譲・中古は対象外と報じられている。
- 予算4,000万円台でも、①規格・セミオーダー②分譲住宅③他社④中古+リノベの4つの選択肢が残っている。
- 年収600万円・自己資金400万円のケースで試算すると、建物予算は坪単価およそ81万円。規格・セミオーダーの範囲に収まる。
「大和ハウスの注文住宅は最低5,000万円から」という報道を見て、「うちの予算じゃもう無理なんだ」と肩を落とした人もいると思う。実際、共働きの平均的な世帯年収で組めるローンを考えると、5,000万円という数字はかなり遠く感じるはず。でも結論から言うと、それは自由設計だけの話。ここでは予算4,000万円台の人がとれる4つの選択肢を、費用の目安と一緒に整理していくね。
この記事でわかること
- 「5,000万円以上」の条件がかかるのは、大和ハウスのどの商品なのか
- 予算4,000万円台でもとれる4つの選択肢と、それぞれの費用感
- 予算オーバーを避けるために、契約前にやっておきたい実践ステップ
まず結論|5,000万円未満でも大和ハウスとの付き合い方はある
先に言っておくと、「5,000万円未満だと大和ハウスは完全に無理」というのは正確じゃない。報道されている価格の下限がかかるのは「自由に設計できる注文住宅」だけで、規格住宅やセミオーダー、建売の分譲住宅は対象外とされている。予算が足りないなら、選ぶ商品や会社を変えればいいだけだよ。
「無理」ではなく「選ぶ商品が変わる」
自由設計のフルオーダーは、間取りも仕様も一から決められる分、設計や打ち合わせに時間がかかる。その分価格が上がりやすい商品だから、そこに下限が設定されるのは自然な流れとも言える。逆にいうと、規格化された商品を選べば、コストは今までどおり抑えられる可能性がある。
4つの選択肢をざっくり並べると
この記事で紹介する選択肢は、①大和ハウスの規格住宅・セミオーダーに切り替える、②大和ハウスの分譲住宅(建売)を検討する、③他の大手ハウスメーカーに切り替える、④中古住宅+リノベーションで叶える、の4つ。どれか1つに決め打ちするより、複数を並行して情報収集しておくほうが、あとで比べやすいよ。順番に見ていくね。
大和ハウス「5,000万円以上」の対象を再確認しておく

まず、そもそも何が5,000万円の対象になるのかを整理しておくよ。ここを間違えると、選択肢を絞り込む前に諦めてしまうことになる。
対象は自由設計の注文住宅だけ(報道ベース)
日本経済新聞などの報道によると、5,000万円以上に限定されるのは「規格型を除く、自由に設計できる注文住宅」の建物価格。土地代は含まれないとされている。つまり、フルオーダーで一から間取りを決めたい人にだけ関係する条件だよ。ただし、この5,000万円が税込みか税別か、付帯工事を含むのかといった細かい定義は公式にも報道でも明らかにされていない。
規格住宅・建売・中古は別枠
規格住宅やセミオーダー住宅、建売の分譲住宅は、この条件の対象外だと報じられている。ただし、それらの商品が今後どのエリアで、いくらで提供されるのかは公表されていない。「対象外だから安心」と決めつけず、検討する段階で価格を確認する前提で読み進めてね。
選択肢①:大和ハウスの規格住宅・セミオーダーに切り替える

「大和ハウスというブランドは諦めたくない」という人が、まず検討したいのがこれ。
Smart Made Housingとはどんな商品か
大和ハウスには「Smart Made Housing」のような、あらかじめ用意されたプランから選ぶセミオーダーの商品がある。ゼロから設計しない分、打ち合わせの回数や設計期間を抑えやすく、価格も自由設計より下がりやすい仕組み。過去にはこの手の商品が本体2,000万円台で紹介されていた例もある。
現在の価格帯は個別確認が必須
ただし、この価格例はあくまで過去の紹介事例で、現在の販売価格や、今後も同じ価格帯で続くのかは公表されていない。 「昔安かったから今も安い」とは限らないから、検討するなら最新の見積もりを個別に取るのが必須だよ。
こういうセミオーダー・規格タイプが向いているのは、「間取りは大きく変えなくていい」「打ち合わせに何度も時間をかけられない」というタイプの人。逆に、細かいこだわりを全部反映させたいなら自由設計向きだから、自分がどちらのタイプかを最初に整理しておくと、商品選びで迷わずに済むよ。
選択肢②:大和ハウスの分譲住宅(建売)を検討する

自由設計にこだわらないなら、建売という道もある。
土地と建物がセットになるメリット
分譲住宅は土地と建物がセットで販売されるので、土地探しの手間がかからず、完成物件を見てから決められるという安心感がある。設計の自由度は低いけれど、価格が事前にはっきりしているのも選びやすいポイント。
エリアと供給戸数は限られる
報道では、対象地域の分譲住宅は2027年3月末で営業終了とされている。継続エリアでも、分譲地の数や販売時期は限られるから、気になる物件が出たタイミングで動けるように、担当エリアの窓口に情報が出たら教えてもらう体制を作っておくといいよ。分譲は「そのとき出ている物件」が全てなので、候補が1つしかない状態で急いで決めず、複数の分譲地・複数のタイミングを見比べる余裕を持っておくと、あとで後悔しにくいはず。
選択肢③:他の大手ハウスメーカーに切り替える

大和ハウスにこだわらないなら、比較の土俵を広げるのも現実的な選択。
4,000万円台で選びやすいメーカーの傾向
大手のなかでも、坪単価の水準やセミオーダー品の有無は会社によって差がある。積水ハウスは平均坪単価が115万円〜124万円とされる一方、規格住宅ブランド「ノイエ」は坪60万円〜100万円程度で展開。住友林業は平均坪単価80万円〜120万円、一条工務店は80万円〜105万円程度とされている。坪単価が低めの規格・セミオーダー品を軸に比較すると、予算4,000万円台でも選択肢は見えてくるよ。
会社を比べるときのチェックリスト(表)
会社名だけで決めず、次の観点を並べて比べてみて。
| 比較項目 | 確認すること |
|---|---|
| 施工エリア | 建築予定地で実際に施工してもらえるか |
| 総費用 | 本体価格+付帯工事+外構+諸費用の合計でいくらか |
| 保証条件 | 保証年数と、それを維持するための有償点検の有無・費用 |
| 規格・セミオーダーの有無 | 予算に合う商品ラインがあるか |
| 資金計画 | 住宅ローンの組み方によって上限がどう変わるか |
見積もりを取ったら、「なぜこの金額なのか」を1社ずつ説明してもらうのも大事。同じ坪単価表記でも、標準仕様に含まれる設備の範囲が会社によって違うことがあるから、価格だけを横並びにすると比較を誤ることがあるよ。住宅ローンの金利は動いているところだから、比較のタイミングで一度見直しておくのもおすすめ。
→ 住宅ローン、変動から固定に借り換えるべき?知らないと損する2026年の選択肢
選択肢④:中古住宅+リノベーションで叶える

新築にこだわらないなら、中古+リノベという道も現実的。
スムストックという安心材料
大和ハウスグループには「スムストック」という、構造躯体と内装・設備を分けて評価する中古住宅の枠組みがある。長く使える構造をきちんと評価してもらえるので、大和ハウスが過去に建てた中古住宅を探すなら、ここを目安にできる。ストック事業は今後さらに強化される方向だと発表されているから、選択肢としての厚みは増していきそうだよ。
リノベ費用の目安
中古住宅の価格に、水回りや内装のリノベーション費用を足しても、新築の自由設計より総額を抑えられるケースは多い。ただし、リノベの内容次第で費用は大きく変わるから、「中古+リノベなら絶対安い」と決めつけず、複数の見積もりを取って比較してね。水回り(キッチン・浴室・トイレ)だけの部分リノベと、間取りごと変えるフルリノベでは、かかる費用も工期もまったく違う。まずは「絶対に変えたい場所」と「そのままでいい場所」を仕分けるところから始めると、見積もりの精度も上がるよ。
予算オーバーにならないための実践ステップ
ここからは、どの選択肢を選ぶにしても共通して大事な話。
家計から逆算して上限を計算してみた
「そもそも自分の予算がいくらなのか分からない」という人のために、私が実際に一般的な目安で計算してみたよ。世帯年収600万円、借入の目安を年収の6.5倍として3,900万円、そこに自己資金400万円を足すと、総予算は4,300万円になる。ここから土地代を1,500万円と仮定して引くと、建物と諸費用に使える予算は2,800万円。付帯工事や登記などの諸費用を15%と見て引くと、建物本体に使えるのはおよそ2,435万円。30坪の家だとすると、坪単価は約81万円という計算になる。
私はこの数字を出してみて、「自由設計の坪単価とはかなり差がある」と実感した。全国平均の注文住宅の坪単価は約97万円とされていて、高価格帯の自由設計ならさらに上がる。一方で規格住宅やセミオーダーの坪単価は60万円台〜100万円程度とされているから、坪81万円という予算は規格・セミオーダーの範囲にちょうど収まる。私が最初に「予算オーバーかも」と不安だったのは、自由設計の価格だけを見ていたからだと気づいた。
もちろんこの試算は年収・自己資金・土地代の前提を置いた参考例で、実際の借入可能額や土地相場は個人の状況で大きく変わる。自分の数字に置き換えて、同じ計算をしてみるのがおすすめだよ。とくに土地代は地域差が大きいところ。同じ1,500万円という仮定でも、都市部ならもっと足が出るし、地方ならもう少し余裕が生まれる。建物予算を先に決め打ちするより、「総予算から土地代を引いた残りが建物予算」という順番で考えるほうが、あとで計画が崩れにくいよ。
相見積もりで確認すべきこと
予算の上限が見えたら、次は複数社から見積もりを取る番。私が特に注意したいと思ったのは、「本体価格」だけを並べて比べないこと。付帯工事、外構、地盤改良、諸費用まで含めた総額で並べないと、あとから「思ったより高くなった」ということになりやすい。見積もりを依頼するときは、最初から「総額でいくらになるか」を明記してもらうように伝えるといいよ。
家計全体の見直しと合わせて進めたい人は、こちらの固定費チェックも参考にしてみてね。
→ 【2026年の家計防衛】物価高に負けない!給付金チェック×固定費削減×新NISA準備の3手順
撤退報道の対象地域だとどう動けばいい?
もう一つ気になるのが、「そもそも自分の県で大和ハウスの新築が続くのか」という点。予算の話とは別に、ここも確認しておく必要があるよ。
まず自分の県の状況を先に確認する
大和ハウスは新築戸建ての事業エリアを都市圏中心の23エリアへ最適化する方針を公式発表していて、報道では「23道県から撤退」とも伝えられている。ただし、23道県すべての県名は公式にも報道にも明確な一覧としては出ていない。自分の建築予定地が対象かどうかは、地域ごとの影響や確認方法をまとめたこちらの記事を先に見ておくと分かりやすいよ。
→ 大和ハウス「23道県から撤退」はどこ?注文住宅・契約中・保証への影響を整理
そのうえで4つの選択肢を検討する
自分のエリアが対象かどうかが分かったら、そのうえでこの記事の4つの選択肢を当てはめていくとスムーズ。継続エリアなら規格住宅や分譲住宅を、対象エリアなら他社や中古+リノベを軸に考える、という流れになるはず。エリアと予算という2つの軸を先に整理しておくと、どの選択肢を優先して問い合わせるべきかがはっきりする。
たとえば「継続エリアだけど予算は4,000万円台」なら大和ハウスの規格住宅・分譲住宅から。「対象エリアで予算も4,000万円台」なら、他社の規格ブランドや中古+リノベを軸に、地域密着の工務店も候補に加えて比較の幅を広げるのがおすすめだよ。
まとめ|5,000万円は「大和ハウスを諦める理由」にしなくていい
「最低5,000万円」という報道の数字だけを見て、大和ハウスという選択肢を丸ごと外してしまうのはもったいない。条件がかかるのは自由設計の注文住宅だけで、規格住宅・建売・中古という道はまだ残っている。
今日からできることは、この3つ。
- 自分の建築予定地が撤退報道の対象エリアかどうかを確認する
- 世帯年収と自己資金から、家計に無理のない総予算を一度計算してみる
- 本体価格ではなく総額で、大和ハウスの規格住宅・分譲住宅・他社・中古の4択を横並びで見積もってもらう
予算が足りないと分かった瞬間に諦めるより、選ぶ商品を変えて動いたほうが、理想の家に近づくよ。
よくある質問

Q. 大和ハウスは4,000万円台では絶対に建てられませんか?
「絶対に無理」とは言い切れません。5,000万円以上の条件がかかるのは自由設計の注文住宅だけで、規格住宅・セミオーダー・分譲住宅は対象外と報じられています。ただし現在の価格帯や販売継続エリアは公表されていないため、個別に見積もりを取る必要があります。
Q. Smart Made Housingは今もいくらで買えますか?
過去には本体2,000万円台で紹介された例がありますが、現在の販売価格や今後の継続方針は公表されていません。古い価格例をそのまま当てにせず、最新の見積もりを個別に確認してください。
Q. 大和ハウスの建売はいつまで買えますか?
報道では、対象地域の分譲住宅は2027年3月末で営業を終了するとされています。継続エリアでは供給が続くと考えられますが、地域や時期によって物件数は限られるため、担当窓口に希望を伝えて情報を早めにもらうのがおすすめです。
Q. 予算オーバーかどうか、自分ではどう確認すればいいですか?
世帯年収と自己資金から借入可能額の目安を出し、そこから土地代・付帯工事・諸費用を引いて、建物にかけられる予算を計算する方法があります。本文の試算例(年収600万円・借入3,900万円・自己資金400万円のケース)を参考に、自分の数字に置き換えて計算してみてください。
Q. 他の大手ハウスメーカーなら4,000万円台で建てられますか?
積水ハウスの規格ブランド「ノイエ」(坪60万円〜100万円程度)や、住友林業・一条工務店の坪単価(80万円〜120万円程度)など、会社や商品ラインによって幅があります。坪単価だけでなく、施工エリアや保証条件も含めて比較することが大切です。
Q. 中古住宅とリノベーション、どちらが安くなりますか?
中古住宅にリノベーション費用を足しても、新築の自由設計より総額を抑えられるケースは多いとされています。ただしリノベーションの内容次第で費用は大きく変わるため、「必ず安い」とは言い切れません。複数の見積もりを取って比較してください。
Q. 大和ハウスのスムストックとは何ですか?
構造躯体と内装・設備を分けて評価する、大和ハウスグループの中古住宅の枠組みです。長く使える構造の価値を適正に評価してもらえるため、中古住宅を検討する際の目安として活用できます。
Q. 見積もりを比べるときに一番注意することは何ですか?
本体価格だけを並べて比べないことです。付帯工事、外構、地盤改良、諸費用まで含めた総額で比較しないと、契約段階で「思ったより高くなった」ということが起こりやすくなります。見積もり依頼の時点で総額を明記してもらいましょう。
Q. 自分の県が撤退報道の対象かどうかは、どこで確認できますか?
23道県すべての県名は公表されていないため、一覧表で確認する方法はありません。建築予定地の住所を伝えて大和ハウスの窓口に直接確認するのが確実です。地域別の影響や確認の質問例は、関連記事にまとめています。
Q. 予算が足りないとき、真っ先にやるべきことは何ですか?
「大和ハウスを諦める」前に、規格住宅・分譲住宅・他社・中古+リノベの4つの選択肢を並べて、総額で見積もりを取ることです。会社名で絞り込む前に、選べる商品の幅を確認することが遠回りに見えて近道になります。
おすすめアイテム
ビサイユのトートバッグ
複数のハウスメーカーを比較する時期は、カタログや見積書がどんどん増えるよね。ビサイユのトートバッグは超軽量で撥水加工つき、B5サイズの資料もすっと入るから、比較検討の相棒にちょうどいいよ。
一粒ルビーネックレス
予算のことで頭がいっぱいになる時期こそ、身につけるものは気分が上がるものを。英国製の一粒ルビーネックレスは18Kゴールドプレーティング×シルバー925で、住宅展示場めぐりの日にもさりげなく合わせられる一本だよ。
軽量ショルダーBCS-140
モデルハウスや不動産会社をはしごする日は、身軽な荷物で動きたいもの。軽量ショルダーBCS-140はスキミング防止と多収納を両立していて、貴重品だけ持って歩き回りたい日に便利だよ。
参考・出典
- 大和ハウス工業 ニュースリリース「国内住宅事業の成長加速に向けた事業体制の再編・強化について」(2026年9月4日)
- 日本経済新聞「大和ハウスの注文住宅、最低価格5000万円に コスト高で23道県は撤退」(2026年9月4日)
- 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」
https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_user_s.html - 住宅金融支援機構「フラット35 借入金利の推移」
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/rate/kinri_suii.html
※本記事の情報は執筆時点のものです。内容は予告なく変更されることがあります。資金計画など重要な判断は、各社の担当窓口やファイナンシャルプランナーにご確認ください。
