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ドコモの5G基地局はなぜ半分以下?au・ソフトバンクとの差と通信品質を解説

ドコモ 5G 基地局 少ないという疑問を整理する水彩イラスト

この記事の3行まとめ

  • 2026年3月末の5G基地局数は、ドコモ58,979局。KDDI・UQの約45.0%、ソフトバンク・WCPの約48.9%でした。
  • ただし山手線では3社が180Mbps台で横並び、大阪環状線ではドコモがauを上回るなど、局数と速度は比例しません。
  • 乗り換えは局数ではなく、自宅・職場・通勤経路で他社回線を試してから判断するのが確実です。

総務省が2026年10月30日に公表した調査で、ドコモの5G基地局数がKDDI(au)やソフトバンクより大幅に少ないことが分かりました。ただ、基地局の数だけで通信速度やつながりやすさが決まるわけではありません。この記事では、数字の読み方、実測結果、乗り換えを考えるときの確かめ方まで順番に整理します。

この記事でわかること

  • 2026年3月末時点の各社の5G基地局数と、数字を読むときの注意点
  • 基地局数が少なくても、速度が基地局数の比率どおりには落ちない理由
  • 乗り換える前に、自分の生活圏で確かめる方法
目次

ドコモの5G基地局数は本当にau・ソフトバンクの半分以下?

ドコモの5G基地局数を各社と比べたイメージを描いた水彩イラスト

まず「半分以下」という言葉が、どの数字を指しているのかを確認しましょう。ここを押さえておくと、ニュースの見え方がかなり変わります。

2026年3月末の最新データを比較

総務省が2026年10月30日に公表した電波利用状況調査では、2026年3月末時点の5G基地局数が次のとおりでした。数字の時点は2026年3月末で、公表日は10月30日です。この2つの日付は別のものなので、混ぜないようにしておきます。

事業者 5G基地局数 備考
NTTドコモ 58,979局 ドコモ単体
KDDI・UQ 131,042局 UQ分を含む合算
ソフトバンク・WCP 120,564局 WCP分を含む合算
楽天モバイル 36,130局 楽天モバイル単体

出典:総務省「電波の利用状況調査」(2026年10月30日公表)

ドコモを他社と割り算してみると、KDDI・UQに対しては58,979÷131,042で約45.0%、ソフトバンク・WCPに対しては58,979÷120,564で約48.9%です。どちらも50%を下回るので、数字の上では「半分以下」という表現は正しいと言えます。5G基地局の全国合計は、この調査では34万6,715局です。

KDDI・UQ、ソフトバンク・WCPの合算とは?

表の「KDDI・UQ」と「ソフトバンク・WCP」は、グループ会社の設備を合わせた数字です。KDDIにはUQコミュニケーションズ、ソフトバンクにはWireless City Planning(WCP)の分が入っています。どちらも主に2.5GHz帯の設備を5Gに転用した局が含まれると説明されることが多い会社です。

つまり、この表は「ドコモ単体」と「他社グループ」の比較になっています。完全に同じ条件の比較ではない点は、頭に置いておきたいところです。

ただ、私が計算した範囲では、グループ会社分を差し引いたとしても、ドコモとの差が逆転するほどの規模ではなさそうです。合算の影響だけで差を説明するのは難しいので、「数の差は実際にある」と受け止めたうえで、次に進むのがよさそうです。

基地局数が半分なら通信エリアも半分になる?

結論から言うと、基地局が半分だからエリアも半分、とは単純に言えません。理由は大きく3つあります。

1つ目は、電波の周波数帯です。低い周波数の電波は遠くまで届きやすく、高い周波数の電波は届く距離が短い代わりに、たくさんのデータを運べます。同じ「1局」でも、カバーできる広さが違います。

2つ目は、設備の容量です。1局にどれだけのアンテナや帯域を載せているかで、同時にさばける通信の量が変わります。局数が少なくても、混みやすい場所に大きな設備を置いていれば、体感は大きく変わりません。

3つ目は、人口カバー率という指標の作り方です。総務省の算定基準では、全国を500m四方の区画に分け、その区画の面積の50%以上で通信できれば、区画の人口をカバーしたものとして数えます。区画の半分に届けば「カバー済み」になるので、自宅の奥まで届くかどうかとは別の話です。

なぜドコモの5G基地局は少ない?3つの理由

4G転用と5G専用周波数の違いを道路にたとえた水彩イラスト

ここからは、ニュースの事実ではなく、報道や専門家の整理に基づく考察です。ドコモ自身が「他社より少ない理由」を公式に説明した資料は、私が調べた範囲では見つかりませんでした。そのため、原因を1つに断定せず、よく指摘されている3点を中立的に並べます。

3点に入る前に、専門知識がなくても分かる比喩をひとつ。4G周波数の転用は、「すでにある道路に5Gの標識を足して、一気に広げるやり方」です。新しい工事が少なくて済むので、短い期間で地図の上の「5Gエリア」が増えます。一方、5G向けに新しく割り当てられた周波数を使うのは、「専用の広い高速道路を、1本ずつ新しく造るやり方」です。たくさんの車(データ)を走らせられますが、場所ごとに工事が必要で、1か所で届く距離も短くなります。

Sub6を重視した初期の整備戦略

Sub6(サブシックス)は、3.7GHz帯や4.5GHz帯のような、5G向けに割り当てられた中程度の周波数帯のことです。ドコモは5Gの初期に、こうした5G向けの周波数の整備に力を入れてきたと説明されることが多いです。

この周波数は大容量の通信に向く反面、障害物の裏に回り込みにくい性質があります。同じ広さをカバーしようとすると、基地局を細かく置く必要があり、用地の交渉や工事の手間がかさみます。「質を優先した結果、数が伸びにくかった」という見方があります。

au・ソフトバンクは4G周波数の転用を活用

KDDIとソフトバンクは、すでに4Gで使っていた周波数の設備を、ソフトウェアの更新などで5Gの規格に切り替える方法を早くから使ってきた、と整理されています。既存の鉄塔や電源を活かせるので、短期間で局数もカバー範囲も増やしやすい方法です。

ここで大切なのは、転用した5Gが「悪い」という話ではない点です。使う周波数の幅や設備の作りによって、速度は大きく変わります。局数の多さは、エリアを早く広げる上でのメリットとして見るのが公平です。

電波干渉や基地局建設の難しさ

3つ目は、電波の干渉と建設の難しさです。5G向けの周波数帯の一部は、地域によって衛星通信の設備などに影響を与えないよう、出力や設置場所を調整する必要があるとされてきました。調整が入ると、整備の進み方が遅くなる場合があります。

さらに、基地局は用地の確保、地権者との合意、工事の体制、部材の調達と、多くの段階を経て建てるものです。どれか1つが詰まるだけで全体が遅れます。ただ、これらがドコモの局数にどれだけ影響したのかは、公開されている資料だけでは切り分けられません。

基地局数が少ないドコモは通信速度も遅い?

基地局数と通信速度の関係を山手線と大阪環状線の比較で表した水彩イラスト

「基地局が半分なら、速度も半分になるはず」と考えたくなりますよね。私も最初はそう思っていました。そこで、第三者の実測データを使って確かめてみます。

2026年9月の山手線実測を比較してみた

ICT総研は2026年9月に、平日の朝7〜9時のラッシュ時間帯に、山手線の全30駅で5G通信の速度を測りました。下りの平均は次のとおりでした。

事業者 下り平均 ソフトバンク比
ソフトバンク 184.7Mbps 100%
au 181.4Mbps 約98.2%
ドコモ 180.9Mbps 約97.9%
楽天モバイル 20.6Mbps 約11.2%

出典:ICT総研の実測調査(2026年9月)

先ほどの割り算を、速度に当てはめてみます。基地局数の比は58,979÷120,564で約48.9%でした。ところが山手線の速度比は、180.9÷184.7で約97.9%です。差は184.7−180.9で3.8Mbpsにすぎず、割合にすると約2.1%にとどまります。

基地局数は半分近くでも、この条件では速度はほぼ横並びでした。

ただし、これは「山手線の全30駅・朝のラッシュ時」という限られた条件の結果です。全国の平均ではありません。たった3.8Mbpsの差は、測定のたびの揺れの範囲かもしれません。楽天モバイルの結果も、同じ条件での測定値であり、全国の評価ではない点に気をつけてください。

大阪環状線ではドコモがauを上回った

次は大阪です。ICT総研は2026年10月に、大阪環状線の19駅で、朝7〜9時に同じような測定をしています。

事業者 下り平均
ソフトバンク 334.2Mbps
ドコモ 327.7Mbps
au 296.4Mbps

出典:ICT総研の実測調査(2026年10月)

ドコモとauの差は、327.7−296.4で31.3Mbps。ドコモのほうが約10.6%速い結果です。山手線では「ソフトバンク、au、ドコモ」の順でしたが、大阪環状線では「ソフトバンク、ドコモ、au」に入れ替わっています。

この測定は、5Gを優先する設定で行われています。そのため、5G SAなどに対応した端末や契約の条件がそろっていれば、その通信方式も使われた結果である可能性があります。ただ、調査の公開内容から私が確認できた範囲では、どの方式で何割つながったのかまでは分かりません。

駅や時間帯で速度が変わる理由

2つの調査を並べると、場所が変われば順位も変わることが見えてきます。つまり、「どこが速い」は、場所と時間で変わる答えです。

理由はいくつかあります。まず、同じ時間帯にその駅へ集まる利用者の数です。次に、その駅の周りで使われている周波数と、基地局に載っている設備の容量。さらに、ホームや改札のような場所の作り、測定に使った端末と設定も影響します。

ですので、「基地局が少ないから遅い」「局数が多いから速い」と一言で決めてしまうのは、少し乱暴だと私は感じています。

ドコモで5G表示なのにつながらないのはなぜ?

5Gのアンテナ表示が出ているのに通信できない状況を表した水彩イラスト

速度の平均が横並びでも、「自分のスマホはつながらない」という体感は、また別の問題です。ここでは、原因として考えられることを整理します。

アンテナが立っているのに通信できない原因

アンテナの本数や「5G」の表示は、電波が見えていることを示すだけです。実際にデータが流れるかどうかは、別の要因にも左右されます。

考えられる原因は、たとえば次のようなものです。

  • 人が集まる場所で、基地局の設備や回線が混み合っている
  • 建物の奥や地下で、スマホから基地局への電波が弱い
  • 通信障害やメンテナンスが起きている
  • スマホ側の一時的な不具合や設定

NSAという方式の仕組みが関係する場合もありますが、原因をそこだけに絞らないほうが安全です。まず切り分けることが大切です。

NSAとSAは何が違う?

5Gには、NSA(ノンスタンドアローン)とSA(スタンドアローン)という2つの方式があります。NSAは、データを運ぶ部分では5Gを使い、通信を始める手続きなどの制御には4Gの設備を使う方式です。SAは、データも制御も5Gの設備だけで行う方式です。

NSAでは、4G側が混むと、5G側に余裕があっても影響を受けることがあります。SAならその影響を受けにくくなるため、安定性の向上が期待されています。ただし、SAにすれば通信障害や遅さが完全になくなる、という意味ではありません。SAを使うには、端末や契約の条件も必要です。

総務省の調査では、SA対応の基地局数も出ています。

事業者 5G基地局数 うちSA対応 SA対応の割合
NTTドコモ 58,979局 30,074局 約51.0%
KDDI・UQ 131,042局 125,209局 約95.5%
ソフトバンク・WCP 120,564局 115,964局 約96.2%

出典:総務省「電波の利用状況調査」(2026年10月30日公表)。割合は私が計算した値です。

SA対応の割合を見ると、ドコモは約51.0%、他の2社は95%を超えています。この差が日々の体感にどのくらい出るのかは、場所や端末によって違うため、これだけでは決められません。

今すぐ確認できる対処方法

つながらないと感じたら、まずは次の順で試してみてください。どれも安全で、一般的な方法です。

  1. 機内モードをオンにして、数秒待ってからオフにする
  2. スマホを再起動する
  3. 通信障害の情報をキャリアの公式のお知らせで確認する
  4. 場所を少し変えて、もう一度つながるか見る(屋内なら窓の近くなど)
  5. 設定で4G(LTE)に切り替えて、5Gのときと比べてみる

設定の場所や名前は機種によって違うので、お使いの機種の案内を確認してください。4Gに切り替えて快適になるなら、5Gの電波が不安定な場所なのかもしれません。それでも改善しないなら、ドコモの窓口に相談するのが近道です。

ドコモの不調や機種ごとのトラブルについては、こちらの記事もまとめています。気になる症状があれば、あわせて読んでみてくださいね。

→ ドコモのスマホトラブル2026の記事

ドコモの通信品質は2026年度中に改善する?

2026年8月に、ドコモの経営陣は通信品質の改善を「道半ば」と説明したと報じられています。ここでは、「発表された実績」と「これからの目標」を分けて見ていきます。

基地局増設ペースと改善計画

2026年8月6日の決算説明会に関する報道では、次のような実績が紹介されています。

  • 2026年度の第1四半期(3か月)で約2,500局を建設した(うち5Gは約1,500局)
  • 5Gの累計は約6万800局
  • 3G終了後の800MHz帯を20MHz幅から30MHz幅に広げた
  • 5Gを導入した地下鉄の駅は、2026年7月31日時点で全国303駅

一方、目標として語られているのは、都市部の主要エリアでSAの整備を2026年度中に終えることです。「2026年度中に他社に追いつく」という見方もありますが、これは経営陣の見通しであり、達成が決まったことではありません。

ここで、私が簡単な計算をしてみました。KDDI・UQとの差は131,042−58,979で72,063局です。第1四半期の5Gの建設ペース(約1,500局)が1年続いたと仮定すると、年間6,000局。72,063÷6,000で、約12年かかる計算になります。

これは単純な計算であり、予測ではありません。ただ、「追いつく」が局数のことなのか、体感品質のことなのかで、意味が大きく変わると感じます。ここは、今後の発表を丁寧に確認したいところです。

Massive MIMO・HPUEによる品質改善

局数を増やす以外の改善策もあります。1つがMassive MIMO(マッシブミモ)という、多数のアンテナで電波の向きを絞り、たくさんの人に同時に届ける技術です。混雑する場所で、同じ周波数でもより多くの通信をさばけるようになるとされています。

もう1つがHPUEです。ドコモの公式の解説によると、スマホから基地局に送る電波の出力の上限を、従来の200mWから400mWに引き上げる仕組みで、電波が届きにくい場所でも安定しやすくなります。ただし、改善の中心は上り(送信側)の通信で、使うには端末側の対応も必要です。

どちらも、局数を増やさなくても品質を上げる手段になります。ただ、自分のスマホや場所で効果が出ているかは、実際に使ってみないと分かりません。

今後も改善状況を確認する必要がある場所

改善が進んでいても、場所によって状況は違います。私が今後も注意して見たいのは、次のような場所です。

  • 地下や、構造が複雑な駅の乗り換え通路
  • イベント会場など、一時的に人が集中する場所
  • 建物の奥や上層階
  • 毎日の通勤・通学の経路

経営陣が「道半ば」と話しているのは、全国でそろって良くなったわけではない、という意味にも読めます。基地局の整備には、部材の調達や工事の体制といった現実的な課題もあるとされています。数字だけでなく、自分の生活圏の変化を見ていくのが確実です。

ドコモからau・ソフトバンクに乗り換えるべき?

乗り換えを判断するフローチャートをイメージした水彩イラスト

結論を先に言うと、基地局数だけで乗り換え先を決めるのはおすすめしません。判断の材料は、自分が毎日いる場所で、どれだけ快適に使えるかです。

乗り換えを急がなくてよい人

次のような人は、今すぐ乗り換えなくても大丈夫だと思います。

  • 自宅・職場・通勤経路で、困る場面がほとんどない
  • 動画や地図が止まることが、月に数回あるかないか
  • ドコモのポイントや家族割など、まとめて使うメリットが大きい

困っていないなら、数字のニュースだけで動く必要はありません。ただし、これは一般的な考え方であり、料金や契約の条件は人によって違います。判断に迷う場合は、各社の公式サイトや店頭で最新の条件を確認してください。

他社回線を試した方がよい人

反対に、特定の場所でいつも止まる人は、他社の回線を試す価値があります。次のチェックリストを使って、生活圏で確かめてみてください。

  • 自宅の部屋の中(普段いる場所)で、地図や動画が止まらないか
  • 職場や学校の席で、通信が安定しているか
  • 毎日の通勤・通学の駅とホーム、乗り換え通路で使えるか
  • 昼休みや帰宅時など、混みやすい時間帯に速度が落ちないか
  • よく行く店やイベント会場で、決済や連絡に困らないか

それぞれ、朝・昼・夕方と時間を変えて、数日試すと精度が上がります。1回の結果で決めず、複数の場所と時間で見るのがコツです。

eSIMで失敗を減らす方法

試すときに便利なのが、eSIMです。いまのメイン回線は残したまま、対応スマホなら副回線として他社の回線を追加できます。物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、お試しがしやすい方法です。

注意点もあります。スマホがeSIMに対応しているか、SIMロックがかかっていないかを先に確認してください。契約条件、料金、お試し期間の有無は、各社が変えることがあるため、必ず申し込み前に最新の公式情報を見ましょう。

ドコモの中の料金プランの違いが気になる場合は、こちらの記事が役立つかもしれません。

→ ahamoとドコモMAX、iPhone17eの比較の記事

まとめ|基地局数よりも生活圏での通信品質が重要

最後に、この記事の内容を整理します。

  • 2026年3月末の5G基地局数は、ドコモが58,979局。KDDI・UQの約45.0%、ソフトバンク・WCPの約48.9%で、数字の上では半分以下
  • ただし、KDDIとソフトバンクの数字はグループ会社を含む合算で、完全に同じ条件の比較ではない
  • 山手線(2026年9月)ではほぼ横並び、大阪環状線(2026年10月)ではドコモがauを上回り、場所によって順位は変わる
  • 5G表示でも通信できない原因は、混雑、電波の弱さ、障害、端末側など複数ある
  • 改善は進んでいるが、経営陣は「道半ば」と説明している。「追いつく」は見通しの段階

乗り換えるかどうかは、局数のニュースではなく、自宅・職場・通勤経路での実際の使い心地で決めるのが確実です。今後の改善状況は、ドコモをはじめ各社の公式発表で確認してください。なお、本記事は判断の材料を示すものであり、特定の事業者をすすめるものではありません。

よくある質問

ドコモ 5G 基地局 少ないという疑問を整理する水彩イラスト

Q. ahamoもドコモと同じ電波を使いますか?

はい、ahamoはドコモのネットワークを使うプランです。電波の届く場所そのものは同じと考えて大丈夫です。ただし、混雑時の通信の扱いはプランで異なることがあるので、公式の提供条件を確認してください。

Q. 格安SIMが昼に遅くなるのはなぜですか?

一般に、格安SIM(MVNO)は、大手キャリアの回線に接続する部分の帯域を分け合って使っています。お昼どきのように利用者が集中する時間帯に、この帯域が混み合うと、速度が落ちやすくなります。原因はサービスごとに違うので、契約先の案内も確認してください。

Q. 5G SAにすれば通信は改善しますか?

改善することが期待されていますが、必ず良くなるとは言えません。SAでは4G側の混雑の影響を受けにくくなりますが、使うには対応した端末や契約が必要です。電波の弱さや回線の混雑は、SAでも別の問題として残ります。

Q. 5G人口カバー率が高くてもつながらないのはなぜですか?

人口カバー率は、500m四方の区画の面積の50%以上で通信できれば、その区画の人口を含める数え方です。そのため、数字が高くても、建物の奥や地下まで届くとは限りません。混雑も別の要因です。

Q. ドコモの基地局増設はいつ進みますか?

報道によると、2026年度の第1四半期に約2,500局(うち5Gは約1,500局)を建設しました。今後の計画は経営陣の見通しであり、確定した予定ではありません。最新の状況は公式発表で確認してください。

Q. パケ止まりとは何ですか?

アンテナ表示があるのに、ウェブページや動画が読み込まれない状態を指す言い方です。混雑、電波の弱さ、障害、端末の不具合など、原因は1つではありません。機内モードの切り替えや再起動を、まず試してみましょう。

Q. 山手線の結果は、全国でも同じですか?

同じとは言えません。山手線の結果は、朝のラッシュ時の全30駅という限られた条件の測定です。大阪環状線では順位が変わっており、場所や時間で結果は動きます。

Q. 乗り換える前に、まず何をすればいいですか?

困る場所と時間をメモして、機内モードや再起動、4Gとの比較を試してください。それでも改善しなければ、ドコモの窓口に相談します。そのうえで、他社回線を副回線として試すと失敗が減ります。

Q. eSIMのお試しで気をつけることは?

スマホがeSIMに対応しているか、SIMロックがかかっていないかを確認してください。契約条件や料金、お試し期間は変更されることがあるため、申し込み前に最新の公式情報を見ることが大切です。

Q. 基地局数が多い会社ほど、つながりやすいのですか?

必ずしもそうではありません。局数はエリアを広げやすい指標ですが、周波数、設備の容量、混雑の度合いなどでも体感は変わります。局数は参考のひとつとして、自分の生活圏での使い心地を優先して考えてください。

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参考・出典

  • 総務省「報道資料」令和8年度 携帯電話及び全国BWA等に係る電波の利用状況調査の結果(2026年10月30日公表)。報道資料一覧から該当の発表を参照
    https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/
  • ICT総研「2026年9月 朝ラッシュ時の山手線5G通信速度実測調査」「2026年10月 大阪環状線の5G通信速度実測調査」
    https://ictr.co.jp/
  • NTTドコモ「5G電波が届きにくい場所でも、ハイパワーでつなぐドコモの先進技術」
    https://www.docomo.ne.jp/area/nwpr/feature_article07/
  • NTTドコモ 通信・エリア(通信品質改善の取り組み)
    https://www.docomo.ne.jp/area/nwpr/
  • ITmedia Mobile「まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説」
    https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2608/06/news082.html
  • ケータイ Watch「ドコモ「スマホが繋がらない」はどう解消される? キーパーソンが語る2026年夏の通信品質改善の今とこれから」
    https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/2140815.html

※本記事の情報は執筆時点(2026年11月1日)のものです。基地局数や料金、サービスの条件は変更されることがあります。契約の判断は各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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