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共通テスト数学I・A/II・B・Cの対策|2027年受験生が今からやるべきこと

窓辺の受験生の机の上に参考書とハーブティーがのっている。受験生をイメージしたイラスト

📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ

  • 2027年共通テスト数学は「数学I・A(70分)」と「数学II・B・C(4項目中3項目選択・70分)」の2科目構成。選択項目は学校の授業進度に合わせて早めに把握しておこう。
  • 数学I・Aは2次関数・データの分析・場合の数と確率が頻出。解法の暗記より「なぜこの方法か」を理解する勉強が点数に直結する。
  • 高2のうちは授業をフル活用して基礎固め、高3秋以降は時間制限ありの過去問演習に切り替えるのが王道ロードマップ。

「数学だけがどうしても上がらない」——そう感じている受験生、じつはかなり多いです。

2026年の共通テストでは、数学IAの平均点が46点前後という衝撃的な結果に。 半数以上の受験生が半分も取れなかった、という事実は今もネット上でざわついています。

だからこそ、2027年に受験するみなさんには「早めに、正しい方向で」動いてほしいんです。

この記事では、数学I・A/II・B・Cそれぞれの出題傾向と対策、そして高2〜高3の時期別ロードマップを丁寧に整理します。

共通テスト数学I・A/II・B・Cの対策|2027年受験生が今からやるべきことインフォグラフ

目次

2027年共通テスト数学、まずここを押さえて

大学入試センターの試験要項を確認しながらノートにメモする女性のイラスト

数学①と数学②、受験科目の違いをおさらい

共通テストの数学は、大きく「数学①」と「数学②」の2つに分かれています。

数学①は「数学I・数学A」または「数学I」のいずれかを選んで受験します。 試験時間は70分、配点は100点です。

数学②は「数学II・数学B・数学C」。 こちらも70分・100点ですが、ルールが少し特殊で、4項目の中から3項目を選んで解答します。

「数学②って難しそう…」と感じる人も多いですが、選択の自由がある分、得意な項目で勝負できる側面もあります。 どの項目を選ぶかは、今のうちから戦略的に考えておく必要があります。

全体の科目構成や配点については、こちらの記事に一覧でまとめています。

2027年共通テストの科目一覧|情報I・数学・地歴公民の選び方と注意点

数学②「4項目中3項目選択」のリアル

数学②で選べる4項目はこちらです。

  • 数列(数学B)
  • 統計的な推測(数学B)
  • ベクトル(数学C)
  • 平面上の曲線と複素数平面(数学C)

この中から3つを本番で選んで解答します。

ポイントは、選べるのは4項目中3項目だけど、選択は試験当日に行うという点です。 つまり、事前にある程度「捨てる1項目」を決めて準備しておくのが現実的な戦略になります。

高校の授業でカバーする項目を早めに把握しておかないと、直前に「この項目習ってない!」という事態になりかねません。

試験時間70分で何が問われるのか

共通テストの数学は、純粋な計算力だけを問う問題ではありません。

問題文に会話形式や図表が含まれていて、状況を読んでから解くという流れが主流です。

「式を立てる前に、まず問題の意味を理解する時間」が必要になるため、70分という制限の中での時間配分がとても重要になります。 過去問や予想問題を解く際には、時間を計測しながら練習することが欠かせません。


数学I・Aで点数を伸ばすには何が必要か

数学の教科書と関数グラフを見ながら考える女性のイラスト

数学Iで押さえたい「2次関数・三角比・データの分析」

数学Iの主な出題範囲は以下のとおりです。

  • 数と式(因数分解・平方根・不等式)
  • 図形と計量(三角比・面積の計算)
  • 2次関数(グラフ・最大最小・2次方程式との関係)
  • データの分析(平均・標準偏差・相関関係)

この中でも2次関数データの分析は、共通テストで頻出です。

特にデータの分析は、「グラフや表を読んで正しく判断する」という問題が多く、一見簡単そうで意外と時間を取られます。 数値を正確に読み取る練習を積んでおきましょう。

三角比は計算そのものより、「どの公式をどの場面で使うか」を見極める力が試されます。

数学Aは「図形の性質」と「場合の数・確率」が山場

数学Aで特に得点差がつくのは、「図形の性質」と「場合の数・確率」の2分野です。

場合の数・確率は、問題文の条件を整理してから樹形図や表を使って解くタイプが多く、理解不足があると得点が安定しません。 公式の暗記だけでなく、「この状況では順列か組み合わせか」という判断力を養うことが大切です。

図形の性質(円の性質・三角形の重心・内接円など)は、教科書の定理をひと通り整理しておくだけでも大きく変わります。 高校の授業で丁寧に扱われることが多い分野なので、定期テストのタイミングで確実に定着させておくのがベターです。

複数の情報を読んで状況を掴む「文脈読解」の鍛え方

2026年以降の共通テスト数学で顕著なのが、長い問題文を読みながら数式に落とし込むスタイルの設問です。

「会話形式で2人が議論している内容から、正しい式を選ぶ」といった問題は、数学の知識があっても文章の読み方を知らないとつまずきます。

対策としては、問題を解くたびに「問題文が何を聞いているか」を一文で要約する練習が効果的です。 慣れてくると、問題文を見た瞬間に「ああ、これは2次関数の最大値の問題だ」と気づけるようになります。


数学II・B・Cの対策、選択項目ごとの攻略ポイント

微積分の計算問題を解きながら集中する女性のイラスト

数学IIは全問必答——微積分・三角関数の重点ポイント

数学②の試験は「数学II・数学B・数学C」がセットになっています。

このうち数学IIの部分は、どの選択をしても必ず解かなければならない共通部分です。

主な出題範囲は以下のとおりです。

  • 方程式・式と証明(因数定理・複素数の基本)
  • 三角関数(加法定理・2倍角・合成)
  • 指数関数・対数関数(グラフ・計算)
  • 微分・積分の考え方(接線・面積・増減表)

特に微積分は毎年必ず出題される頻出テーマで、配点も重め。 増減表の書き方、面積の計算(積分の基本形)、接線の方程式の求め方はマスターしておきたいポイントです。

三角関数は加法定理から派生する式変形のパターンが多いため、公式の丸暗記よりも「どう変形するか」の流れを理解することが大切です。

選択項目①「数列」は狙い目?高得点ルートを解説

数学Bの「数列」は、等差数列・等比数列・漸化式・数列の和が主な出題範囲です。

漸化式の解法パターンが整理できていれば、比較的得点しやすい項目とも言われています。 特に「特性方程式を使って解く」タイプと「一般項を帰納的に求める」タイプを区別して覚えておくと本番で焦りません。

数列は高校の授業で早い段階から扱われることが多く、定期テストのタイミングで確実に身につけておきやすい項目です。 苦手にしているなら、まず等差・等比の基本公式の確認から始めてみてください。

「ベクトル」vs「統計的な推測」どっちを選ぶべきか

数学Cの「ベクトル」と数学Bの「統計的な推測」は、選択する受験生が多い2項目です。

ベクトルは「位置ベクトル・内積・図形への応用」が中心。 図形と絡めた問題が多く、「内積=0なら垂直」「共線条件」などの基本事項を使いこなす練習が必要です。 計算量は多めですが、解法のパターンが決まっているため、演習を積めば安定しやすいです。

統計的な推測は「仮説検定・信頼区間・確率分布」が出題範囲。 概念の理解が必要で、計算よりも「考え方を正確に覚える」側面が強いです。

学校の授業で「統計的な推測」をしっかり扱ってくれる場合は選択肢になりますが、あまり時間が取れなかった場合はベクトルの方が演習効果が出やすい傾向にあります。 どちらを選ぶかは、学校の進度と自分の得意不得意の両方を踏まえて判断しましょう。


時期別・学習ロードマップ(高2〜高3直前)

カレンダーを見ながら受験勉強のスケジュールを立てる女性のイラスト

高2生の今:基礎定着と授業フル活用のコツ

今、高2でこの記事を読んでいるなら、まずは学校の授業を大切にすることが最大の武器になります。

数学は積み上げ型の教科なので、高2のうちに「数学I・A」の基礎をしっかり固めておくことが、高3での演習スピードに直結します。

定期テストに向けた勉強を「共通テストの基礎インプット期間」と位置づけてみてください。 教科書の例題をただこなすだけでなく、「なぜこの解法を使うのか」を自分なりに言語化する習慣をつけると、応用問題にも対応しやすくなります。

また、数学②の選択項目(数列・ベクトルなど)が授業でいつ扱われるかを担当の先生に確認しておくと、高3の計画が立てやすくなります。

2027年共通テストの日程や出願スケジュールの全体像はこちらをチェックしてください。

2027年共通テストはいつ?令和9年度の日程・出願時期・今後の発表予定まとめ

高3春〜夏:演習量を上げながら弱点を潰す

高3の春になったら、インプットだけでなくアウトプットの比率を意識的に上げていきましょう。

具体的には、問題集の「基礎レベル」はスピードアップして解けるようにしつつ、「発展・応用レベル」の問題に定期的に挑戦するサイクルを作ります。

苦手な単元は夏休みに集中して取り組むのがベストです。 夏休みは時間が取れる一方で、自己管理が難しくなる時期でもあります。 「この夏で2次関数と三角関数は完成させる」といった具体的な目標を設定して取り組むと、ダラけにくくなります。

記述式の問題(他大学入試対策)と並行して、共通テスト形式の問題にも定期的に触れておくと感覚が鈍りません。

2026年の共通テストでは数学が極端に難化した年でした。 難化した試験でどんな問題が出たのかを知っておくことも、対策の参考になります。

【共通テスト2026】平均点は”20〜35点下げ”の見込み|数学IA・物理が難化、得点調整は?ボーダーの考え方

秋以降の直前期:過去問・予想問題の使い方

高3の11月後半から12月にかけては、いよいよ共通テスト対策に本腰を入れる時期です。

この時期にやるべきことは、大きく2つです。

①過去問・予想問題を時間制限ありで解く

本番の70分より少し短い60〜65分でタイマーをセットして解くのがおすすめです。 「時間があれば解けるのに」という状態を少しずつ解消していきます。

②間違えた問題を必ず分析する

「計算ミス」「公式が浮かばなかった」「問題の意味を読み間違えた」——間違いの原因を毎回分けて記録することで、自分の弱点パターンが見えてきます。 直前期は新しい参考書に手を出すより、この分析と復習を繰り返す方が点数に直結します。


数学で差をつける!やってはいけない勉強法

間違えた数学の問題を丸暗記しようとして困惑する女性のイラスト

解答を暗記するだけでは通用しない理由

「この問題の答えは◯◯」という覚え方をしている受験生は要注意です。

共通テストの数学は、問題文の状況設定が毎年変わります。 解法の暗記ではなく、「なぜこのやり方を使うのか」という原理の理解が問われているんです。

たとえば確率の問題なら、公式を当てはめる前に「全体の場合の数はいくつか」「条件を満たす場合はどんなパターンか」を自分の言葉で整理する習慣が大切です。 解答を見て「そうか、そういうやり方か」と納得するだけでなく、何も見ずに再現できるかどうかをセルフチェックしましょう。

時間配分を練習しないまま本番に臨むリスク

「問題を解く力はある」のに本番で時間が足りなくなる——このパターンで失点する受験生は意外と多いです。

共通テストの数学は70分という制限の中で複数の大問を解きます。 どの問題に何分かけるかを事前に計画して、練習の段階から「時計を見ながら解く」癖をつけておく必要があります。

一般的な目安として「大問1問あたり15〜20分」を目安にする受験生が多いですが、自分の得意不得意に合わせて時間配分を調整するのがベターです。 過去問演習のたびに「今日は何分かかったか」を記録しておくと、改善が見やすくなります。

苦手単元を後回しにしたままの「逃げ算」に注意

「ベクトルは苦手だから捨てる」「統計は後で勉強しよう」と先送りにしているうちに、気づいたら直前期になっていた——これが「逃げ算」の典型パターンです。

選択項目があるとはいえ、4項目中3項目は解かなければなりません。 捨てられるのは1項目だけです。

苦手意識のある項目ほど、早めに「どのくらい苦手か」を把握しておくことが大切です。 完全に理解できなくても、基本問題だけは確実に取れる状態を目指すことで、思った以上に点数が安定します。

焦らず、でも後回しにしすぎず。それが数学の合格戦略の核心です。

2027年共通テスト全体の対策方針や現役生・浪人生別のアドバイスは、こちらの記事でまとめています。

2027年共通テストの要項はもう出た?日程・科目・現役生と浪人生の対策をわかりやすく解説


Q&A

窓辺の受験生の机の上に参考書とハーブティーがのっている。受験生をイメージしたイラスト

Q. 数学Aは全分野を勉強しないといけませんか?

A. 数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」「数学と人間の活動(整数)」の3分野で構成されていますが、共通テストでは主に「図形の性質」と「場合の数・確率」から出題されます。整数分野は出題されることもありますが比重は低めです。まず上記2分野を確実に固めることを優先しましょう。

Q. 数学②の選択項目、どれを選べばいいかわかりません。

A. まず「学校の授業でどの項目まで扱うか」を数学の先生に確認してください。授業でしっかり扱われる項目を選ぶのが基本です。選択肢がある場合は、過去問を使って各項目を一度解いてみて、自分が得点しやすいものを選ぶとよいでしょう。

Q. 数学が苦手でも70点以上取れますか?

A. 取れます。ただし「全問正解を目指す」のではなく「確実に取れる問題を落とさない」戦略が重要です。問題によって難易度差があるため、解ける問題から先に手をつけて確実に得点する練習を積み重ねましょう。

Q. 共通テストの数学に記述問題はありますか?

A. 共通テストは全問マーク式です。記述問題はありません。ただし、解くための計算過程は問題用紙の余白を使って自分で書く必要があるため、日頃から「解答過程をきちんと書く」練習をしておくと試験中の思考が整理されやすくなります。

Q. 過去問はいつから解き始めればいいですか?

A. 形式に慣れる目的なら高3の夏休みから少しずつ始めても問題ありません。本格的な時間制限ありの演習は、高3の11月以降が一般的です。それまでは基礎力の底上げを優先しましょう。

Q. 数学Iと数学I・Aはどちらを受けるべきですか?

A. 志望大学が「数学I・A」を指定している場合は当然数学I・Aを選択します。特に指定がなければ、数学I・Aの方が配点の高い出題が多く、高得点を狙いやすい場合があります。志望校の募集要項を確認してから決めましょう。

Q. データの分析はどう対策すればいいですか?

A. 平均値・中央値・分散・標準偏差・相関係数の意味と計算方法を確実に覚えた上で、箱ひげ図や散布図の読み取り問題に慣れておくことが大切です。計算より「グラフ・表から正しく読み取る」練習が得点に直結します。


まとめ

2027年共通テストの数学対策で押さえておきたいポイントを整理します。

数学①(数学I・A)

  • 2次関数・三角比・データの分析が頻出。解法の暗記より「なぜこの方法か」を理解する
  • 数学Aは図形の性質と場合の数・確率を優先的に固める

数学②(数学II・B・C)

  • 数学IIの微積分・三角関数は必答。パターン理解が点数に直結する
  • 選択項目は学校の授業進度を確認してから決める。ベクトルか数列が安定しやすい

学習の進め方

  • 高2のうちに基礎固め。定期テストを共通テスト対策と連動させる
  • 高3の夏で苦手単元を集中的に潰す。秋以降は時間制限ありの過去問演習に切り替える
  • 間違えた問題は原因を分類して記録する習慣をつける

数学は正しい方向で継続すれば、着実に伸びる教科です。 焦らず、少しずつ積み上げていきましょう。

▶英語は毎年比較的安定した平均点を維持していますが、油断は禁物。得点を固めるための具体的な勉強法はこちらにまとめています。 → 2027年共通テスト英語の対策|リーディング・リスニングで点を取る勉強法


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