📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- スペースXは2026年6月12日(予定)にナスダックへ上場。ティッカーは「SPCX」。
- 日本からの公募参加はほぼ不可能だが、上場初日以降に日本のネット証券で普通に買える。
- 初日の高値掴みに注意。NISAの成長投資枠活用を視野に、指値注文で落ち着いて対応を。
「スペースX、ついに上場するって聞いたけど……日本から株って買えるの?」
そんな疑問、すごく多いです。
ロケットを飛ばしている会社がナスダックに上場する。しかも評価額が300兆円を超えるかもしれないという、史上最大規模のIPO。
気になって当然だし、乗り遅れたくない気持ちも、よくわかります。
でも結論から言うと、「上場前に公募価格で買う」のはほぼ不可能。一方で、「上場後に普通の米国株として購入する」ことは、日本の証券会社から十分にできます。
焦らず、正しく準備することが何より大事。今回は、スペースXのIPOについて、日本人が知っておくべきことをまとめました。

スペースXが上場!でも何が違うの?

ついにS-1提出!上場確定の意味
2026年5月20日、スペースX(Space Exploration Technologies Corp.)がアメリカの証券取引委員会(SEC)に「S-1」と呼ばれる目論見書を正式に提出しました。
S-1は、企業が株式を一般投資家に販売するための公式書類です。
これが公開されたということは、「上場の噂」が「確定した事実」に変わったということ。今のところ、2026年6月12日のナスダック上場が有力視されています。ティッカーシンボル(株の略称)は「SPCX」となる見込みです。
主幹事証券はゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなどが名を連ねています。
誤解注意:スターリンク単独上場ではなく「SpaceX本体」
以前から「スターリンク(衛星通信事業)だけが独立して上場する」という情報が広まっていました。
ただ、それは過去の話。
今回公開されたS-1によると、スターリンクはスペースX本体の中核事業として留まり、本体ごと上場することが確認されています。
スターリンクは2025年に約123億ドル(約1.8兆円)の売上を記録しており、スペースX全体の収益の約70%を支える大きな柱になっています。単独で切り離すより、本体の評価額を押し上げる形で一緒に上場させた方が有利、という判断があったようです。
xAIとの合併で「宇宙企業」じゃなくなった
ここが今回の最大の注目ポイントです。
2026年2月、スペースXはイーロン・マスク氏が率いるAI企業「xAI」と合併しました。これにより、スペースXの傘下には次のものが入っています。
- ロケット打ち上げ事業(Falcon 9、Starship)
- 衛星通信(Starlink)
- AIモデル「Grok」
- 巨大AIデータセンター「Colossus」
- ソーシャルメディア「X(旧Twitter)」
つまり今回の上場は、「宇宙企業」のIPOではなく、「AI・宇宙・SNSが一体となった巨大テクノロジー企業」のIPOです。
さらに、AI企業Anthropicとの間で、2029年まで月約12.5億ドル規模の計算能力を提供する契約を結んでいることも明らかになっています。
日本から公募価格で買えるの?正直なところ

日本のIPO抽選と米国IPOは仕組みが全然違う
日本でIPOというと、証券会社の抽選に申し込んで「公募価格」で株を買えるシステムをイメージしますよね。
でも、米国のIPOはまったく別の仕組みです。
米国では、新たに発行される株式の大半が、機関投資家(年金ファンドやヘッジファンドなど)や、証券会社の超富裕層顧客に対して、直接配分されます。日本のネット証券を通じて個人投資家に公募株が回ってくることは、構造上ほぼあり得ません。
公募参加はほぼ無理、でも上場後は買える
じゃあ、日本人は完全にアウト?
そんなことはありません。
上場日(2026年6月12日予定)にナスダック市場が開いて株価がついた後は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・moomoo証券などの日本のネット証券から、普通の米国株として購入できます。
AppleやGoogleを買うのと、まったく同じ手順です。
米国口座を直接開けばOK?というのも難しい
「Fidelityなど米国の証券会社に口座を開けば公募に参加できるんじゃ?」と考える方もいます。
ただ、米国の主要証券会社は、日本在住者の口座開設を原則として制限しています。マネーロンダリング対策(KYC)の観点から、米国居住者・米国籍保有者以外を受け付けないケースがほとんどです。
仮に口座を開けたとしても、公募株の配分を受けるには数億円規模の優良顧客であることが前提なので、このルートは一般個人には現実的ではありません。
老後のお金を米国株でコツコツ増やす考え方については、こちらも参考にしてみてください。
→ 米国で「401kミリオネア」が続々誕生!投資を続ける人が報われる時代へ
上場初日に買うための事前準備

まず証券口座の確認から
スペースXの上場初日(6月12日予定)に投資したい場合、少なくとも2〜3週間前には口座開設を終わらせておく必要があります。
審査や書類の確認に時間がかかるため、直前に焦っても間に合わないことがあります。
すでに口座を持っている場合でも、「米国株式取引口座」が開設済みかどうかを確認しておきましょう。
NISA(少額投資非課税制度)を活用したい方は、「成長投資枠」の残額も併せてチェックを。
円貨決済と外貨決済、どっちがいい?
米国株を買う際の支払い方法には2種類あります。
円貨決済は、円のまま米国株を買う方法。証券会社が自動でドルに換えてくれるので手間がかかりません。ただし、約定時の為替レートに証券会社の手数料(スプレッド)が上乗せされます。
外貨決済は、事前にドルに両替してから購入する方法。タイミングを自分で選べるので為替コストをコントロールしやすく、値動きの激しい上場初日には特に有効です。
スペースXのIPO初日のような注目度の高い場面では、事前にドルを準備しておく外貨決済の方が、スピードとコスト両面で有利です。
指値注文が大事な理由
IPO上場初日は、世界中から注文が殺到します。
株価が乱高下しやすく、成行注文(価格を指定せず「今すぐ買う」)だと、意図しない高値で約定してしまうリスクがあります。
指値注文(「◯ドル以下なら買う」と上限を決める注文方法)を使えば、想定外の価格で買わされるリスクを防げます。
初日に全資金を一括で突っ込むのは避け、「まず少し買って様子を見る」くらいの余裕を持った動き方がおすすめです。
どの証券会社で買う?特徴まとめ

SBI・楽天・マネックスの特徴
日本の主要ネット証券はいずれも、過去の大型米国IPO銘柄を上場初日から取り扱ってきた実績があります。
SBI証券は業界最大手の顧客基盤を持ち、NISA口座との連携もスムーズ。初心者にも使いやすいアプリが魅力です。
楽天証券は楽天ポイントを米国株の購入に使えたり、手数料がポイントバックされたりと、楽天経済圏のユーザーに向いています。
マネックス証券はプレマーケット・アフターマーケット(時間外取引)への対応に強みがあります。「銘柄スカウター」などの分析ツールが無料で使えるのも魅力です。
moomooを選ぶメリット
moomoo証券は、機関投資家レベルの詳細なデータ(資金流入情報・板情報など)をリアルタイムで確認できるのが強みです。
手数料は約0.132%と業界最安水準で、一部銘柄は24時間取引にも対応しています。
値動きの激しいIPO初日に、細かなデータを見ながら判断したい方に向いています。
NISA成長投資枠は使える?
SpaceXが主要ネット証券で取り扱いを開始すれば、原則として新NISAの「成長投資枠」の対象となる見込みです。
ただし、上場初日は株価変動が大きいため、証券会社によっては「初日のみNISA口座での買い注文を制限し、特定口座(課税口座)でのみ取引を許可する」といった独自ルールを設けることがあります。
上場日が近づいたら、各社の公式アナウンスを必ず確認してください。
iDeCoとNISAを組み合わせた老後の資産形成については、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ iDeCo「50歳以上の追加拠出枠」自民党が提言!氷河期世代に朗報?わかりやすく解説
上場前・様子見したい人の選択肢

Googleを通じた間接投資という考え方
「上場直後の値動きはちょっと怖い」という方には、間接投資という選択肢があります。
Googleの親会社であるAlphabet(ティッカー:GOOGL)は、スペースXに対して過去の資金調達ラウンドから出資を続けており、現在も約5%程度の株式を保有していると推定されています。
スペースXの企業価値が上昇すれば、AlphabetにとってもSwの保有株の含み益が増えるため、株価にポジティブな影響が出る可能性があります。
直接投資と違い、流動性が高く売買しやすいのがメリットです。
DXYZなど関連ETFの落とし穴
スペースXへの間接投資として「DXYZ」という名前を目にすることがあります。
DXYZはスペースX株を約16.2%保有するETF(上場投資信託)ですが、注意が必要です。
DXYZは「閉鎖型ファンド(CEF)」という構造を持っていて、ファンドが保有する実際の資産価値(NAV)に対して、数十〜数百%も割高な「プレミアム価格」で取引される性質があります。スペースXのIPO発表で急騰したとしても、それはNAVの増加ではなくバブルである可能性が高く、安易な購入は避けた方が賢明です。
焦って飛びつかなくていい理由
「史上最大のIPO」「乗り遅れたらもったいない」……SNSやYouTubeには、そんな煽り情報があふれています。
でも、投資に「絶対」はありません。
スペースXのバリュエーション(評価額)は1.75兆〜2兆ドルと想定されており、2025年の実際の売上高(186.7億ドル)と比べると、すでに将来の壮大な成長が「先取り」された価格です。
上場直後に株価が乱高下した後、落ち着いたタイミングで少しずつ買い始める方が、初心者にとってはリスクを抑えた堅実な戦略になります。
節税対策として先に取り組んでおくことも大切です。ふるさと納税の上限を正しく把握して損をしないようにしておくと、投資に回せるお金が増えます。
→ ふるさと納税、損してない?年収・家族構成で変わる「上限額」の正しい把握法
知っておきたいリスク3つ
①バリュエーションが高すぎる問題
評価額1.75兆〜2兆ドルは、Appleに次ぐ全米トップクラスの規模。しかし2025年の売上高は186.7億ドルで、純損失も出しています。
この評価額には「AIデータセンターの覇権」「Starlinkの完全普及」「Starshipによる火星移住計画」といった、まだ実現していない壮大な未来が織り込まれています。
成長が少し鈍化するだけで株価が大きく調整されるリスクがあります。
②ロックアップ解除後の売り圧力
IPO後90〜180日(2026年9〜12月頃)には、「ロックアップ」と呼ばれる、内部関係者や初期投資家が株を売れない期間が終わります。
この解除タイミングで大量の売り注文が出ることが多く、株価に下落圧力がかかりやすくなります。
上場初日に全力で買うより、ロックアップ解除後まで分けて購入する「時間分散」の方が安心です。
③イーロン・マスク依存リスク
スペースXのブランド価値・革新性・優秀な人材を引きつける力の多くは、イーロン・マスク氏個人のカリスマに依存しています。
健康問題、他社(TeslaやNeuralinkなど)へのリソース分散、規制当局との摩擦、SNS上での発言など、さまざまな要因が株価に影響を与え得ます。
Q&A
Q. スペースXの上場日はいつですか?
2026年6月12日のナスダック市場への上場が有力視されています。ただし、SECの審査状況によって数日〜数週間前後する可能性があります。
Q. 日本のネット証券からIPOの抽選に参加できますか?
ほぼ不可能です。米国のIPOは主に機関投資家に配分されるため、日本の個人投資家向けに公募株が回ってくる仕組みではありません。
Q. ティッカーシンボルは何ですか?
「SPCX」となる予定です。
Q. NISAで購入できますか?
主要ネット証券で取り扱いが始まれば、成長投資枠での購入が可能となる見込みです。ただし上場初日のみ制限される場合もあるため、各社のアナウンスを確認してください。
Q. どの証券会社がおすすめですか?
データ分析重視なら「moomoo証券」、時間外取引に強いなら「マネックス証券」、NISAとの連携重視なら「SBI証券」や「楽天証券」が選択肢になります。
まとめ
スペースXのIPOは、ロケット企業の上場にとどまらず、AI・衛星通信・SNSを統合した巨大テクノロジー企業の歴史的な上場です。
日本人が公募価格で買うのはほぼ不可能ですが、上場後に普通の米国株として購入することは、日本の主要ネット証券から十分に可能です。
焦って初日に全力買いするより、落ち着いたタイミングで少しずつ。リスクを理解しながら冷静に判断することが、なりたい自分に近づく投資の第一歩だと思います。
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