📌 この記事が30秒でわかる!3行まとめ
- 2026年4月時点の定期預金金利(平均)は0.7%で、マイナス金利解除前の約10倍に上昇している
- 日銀の段階的な利上げを受けて、企業も個人も普通預金から定期預金へお金を移す動きが広がっている
- 家計の定期預金残高は前年比5.1%増と、普通預金(0.9%増)より伸びが目立っている
最近、ニュースで「定期預金の金利が上がっている」という話を見かけませんでしたか。
正直なところ、「定期預金」と聞くと、なんだか地味で、自分には関係ない話のように感じてしまいますよね。
でも実は、この数字の変化、私たちの毎日のお財布事情にすごく関係しているんです。
「普通預金とどう違うの?」「今、預けたほうがいいの?」
そんな疑問を、今日は一緒にひとつずつ見ていきましょう。

定期預金、いま実は注目されてるって知ってた?

まずは基本のところから、ゆっくり整理していきますね。
定期預金ってそもそも何?普通預金との違い
定期預金とは、1年や3年など、あらかじめ預ける期間を決めてお金を入れる預金口座のことです。
決めた期間が来るまでは、原則としてお金を引き出すことができません。
その代わりとして、いつでも自由に出し入れできる普通預金よりも、高い金利を受け取ることができます。
イメージとしては、「ちょっと不便だけど、その分お得」という感じですね。
将来のための住宅資金や老後資金など、まとまったお金を貯めておきたいときに使われることが多い口座です。
金利が「約10倍」になったってどういうこと?
ここが今日いちばん伝えたいポイントです。
日銀(日本銀行)によると、2026年4月時点での国内銀行などの定期預金金利は、すべての預入期間を平均すると0.7%になりました。
「0.7%って、そんなにすごいの?」と思うかもしれません。
でも、2024年3月にマイナス金利が解除される前の水準と比べると、約10倍にもなっているんです。
これまで、定期預金にお金を入れても、ほとんど利息がつかなかった時代が長く続いていました。
それが今、ようやく「お金を預けると、ちゃんと増える」という状態に戻ってきたということなんですね。
みんな定期預金にお金を移してるって本当?
実は、この動きは個人だけの話ではありません。
企業など法人も、定期預金にお金を移す動きを強めています。
そして家計、つまり私たち個人のレベルでも、同じ傾向が見られます。
2026年4月時点での家計の定期預金残高は、160兆3961億円。
これは前年の同じ月と比べて、5.1%も増えているんです。
一方で、普通預金残高の伸びは0.9%増にとどまっています。
数字だけ見ても、「みんな普通預金から定期預金にお金を移している」という流れがはっきりと見えてきますよね。
なぜ今、定期預金が見直されてるの?

ここからは、「なぜこんな変化が起きているのか」を一緒に整理していきましょう。
日銀の利上げって私たちにどう関係するの?
定期預金の金利は、各金融機関が市場金利の動きに合わせて、自分たちで設定しています。
そして、その市場金利を大きく動かしているのが、日銀の政策金利です。
日銀は段階的に利上げを進めてきました。
その結果として、各銀行が定期預金の金利を引き上げる動きが広がっているんです。
つまり、「日銀の利上げ」というニュースを見たときには、「自分の預金の金利にも、いずれ関係してくるかもしれない」と思っておくと良さそうです。
物価が上がると普通預金はどうなるの?
ここで少し気になるのが、インフレ(物価の上昇)との関係です。
普通預金の金利は、物価上昇率を大きく下回っているのが現状です。
たとえば、普通預金にお金を置いたままにしておくと、利息はほとんどつかないのに、スーパーでの買い物代はどんどん上がっていく……という状況になりかねません。
これは、いわゆる「お金の価値が実質的に目減りしている」状態です。
通帳の数字は変わらなくても、そのお金で買えるものは少しずつ減ってしまうんですよね。
法人もお金を移してるってどういうこと?
先ほども触れましたが、企業などの法人も、普通預金から定期預金へお金を移す動きを強めています。
これは、企業が「同じお金を置いておくなら、少しでも金利の高いところに」と考えているということ。
個人と法人、どちらの立場でも、「お金の置き場所」を見直す動きが広がっているのが、今の2026年の特徴と言えそうです。
知らないと損!定期預金の意外な事実

ここまで読んで、「なるほど、定期預金が見直されてるんだ」と思った方も多いはず。
ここでは、もう少し具体的に、知っておくと得する情報を見ていきますね。
期間によって金利が違うって知ってた?
日銀が公表している「全ての預入期間の平均で0.7%」という数字は、あくまで平均値です。
実際には、預ける期間が長いほど、一般的に金利が高くなる傾向があります。
たとえば、1年もの・3年もの・5年ものなど、それぞれ違う金利が設定されているケースが多いんです。
「平均0.7%」という言葉だけで判断せず、実際に自分が利用している銀行で、期間ごとの金利を確認してみることが大切です。
「いつでも出し入れできない」のはメリットにもなる
定期預金は、決めた期間まで原則お金を引き出せません。
これだけ聞くと、デメリットのように感じる方もいるかもしれません。
でも、見方を変えると、「うっかり使ってしまう」のを防げるという側面もあります。
「気づいたらお財布の中身が減っていた」という経験、誰でも一度はありますよね。
将来のための資金を、あえて「すぐには使えない場所」に置いておくことで、自然と貯蓄が続けやすくなるという考え方もあるんです。
ネット銀行と店舗型銀行、どっちがいいの?
金利の動きを受けて、ネット銀行を中心に、定期預金の金利を引き上げる動きも見られます。
一般的に、ネット銀行は店舗を持たない分、コストを抑えられるため、定期預金や普通預金の金利が高めに設定される傾向があります。
一方で、店舗型銀行には、窓口で相談できる安心感というメリットもあります。
「金利の高さ」だけでなく、「自分にとって使いやすいかどうか」も含めて選ぶのが良さそうです。
私たちの生活にどう関係するの?

ここからは、もう少し「自分ごと」として考えてみましょう。
将来のための貯蓄、定期預金は選択肢になる?
住宅資金や老後資金など、「使う時期がだいたい決まっている」「すぐには使わない」というお金がある場合、定期預金は選択肢のひとつになり得ます。
普通預金にそのまま置いておくよりも高い金利を受け取れる可能性がありますし、原則として引き出せない仕組みが、結果的に貯蓄を守ってくれることもあります。
ただし、定期預金だけが正解というわけではありません。
個人向け国債など、他の選択肢と比べながら考えるのもおすすめです。
▶ 銀行に預けっぱなしで本当に大丈夫?という疑問がある方は、こちらの記事もチェックしてみてください。 → 【2026年最新】銀行に預けっぱなしは損?現金・預金を守る「個人向け国債」と高金利定期の新常識
急な出費に備えるならどうすればいい?
一方で、急な出費に備えるためのお金は、すぐに引き出せる普通預金に置いておくのが安心です。
「絶対に使わないお金」と「いつ必要になるかわからないお金」を分けて考えることが、お金の置き場所を考えるうえでの第一歩になります。
たとえば、生活費の数カ月分を普通預金に残しておき、それ以外のお金を定期預金に振り分ける、という考え方もありますね。
定期預金を始める前に知っておきたいこと

最後に、これから定期預金を検討する方に向けて、実践的なポイントをお伝えします。
少額からでも始められるって本当?
定期預金は、まとまった大金がないと始められない、というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし実際には、少額から始められる定期預金も多くあります。
「とりあえず試してみたい」という方は、まず少額で預けてみて、利息がどのくらいつくのかを体感してみるのも良い方法です。
預け先を選ぶときのチェックポイント
預け先を選ぶときは、以下のようなポイントを確認しておくと安心です。
- 預入期間ごとの金利を確認する
- 中途解約した場合の条件を確認する
- ネット銀行か店舗型銀行か、自分にとって使いやすい方を選ぶ
企業の動きを見ても、今は「お金の置き場所」を見直すタイミングだと言えそうです。
▶ 企業の定期預金の動きについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。 → 日本企業が25兆円を定期預金に預けた衝撃の理由|金利上昇時代にどう動く?
Q&A

Q. 定期預金と普通預金、どちらにお金を入れるべき?
A. 「すぐに使う予定があるか」で考えるのがおすすめです。すぐに使う予定のないお金は定期預金、急な出費に備えるお金は普通預金、というように分けて考えると整理しやすくなります。
Q. 定期預金の金利は、これからも上がっていきますか?
A. 金利は、日銀の政策金利の動きなど、市場の状況によって変わります。今後どうなるかを確実に予測することはできませんが、最新の金利情報はこまめにチェックしておくと安心です。
Q. 定期預金に預けたお金は、期間中に絶対に引き出せないの?
A. 銀行によっては、期間中でも条件付きで引き出せる場合があります。ただし、その場合は当初予定していた金利よりも低くなることが一般的です。詳しい条件は、各銀行に確認してみてくださいね。
まとめ
今回は、定期預金の金利がどのくらい変わったのか、そしてその背景について見てきました。
2026年4月時点での定期預金金利は、平均で0.7%。
2024年3月のマイナス金利解除前と比べると、約10倍の水準になっています。
その背景には、日銀の段階的な利上げがあります。
そして、企業だけでなく、私たち個人のレベルでも、普通預金から定期預金へお金を移す動きが進んでいます。
「定期預金、ちょっと地味だな」と思っていた方も、この機会に自分のお金の置き場所を、一度見直してみるのも良いかもしれませんね。
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