・停止中はコンビニATMや他行ATMでもみずほのカードは使えなくなる。
・事前に現金を引き出す・電子マネーを活用するなど、「先読み」の習慣が大切。
週末にATMへ行ったら「サービス休止中」の画面が表示されていた……。
そんな経験、したことありませんか?
みずほ銀行のATMは、システムメンテナンスのタイミングで、銀行の窓口はもちろん、
コンビニのATMでもカードが使えなくなります。
しかも「他の銀行に行けばいいじゃん」と思っても、それもダメ。
みずほのカードは、メンテナンス中はどこへ行っても使えなくなるんです。
「知らなかった!」では済まない、この停止の仕組みと対策を、今日はまるごと解説しますね。

みずほ銀行ATM、2026年はいつ使えなくなる?
直近の停止スケジュールはこれ
みずほ銀行の公式サイトによると、2026年の直近の停止スケジュールは以下の通りです。
【サービス休止時間】
2026年5月2日(土)22:00 〜 2026年5月3日(日)17:30
ゴールデンウィークのど真ん中ですね。
土曜日の夜から日曜日の夕方まで、約20時間近くATMが完全に止まります。
旅先で「ちょっと現金が足りない」と思ってATMを探しても、みずほカードは使えません。
事前に気づいていないと、かなり焦る場面になりそうです。
コンビニATMも他行ATMも全滅

これが、みずほのメンテナンス停止の一番の「落とし穴」です。
セブン銀行、ローソン銀行、E-netといったコンビニATMでも、みずほのカードは使えなくなります。
三菱UFJや地方銀行のATMに行っても同じ。どこへ行っても、みずほのカードは使えない状態になります。
「銀行が違えば大丈夫でしょ」という思い込みが、週末に大ピンチを招くんです。
停止スケジュールの確認方法
みずほ銀行は、公式サイトの「重要なお知らせ」ページで停止予定を事前に告知しています。
2026年以降も複数回のメンテナンスが予定されているので、みずほ口座を使っている方は定期的にチェックしておくのがおすすめです。
なぜこんなに長く止まるの?巨大システム刷新の舞台裏
1151億円をかけた「心臓部の入れ替え」

そもそも、なぜこんなに頻繁にATMが止まるのでしょうか。
理由は、銀行システムの根幹を支える「勘定系システム」の更新作業が続いているからです。
勘定系システムというのは、口座の残高管理や振り込みの処理など、銀行のあらゆるお金の動きを管理する巨大なコンピューターシステムのこと。
人間に例えるなら、心臓や脳にあたる、最も重要な部分です。
この心臓部を入れ替える作業は、当然ながらシステムを一時的に止めないとできません。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になるわけです。
MINORIという名の「IT界のサグラダ・ファミリア」
みずほ銀行は過去の大規模障害を受けて、約4000億円以上をかけて「MINORI(みのり)」という新しい勘定系システムを開発しました。
2019年にようやく完成した、まさに世紀のビッグプロジェクトです。
開発規模や参加したITベンダーの多さから、業界では「IT界のサグラダ・ファミリア」と呼ばれていたこともあるくらいです。
完成したMINORIへの移行を安全に進めるために、今も段階的なシステム更新と確認作業が続いています。
長期間にわたるメンテナンスは、その「安全確認」の一環です。
止めることが「リスク管理」になっている

「止めるのが一番安全」というのも、みずほ銀行の考え方の一つです。
2021年に大規模な障害が起きた際、準備不足のままシステムを動かし続けたことで、
ATMにカードが吸い込まれたまま返ってこなくなったという前例があります。
その反省から、今は慎重に、計画的にメンテナンスを実施するようになっています。
「止まる」のは不便ですが、「突然壊れる」よりはずっとマシ、という判断です。
みずほ銀行の「システム障害の歴史」を知っておこう
第1章・2002年:開業初日の大惨事
みずほ銀行が誕生したのは2002年4月1日のこと。
第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行という3つの都市銀行が合併して誕生しました。
ところが、その開業初日からシステム障害が発生します。
ATMが使えなくなり、口座振替が250万件も遅延し、二重引き落としが3万件以上発生するという、まさに前代未聞の大混乱でした。
開業を祝うどころか、復旧に4月末までかかったというのだから驚きですよね。
原因は、旧3行のシステムをつなぐ「リレーコンピューター」にバグがあったこと。
合併前に十分なテストができていなかったとも言われています。
第2章・2011年:東日本大震災と義援金の殺到
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
その3日後の3月14日、テレビが義援金の受け付けを呼びかけると、
みずほ銀行の口座に振り込みが殺到します。
1日だけで約38万件もの振り込みが未処理になり、全国のATMが停止するという事態に。
震災という非常時に、銀行のシステムまで機能しなくなるという、二重の混乱が起きました。
第3章・2021年:12カ月で11回という衝撃
記憶に新しい方も多いかもしれません。2021年2月から2022年2月の間に、みずほ銀行はなんと11回ものシステム障害を起こします。
特に深刻だったのは2021年2月28日の障害で、全国のATMの約7割にあたる4318台が一時停止。
5244件ものATMにカードや通帳が飲み込まれたまま返ってこないという事態になりました。
その日が日曜日だったため、ATMの前で立ち往生した人が続出。
最終的にカードが全件返却されるまで、2カ月近くかかりました。
この一連の障害を受けて、金融庁はみずほ銀行に業務改善命令を発出。
経営トップが引責辞任するという、異例の事態にまで発展しました。
私たちの日常生活への影響、どう向き合う?
一番困るのは「週末の現金不足」

ATMが止まって一番困るのは、週末に現金が足りなくなるシチュエーションです。
たとえば、土曜の夜に友人と外食することになったとき。
スーパーで急な買い物をしたいとき。
旅行先で急に現金が必要になったとき。
キャッシュレスが普及したとはいえ、まだまだ現金しか使えないお店もあります。
特に地方や個人店では「現金のみ」の場面が少なくないですよね。
年末年始やゴールデンウィークが要注意
メンテナンスのタイミングは、連休に重なることが多い傾向があります。
年末年始は窓口が休業になるうえにシステムメンテナンスも入ることがあり、
ATMの使える時間が大幅に短縮されます。
特に1月1日〜3日は、みずほ銀行のシステム停止と重なると取引が一切できなくなる可能性があるため、12月29日までに現金を確保しておくのが安全策とされています。
ゴールデンウィークも同様で、連休前の平日に余裕を持って動いておくのが鉄則です。
「止まっても困らない」ための5つの対策
対策① 停止前日までに現金を引き出す
一番シンプルで確実な方法です。
みずほ銀行の公式サイトで停止予定を確認して、前日または前々日の平日に現金を引き出しておきましょう。
週末に備えるなら金曜日のうちに動くのがベストです。
対策② PayPayなどの電子マネーにチャージしておく
みずほ銀行の口座からPayPayやSuicaなどにあらかじめチャージしておけば、ATMが止まっていても決済できます。
銀行口座の残高を電子マネーに「移しておく」イメージですね。
コンビニや外食でのちょっとした支払いなら、電子マネーだけで十分乗り切れます。
対策③ 別の銀行口座を持っておく
三菱UFJ銀行や三井住友銀行など、別の銀行口座をサブとして持っておくと安心です。
みずほのメンテナンス中でも、他行のカードなら普通に使えます。
「1つの銀行だけに頼らない」という習慣は、いざというときの保険になります。
対策④ みずほ公式サイトのお知らせをブックマーク
みずほ銀行の公式サイト(https://www.mizuhobank.co.jp)の「重要なお知らせ」ページは、ぜひブックマークしておいてください。
停止スケジュールは事前に告知されるので、定期的にチェックするだけで防げる「うっかり」がぐっと減ります。
対策⑤ 家族に共有する
「今週末みずほのATM止まるよ」と家族にひと言伝えておくだけで、家族全員が安心できます。
特に現金を使いやすいご高齢の家族がいる場合は、早めに声をかけておくと親切ですね。
お金のことって、ちょっとした「気にかけ合い」が大切だと思います。
最近は給付金や生活費など、「お金をいつもらえるか」「いつ使えるか」を把握しておくことがますます重要になっていますよね。気になる方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 【2025年最新】非課税世帯の3万円給付金はいつもらえる?7万円との違いもわかりやすく解説
よくある質問
Q. メンテナンス中、みずほのカードで他の銀行ATMは使えますか?
使えません。みずほ銀行のメンテナンス中は、自行のATMだけでなく、セブン銀行・ローソン銀行などのコンビニATMや、他の銀行のATMでも、みずほのキャッシュカードは一切使えなくなります。メンテナンス前に現金を用意しておくのが唯一の対策です。
Q. みずほのATMが止まる日はどこで確認できますか?
みずほ銀行の公式サイト(https://www.mizuhobank.co.jp)の「ATM・店舗のご案内」ページに、サービス休止のお知らせが掲載されます。連休前には必ず確認する習慣をつけておくと安心です。
Q. ネットバンキングも同時に止まりますか?
メンテナンスの内容によって異なりますが、ATMが全面停止する大規模メンテナンスの際は、みずほダイレクト(ネットバンキング)も一部または全部が使えなくなることがあります。振り込みや残高確認も同様に制限されるため、事前に確認しておきましょう。
Q. みずほ銀行はまたシステム障害を起こしますか?
2021年の一連の障害を受けて、みずほ銀行は体制を大きく見直しました。現在は計画的なメンテナンスを実施することで、突発的な障害を防ぐ運用に切り替えています。ただし、どんな銀行のシステムでも100%安心とは言い切れないため、複数の口座や電子マネーを使い分けておく「分散」の習慣は大切です。
まとめ
今回は、みずほ銀行のATMが突然使えなくなる理由と対策についてまとめました。
- みずほ銀行は定期的なシステムメンテナンスのため、ATMを計画的に停止している
- 停止中はコンビニATMも他行ATMもみずほカードは使えない
- 2002年・2011年・2021年と大規模障害を繰り返してきた歴史がある
- 対策は「前日に現金を引き出す」「電子マネーを使う」「別口座を持つ」の3つが基本
ATMが使えないことで慌てないためには、ちょっとした「先読み」の習慣が一番の防衛策です。
知っていれば怖くない。そう思って、ぜひ今日から意識してみてくださいね。
2025年はさまざまな社会的な出来事があり、生活にまつわるニュースが多い一年でもありました。振り返りたい方はこちらもどうぞ。
→ 2025年 10大ニュース|昭和100年の節目を振り返る
スマホが使えないと本当に困る…その前に
ATMが使えない日って、現金不足だけじゃなくて
スマホで残高確認したり、キャッシュレス決済を使ったりと
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