30秒でわかるまとめ
- ゆうちょATMの引き出しは「1日の限度額(口座側・標準50万円)」と「1回の上限(ATM側・郵便局は100万円、ファミマは20万円)」が別物。
- 2026年8月17日から、暗証番号だけの1日上限は最大200万円→最大50万円に引き下げ。一度50万円以下に下げると暗証番号だけでは戻せない。
- 50万円は通常ATM、100万円以上はATM生体認証(最大500万円)、200万円超は窓口+事前連絡が現実的。
「ゆうちょATMって、結局1日にいくらまで引き出せるの?」
「50万円までって書いてあるけど、100万円必要なときはどうすればいいの?」
こんな疑問、ありますよね。私も実家のことでまとまったお金を動かそうとしたとき、ATMの前で「あれ、これ以上出せない」と固まった経験があります。
先に結論だけ言うと、ゆうちょATMには 「1日の限度額」と「1回に引き出せる金額」という別々の上限 があって、ここを混同すると「限度額まで余裕があるのに出せない!」と焦ることになります。
この記事は、2026年8月17日のゆうちょ銀行の制度変更を反映した最新の内容です。「窓口に行けば200万円まで上げられる」という以前の情報のまま動くと、今はうまくいきません。必要な金額別に「どうすればいいか」を先回りで整理していくので、自分のケースに当てはめて読んでみてくださいね。
ゆうちょATMはいくらまで引き出せる?まず結論

最初に、いちばん知りたいところから答えます。
通常は1日50万円が基本
特に手続きをしていない標準設定のゆうちょ口座なら、ATMでの引き出しは1日あたり50万円までです。
ここで注意したいのは、この50万円という枠は「現金の引き出しだけ」ではないこと。ゆうちょ銀行あての送金(振込)、税金や公共料金のPay-easy(ペイジー)払い、デビットカードでの支払いなども、すべて同じ「1日50万円」の枠を一緒に使っていきます。
たとえば午前中にATMで30万円引き出して、午後にゆうちょ宛てで25万円送金しようとすると、合計55万円で枠を超えてしまう、というイメージです。
ただし例外もあります。認証方法や、以前から設定していた限度額によって、上限が違うケースがあるんです。
- スマホの「ゆうちょ通帳アプリ」によるATM生体認証を併用すると、1日最大500万円まで設定できる
- 2026年8月16日以前から50万円を超える限度額に設定していた口座は、その額がそのまま引き継がれている
つまり「私はいくらまで?」は人によって違うので、心配な人は通帳アプリやゆうちょダイレクトで自分の設定額を確認しておくと安心です。
「1日の限度額」と「1回の限度額」は違う
ここがこの記事でいちばん大事なポイントです。
- 1日の限度額 … 口座側に設定されている「その日に使える上限」(ソフトの制限)
- 1回の限度額 … 目の前のATMの機械の仕様で決まる「1回の操作で出せる上限」(ハードの制限)
たとえば1日の限度額が50万円でも、ファミリーマートなどにある小型のゆうちょATMは1回20万円までしか出せません。だから50万円を出すには、
20万円 + 20万円 + 10万円
と3回に分けて操作する必要があります。これを「勝手に限度額を下げられた」と勘違いする人がすごく多いんですが、そうではなくて「機械の1回あたりの上限」に当たっているだけなんです。
この2つを分けて考えられるようになると、ATMの前で慌てずにすみます。次の「必要な金額別・どうすればいい?」早見表を、まず頭に入れておいてください。
#### 必要な金額別・どうすればいい?早見表
| 今日必要な現金 | まず考えたい方法 |
|---|---|
| 〜20万円 | ATMを選ばず比較的対応しやすい |
| 30〜50万円 | 郵便局・ゆうちょ銀行の通常ATMが便利 |
| 100万円 | ATM生体認証など利用条件を確認 |
| 200万円 | ATMより窓口も検討 |
| 500万円 | 窓口+事前確認を推奨 |
金額が大きくなるほど「ATMだけで完結させようとしない」のがコツ、というのが全体像です。
2026年8月17日からATMの限度額ルールが変わった

「前に調べたときと話が違う」と感じた人は、この章を読んでください。
暗証番号だけなら最大200万円→50万円へ
2026年8月17日、ゆうちょ銀行は キャッシュカードと暗証番号だけで引き出す場合の1日の上限を、従来の最大200万円から最大50万円に引き下げ ました。磁気ストライプのカードでも、ICキャッシュカードでも、暗証番号だけの取引ならこの50万円が上限になります。
対象は、これから口座を作る人や、限度額の変更を希望する人です。
以前は「ICキャッシュカードなら申請すれば200万円まで設定できる」という案内が一般的でした。だから「窓口に行けば200万円まで上げられる」と思っている人がいても不思議ではありません。でも今は、暗証番号だけの取引ではそこまで戻せなくなっています。50万円を超える枠が必要なら、後で説明する「ATM生体認証」という別の手段が必要です。
すでに50万円超に設定していた人はどうなる?
「私、前に窓口で100万円に上げてもらったんだけど…」という人もいますよね。
2026年8月16日以前にすでに50万円を超える額(100万円や200万円など)を限度額に設定していた口座は、改定で自動的に50万円へ引き下げられることはなく、設定済みの額がそのまま引き継がれます。
なので、昔から高めに設定している人は、今すぐ何かしなければいけないわけではありません。ただ、防犯の観点で「そんなに高くなくてもいいかな」と思ったら、自分で引き下げることはできます。
一度50万円以下に変更した場合の注意点
ここは今回いちばん知られていない、大事な注意点です。
2026年8月17日以降のルールでは、一度でも限度額を50万円以下に引き下げると、暗証番号だけの取引ではもう50万円超に戻せません。窓口で本人確認をしても、暗証番号だけの枠は50万円が上限のままです。
これは、特殊詐欺の被害者が犯人に電話で誘導されて限度額を上げてしまうケースを防ぐための仕組みだと考えられます。
ポイントは、下げること自体はまったく問題ない ということ。普段10万円くらいしか使わない人なら、低めに設定しておくほうが防犯になります。ただ「知らないうちに戻せなくなっていた」を避けるため、下げる前に「今後まとまった現金をATMで出す予定があるか」だけ考えておけば大丈夫です。
ゆうちょATMは1回いくらまで引き出せる?

ここからは「1回の操作でいくらまで?」の話です。使うATMの種類でかなり変わります。
郵便局・ゆうちょ銀行の通常ATM
郵便局やゆうちょ銀行の店舗にある通常のゆうちょATMは、1回の操作で100万999円まで 引き出せます。
「なぜ999円?」と思いますよね。これは硬貨を出す機能が999円まで対応しているからで、紙幣100万円+硬貨999円で「100万999円」という中途半端な数字になっています。
さらに大事なのが紙幣の枚数制限で、一万円札・千円札を合わせて1回100枚まで。つまり全部一万円札で出しても100枚=100万円が物理的な上限です。1日の限度額をそれ以上に設定していても、1回で出せるのは100万円までなので、200万円なら「100万円」を2回、という操作になります。
手数料は、平日も土日祝も終日無料。ただし硬貨をやりとりする取引は平日7:00〜18:00のみで、別途「ATM硬貨預払料金」がかかるので、大量の小銭を出すのはあまり得ではありません。
ファミマなど小型ATMは1回20万円
コンビニ(主にファミリーマート)にある緑色の小型ゆうちょATMは、筐体が小さいぶん中身の仕組みも違います。
- 1回の引き出しは20万円まで
- 一万円札・千円札とも各20枚まで
- 硬貨は一切扱えない(千円単位のみ)
だから、1日の限度額が50万円あっても、小型ATMで50万円出すには 20万円+20万円+10万円の3回操作 が必要です。「1日50万円までなのに20万円しか出せない!」と焦らなくて大丈夫。これは限度額が減ったのではなく、機械の1回上限に当たっているだけです。
まとまった金額をおろすなら、最初から郵便局の通常ATMに行くほうがラクです。
コンビニATMは手数料にも注意
セブン銀行、ローソン銀行、イーネットなどの提携ATMでゆうちょのキャッシュカードを使う場合、1回の引き出し上限は20万円ほどで、手数料がかかります。平日8:45〜18:00と土曜9:00〜14:00は220円、それ以外の時間帯は330円です。
ここで気をつけたいのが、1回20万円しか出せないということは、大きい金額だと何度も操作することになり、そのたびに手数料がかかる という点。たとえば深夜に60万円をコンビニATMで出そうとすると、330円×3回=990円。郵便局の通常ATMなら無料なので、この差は地味に大きいです。
コンビニATMは便利ですが、高額をおろす用途には向いていません。ATMの機能は年々変わっているので、コンビニのATMが今どこまでできるのか気になった人は、こちらもどうぞ。
50万・100万・200万・500万円を引き出すには?

ここがこの記事の本題です。金額別に「ATM・生体認証・窓口のどれを使うか」を整理します。
| 必要金額 | ATM | 生体認証 | 窓口 |
|---|---|---|---|
| 50万円 | ○ | 基本不要 | ○ |
| 100万円 | 条件付き | 利用を検討 | ○ |
| 200万円 | 複数回操作 | 利用を検討 | ◎ |
| 500万円 | 理論上可能でも非現実的 | 必要 | ◎ |
50万円なら通常ATMがわかりやすい
50万円は、標準設定の1日限度額(50万円)にちょうど収まります。特別な事前設定なしで、暗証番号だけで引き出せます。
郵便局やゆうちょ銀行の通常ATMなら、一万円札50枚で1回の操作で完了します。小型ATMだと20万円+20万円+10万円の3回になるので、後ろに人が並んでいると気まずいかもしれません。50万円くらいなら、通常ATMに行くのが素直な選択です。
100万円以上はATM生体認証という選択肢
100万円になると、2026年8月以降に口座を作った人や、限度額を下げた履歴のある人は、暗証番号だけでは出せません。
このときの選択肢が、スマホの「ゆうちょ通帳アプリ」による ATM生体認証 です。事前にアプリで設定して、1日の限度額枠を100万円以上にしておけば、認証したうえで郵便局の通常ATMから1回の操作で100万円(一万円札100枚)を引き出せます。
ただし、生体認証には後で説明する「認証してから15分以内に操作」というルールがあります。仕組みを理解してから使うのがおすすめです。
200万円以上なら窓口も検討
200万円も、設定上はATM生体認証で枠を200万円以上にすれば可能です。ただし郵便局の通常ATMは1回に出せる紙幣が100枚(100万円)までなので、「100万円」を2回連続で操作 することになります。
現金200万円をATMの前でバッグに詰める場面を想像すると、あまり気持ちのいいものではありません。この金額になると、窓口のほうが現実的 だと私は思います。窓口なら1日の上限もなく、係の人がその場で数えてくれます。
500万円をATMで5回出すのはおすすめしない
500万円は、ATM生体認証の上限を500万円に設定すれば、郵便局の通常ATMで「100万円」を5回繰り返すことで、制度上は同じ日に引き出せます。
でも、「できる」と「おすすめする」は別 です。ATMを長時間占有しますし、帯封のない100万円の束を5つもその場でカバンに入れるのは防犯上かなり危険。500万円の現金が必要なら、迷わず窓口を選んでください。事前準備は後の章で説明します。
最大500万円?ゆうちょの「ATM生体認証」とは

「生体認証を使えば500万円」という話、名前だけが独り歩きしがちなので、正確に整理します。
スマホだけで500万円引き出せるわけではない
まず大前提。ゆうちょの「ATM生体認証」は、スマホをかざすだけで現金が出てくる機能ではありません。
スマホだけで引き出す機能(カードレス出金)は別に存在しますが、そちらは防犯上、1日最大10万円までに厳しく制限されています。「アプリで生体認証=スマホだけで大金が出せる」というのは、よくある勘違いです。
ICキャッシュカードも必要
ATM生体認証で高額を引き出すときも、ICキャッシュカードをATMに挿入して、いつもどおり暗証番号を入力 します。
つまりこの仕組みは、「カード(持っているもの)」+「暗証番号(覚えているもの)」に、「スマホの生体認証(あなた自身)」をその場で追加して、一時的にセキュリティのレベルを上げるもの。だから500万円という高い枠が認められています。ICチップが入っていない古い磁気ストライプだけのカードでは、そもそもこの機能は使えません。
認証後15分以内という意外なルール
ちょっと待って、15分以内なの?と思うかもしれません。そうなんです。
流れはこうです。
- ATMに並ぶ前、または前に立った段階で、通帳アプリの「ATM生体認証」から「取引開始」をタップ
- 連携する「ゆうちょ認証アプリ」が立ち上がり、顔認証や指紋認証をする
- 認証が成功すると、そこから15分間だけ 高額引き出しのロックが解除される
- その15分の間に、ATMにICキャッシュカードを入れて暗証番号を打ち、引き出す
混んでいるATMの最後尾で先に認証してしまうと、自分の番が来る前に15分が過ぎてタイムアウト、ということが起こり得ます。認証は「もうすぐ自分の番」というタイミングで行うのがコツです。
カードレス出金は別サービス
もう一度整理します。
- ATM生体認証(最大500万円) … アプリで生体認証 + ICキャッシュカード + 暗証番号 + 15分の時間制限
- カードレス出金(最大10万円) … スマホだけでATMから引き出せる。少額の緊急用
この2つはまったく別のサービスです。「カードを忘れたけどスマホがあるから大丈夫」というときに使えるのは後者で、上限は10万円。カードレス出金のやり方は別の記事で詳しく扱っています。
【内部リンク:ゆうちょ通帳アプリでATMから現金を引き出す方法|カードなしでもできる?】
ゆうちょATMの引き出し限度額を変更する方法
限度額の変更は「下げる」と「上げる」で手続きの場所がまったく違います。
限度額を下げる方法
限度額を 下げる のは、その場ですぐできます。
- ゆうちょATMの操作画面
- ゆうちょ通帳アプリ
- ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)
このいずれかから即時で手続きできて、変更はすぐ反映されます。防犯を意識するなら、普段の出金額に合わせて10万円や5万円まで下げておくのが有効な自衛策です。スキミングや置き引きに遭っても、被害を数万円で止められます。
ゆうちょダイレクトを使うには2段階認証の設定が必要です。ログインまわりでつまずいた人は、こちらを読んでみてください。
限度額を上げるには窓口へ
一方、限度額を 上げる のは、オンラインやATMでは一切受け付けていません。ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口に行く必要 があります。
持ち物はこちらです。
- 通帳またはキャッシュカード
- お届け印(キャッシュカードを提示して、窓口の端末で正しい暗証番号を入力できる場合は省略できることがあります)
- 運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの本人確認書類
手続きが終われば、変更後の限度額はすぐシステムに反映されます。ただし前述のとおり、2026年8月17日以降は、窓口に行っても暗証番号だけの枠を50万円超には上げられません。
防犯を考えるなら必要以上に上げない
「最大まで設定できる」=「最大まで設定したほうがいい」ではありません。
普段の生活で10万円くらいしか使わない人なら、限度額を低めにしておくこと自体が立派な防犯対策です。まとまったお金が必要になったときだけ、アプリで一時的に引き下げを解除する…といきたいところですが、2026年8月以降は「一度下げると戻せない」ので、そこだけは慎重に。「今後もATMで高額をおろす予定があるか」を基準に、下げ幅を決めてください。
高額な現金ならATMと窓口どっちがいい?
100万円を超えるお金が必要なとき、ATMと窓口のどちらがいいかを整理します。
100万円ならATMという選択肢もある
100万円なら、ATM生体認証で枠を確保しておけば、郵便局の通常ATMで1回の操作で引き出せます。平日の日中に窓口へ行く時間が取れない人にとっては、ATMという選択肢は現実的です。
ただし、生体認証の事前設定と15分ルールがあるので、初めてなら余裕をもって動いてください。
200万・500万円なら事前に郵便局へ確認を
200万円や500万円といった金額になると、その郵便局に十分な現金がない可能性 があります。街の小さな郵便局は、防犯上、数百万円単位の現金を常には置いていないことがあるからです。
確実なのは、利用予定の郵便局に事前に電話して、「いつ・いくら引き出したい」と伝え、現金を用意(取り置き)してもらうこと。当日いきなり行って「今日は用意できません」となるより、ずっとスムーズです。
高齢の親のお金を代わりに動かす場面もありますよね。代理人としての手続きや代理人カードの注意点は、こちらでまとめています。
高額取引では本人確認・取引目的を確認されることも
窓口で200万円を超える現金を引き出すと、本人確認書類の提示だけでなく、「お金の使いみち」「職業」「資金の出どころ」などを聞かれることがあります。
これは「犯罪収益移転防止法」という法律で、金融機関に義務づけられている手続きです。大金を引き出したら質問された=あなたが疑われている、というわけではありません。マネーロンダリングやテロ資金を防ぐために、誰に対しても行う手続きなので、落ち着いて答えれば大丈夫です。念のため、使いみちを説明できるようにしておくとスムーズです。
ゆうちょATMの限度額でよくある質問

今日50万円引き出したら別のATMでもう50万円出せる?
出せません。1日の限度額は「ATMごと」ではなく「口座全体」で管理されています。郵便局で50万円を引き出して限度額に達したら、その足でファミリーマートのATMに行っても、システムが止めるので1円も出せません。
限度額はいつリセットされる?
翌日の午前0時 にリセットされます。緊急でどうしても現金が必要なときは、窓口の営業時間内(原則平日9:00〜16:00)に、通帳・印鑑・本人確認書類を持って行くしかありません。
限度額を変更したらいつ反映される?
窓口での引き上げも、アプリやATMでの引き下げも、手続きが完了した瞬間にシステムへ 即時反映 されます。翌日まで待つ必要はありません。
カードを忘れてもスマホで引き出せる?
引き出せます。ゆうちょ通帳アプリの「カードレス出金」を使えば、キャッシュカードなしでATMから現金を出せます。ただし上限は1日10万円まで(初期設定は5万円)。500万円のATM生体認証とは別のサービスなので、混同しないようにしてください。やり方はこちらで詳しく説明しています。
【内部リンク:ゆうちょ通帳アプリでATMから現金を引き出す方法|カードなしでもできる?】
家族に頼んで窓口で高額を引き出してもらえる?
可能ですが、手続きは厳格です。代理人が100万円を超える引き出しをする場合、代理人の本人確認書類・委任状に加えて、口座名義人本人の証明書類まで求められます。「ついでにおろしてきて」という感覚では出せないと考えておいてください。
ATMで大金をおろすと口座が止まることはある?
連日、限度額いっぱいまで引き出しを繰り返すなど、普段と違う動きがあると、不正利用や判断能力の低下を疑われて、口座の取引が一時的に制限されることがあります。まとまったお金を計画的に動かすときは、最初から窓口で相談したほうが安全です。
独自に計算してみた:コンビニATMで100万円をおろすといくら損する?
コンビニの提携ATMで100万円をおろす場合を計算してみます。提携ATMは1回20万円までなので、私が試算すると 100万円 ÷ 20万円 = 5回 の操作が必要でした。手数料は平日日中で220円×5回=1,100円、夜間・早朝・日曜祝日で330円×5回=1,650円。
一方、郵便局の通常ATMなら生体認証で枠を確保しておけば1回操作・手数料0円です。同じ100万円でも、コンビニ経由だと最大1,650円、コーヒー約4杯分を余計に払う計算。金額が大きいほど「どのATMを選ぶか」で差が開きます。
まとめ|「1日の限度額」と「1回の上限」を分けて考えよう
最後に、判断基準だけシンプルにまとめます。
- 50万円くらいまで … 標準設定の1日限度額に収まる。郵便局の通常ATMなら1回で出せる
- 100万円以上 … 暗証番号だけでは足りないことが多い。ATM生体認証の設定と15分ルールを確認する
- 200万円以上 … ATMでも複数回操作で可能だが、窓口のほうが現実的。郵便局へ事前連絡を
- 500万円 … 制度上ATMでも可能だが防犯上おすすめしない。窓口+現金の取り置き依頼を
- 普段まとまった現金を動かさない人 … 限度額を必要以上に上げない。低めの設定は防犯になる
そして何より、「1日の限度額(口座側の上限)」と「1回の限度額(ATM側の上限)」は別物。ここさえ分けて考えられれば、ATMの前で「出せない!」と慌てることはなくなります。私自身、これを機に設定額を見直しました。今日のうちに一度、自分の設定を確認しておくと安心ですよ。
よくある質問
Q. ゆうちょATMは1日いくらまで引き出せますか?
標準設定なら1日50万円までです。この枠は現金の引き出しに加えて、ゆうちょ宛ての送金やPay-easy払い、デビット決済とも合算されます。スマホの通帳アプリによるATM生体認証を併用すると、最大500万円まで設定できます。
Q. 今日50万円を引き出したら、別のATMでもう50万円出せますか?
出せません。限度額はATMごとではなく口座全体で管理されているため、どのATMに移動しても、その日はもう引き出せません。
Q. 限度額はいつリセットされますか?
翌日の午前0時にリセットされます。当日中に追加で現金が必要な場合は、窓口の営業時間内(原則平日9時〜16時)に通帳・印鑑・本人確認書類を持って行く方法しかありません。
Q. 限度額を上げるにはどうすればいいですか?
限度額の引き上げは、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口でのみ手続きできます。通帳またはキャッシュカード、お届け印、顔写真付きの本人確認書類が必要です。オンラインやATMでは引き上げできません。
Q. 限度額を下げるのはどこでできますか?
ゆうちょATMの操作画面、ゆうちょ通帳アプリ、ゆうちょダイレクトのいずれからでも、その場で手続きでき、すぐ反映されます。防犯目的で低めに設定しておくのも有効です。
Q. 一度限度額を下げると元に戻せないと聞きましたが本当ですか?
2026年8月17日以降のルールでは、一度50万円以下に引き下げると、暗証番号だけの取引では50万円超に戻せません。50万円を超える枠が必要なときは、ATM生体認証を利用することになります。
Q. ファミリーマートのゆうちょATMはいくらまで引き出せますか?
小型ATMは1回20万円まで、紙幣は一万円札・千円札とも各20枚まで、硬貨は扱えません。1日の限度額が50万円あっても、50万円出すには20万円+20万円+10万円の3回操作が必要です。
Q. ATM生体認証はスマホだけで現金を引き出せる機能ですか?
いいえ。ATM生体認証は、スマホの生体認証に加えてICキャッシュカードと暗証番号が必要です。スマホだけで引き出すのは別サービスの「カードレス出金」で、こちらは1日10万円までです。
Q. カードを忘れてもスマホで引き出せますか?
ゆうちょ通帳アプリのカードレス出金を使えば、キャッシュカードなしでATMから引き出せます。上限は1日10万円まで(初期設定5万円)です。
Q. 大金を引き出すと窓口で使いみちを聞かれるのはなぜですか?
200万円を超える現金取引では、犯罪収益移転防止法にもとづき、金融機関が利用目的や資金の出どころを確認することが義務づけられています。特定の人が疑われているわけではなく、誰に対しても行う手続きです。
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参考・出典
- ゆうちょ銀行「1日あたりのATMでの引き出し上限額の変更について」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ - ゆうちょ銀行「『ゆうちょ通帳アプリ』による『ATM生体認証』のサービス開始」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ - ゆうちょ銀行「ATMご利用時間・料金」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ - ゆうちょ銀行 よくあるご質問「いくらまで引き出しまたは送金することができますか」
https://faq.jp-bank.japanpost.jp/ - ゆうちょ銀行「ファミリーマートでゆうちょATMが使えます!」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ - ゆうちょ銀行「取引時確認等に関するお願い」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/ - 全国銀行協会「犯罪収益移転防止法に関するよくある質問・回答」
https://www.zenginkyo.or.jp/ - Impress Watch「ゆうちょ銀、ATM引き出し上限を引き下げ 200万→50万」
https://www.watch.impress.co.jp/
※本記事の情報は執筆時点のものです。制度・手数料・限度額は予告なく変更されることがあります。個別の手続きや最新の取扱いはゆうちょ銀行の公式サイト・窓口でご確認ください。
