この記事が30秒でわかる3行まとめ
- 2027年共通テストは科目・出願制度に大きな変更なし。変わったのは日程のみ
- スマホは電源OFFだけでなく「かばんに収納」が以前から必須。身分証明書の持参も要確認
- Web出願・顔写真・スマートウォッチのルールは2026年度からの運用が継続
2027年の共通テストって、また何か大きく変わるの?と気になっている人も多いかもしれません。調べてみると、実は科目がごっそり変わるような大改編はなし。ここはちょっと安心です。でも、スマホの扱いなど「知らなかった」では済ませにくい注意点はあります。私自身、受験生を持つ友人にこの話をしたとき「え、そんなルールあったの!?」と驚かれたことがあって、今日はそのあたりを一緒に整理していきますね。
2027年共通テストは何が変わる?まず結論

大学入試センターが公表している「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」を確認すると、2027年1月16日(土)・17日(日)実施の本試験について、試験科目・出題範囲・Web出願の仕組みといった根幹部分に新しい変更はありません。つまり、「また勉強のやり方を大きく変えなきゃいけないのでは」と身構える必要はなさそうです。
私が最初に感じた勘違い
正直、私は「共通テストって毎年何かしら変わるものでしょ」と思い込んでいました。でも実際に一次資料を読み込んでみると、2025年度に始まった新課程(情報Ⅰの追加など)の枠組みがそのまま2027年度にも引き継がれているだけ。変わったと思い込んで焦る必要はなかったんです。
では何が話題になっているのか
話題になっているのは「制度の変更」ではなく、「スマホ・身分証明書・SNS投稿といった実務ルールが、より厳しく明文化されている」という点。ここを混同すると「2027年から急にルールが増えた」と誤解してしまいます。
2026年と2027年共通テストの違いを一覧で比較

言葉で説明するより、表で見たほうが早いですよね。私も自分の頭を整理するために作ってみました。
| 項目 | 2027年から変更? | 実際のところ |
|---|---|---|
| 試験日 | ○ | 2027年1月16日・17日に更新 |
| 科目 | × | 7教科21科目を継続 |
| Web出願 | × | 2026年度からの方式を継続 |
| 顔写真 | × | Web登録を継続 |
| 顔写真付き身分証明書 | × | 2026年度からの運用を継続 |
| スマホ | × | 電源OFF+かばん収納の注意を継続 |
| スマートウォッチ | × | 使用不可を継続 |
| スマートグラス | △ | 新制度ではなく具体的に明記・強調 |
| SNSへの問題投稿 | × | 以前から認められていないルールを継続 |
| 旧姓・通称名 | × | 従来の運用を継続 |
この表からわかること
○が付いているのは日程だけ。スマホやスマートグラス、身分証明書などは「2027年から始まった新ルール」ではなく、以前からある規定が受験案内でより強く書かれるようになった、というのが実態です。私はこれを知って、変に身構えなくてよかったんだと少しホッとしました。
2027年共通テストの日程・科目はどうなる?

日程は次のとおりです。
- 本試験:2027年1月16日(土)・17日(日)
- 追試験・再試験:2027年1月23日(土)・24日(日)
1月の第3土日・第4土日というカレンダー通りの進行で、特別な意図はありません。
科目構成は継続
7教科21科目、「情報Ⅰ」60分・100点、国語90分・200点、数学②70分など、2025年度以降の新課程の枠組みがそのまま維持されます。地理歴史・公民や理科の受験科目数(1科目か2科目か)は出願時に事前登録が必要で、当日に2科目登録から1科目へ変更することはできません。
私が試しに計算してみた
共通テストの試験時間、実は合計するとかなりの長丁場です。国語90分+数学①70分+数学②70分+理科2科目130分+地歴公民2科目130分+外国語(リーディング80分+リスニング60分)+情報Ⅰ60分を単純に足すと、90+70+70+130+130+80+60+60=690分。実に11時間30分です(休憩・移動時間は含まず)。2日間に分けて実施される理由が、この数字を見るとよく分かります。1日あたりに換算すると約5時間45分、フルタイムの勤務時間に近い集中力が求められる計算になります。
スマホは電源OFFでもダメ?試験室での正しい扱い

ここが今回一番伝えたいポイントです。「電源を切っておけば、ポケットに入れていても平気でしょ?」と思っていませんか。私も正直そう思っていました。
受験案内に書かれていること
受験案内では、通信機能のある電子機器類は「かばんの中にしまっていなければ、使用しているものとして不正行為となることがある」とされています。つまり、電源が切れているかどうかは関係なく、身につけていたり机の上に置いてあったりする状態そのものが問題視される、ということです。
これは2027年からの新ルールではない
誤解しないでほしいのは、これが2027年度から急に始まった話ではないという点。以前から存在するルールが、Web出願化やスマホ普及を背景に、より強い言葉で受験案内に書かれるようになっただけです。
私が友人にすすめている準備
試験当日は、①電源を切る、②アラームを解除する、③かばんの中にしまう、の3ステップを試験室に入る前に済ませておくのが安心です。ポケットに入れたまま「電源切ったから大丈夫」と思い込むのが一番危ないパターンだと、友人にも伝えています。
Apple Watch・スマートグラス・イヤホンにも注意

スマートウォッチは使えない
Apple Watchなどのスマートウォッチは、時計としての機能しか使わないつもりでも、試験時間中の使用・着用が認められていません。辞書や電卓、通信機能がない、音の鳴らない普通の腕時計を用意しておく必要があります。
スマートグラスも同様に注意
スマートグラスについても、通信機能のあるウェアラブル端末として受験案内に具体名で記載されています。2024年に起きた入試での不正事案がきっかけの一つと見られていますが、大学入試センターが直接その因果関係を公式に説明しているわけではありません。背景情報として知っておく程度でよいと思います。
イヤホンは「装着」だけでも注意対象に
ワイヤレスイヤホンについては、耳に装着していること自体が「使用している」とみなされる可能性があります。ノイズキャンセリング目的で電源を切って耳栓代わりに使う、という発想は避けたほうがよさそうです。聴覚過敏など事情がある場合は、出願時に「受験上の配慮」を申請する制度があります。
顔写真付き身分証明書と受験票を忘れない
2026年度からWeb出願が全面化したことに伴い、受験票はセンターから郵送されず、自分でA4用紙に印刷する形式になりました。これにあわせて、試験当日は顔写真付き身分証明書の持参も必要です。
有効な身分証明書の例
生徒証・学生証(顔写真付き)、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど、氏名と生年月日が記載され、試験日時点で有効なものが対象です。
忘れた場合はどうなる?
身分証明書を忘れても即座に受験できなくなるわけではありませんが、試験場での本人確認手続きに時間がかかり、精神的な負担も大きくなります。顔写真付きの生徒証がない場合や既卒生の場合は、マイナンバーカードなどを早めに取得しておくと安心です。
顔写真についても触れておきたいこと
Web出願では顔写真データを登録します。この写真は、共通テスト利用大学への成績提供時に関連情報として大学側にも提供される場合があるとされています。だからこそ、無背景・正面・無帽といった規定に沿った、きちんとした写真を用意しておくのがおすすめです。加工アプリでの過度な修正は避けたほうが無難です。
Web出願は2027年も継続|紙の願書では出願できない
2027年度も全面的にWeb出願が続きます。紙の願書という制度自体がすでに存在しません。
「学校が全部やってくれる」は誤解
かつてのように高校が紙願書を取りまとめて郵送する方式は廃止されています。現役生・既卒生を問わず、志願者本人がインターネット上でマイページを作成し、出願内容の登録と検定料の支払いを行う必要があります。
メールアドレスは個人のものを
マイページ登録にはメールアドレスが必須です。高校のメールアドレス(卒業後に削除されるもの)を使ってしまうと、翌年の成績開示などで困る可能性があります。GmailやYahoo!メールなど、卒業後も使い続けられる個人用アドレスを用意しておくと安心です。
受験票は自分で印刷する
出願が受理されると、12月上旬までにマイページ上で受験票のPDFが発行されます。これを自分でA4用紙に印刷し、試験当日に持参します。
意外と知らない共通テスト当日のルール
制度そのもの以外にも、細かいルールがいろいろあります。ここでは特に見落としやすいものを紹介します。
英字・地図プリントの服はNG
英単語や地図が大きくデザインされた服は着用できません。着ていくと監督者から脱ぐか裏返しに着るよう指示されることがあるので、無地の服を選んでおくのが無難です。
ティッシュは中身だけ机に出せる
箱や袋に文字が書かれていると不正行為を疑われる可能性があるため、中身の紙だけを取り出した状態でのみ机上に置けます。
問題冊子は持ち帰れる、でもSNS投稿はNG
問題冊子は持ち帰って自己採点に使うことができます。ただし、試験終了後であっても、問題をSNSに投稿したりインターネット上に掲載したりすることは認められていません。著作権の問題に加えて、繰り下げ受験をする人との公平性を保つためとされています。
旧姓・通称名でも出願できる
共通テストの出願自体は旧姓や通称名でも可能です。ただし、志望する大学への個別出願の名義と一致していないと、成績データの照合でトラブルになることがあるため、事前に大学側へ確認しておくのが安心です。
マークはシャープペンシルではなく黒鉛筆で
解答用紙を塗りつぶすのは、H・F・HBの黒鉛筆に限定されています。シャープペンシルはメモや計算に使うことは認められていますが、マーク自体に使うと機械が正しく読み取れないおそれがあります。私は「シャーペンでいいと思ってた」という声を何度か聞いたことがあるので、念のため触れておきます。
2科目登録から当日1科目への変更はできない
出願時に地理歴史・公民などで「2科目受験」と登録した場合、当日「やっぱり1科目でいい」と片方を放棄することはできません。2科目分の時間はそのまま着席する必要があります。逆に、数学①・②のどちらか片方だけを体調不良等で欠席した場合は、その科目は「受験しなかったもの」として扱われ、受けたほうの得点だけが有効になります。
2027年共通テストで受験生が今から確認しておくこと
準備の流れをざっくり整理すると、次のようになります。
出願〜1か月前までにやっておきたいこと
Web出願用の端末とメールアドレスを準備し、規定に沿った顔写真を用意しておきましょう。あわせて、マイナンバーカードなど顔写真付きの身分証明書も早めに手配しておくと安心です。12月に入ったらマイページから受験票を印刷し、記載内容と身分証明書の有効期限を再確認します。
前日〜当日に忘れないこと
前日のうちに黒鉛筆・消しゴム・普通の腕時計・受験票・身分証明書をかばんにまとめておきます。当日は、スマホの電源を切ってアラームを解除し、必ずかばんの中にしまってから試験室に入りましょう。
2027年共通テストの変更点に関するよくある質問

Q. スマホは電源を切ればポケットに入れていても大丈夫?
受験案内では、かばんにしまっていない状態は使用しているものとみなされる可能性があるとされています。電源の有無にかかわらず、かばんに入れておくのが安心です。
Q. Apple Watchは電源OFFなら時計として使える?
スマートウォッチは電源の状態にかかわらず、試験時間中の使用・着用が認められていません。普通の腕時計を用意しましょう。
Q. 普通の腕時計は使える?
辞書・電卓・通信機能がなく、音の鳴らないものであれば使用できます。
Q. スマートグラスは使える?
通信機能のあるウェアラブル端末として、使用・着用が認められていません。
Q. 顔写真付き身分証明書は必要?
2026年度から必須化され、2027年度も継続しています。マイナンバーカードや運転免許証などが対象です。
Q. 顔写真は自撮りでもいい?
自撮り自体は可能ですが、加工アプリでの過度な修正は避け、無背景・正面など規定に沿った写真を用意しましょう。
Q. 紙で出願できる?
紙の願書はすでに廃止されているため、Web出願のみとなります。
Q. 問題冊子は持ち帰れる?
持ち帰って自己採点に使うことができます。
Q. 試験問題をSNSに載せてもいい?
試験終了後であっても、SNSやインターネットへの投稿は認められていません。
Q. 2027年から科目は変わる?
変わりません。2025年度からの新課程の枠組みがそのまま続きます。
まとめ|2027年は「大改編」より当日のルール確認が大切
2027年の共通テストは、科目やWeb出願の仕組みといった制度面での大きな変更はありません。変わったのは日程だけ。とはいえ、スマホの扱いや身分証明書の持参など、以前からある実務ルールが以前より強く案内されているのは事実です。私自身、調べてみて「知らなかったら焦っていたかも」と思う点がいくつもありました。勉強方法を大きく変える必要はない分、当日の持ち物と手続きの確認に時間を使っておくと安心です。
おすすめアイテム
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参考・出典
- 独立行政法人 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」
https://www.dnc.ac.jp/kyotu/shiken/9nendo/ - 独立行政法人 大学入試センター「令和9年度 受験案内」
https://www.dnc.ac.jp/kyotu/shiken/9nendo/juken.html - 独立行政法人 大学入試センター「大学入学共通テストQ&A」
https://www.dnc.ac.jp/kyotu/qa.html - ITmedia NEWS「共通テスト『スマートグラス不可』明記、大学入試センター イヤフォンは”装着”でアウト」
- 読売新聞オンライン「あすから共通テスト、今回から受験票を印刷し写真付き身分証と持参する必要…ウェブ出願で郵送されず」
- リセマム「【共通テスト2026】試験問題SNS投稿・受験票書込み禁止、身分証必須…」
※本記事の情報は執筆時点のものです。内容は予告なく変更されることがあります。出願・受験にあたっては、必ず大学入試センターの最新の公式発表をご確認ください。
