3行でわかる今回のニュース
- 2026年11月4日、メーカーズシャツ鎌倉が、メール配信サービス「repica」への不正アクセスでメールアドレス約16万件が流出した可能性があると発表しました。
- 対象は2026年10月8日〜29日にメルマガ配信対象だった方で、約16万件は人数ではなく件数です。
- 氏名・住所・パスワード・クレジットカード情報は、公式が今回の流出対象に含まれないと説明しています。不審メールのリンクと添付は開かず、公式サイトから確認してください。
メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉シャツ)は2026年11月4日、メール配信サービス「repica」への第三者の不正アクセスで、メールアドレス約16万件が流出したと発表しました。対象は2026年10月8日〜29日にメルマガ配信対象として登録されていた方です。公式発表では、氏名・住所・パスワード・クレジットカード情報は今回の流出対象に含まれないと説明されています。ただ、メールアドレスが外に出た以上、不審なメールには気をつけたいところです。(2026年11月5日時点の情報です)
鎌倉シャツの情報漏洩は誰が対象?

対象は10月8日〜29日のメルマガ配信対象者
まず、公式発表に書かれている条件をそのまま確認しておきます。
- 流出した可能性のある情報:メールアドレスのみ(約16万件)
- 対象期間:2026年10月8日(木)〜10月29日(木)
- 対象の条件:対象期間中に、メーカーズシャツ鎌倉のメールマガジン配信対象として登録されていたお客様
つまり、基準は「買い物をしたかどうか」ではなく、「その期間にメルマガの配信対象に入っていたかどうか」です。たとえば、ずっと前に買い物をしただけで、メルマガの配信は受けていなかった方は、この条件には当てはまりません。反対に、最近は買っていなくても、メルマガだけ受け取り続けていた方は、条件に当てはまる可能性があります。
「約16万件」は人数ではない
ニュースでは「16万人の情報が流出」と短く言い切る見出しも見かけますが、公式発表の単位は「件」です。1人の方が複数のメールアドレスを登録していることもあれば、1つのアドレスが複数回リストに載っていることもあります。そのため、約16万件がそのまま約16万人になるとは限りません。
公式発表には、対象者の人数は書かれていません。ですので、この記事でも「約16万件」と表記し、「何人が対象か」は断定しません。
店舗購入・通販利用・退会済みの場合は?
読者の方からいちばん聞かれそうなのが、「店舗でしか買っていない」「通販だけ」「もう退会した」といったケースです。公式発表に書かれているのは先ほどの条件だけで、購入場所や会員の状態ごとの扱いは明記されていません。下の表は、あくまでその条件から考えた目安です。
| あなたの状況 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 店舗だけで買った | 購入場所は条件に書かれていない。期間中にメルマガ配信対象だったかで考える |
| 通販だけで買った | 同上。期間中に配信対象なら、含まれる可能性がある |
| 過去に1回だけ買った | 購入回数も条件に書かれていない。期間中の配信対象かどうかで考える |
| メルマガを解除した | 10月8日より前に解除されていれば条件から外れる可能性があるが、反映時期は公式に記載なし。期間中の解除は含まれる可能性がある |
| 会員を退会した | 公式発表に明記なし。退会時期やメルマガの扱いは窓口で確認するのが確実 |
| 10月30日以降に新規登録した | 期間の終了日(10月29日)より後なので、条件上は期間外。ただし追加発表があれば変わる可能性がある |
「退会したから必ず対象外」「解除したから大丈夫」と決めつけず、気になる場合は後ほど紹介する窓口で確認してみてください。
自分が対象か確認する方法
公式発表には、自分が対象かどうかを調べるための専用ページは案内されていません。2026年11月5日時点で、私が公式ページを読んだ範囲では、そうした仕組みは見当たりませんでした。今のところ、手元でできる確認は次の3つです。
- 受信箱を「鎌倉シャツ」「shirt.co.jp」などで検索し、2026年10月8日〜29日にメルマガが届いていたかを探す
- 会員情報の画面などで、現在のメルマガ受信設定を見る(過去に対象だったかどうかを確定できるものではありません)
- はっきりさせたいときは、カスタマーサポート窓口に直接問い合わせる
この中で、受信箱の確認がいちばん手軽です。10月8日〜29日にメルマガが届いていたなら、配信対象だった可能性は高いと考えられます。ただし、迷惑メールフォルダに振り分けられていた場合もあるので、そちらも見ておくと安心です。
同じように、自分が対象かどうかを確かめたい情報漏洩のニュースとして、OZmall不正アクセスで44万人?自分が対象か確認する方法も参考になります。確認の考え方は、どの事案でも似ています。
クレジットカード・パスワード・住所は漏れた?

公式が対象外と説明した情報一覧
公式発表では、アララ社の報告により、漏えいした情報は「メールアドレスのみ」と確認していると説明されています。そのうえで、次の情報は流出の対象に含まれないとしています。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 生年月日
- 購買履歴
- パスワード
- クレジットカード情報(配信システム側で一切保有していない情報、と説明)
理由として、鎌倉シャツでは個人情報を複数のシステムに分けて管理しているため、と説明されています。メルマガの配信に使うシステムには、そもそも配信に必要な情報しか渡していなかった、という読み方ができます。
ここで気をつけたいのは、私が書けるのは「今回の流出対象に含まれないと公式が発表している」というところまでだということです。「カード情報は完全に安全」と断言できる材料は、公式発表の中にはありません。この違いは大切だと考えています。
なぜカード情報は対象外と説明されたのか
クレジットカード情報について、公式発表は「配信システム側で一切保有していない情報」と書いています。メルマガの配信システムは、メールを送るための宛先リストを持っているだけで、買い物の決済情報とは別の仕組みだ、ということです。
一般に、ネット通販では、メルマガの配信と決済は別々の仕組みで動いています。ただし、鎌倉シャツの具体的なセキュリティ構成や決済の仕組みについては、公式発表に詳しい説明がありません。私が調べた範囲では、構成の中身までは分かりませんでした。ここから先は想像で書かないでおきます。
パスワードやカードの変更は必要?
公式発表には、お客様にパスワードやカードの変更を求める記載はありません。対象外とされている情報なので、今回の件だけを理由に、急いで変更しなくてはならないとは考えにくい状況です。
ただ、もしほかのサイトと同じパスワードを使い回しているなら、この機会に見直しておくと安心です。これは今回の件に限らない、一般的な予防策です。カードについても、利用明細を普段より少し丁寧に見ておく程度の心がけで十分だと思います。
メールアドレスだけでも気をつけたいこと
「メールアドレスだけなら大したことない」と感じる方もいるかもしれません。確かに、アドレスだけで買い物ができるわけではありません。でも、アドレスが外に出ると、そのアドレス宛てに詐欺メールが届きやすくなる可能性があります。
公式発表でも、アララ社の報告として、クレジットカード会社を装った不審なメールが送信されている事実が確認されていると説明されています。次の章で経緯を整理したうえで、後半で具体的な対策をお伝えします。
鎌倉シャツで何が起きた?約16万件流出の経緯

原因はメール配信委託先repicaへの不正アクセス
公式発表によると、鎌倉シャツがメルマガ配信に使っていたのは、アララ株式会社のメール配信サービス「repica」です。このサービスに第三者からの不正アクセスがあり、お客様のメールアドレスが流出したことが判明した、と説明されています。
イメージしやすくすると、お店が宛名リストを預けていた発送代行業者に、外から侵入された、という形です。鎌倉シャツの通販サイトそのものが攻撃されたという説明ではありません。
一方で、侵入の手口や経路、鎌倉シャツ側の発覚の日付といった詳細は、公式発表に書かれていません。公式発表には「現在、弊社では情報収集を行い、全貌の把握に努めております」ともあり、状況の確認は続いているようです。
アララ全体の約7700万件との関係
アララ社の不正アクセスは、鎌倉シャツだけの出来事ではありません。報道やアララ社側の発表によると、同社のサービス全体では最大約7,700万件のメールアドレスが影響を受けた可能性があると伝えられています(最大約380社が対象になった可能性、との報道もあります)。多くの企業が同じ委託先を使っていたため、複数の企業で同時に情報流出の発表が相次ぎました。
ここでひとつ、間違えやすい点があります。鎌倉シャツの約16万件と、アララ全体の約7,700万件は、足し算するものではありません。16万件は、7,700万件という全体の中の、鎌倉シャツの分にあたる数字だと考えられます。
また、報道では、アララ社のサービスが悪用されて、クレジットカード会社を装った不審メールが大量に送られたとも伝えられています。ただ、その送信先が鎌倉シャツのお客様のアドレスだったのかどうかは、公式発表からは分かりません。両者を同じものと決めつけないことが大事です。
日数と件数を計算してみた
数字を整理すると、全体の姿が少し見えやすくなります。公式発表と報道の数字だけを使って、私が電卓で計算してみました。
- 対象期間は10月8日〜29日。両端の日を含めて数えると、29日−8日+1日=22日間です
- 配信対象だった最終日(10月29日)から、公式発表の11月4日までは、6日です
- 約16万件が、報道にある最大約7,700万件のどのくらいにあたるかというと、160,000÷77,000,000=約0.21%です(あくまで目安で、全体の数字は報道の最大値です)
- 人数にするとどうなるか。もし1人が2件のアドレスを登録していれば、160,000÷2=8万人、3件ずつなら160,000÷3=約5万3千人になります
最後の人数の計算は、「もしもの話」です。公式は人数を出していませんので、実際に何人が対象かは分かりません。ただ、「件数」と「人数」は別物だと考えておくと、ニュースの見出しに振り回されにくくなると思います。
また、16万件という数字は、アララ全体の約0.2%程度です。それでも、自分のアドレスが含まれているかもしれない身としては、数字の大小は関係なく不安になりますよね。次は、その不安にどう向き合うかをお話しします。
不審メールが届いたら?今すぐできる3つの対策

偽のカード利用確認・返金案内に注意
公式発表では、心当たりのない不審なメールを受信したときの注意として、次の3つが挙げられています。
- メール本文に書かれたURLにアクセスしない
- パスワードやクレジットカード情報などを入力しない
- 添付ファイルを開かない
特に気をつけたいのは、「カードが利用されました」「返金手続きが必要です」「アカウントが停止されます」といった、急がせる文面です。こうしたメールは、読んだ人が慌ててリンクを押すように作られています。
楽天を例にした詐欺メールの手口と守り方は、【2026年最新】楽天で何が起きてる?アカウント乗っ取りと詐欺の全手口と今すぐできる防衛策でも整理しています。偽メールの見分け方は、どの企業の名前を使われても共通するところが多いです。
今すぐできる3つの対策
具体的にどう動けばいいか、次の3つにまとめました。
- メールのリンクと添付ファイルは開かない。件名が「鎌倉シャツ」でも、カード会社でも同じです
- 確認したいときは、ブックマークや公式アプリから、自分で公式サイトを開く。メール内のリンクは使わない
- 迷ったら、カード会社や鎌倉シャツの窓口に、公式の連絡先から問い合わせる。受信したメールへの返信は使わない
私なら、こうしたメールが届いたときは、まず「このメールは自分が何かを頼んだ覚えがあるか」を考えます。覚えがないなら、中身を読み進めずに削除してしまう、くらいの割り切りでいいと思います。
リンクを開いた・情報を入力した場合の対処法
ここからの内容は、公式発表には書かれていない、一般的な対処法です。万が一のときの目安として読んでください。
- リンクを開いただけの場合:何も入力していなければ、慌てずにページを閉じます。念のため端末のセキュリティ確認をしておくと安心です
- パスワードを入力してしまった場合:そのパスワードを使っているすべてのサービスで変更します
- カード情報を入力してしまった場合:すぐにカード会社へ連絡し、利用明細を確認します
- 添付ファイルを開いた場合:端末のウイルスチェックを行い、不安なら専門の窓口に相談します
- 判断に迷う場合:消費者ホットライン「188」に相談できます
情報を入力してしまったときは、自分を責めるよりも、早く動くことがいちばん大切です。
鎌倉シャツからの個別通知はいつ?

今後の通知と新しい配信システムへの移行
公式発表では、今後の対応について、次のように説明されています。
- 対象のお客様には、事態の収拾後に、本件に関するメールが配信される予定
- アララ社の該当システムは、現在すべて停止されている
- 鎌倉シャツは、セキュリティ基準をさらに強化した別のメール配信システムへの乗り換えを準備中
- 準備が整い次第、鎌倉シャツからも対象のお客様に、改めて事実関係と今後の対策に関するお知らせを配信する
通知がいつ届くのか、どの送信元から届くのか、新しい配信システムの名称は何かといった点は、2026年11月5日時点で、公式発表に書かれていません。新しい情報が分かり次第、随時報告するとも書かれています。
個別通知を名乗るメールの見分け方
ここで、ひとつ注意しておきたいことがあります。個別通知がこれから届く予定だと分かっていると、詐欺メールの側も「個別通知です」と名乗って届く可能性があります。
公式発表には、通知メールの送信元アドレスも、件名も書かれていません。そのため、「このアドレスから来たら本物」と私の側から断言することはできません。届いたメールにリンクが貼ってあっても、まずは押さずに、公式ブログの記載と照らし合わせるのが安全です。
もし内容を確認したいなら、メール内のリンクではなく、公式ブログ「読む、鎌倉シャツ」を自分で開いて、同じ内容のお知らせが出ているか見てみてください。
同じように、情報漏洩のあとに何をすればいいかを整理した記事として、タイムズカー情報漏洩で何をすればいい?もあります。やるべきことの順番は、事案が変わっても似ています。
問い合わせ先と公式情報の確認方法
問い合わせ先は、公式発表に次のように書かれています。
- メーカーズシャツ鎌倉 カスタマーサポート窓口:0120-843-018(営業時間:10:00〜18:00)
- お問い合わせフォーム:https://shop.shirt.co.jp/shop/contact/contact.aspx
最新の情報は、公式ブログ「読む、鎌倉シャツ」の該当ページで確認できます。2026年11月5日時点で、11月4日付の発表以降の追加発表は確認できていません。この記事の内容も、新しい発表が出たら見直す必要があります。
まとめ
ここまでの内容を、あらためて整理します。
- 流出した可能性があるのは、メールアドレスのみ約16万件です。人数ではなく件数です
- 対象は、2026年10月8日〜29日にメルマガ配信対象として登録されていた方です
- 氏名・住所・電話番号・生年月日・購買履歴・パスワード・クレジットカード情報は、公式が今回の流出対象に含まれないと説明しています
- アララ全体の約7,700万件と、鎌倉シャツの約16万件は足し算しないでください
- いちばん気をつけたいのは、これから届くかもしれない不審メールです。リンクと添付は開かず、公式サイトから確認してください
- 個別通知は、事態の収拾後に配信される予定ですが、時期や送信元は確認時点で未公表です
- 不安なときは、カスタマーサポート窓口(0120-843-018、10:00〜18:00)へ
情報漏洩のニュースは、どうしても不安が先に立ちます。でも、公式が何を確認していて、何がまだ分かっていないのかを分けて見るだけで、落ち着いて動きやすくなります。これからも新しい発表が出るかもしれませんので、公式ブログを時々のぞいてみてください。
よくある質問(鎌倉シャツの情報漏洩)

Q. 鎌倉シャツの情報漏洩で、何が流出した可能性がありますか?
メールアドレスのみ(約16万件)です。公式発表では、氏名・住所・電話番号・生年月日・購買履歴・パスワード・クレジットカード情報は、流出の対象に含まれないとされています。
Q. 鎌倉シャツの情報漏洩の対象期間はいつですか?
2026年10月8日(木)〜10月29日(木)の期間中に、メーカーズシャツ鎌倉のメールマガジン配信対象として登録されていたお客様です。
Q. 鎌倉シャツのクレジットカード情報は大丈夫ですか?
公式発表では、クレジットカード情報は今回の流出対象に含まれず、配信システム側で一切保有していない情報だと説明されています。「完全に安全」と言い切れる材料は公式発表にはないため、普段どおり利用明細を確認しておくと安心です。
Q. 約16万件は、16万人のことですか?
人数とは限りません。公式発表の単位は「件」で、人数は示されていません。1人が複数のアドレスを登録している場合もあります。
Q. 店舗でしか買っていない場合も対象になりますか?
公式発表の条件は、対象期間中にメルマガ配信対象として登録されていたかどうかです。購入場所は条件に書かれていないため、店舗での購入かどうかではなく、期間中の配信対象だったかで考えてください。
Q. メルマガを解除した人や、退会した人は対象ですか?
公式発表に、解除や退会ごとの扱いは明記されていません。10月8日より前に解除済みなら条件から外れる可能性はありますが、確定はできません。不安なときは窓口に確認してください。
Q. 自分が対象かどうか、確実に調べる方法はありますか?
公式発表には、対象かどうかを調べる専用の仕組みは案内されていません。受信箱で10月8日〜29日のメルマガの有無を探すのが手軽です。はっきりさせたい場合は、カスタマーサポート窓口に問い合わせてください。
Q. 不審なメールが届いたら、どうすればいいですか?
公式発表では、本文のURLにアクセスしない、パスワードやカード情報などを入力しない、添付ファイルを開かない、の3つが求められています。確認したいときは、公式サイトを自分で開いてください。
Q. 鎌倉シャツからの個別の連絡は、いつ届きますか?
対象のお客様には、事態の収拾後に本件に関するメールが配信される予定です。また、新しい配信システムの準備が整い次第、改めて案内が届くとされています。具体的な日時や送信元は、確認時点で公表されていません。
Q. 鎌倉シャツの問い合わせ先はどこですか?
メーカーズシャツ鎌倉 カスタマーサポート窓口(0120-843-018、営業時間10:00〜18:00)と、公式のお問い合わせフォーム(https://shop.shirt.co.jp/shop/contact/contact.aspx)です。
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参考・出典
- メーカーズシャツ鎌倉「【緊急・重要なお知らせ】メール配信システムからのメールアドレス流出に関するご報告とお詫び」
https://yomukama.shirt.co.jp/5374 - メーカーズシャツ鎌倉 カスタマーサポート お問い合わせフォーム
https://shop.shirt.co.jp/shop/contact/contact.aspx - アララ株式会社「当社が提供する『アララメッセージ』への不正アクセスによる情報流出およびサービス停止について」
https://am.arara.com/news/2026102901
※本記事の情報は2026年11月5日時点の公式発表をもとにしています。内容は予告なく変更されることがあります。対処に迷うときは、カード会社や消費者ホットライン「188」などの窓口にご相談ください。
