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- サンマルクHDが「つるとんたん」事業を128億円で承継すると2026年9月17日に発表。効力発生日は2026年12月1日の予定。
- 全店舗閉店・店名変更・味やメニューの変更・3玉無料の廃止・値上げについて、現時点で公式発表はありません。
- 128億円は店舗の売買価格ではなく、ブランドや製麺・ギフト・海外展開まで含めた事業価値への評価額です。
2026年9月17日、サンマルクホールディングス(サンマルクHD)が、カトープレジャーグループ(KPG)傘下のケー・エキスプレスから「つるとんたん」の事業を128億円で承継するというニュースが発表されました。私はこのニュースを見た瞬間、正直「え、あの大きなお椀のつるとんたん、なくなっちゃうの?」と思わず検索窓に打ち込んでしまいました。
結論からお伝えすると、現時点で全店舗の閉店やブランド名の変更が発表されたという事実はありません。ただし、味やメニュー、3玉無料の増量サービス、価格については「今後どうなるか」まで公式に発表されているわけではないので、今わかっていることを一つずつ整理していきます。
つるとんたん買収でどうなる?まず結論

私が一番気になっていたのは「いつものお店に、いつも通り行けるのか」ということでした。ここではまず、今回の発表の骨子を整理します。
現時点で閉店や店名変更の発表はない
サンマルクHDの適時開示によると、今回承継されるのは国内直営14店舗(つるとんたん13店舗と、羽田空港内の「日本の旬の味 百膳」1店舗)、海外フランチャイズ2店舗、製麺事業、ギフト商品販売事業です。この発表の中に「店舗を閉鎖する」「店名をサンマルクうどんに変える」といった内容は含まれていません。あくまで運営会社が変わるお知らせであり、現時点で全店舗が存続する前提で事業が引き継がれるという理解でよさそうです。
サンマルク傘下になるのは12月1日の予定
もう一つ私が誤解しそうになったのが「発表があった今日からもうサンマルクの店になるのか」という点です。実際には、今回のスキームは会社を丸ごと買収するのではなく、サンマルクHDが新設する100%子会社「株式会社つるとんたん(仮称)」へ、つるとんたん関連の事業だけを切り出して引き継ぐ「吸収分割」という手法が取られています。効力発生日は2026年12月1日を予定しており、それまでは現在の運営体制のまま営業が続くとされています。新会社の代表取締役には、サンマルクHDの藤川祐樹社長自身が就任する予定とのことです。
味・メニュー・3玉無料はどうなる?

ここからは、私が一番調べたかった「いつものつるとんたんらしさ」の部分です。
味やメニュー変更は現時点で発表なし
明太子クリームのおうどんをはじめとする人気メニューについて、味やレシピを変更するという発表は現時点では確認されていません。メニュー構成を大幅に見直すという情報も出ていないので、少なくとも今のところは「いつものメニューが食べられなくなる」と決めつける段階ではなさそうです。
3玉までの増量サービスは?
つるとんたんの名物といえば、うどんの麺を3玉まで無料で増量できるサービスです。このサービスを廃止・変更するという発表も、現時点では確認されていません。私自身、値上げや原材料費の高騰のニュースをよく目にする中で「そろそろこういうサービスは縮小されるのでは」と身構えていましたが、今回の発表資料にはその点への言及自体がありませんでした。
あの大きな器もなくならない?
顔がすっぽり入るとも言われる、特注の大きな器についても、変更や廃止の発表は出ていません。SNS上では「コスト削減で器が小さくなるのでは」という冗談交じりの投稿も見かけましたが、これもあくまで憶測の域を出ないものです。ブランドの象徴とも言えるこうした要素を、買収直後に安易に変えてしまう合理性は薄いのではないか、というのが私の率直な印象です。
値上げされる?サンマルク価格になる?
価格変更の発表は現時点でなし
値上げ・値下げのいずれについても、現時点で公式な発表は確認されていません。「サンマルクカフェのような手頃な価格帯になるのでは」という声もSNS上にありましたが、つるとんたんは客単価が高く、非日常的な体験を提供するブランドとして評価されて買収されています。既存の日常使いブランドと単純に価格帯を揃えるとは限らないと考えられます。
128億円の回収のための値上げ、とは言えない理由
「買収費用を回収するために値上げするのでは」という推測も見かけましたが、これはあくまでSNS上の憶測であり、公式にそう説明されているわけではありません。私も最初はその可能性を疑いましたが、根拠のない話を事実のように広めるのは避けたいので、この記事では「現時点で価格変更の発表はない」という事実だけをお伝えします。
そもそもサンマルクはなぜ128億円で買ったの?

私が次に気になったのは「うどん屋さんの事業に128億円って、高すぎない?」という疑問でした。
128億円で「うどん店だけ」を買ったわけではない
今回の128億円は、店舗の内装や設備だけに対する金額ではありません。承継対象には、つるとんたんという圧倒的なブランド力に加えて、製麺事業やギフト商品の販売事業、そしてすでに実績のあるハワイ・ニューヨークでの海外フランチャイズ展開のノウハウまで含まれています。つまり128億円は、今後の成長余地まで含めた事業全体の価値に対する金額だと理解するのが自然です。
128億円を1店舗あたりで計算してみた
とはいえ数字で実感したかったので、私も実際に計算してみました。128億円を国内直営14店舗で単純に割ると、1店舗あたり約9.1億円になります。比較として、2024年にすかいらーくホールディングスが「資さんうどん」を約240億円で買収した事例があります。当時の資さんうどんは約72店舗だったので、同じように割ると1店舗あたり約3.3億円です。単純計算だけを見ても、つるとんたんの方が1店舗あたりの評価額が約2.8倍高いことになります。ただしこれはあくまで参考のための単純計算で、実際の店舗の売買価格を示すものではなく、ブランド価値や事業全体の将来性を含めた数字だという点は改めて強調しておきたいです。外食チェーンのM&Aは近年めずらしくなく、以前ちこが調べたしんぱち食堂の110億円買収のように、大手グループが人気チェーンを取得する動きは他にも続いています。
狙いは「和食×インバウンド×海外」
サンマルクHDは2024年に「牛かつもと村」や「京都勝牛」を買収し、訪日外国人観光客に人気の和食業態を強化してきました。2026年3月期の連結決算は売上高が約884億円、営業利益は約51億円と過去最高益だったこともあり、その資金力を背景に、客単価が高く海外展開の実績もあるつるとんたんを、次の成長エンジンとして獲得したいという狙いがあったと考えられます。
なぜカトープレジャーグループは手放した?

経営不振だから?公式説明を確認
KPG側の公式な説明では、現在の国内十数店舗という規模が自社にとっての「最適スケール」だったと認識していたものの、サンマルクHDからブランドをさらに成長させたいという強い意向を受け、将来的な飛躍を優先して事業承継を決断した、とされています。「経営不振だったのでは」という声も見かけましたが、それを裏付ける公式な説明は今のところ出ていません。私自身も憶測で書きたくないので、あくまで公式発表に基づく内容としてお伝えします。
KPGは「ふふ」などリゾート事業も展開
KPGはつるとんたんだけを運営してきた会社ではありません。ラグジュアリーリゾート「ふふ」ブランドの展開や、地方創生を目的とした公共リゾートの運営受託、宮崎県の老舗焼酎蔵元「京屋酒造」の経営権取得など、近年はホテル・リゾート領域への投資を積極的に進めています。今回の事業承継は、飲食単体の事業を売却し、得られた資金をリゾート事業へ再投資する「選択と集中」の一環という見方もできそうです。
サンマルクの株主優待はつるとんたんで使える?
過去の牛かつもと村・京都勝牛の例
サンマルクHDは株主に対し、グループ店舗での飲食代金が20%割引になる優待カードを発行しています。この優待がつるとんたんでも使えるようになるのか、私も真っ先に気になったポイントです。参考になるのが過去の事例で、2024年にサンマルクHDが買収した「牛かつもと村」や「京都勝牛」では、買収直後の段階では優待の適用方針が決まっておらず、すぐには利用できなかった経緯があります。
現時点での結論
つるとんたんについても、株主優待が適用されるかどうかの公式な発表は現時点では出ていません。過去の例を踏まえると、両社のシステム統合が進む中で今後方針が示される可能性はありますが、「使えるようになる」と決まったわけではない、という状態です。
ハワイ・ニューヨークのつるとんたんはどうなる?

海外フランチャイズ2店舗も承継対象
つるとんたんは国内だけでなく、ハワイ・ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターや、ニューヨーク・ミッドタウンにも店舗を構えています。今回の事業承継の対象には、この海外フランチャイズ2店舗も明確に含まれています。
運営方針の発表はまだ先
海外店舗が閉鎖される、あるいは業態が大きく変わるといった発表は現時点ではありません。サンマルクHDは今回の買収の目的として、インバウンド需要の取り込みや海外展開の本格化を挙げており、すでに実績のある海外店舗はむしろ今後の展開にとって価値の高い資産と見なされているようです。
まとめ|今のところ「いつものつるとんたん」が突然なくなる話ではない
ここまで調べてきて、私の中で整理できた結論はこうです。2026年9月17日に、サンマルクHDがつるとんたん事業を128億円で承継すると発表されたのは事実で、効力発生日は2026年12月1日が予定されています。ただし、全店舗の閉店、ブランド名の変更、味やメニューの変更、3玉無料サービスの廃止、価格の変更、いずれについても現時点で公式な発表はありません。サンマルクHDの株主優待についても、適用されるかどうかはまだ未発表です。
新しい情報が出れば、私もまた確認して追記していきたいと思います。今のところは、いつものつるとんたんが突然なくなってしまう、という話ではなさそうです。
よくある質問

Q. つるとんたんは閉店するの?
現時点で、全店舗が閉店するという発表は確認されていません。国内直営14店舗・海外フランチャイズ2店舗が承継対象として引き継がれる予定です。
Q. 店名は「サンマルクうどん」などに変わるの?
店名の変更予定は発表されていません。新設される100%子会社の名称にも「つるとんたん」が使われる予定です。
Q. 3玉まで無料の増量サービスはなくなるの?
現時点で、廃止や変更を発表する情報は確認されていません。
Q. 味やメニューは変わるの?
味やメニューの変更についても、現時点では公式な発表はありません。
Q. 値段は上がるの?
値上げ・値下げのいずれについても、現時点で公式な発表は確認されていません。
Q. サンマルクの株主優待はつるとんたんで使えるようになるの?
現時点では未発表です。過去の牛かつもと村・京都勝牛の買収時も、直後の適用は決まっていませんでした。
Q. いつからサンマルクHD傘下になるの?
吸収分割の効力発生日は2026年12月1日を予定しています。それまでは現在の運営体制のまま営業が続くとされています。
Q. なぜサンマルクHDはつるとんたんを買収したの?
和食業態の強化とインバウンド需要の取り込み、海外展開の加速が狙いと考えられます。サンマルクHDは2024年にも「牛かつもと村」「京都勝牛」を買収しています。
Q. なぜカトープレジャーグループは手放したの?
KPG公式の説明では、サンマルクHDの成長意欲を評価し、ブランドの将来的な飛躍を優先して事業承継を決断したとされています。経営不振等を裏付ける公式な説明は出ていません。
Q. ハワイやニューヨークの海外店舗はどうなるの?
海外フランチャイズ2店舗も今回の承継対象に含まれています。閉鎖や業態変更の発表は現時点でありません。
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参考・出典
- サンマルクホールディングス「子会社の設立及び株式会社ケー・エキスプレスからの吸収分割による一部事業の承継に関するお知らせ」(適時開示情報、2026年9月17日)
- カトープレジャーグループ「麺匠の心つくし つるとんたん事業の承継に関するお知らせ」(PR TIMES、2026年9月17日)
- 共同通信「『つるとんたん』を買収 サンマルクHD128億円」
- ORICON NEWS「サンマルクHD、つるとんたん事業を取得 128億円でKPGから承継へ」
- 流通ニュース「サンマルクHD/うどん専門店『つるとんたん』を128億円で買収」
- つるとんたん公式サイト(店舗情報・沿革)
- サンマルクホールディングス 2026年3月期 決算資料
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